めいん
だべり

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No.076〜No.100までの25件

100. 祝100回目!(2003/11/27)
 早いもので、だべりも3桁に突入ですよ。週一回の更新を続けて
二年弱ということですか……あと十八年で4桁になります(笑)。
 冗談はさておき、もうすぐこのサイトも開設2周年を迎えるので、
久々に「あいてむ」ページを更新しようかと思ってます。我が家に
眠る膨大な資料も、これで少しは書籍を捜索している人々のお役に
立つことでしょう。

 一方、創作小説の方なんですが、遅々として進んでません(泣)。
現在リニューアル版の「修道士マルコ」を執筆中なんですが、本筋
とは離れてあちこち脱線しまくり。全体からするとすごく長い話に
なるので、キリのいいところで掲載しようかと苦闘してます。でも
これって連載になるのか? ううむ……。
 とりあえず今回トップ「めいん」ページの写真を「修道士マルコ」
のイラストにしてみましたよ。自分では「ぬりえ」調に仕上がった
ので、かなりお気に入りです。グラデーションのある一般的なCG
画像では、この作品世界とは違和感がありますからね。
 加えて「そうさく」ページに次回作の予告を掲載。仮タイトルは
「小さな英雄・修道士マルコの冒険」です……今年中に完成すれば
いいんですけど(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが2作(続巻1作・
新規1作)追加。書籍は5冊追加。ただしこれは46冊中のもので
はなく、新たに購入した分です。

 DVDの1本は「チャンプ」です。「ロミオとジュリエット」で
有名なフランコ・ゼフィレッリ監督の傑作。出演はジョン・ボイト、
リッキー・シュローダー。この二人は音声で解説もしてます。あと
フェイ・ダナウェイ……すごい豪華キャスト。
 内容は、息子のために再びリングに上がる中年ボクサーのお話。
この息子「TJ」役のリッキー・シュローダーがいい味出していて、
完全に他の二人を喰っちゃってますな。どんな名優も「子役の魅力
には勝てない」というところでしょうか。

 コミックの1作目は平野耕太「ヘルシング」6巻目。相変わらず
飛ばしてます(笑)が、今巻では主人公アーカードがほとんど出て
きません。代わりに傭兵隊長が美味しい役どころ(笑)。
 2作目は新規で「闘奴ルーザ」の1巻目。作者の「かきざき和美」
は稀に戦争物などを単発で描いてますが、これが代表作と言えます。
実はこの作品は過去にも3巻分が出ていて、しかも、アフタヌーン
連載時は「ライザ」という題名だった。それが別に2巻分あります。
これらはその都度ストーリーが微妙に違っているため、読み比べて
みるのがオススメです。

 書籍は新たに5冊が追加。以前購入した46冊の紹介も終わって
ないというのに、増え続ける一方です(泣)。
 1冊目はハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」
です。ハヤカワ文庫。これは短編集で、実は前から読もうと思って
いたのだが、手を出していなかった。題名は「エヴァンゲリオン」
のサブ・タイトルに使用されてから一躍有名になった感がある。
 エリスン作品を最初に読んだのはアシモフ編集の「世界SF大賞
傑作選」のシリーズだったと思うが、これも買っていない。それは
「受賞作品」というネーム・バリューを信用していなかったから。
選考者と自分の好みが合わなければ、読んでも面白くないのは当然
だろう。その当時は福島正実が編集した「海外SF傑作選」の方を
読んでいた。こちらのシリーズの方が自分の好みに合ったチョイス
がなされていたからで、ずいぶんと懐かしい思い出である。
 感想だが、さすがに初版が1979年ということだけに、内容が
古風に感じる。収録作の執筆時期が66〜78年なので、アメリカ
映画界ではアメリカン・ニュー・シネマ全盛期の頃である。本書も
その当時のニュー・ウェーブ作品になるのだろうが、著者がそこに
分類されるのを極度に嫌っていることには共感できた。そうやって
「解ったフリをしないでくれ」ということなのだろう。
 文体は自分の好みにかなり近いので驚いた。自分と同様に短気な
性格がその原因なのだと思うが、全体にスピード感があるので読み
進むテンポが合っている気がする……参考になるなぁ。

 2冊目は「ロンギヌスの槍」です。これもエヴァで有名だ(笑)。
しかし本書の副題は「オカルティスト・ヒトラーの謎」で、本書は
「いかにオカルティズムがヒトラーに影響を与えたか」ということ
について、詳細に述べられている。非常に興味深い一冊ですな。
 オカルト関係の書籍には大別すると二種類あって、そのひとつは
「うんちく本」ですね。要はオカルト緒論の話題を「ちりばめた」
ウソ臭い本のこと。もうひとつは「研究書」で、オカルトの発生や
影響を科学的・歴史的に究明した本です。本書は当然ながら後者の
部類に入ります。
 内容は磔刑のイエスの脇腹を刺した「ロンギヌスの槍」を中心に、
近代オカルト学のほとんどが登場してます。インディ・ジョーンズ
でも取り上げられた「聖杯」もあり、あとルドルフ・シュタイナー、
神秘学、ワーグナーなどのエピソードが盛り沢山。ただしオカルト
関係の予備知識がないと、読みこなすのはちょっち難しいでしょう。
 例えば「ペヨーテ」という幻覚植物も登場しますが、これは本来
インディアンのシャーマン(呪術師)が使用していたメキシコ産の
サボテンの一種ですからね。
 ちなみに表題の「ロンギヌスの槍」本体は、現在オーストリアの
ホフブルク宝物殿に安置されていて、平日なら閲覧が可能です。

 3冊目は「ザ・ファミリー」です。著者はあのマリオ・プーヅォ。
この人は映画「ゴットファーザー」の原作者で脚本家です。本書は
絶筆となった「オメルタ/沈黙の掟」の後、プーヅォの遺言に従い
小説家のキャロル・ジーノが筆を入れて完成させている。
 内容はマフィア物ではなく、15世紀ルネサンス期のイタリアが
舞台。ローマ法王ロドリーゴ・ボルジアと、ボルジア家ファミリー
の物語です。有名なチェーザレ・ボルジアは、ロドリーゴの息子。
 読んだ感想ですが、題材自体も後書きでも共感できる部分が多い
のに驚きましたね。特にプーヅォが原稿の進行を訊ねられたとき、
「それに、まだ頭の中で登場人物とつき合うのを楽しんでる。彼ら
を外に出す準備ができているかどうかわからない」
 という返事に、登場人物への深い愛情が感じられた。小説家なら
誰しもこう考えることがあるでしょう……惜しい人を亡くしたもの
です。本作のような中世物をもっと書いてほしかった。

 4・5冊目は「スパイダー・ワールド」で、これは「賢者の塔」
と続編の「神秘のデルタ」です。元は4冊以上あって、今回は話が
ひと区切りついたキリのいい部分が訳出された格好になる。
 内容は未来SFになり、人類が蜘蛛に支配されている地球が舞台。
新書版二段組み、二冊で1000枚ものページ数だが、展開を期待
させる「引き」の巧さもあって一気に読めた。
 著者のコリン・ウィルソンは、本作を「自身の思想の集大成」と
明言しているので、今後の続編にも注目です。

 さて、来週からはまた46冊の方の紹介に戻ります。まだ15冊
残ってますんで、3週かかる計算に……読みすぎですな。先に自身
の創作小説を完成させねばならんので、これは後回しにする場合も
考えられますが……ま、なんとかなるでしょう(笑)。

099. 映画鑑賞(2003/11/20)
 映画館を「はしご」した、その結果報告です(笑)。といっても、
距離が近かったので割と楽でした。しかし、映画館から出たら雨が
降っていたのにはビックリですよ。館内は防音だからねぇ……で、
パンフが濡れるとマズイので、ビニール傘を購入。これもう何本目
だろ? 五本目か?(泣)

 最初の「キル・ビル」ですが、史上最強のオタク映画と言っても
過言ではありません。監督のイメージがそのまま映像化されている
ため、日本の場面が中国風なのが笑えます。リアリティ完全無視の
イマジネーション・シネマですな。
 一部にアニメーションが採用されていたが、これは「攻殻機動隊」
などで有名な「プロダクション・IG」が担当。ここのスタッフは
元はタツノコのスタッフで、劇画タッチの作画がナイスです。
 パンフの解説も非常にマニアックなネタばかり。しかし、監督の
名前が長いからといって、クェンティン・タランティーノを「QT」
と略すのはいかがなものだろうか。私はどうしても「キューティー」
と読んでしまう(笑)。映画はキューティーではなく「スプラッタ」
に近かった。このギャップが可笑しい。

 次の「リーグ・オブ・レジェンド」ですが、これもある意味では
オタク映画と言える。登場キャラは英米名作文学の主人公を集めた
ものだからだ。しかし「敵といったらナチス・ドイツ」というのは
ありきたりかも……どうやらこれは定番のパターンらしい。
 出演者中、ドリアン・グレイ役の俳優をどこかで見たような気が
していたのだが、以前見た「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」
の吸血鬼レスタト役だった。今回も不死身の役ですよ。
 それとショーン・コネリーの格闘シーンは、スタントの吹替えと
思われる。さすがに七十歳では無茶ですな。

 格闘で思ったが、キル・ビルでの栗山千明の格闘シーン。意外と
良く出来ていた。これであのガンダム・ハンマーも「ゴーゴー夕張」
の名前と共に、映画史上伝説の武器となっただろう(笑)。
 そういや殺し屋のダリル・ハンナって「ブレードランナー」では
レプリカント役だったよな。あとは「スプラッシュ」の人魚役とか。
もしかで……キワモノ女優?(笑)

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが新規に3作追加。
書籍は5冊追加されました。合計で31/46です。

 DVDの1本は「ターミネーター」です。これはアルティメット・
エディションを入手しました。もちろん中古屋で(笑)。いろんな
バージョンがあるものの、やはりこれが一番でしょう。
 特典映像の解説によれば、かなりの低予算で製作されたそうだ。
これも公開当時(84年)では「キワモノ」の部類に入るのだろう。
元は「ウエストワールド」(73年)が題材と思われる。
 それにしても主演のアーノルド・シュワルツェネッガーは、今や
カルフォルニア州知事ですよ……時の経つのを感じますな。

 コミックの新規1作目は林家志弦「おねがいティーチャー」です。
作者名は「はやしや・しずる」と読む。この人は毒のあるギャグを
得意としていると思っていたのだが、突然のラブコメです。本人も
初挑戦らしいので、今後に注目ですな。
 2作目は近藤るるる「天からトルテx3」です。タイトルの「x」
は「バイ」と読む。これは本来の週刊ファミ通でのページ数の三倍
だから。内容は、本編より前のエピソード集である。
 最後3作目は倉上淳士「エンジェル・シンドローム」です。作者
名は「くらがみ・あつし」で、さらに言うとタイトル中の「点」は
ハートマークなのだが、ウェブでは表示するフォントが限られます。
今回こんな注釈ばっかりだ(笑)。内容はエロ短編集で、メイド物
というよりはコスプレ系である。

 さて、今週の書籍は中世物。1冊目は阿刀田高「シェイクスピア
を楽しむために」です。作者の著作については3週連続での紹介で、
かな〜りハマってますな。
 本書は作品解説もいいが、シェイクスピア本人の解説が興味深い。
男子の直系子孫がいないことで、著者が「才能が惜しい」と言って
いるのにはアレですが……私の場合「才能が遺伝する」とは思って
おりません。文才なら遺伝よりも「環境」でしょう。
 ただ「シェイクスピアの戯曲を文章で読むことには無理がある」
ということには全く同意。元々が英語の発声に基づいているので、
文章だけ読んでも意味が無い。これは「叙事詩」でも同様ですな。

 次の2冊目、3冊目は「ハプスブルグ家」と「メディチ家」です。
どちらも講談社現代新書。前著は中世から近代まで、十三世紀から
二十世紀までを含む七百年の歴史で、ドイツとオーストリアの歴史。
有名人だとフランス王妃マリー・アントワネットの母の、マリア・
テレジアでしょう。後著は十三〜十八世紀五百年間のイタリア史。
これもフランス王妃カトリーヌ・ド・メディチが有名です。
 これら「〜家」の歴史は、中世の歴史を理解する上で欠かせない
ものです。欧州は「ガリア地域」から「神聖ローマ帝国」を経て、
諸国乱立の時代へと向かった。両家は政略結婚を繰り返したので、
フランスのブルボン王朝やスペインとも密接な関係にあります。

 最後の4・5冊目は「アルハンブラ物語」の上下巻です。これは
岩波文庫で、著者アーヴィングはアメリカ公使館書記官。タイトル
にある「アルハンブラ」は、スペインの「グラナダ市」を見下ろす
宮殿です。ちなみにこの宮殿は、神聖ローマ帝国皇帝に選出された
カール(カルロス)五世の居城でもある。
 構成は著者の「旅行記」で、十九世紀初頭が舞台。スペイン史に
宮殿にまつわる伝説を織り交ぜて語っているため、非常に面白い。
ちょうどナポレオンが追放された直後(1814〜)あたりになり、
それ以前の略年表もあるので、初心者にもオススメですな。

 いやなんちゅうか、中世の歴史はヘタなファンタジーよりずっと
面白いです。次もこの系統になるのだが、来週は1回休んで、最近
買った書籍の紹介にするつもり。なんせこの「だべり」も100回
を数えるんだからねぇ……あっちゅう間だよな。

098. シネマ尽くし(2003/11/13)
 今週末は休みがとれたので、友人と一緒に映画を見に行くことに
なった。見るのはもちろん話題の「キル・ビル」である。もう一本
「リーグ・オブ・レジェンド」も見る予定。これは友人が前売り券
を入手してくれたので、両方とも1300円で見れる。
「既に公開されてるのに、なぜ前売り券が手に入る?」
 というツッコミに対しては「蛇の道はヘビ」なのだそうだ(笑)。

 しかし一日で2本見るということは、映画館を「はしご」だよ。
最近やってないな、はしご。昔はよくやったんだが……確か最初は
「ガンジー」「ラ・ブーム」「評決」の3本。いや古いなあ(笑)。
これってもう二十年前の映画だよ。「チャーリー」「沈黙の戦艦」
「許されざる者」でも十年前になる。懐かしい思い出ですな。

 ところで今回公開される「キル・ビル」だが、実は「Vol.1」
らしい。第2部は来春に公開とか……タランティーノも無茶なこと
やるもんだ(笑)。香港映画界ではよくあるパターンらしいのだが、
最近、特に日本では珍しい形態だろう。2本だと4時間の超大作で、
パンフも2冊出るから……儲かるな(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが新規に1作追加。
書籍は6冊追加されました。合計で26/46です。

 DVDの1本は「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」です。
 クリント・イーストウッドの軍隊もので、老兵の活躍というのは
シニア・スターの十八番です。ちゅうかこのワーナーの系統って、
今1500円なんだよな。激安っ!

 コミックは「[生]搾り一番」です。きお誠児はエヴァンゲリオン
のデザインで有名ですね。本書はエロ短編集で、以前ヒット出版社
から出ていた本の焼き直し。書き下ろしのカラー口絵があるものの、
以前のカラーページは全て1色に変更されてます。
 また、収録作品にも変更があり「フォークソングを聴きながら…」
の代わりに「レザーマン」の番外編が入ってました。でもこれって
レザーマンの1巻にも入ってるんで、重複ですね。
 ファンなら元のヒット出版社版も買いましょう。

 さて、書籍は先週予告したとおり聖書の世界。1冊目は阿刀田高
「新約聖書を知っていますか」です。以前に読んだ「旧約聖書を〜」
の姉妹編。次の2・3冊目は上下巻の「小説『聖書』旧約篇」です。
これも以前に「〜新約篇」を読んでいるので、これでやっと2種類
の「旧約・新約」を揃えることができた。
 読んだ感想を先に言ってしまうと、新約より旧約の方が面白い。
聖書原典ではとにかく名前の羅列に圧倒されるが、この阿刀田版と
小説版は非常に解り易く、初心者にはオススメですな。ちなみに、
旧約は天地創造から始まり、新約はイエスが中心となる内容。
 旧約の成立年代ですが、紀元前二千年頃にはもう口伝されていた
らしい。現在まで残っている旧約聖書は数種類の版がまとめられた
ものなので、当然「まとめられなかった文書」もかなりあります。
今後はそれらの文書も読んでみるつもり。

 4冊目は「イグナチオとイエズス会」です。イグナチオ・ロヨラ
はスペイン・バスク地方出身のローマ・カトリック信者。十六世紀
にイエズス修道会を創設し、初代総長を務めた人物。日本では親友
のフランスコ・ザビエルの方が有名でしょう。このイエズス会士は
世界中に宣教師を派遣し、キリスト教の布教や大学の開設に勤めた。
日本だと上智大学がその後裔にあたる。
 本書はイグナチオの伝記としては決定版とも言える内容で、その
生い立ちから修道会の創設、当時の潮流であった宗教改革との対決
など、ドラマチックな内容に溢れてますね。文体も非常に読み易く、
解りやすいものです。

 5冊目は「キリスト教文化の常識」です。西欧諸国の中に根付い
ているキリスト教文化(クリスチャニティ)を解説した本で、主に
ローマ・カトリックの立場から述べられたものです。
 映画の中での「キリスト教的なディテール」についても解説され
ている。例えば「炎のランナー」(’81)では「安息日(日曜日)
には走らない」など。これと関連して「イギリスで法的にデパート
やスーパーが日曜日に営業できるようになったのは、94年から」
という説明には驚かされました。いやマジで。

 最後の6冊目は「新書ヨーロッパ史 中世篇」です。これはローマ
帝国が東西に分裂した以後、西暦500〜1500年までの千年間
を解説した本。ちょうど前出の「イグナチオ〜」までの時代背景が
読み取れますね。
 しかしこれは「ヨーロッパ史」について、ある程度の知識がない
とついていけないでしょう。特に編者の堀越孝一の文章では、既に
知っているものとして話が進んでいるため、解り難い部分が多い。
中世マニア向けの「うんちく本」といえるでしょう。

 引き続き次週からはこの「中世時代」について、えらくマニーな
書籍を紹介しよう。とはいえ、46冊以外に新たに買った本もある
のだが(笑)、それも紹介しなければならんし……いったいそんな
ヒマがどこにあるというのか(泣)。

097. カレンダー購入(2003/11/6)
 今週は大爆笑できるネタがあったのだが、諸般の事情により掲載
を差し控えることになった(笑)。友人達に話したところ、
「日頃の行いが悪いんとちゃうか?」
 というキツ〜イお言葉を頂戴しました(泣)。内輪ネタですんま
せん……いつかお話できる日もあるでしょう(笑)。

 さて早いもので、もう十一月です。久しぶりに街中に出ましたが、
カレンダー売り場が山のようでした。すっかり年末の風情ですな。
 私は毎年購入するカレンダーを決めているので、とりあえずそれ
を探し出して買いました。後はそう……気が向いたらアイドル物を
買うこともあります。それで今回は「磯山さやか」を買ってみた。
彼女は東映ヒーローの新作番組に、ヒロインのひとりとして出演が
決まったという。ちょっちマニーなアイドルです。
 ちなみに、我が家に残っている一番古いアイドル・カレンダーは
「早見優」だ。ガリクソン君とプーピーちゃんの英語教室とかって、
もう十年以上前だろう。すごく懐かしい。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。書籍が5冊追加されました。
合計で20/46です。

 DVDは「スコーピオン・キング」です。これは「ハムナプトラ」
から派生した外伝なのだが、私はまだ本編を見ていません(笑)。
というのも、ハムナプトラは2巻組みの特別版を買い逃がして以来、
購入意欲が失せていたから。今回はたまたま中古屋で発見したもの。
 舞台は五千年前のエジプト古代世界。内容は権力闘争なんですが、
主人公マサイアス役のプロレスラー「ザ・ロック」の肉体がとても
素晴らしい! それに尽きます(笑)。かなり昔に見た「コナン」
を彷彿とさせますね。こちらはシュワルツェネッガーが主演でした。
 それと共演したベルサタル役の「マイケル・クラーク・ダンカン」
なんですが、どっかで見たと思ったら「デアデビル」にも出演して
たのを思い出しました。こちらもスゲェ筋肉です。

 さて今週の書籍の方も、DVDに負けじと古代世界にどっぷりと
漬かっております。1冊目は阿刀田高「ホメロスを楽しむために」
です。これは作者の新潮文庫古典ガイド・シリーズの一冊。
 内容はホメロスの叙事詩「イーリアス」と「オデュッセイア」の
紹介です。というか、内容ガイド・解説ですね。非常に解り易く、
巻末解説でも里中満智子がその点を絶賛してます。
 前にクイントゥスの「トロイア戦記」も読んでいるが、叙事詩を
解り易く解説するのは難しい。本来は語って聞かせるものなので、
その場の状況によって講釈の仕方も違ってくるからだ。原典の難し
さに挫折した人も、阿刀田版なら難なく理解できるだろう。

 2冊目は「プルターク英雄伝」です。著者のプルタークは、紀元
百年ごろのギリシャ人。アレキサンダーや、シーザー(カエサル)、
ブルータスなど、多数の伝記を書いた人物です。
 本書は以前に出版された「プルターク英雄伝」全八巻からの抜粋
なので、有名どころを集めた傑作選です。訳文には多少古めかしい
表現もありますが、初版が1934年なので仕方がないところです。
そこらへんを差し引いて考えれば、面白く読めます。

 3冊目は「古代文明の興亡」です。これは学研M文庫のシリーズ
「古代を検証する」の4巻目。前の3巻分は見つからない(泣)。
 内容は「ギルガメシュ叙事詩」に始まり、古代メソポタミア文明、
インダス、エジプトと、古代世界一周の解説です。ノア大洪水など
の検証もあり、気候の変動が古代世界に与えた影響について、詳細
かつ広範囲に研究されています。

 4冊目は「ローマ・カルタゴ百年戦争」です。これも学研M文庫。
最後の5冊目は「カルタゴ興亡史」で、こちらは中公文庫です。
 紀元前3世紀に始まるローマ・カルタゴ百年戦争は、カルタゴの
名将ハンニバルの名前と共に有名ですな。そういやアフタヌーンで
連載中の岩明均「ヒストリエ」は、この時期を題材にしてますね。

 ここでちょっと解説すると、トロイア戦役の敗戦から生き延びた
王族エアネス(アエネーイス)はトロイアの再建を誓い、放浪の末
カルタゴ(シチリア島の対岸・現チェニジア)に立ち寄る。そこで
女王ディドーと恋仲になるが、大儀のため女王と別れてイタリアに
渡る。これが後のローマ建国の祖となった。
 建国が恋物語から始まるのがロマンチックでいい感じ。もっとも、
カルタゴ市の建設は紀元前850年頃というから、これは伝説の類
でしょう。このカルタゴの女王ディドーはエリッサともいい、元は
チュロス(現レバノン)の王女で、やはり政変でカルタゴへと放浪
してきたと言われている。ギリシャ叙事詩のトロイア戦争は紀元前
1200年頃なので、エアネスは350年も放浪しないとカルタゴ
に辿りつけないことになります(笑)。

 ところでローマ・カルタゴ百年戦争の発端は、シチリア島の領有
を巡る争いです。ここは最初ギリシャ系の殖民都市として発展し、
後にフェニキア人(現レバノン)が移住してきたもの。
 カルタゴはチュロスを母国として、現スペインとレバノンを結ぶ
貿易航路を押さえていたので、シチリアのフェニキア人も支援して
いた。この間にアレクサンドロスの大遠征に伴って母国チュロスが
壊滅してしまい、カルタゴ・シチリアがフェニキア人の拠点となる。
 このシチリア情勢を簡潔に説明するのは難しいが、新興国ローマ
とカルタゴの板挟み状態だったことは間違ありません。

 これらのローマ系の書籍もだいぶ読んできたが、やっと全体像が
つかめてきたような気がする。前著4冊目は主に二国間の問題だが、
後著5冊目はカルタゴを中心とした「地中海系」と言うべき内容。
 年代順に並べると、トロイア戦役、フェニキア・カルタゴの建国、
ローマ建国、アレクサンドロス大遠征、ポエニ戦役、カルタゴ滅亡。
この間は紀元前1200〜200年の千年間である。
 余談だがチェニス市とローマ市は、1984年に和平条約を結ん
でいる。これは2131年ぶりのことらしい……オドロキだ。

 そういや「紀元」という言い方は「キリストの誕生」という意味
なのだが、日本の歴史教科書できちんと解説しているものはない。
 紀元を表す略記号「A.D.」とは「Anno Domini」(我らの主の年)
という意味で、紀元前「B.C.」は「Before Christ」(キリスト前)
となる。これくらいキリスト教徒なら知ってて当然なのだろうが、
だとすると日本の歴史教科書は「キリスト教徒向け」の教科書だと
いうことだ。または歴史教科書の執筆者は全員がキリスト教徒で、
いちいち説明する必要は無い、と考えているのだろう(笑)。
 確か私の記憶では和暦(元号)と西暦を併記するようにしたのは、
明治天皇の勅令だったハズ。これも全く説明されてない……何故に
して? これも某国の陰謀なのか?

 次週は同じ古代世界でも、この聖書の世界に入る。年代でいうと
紀元前後あたりになる。もちろん神話もバリバリです(笑)。

096. グルメ道(2003/10/30)
 以前のだべり(081)で醤油のことについて書いたが、今回は
その続編。と言うのも、近所の大手スーパーに新しい醤油の銘柄が
入荷したので、試しに買ってみたのだ。これがスゲェ旨い。ただし、
リッター単価は千五百円である(泣)。以前は千円の銘柄だったの
で、五割増しになった計算……大丈夫か? オレ様の財布。

 表題のグルメとは、言うまでもなく食道楽のことだ。金に糸目を
つけなければ、旨いものはいくらでも喰える世の中である。別に、
価格だけで味を判断するワケではないのだが、醤油は和食の基本。
少々高くても、旨い方がいいに決まっている。「財布が許しても、
俺の舌が許さない」となったら、貴方も立派なグルメである(笑)。
 しかし普段からこのレベルで食べていると、外食したとき醤油の
マズさが気になってしょうがない。最近「ラーメン通」を自称する
輩が多いが、ここまで醤油にこだわる人は滅多にいない。しかも、
そんな百人に一人ぐらいのグルメを相手にしてたら、ラーメン屋は
やっていけないのだ。原材料費が倍なら六百円のラーメンが安くて
千円になってしまう。それじゃ商売にならない。

 でも……コンビニで売ってる普通の醤油って、リッターの単価は
三〜四百円ぐらいだと思う。普段の食生活でリッター単価千五百円
の醤油(四倍!)を使うというのは、間違いなく「やりすぎ」だ。
 しかしこの銘柄、また消えて無くなるのが心配……いやマジで。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが2作(続巻)追加。
書籍は5冊追加……合計で15/46です。

 DVDは「遠すぎた橋」です。これは特別編で2枚組。以前にも
通常版が出ていたのだが、特別編が出るのを待ってたもの。
 内容は有名な「マーケットガーデン作戦」の映画化。キャストが
またすごくて解説が追いつきませんが、中でもショーン・コネリー
とロバート・レットフォードは、かなり「おいしい役」だと思う。
 私はその昔、ホビー・ジャパンから出ていたこの作戦のボード・
シュミレーション・ゲームも買ってました。実際プレイしてみると、
いかに無謀な作戦だったかが解ります。

 コミックの追加1作目は、技来静也「セスタス」第8巻。設定は
皇帝ネロの時代。この人物については安彦良和「我が名はネロ」と
比べてみるのも面白い。しかし、今巻では主人公のセスタスが全く
出てきませんね(笑)。
 2作目は、うるし原智志「ダーククリムゾン」第3巻。ちょっち
発売がズレたが、無事に買えてホッとした。内容は相変わらず裸の
オンパレードです(笑)。そういや作者は「コミックTENMA」
でフルカラー・コミックを連載してたのだが、あれはちゃんと完結
したのだろうか……表紙イラストはまだ続いている様子。

 さて書籍の1冊目は「古代への情熱」です。トロイア遺跡を発見
したハインリッヒ・シュリーマンの自伝。あまりにも有名な本で、
考古学史上最も成功した発掘の記録である。これに匹敵するほどの
発掘はツタンカーメンの黄金のマスクぐらいだろう。
 また、文庫版(新潮)であっても遺跡の平面図が掲載されている
のは非常に嬉しい限り。見ているだけで想像力をかきたてられる。
私はこの建築図面が好きで、テーブル・トーク・RPGにハマッた
ことを思い出した。自分で図面を引いて冒険マップを作る、という
作業は、とても面白いものである。

 続く2冊目もこの系統「シュリーマン旅行記 清国・日本」です。
シュリーマンは前出のトロイア遺跡発掘前に、世界旅行をしている。
これはその旅行記で1864年、著者43歳時の処女作。
 本書を読むと、著者が恐ろしいほど客観的な調査を行なっていた
ということが解る。特に日本の身分制度については「士農工商」の
四階級の他に、非人・異教徒を加えて「六階級」としている。僅か
三ヶ月の滞在とは思えない観察力だ。

 3冊目も考古学関連書籍で「さまよえる湖」です。著者は有名な
アジア探検家のスヴェン・ヘディン。この地域の楼蘭(ろうらん)
遺跡については、かなり以前A・ヘルマンの「楼蘭・砂に埋もれた
王都」で読んでいる。それは「あいてむ」ページでも紹介した。
 本書はその地域に「現れては消える」という不思議な湖(ロプ・
ノール)の調査記録です。これは「大馬(ターマー)の逃亡」及び
「シルクロード」と共に三部作を構成する完結編で、最後の旅行記
でもあります。この時ヘディンは69歳……すごい体力ですな。

 4冊目は「馬の世界史」です。講談社現代親書。
 この本は世界中の馬の歴史を研究していて、非常に面白い。特に
戦車や騎馬兵によって得られた軍事力は、古代世界の勢力図を一変
させる出来事だったのだ。それと、中世編でスペインの英雄エル・
シッドの乗馬「バエビカ」の話は秀逸。この名の意味は「愚か者」
というから、尚更である。
 また、遊牧民などの「文字を使用しない人々の歴史」についても
語られているのが珍しい。この場合、多くは想像なのだが「歴史」
が「記録されたもの」だということを考えると、世界史のほとんど
が実は「知られていない」ということが理解できる。現に残存する
記録とは、歴史のホンの一部ということだ。

 最後の5冊目は「内乱記」です。カエサル(シーザー)の名著。
以前には「ガリア戦記」を読んでいるが、本書はその後編である。
前編と同じく地図や訳注が豊富で、人物名などは原語の綴りも紹介。
 二冊だと七百ページにもなるのに、翻訳者も後書きで言っている
通り、一気に読めてしまう。これは題材自体が面白いということも
あるのだろうが、書いているカエサル本人の文体が非常に冷静で、
読み易いからだろう。

 なんかコミックも「セスタス」といい、ちょっと「ローマ系」に
ハマってますね。来週に紹介する書籍は、これに輪をかけた状態と
なるでしょう(笑)。

095. キル・ビル?(2003/10/23)
 今週の表題である「キル・ビル」とは、今月二十五日から公開の
クェンティン・タランティーノ監督の映画のタイトルです。私は同
監督の作品では「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」
を見てますが、元々かなりマニーな監督。今回の映画は拳銃ナシの、
カンフーと剣劇アクションなんだそうで、ちょっと期待……以下、
この件での友人との会話。

「そういや、今度やる『キル・ビル』とか、見に行く予定ある?」
「もちろんある。この映画にはな、篠山紀信の秘蔵っ子と言われた
チャイドル、栗山千明も出ているのだよ」
「ほほう。それはファンとしては、見るのが義務ですな」
「なんでも、ガンダム・ハンマーを振り回してるらしいぞ」
「それはすごい(笑)」
「しかしこの『制服の殺し屋・ゴーゴー夕張』ちゅうネーミングは、
何とかならんのかな?」
「ああ。タランティーノ監督って、オタク文化の信奉者だからね。
海外には多いらしいよ、そういう人。あのマトリックスの監督は、
士郎正宗のファンなんだって」
「そうだな。こうして日本のオタク文化は、世界のクリエイター達
を虜にしていくのだろう」
「でも、私は最初にこの映画のタイトルを耳にした時は、アップル
のスティーブ・ジョブスが、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長に
殺し屋を差し向ける映画だと思ったよ」
「その映画、スゲェ見てぇ!(笑)」
「殺し屋は『最速のG5』とかのコード・ネームで呼ばれていて、
13人目が最後のヒットマンになるとか……」
「Gはジーでも、ゴルゴかよ(笑)」

 以上のような話を、延々としておりました。しかし、友人により
ますと「今のジョブスなら、本当にやりかねない」とのこと。
 現在のアップルの台所事情はかなり厳しいらしく、G5マックで
巻き返しを図っている途上にあります。ですがそこに、英国の音楽
メーカー大手・アップル社から社名問題で訴訟を起こされてしまい、
これが敗色が濃厚なのだそうだ。ちなみにこの英国アップル社とは、
ビートルズ関連の膨大な著作権を有する巨大企業ですな。
 先にこの二社の間では「米国アップルは音楽事業に参入しない」
という取り決めがあったらしいのですが、今年から米国アップルが
ネットで音楽配信を始めたため、告訴されたということです。

 がんばれジョブス! まけるなジョブス! 私はウィンドウズ党
ですが(笑)個人的に応援してますよ……って、なんかこのネタ、
週刊アスキーの「電脳なをさん」とかでもやってそう。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが1作(新規)追加。
書籍は5冊追加……これで10/46です。

 まずはDVD。今回は「パピヨン」です。製作30周年特別版。
 同じスティーブでもこちらはマックィーン主演の脱獄映画。実話
を元にしているのは知っていたけど、共演のダスティン・ホフマン
の役どころが架空の人物だとは知らなんだ。ちょっちオドロキ。
 しかし……映画自体を見たのがずいぶん前だったので、とっくに
ストーリーを忘れてましたよ(笑)。改めて見た感想は「こんな話
だったっけ?」という感じ。現代映画と比べてアクション・シーン
が少なめなので、ちょっとした「渋い小品」という印象です。

 続いてコミックの新規追加は岡崎二郎「大平面の小さな罪」です。
内容は異次元SF作品で、主人公の一般人・宇田川と、平面管理者
セーナとのふれあい(?)ストーリーです。毎回ゲストとして登場
する平面管理者の名前が、サブ・タイトルになっている。
 この作者は追いかけている最中なんですが、本書は初版が96年
なのに、再版したのは今年という状態……これじゃいくら探しても
見つからないって(笑)。

 では、書籍の追加にまいりますか。今週の1冊目は「いいことは、
いつくるかな?」です。これは「スヌーピー」でお馴染みのマンガ
「ピーナッツ」を題材にしたシリーズ本。著者ツワルスキーは米国
の精神科医で、ユダヤ教のラビ(教師)でもあります。この他にも
「スヌーピーのもっと気楽に」というシリーズ本がある。
 面白いのはマンガの登場人物の行動を心理分析して、実際の治療
に応用していること。原作者のシュルツとも交流があって、そこら
へんの内輪ネタも楽しめます。

 2冊目は「癒す心、治る力」です。本書は既存の医学・治療法に
拘らず「人間が持つ自然治癒力を高めよう」という本です。著者の
ワイルは医学博士で、日本でいう漢方や民間療法などの研究者でも
あります。本書では心霊治療にまで話が及んでいて、これらを全て
ひっくるめて「統合医学」という研究を行なっている。
 著者は少数民族の行なう呪的・心霊治療などから「実際に効果が
ある方法」も、立派な治療法として紹介。中には食事療法や一人で
できるリラックス法などもあり、日本でお馴染みの「朝鮮人参」や
「緑茶」のカテキン効果なども紹介されてます。
 また、本書で最も重要なことは「重病で医者から見放されると、
病気が悪化する」という事実ですな。著者はこれを「医者の呪い」
として批判している。まあ、これは当然の話なのだが、現代医学で
治療する術が無いからといって、その他の全ての治療法は無駄、と
いう証明にはならない。これらの治療法は、今やっと科学的に研究
され始めたばかりで、その効果が実証されつつある段階なのだ。
 本書は発売以来ベストセラーを続け、続編や姉妹編も出ているし、
ホームページまであるという。医学革命(正確には医者の固定観念
の一掃)の発端となった一冊です。

 3冊目は「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」です。なんか今回、
こんなタイトルの本が多いな(笑)。著者のパウロ・コエーリョは
ブラジル生まれの作家。作品は世界120カ国で出版され、累計で
二千万部以上売れているという。
 内容は恋愛小説であり、自分探しの旅(笑)にもなっています。
このようなテーマ自体、既にありふれたジャンルになってしまって
ますが、本書では「失った信仰を取り戻す」という宗教・精神的な
意義があるので、それらの人々には受け入れられ易いと思われる。
 しかし私は信仰をもってないので、この話は真面目すぎるように
思われてならない。良く言えば「真摯な態度」ですが、悪く言うと
「白々しい」そんな印象です……ひねくれ過ぎかも。

 4冊目は「グレイ・アウル」です。一風変わった伝記本。
 主人公グレイ・アウル(通称・灰色フクロウ)は、インディアン
とスコットランド人との混血児。1935年、カナダの大森林から
英国にやってきて、大自然の大切さを語った。しかしその死後に、
彼は生粋の英国人アーチー・ベイレニーであることが発覚する。
 本書の著者ラヴァット・ディクソンは、彼の著作を出版した人物。
彼の親戚や友人達にまで徹底した調査を敢行し、出自が詐称だった
と判明すると、今度はカナダでの行動を調査していく。この構成が
非常にミステリアスで面白い。
 英国人にはとても風変わりな人物が「よく」いる、ということを
改めて認識できる作品ですな。

 5冊目は「メインの森」です。ヘンリー・デイビッド・ソローは
米国の思想家・随筆家。本書は1846〜57年にメイン州の森林
探検をした時の記録。本書も大自然がテーマで、インディアンとの
交流や大自然の大切さが語られている。
 前出の「グレイ・アウル」でもチラッと紹介されているが、いま
だからこそ見直されてはいるものの、十九世紀前半に「自然を大切
にしよう」などと語る人物は、ほとんどいなかったのだ。
 またこの著者の作品は、研究者はいるのに一般人にはあまり紹介
されていない。できればもっと読んでみたいものです。

094. 読書の秋(2003/10/16)
 本を読んでいると、時の経つのが異常に早い気がする。読み始め
てから(体内時計で)三十分くらい経ったころに(現実の時計で)
時間を確認すると、実際には三時間も過ぎていることがある。
 さらに言うと「疲れた。もう寝よう」と思ってベットに入ったら、
夕食を食べてないことに気がついた……こんなん私だけですかね?

 また最近やたらと目が疲れるため、PCモニターの明度・彩度を
低くしておいたのだが、そのままDVDを見てしまい「この映画、
色がヘンだぞ?」などとマジボケをカマシてしまった(笑)。
 しかし、自分の歳を考慮すると笑えない話かも……。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックの続編が2作追加。
書籍は5冊追加……これは5/46です(笑)。

 DVDは「ワイルド・スピード」です。ターボ・エディションを
買いましたが、色がヘン……というのはカン違い(笑)。
 まあ、どこらへんが「ターボ」なのかは解りませんが(笑)話の
展開はちょっちアレ……難点を言うとキリがない。映像面で言うと
一般的なカー・アクション映画なら、もっと「事故る」と思われる。
個人的には「事故って爆発する」と良かったかも。それとエンジン
内部のCGが「うるさい」気がした。あまり良い評判は聞かないが、
続編もこんな感じなのだろうか?
 また、主役のポール・ウォーカーよりヴィン・ディーゼルの方が
印象が良かった。次は主演した「トリプルX」を見てみよう。

 コミックの1作目は竹本泉「てけてけマイハート」3巻。ついに
主人公が結婚しちゃいました。おそらく竹本作品では初の出来事。
 2作目は大島永遠「女子高生」4巻。新刊オビで「バカマンガ」
とアオリ打たれてますが、その通りの内容です(笑)。

 さて、書籍の紹介1冊目は「心は量子で語れるか」です。講談社
ブルーバックス。著者はロジャー・ペンローズ。すごい有名な物理
学者で、時空間座標を表す「ペンローズ図」の本人ですね。生粋の
英国人でナイトの称号も持ってます。
 内容ですが、ここでは「人の心が脳から生まれるなら、物理学で
解明できるはず」ということを論じています。私は以前(086)
には「科学的には魂とか霊魂は想像上の観念であり、現実には存在
しない」と述べましたが、最先端の科学では「脳と心を統一理論で
解明する」という段階に入った様子。これが心理学でも生物学でも
なく、物理学というところがすごい。
 脳内の信号の伝達は電気的なもの(イオン)なので、心理状態は
基本的に物理学の範囲なのである。今までここにツッコミを入れた
科学者はいなかったのではないだろうか。
 しかも、本書にコメントを寄せている三人の科学者がまた超一流。
アブナー・シモニー、ナンシー・カートライトと、スティーブン・
ホーキング……この人達も今後の研究で、脳と心の「科学的解明」
に貢献してもらいたいものです。

 2冊目もブルーバックス「科学の大発見はなぜ生まれたか」です。
著者のヨセフ・アガシはイスラエル生まれで、テルアヴィヴ大学の
哲学科名誉教授。それだけでなく、科学史や物理学も専門。
 内容は、息子さんのアーロン君(八歳)に、科学哲学史を語って
聞かせたもの。非常に解りやすい解説がなされていて、初心者には
オススメである。八歳以上の人になら、超オススメですよ(笑)。
個人的には、アーロン君の何気無い質問が微笑ましいですね。

 3冊目は「この一冊で「哲学」がわかる!」です。三笠書房から
出ている知的生きかた文庫。これは「この一冊で……がわかる!」
というシリーズ本でもあります。
 本書ではプラトンからヘーゲルまでの現代哲学理論を、大雑把に
把握することができる。ただ著者にも好味があるらしく、一部解説
に反論や追従などの「意見」が読み取れますね。これは著者自身も
「文章に矛盾がある」と解っているので、読者が迷い込まなければ
問題はないでしょう。
 これも初心者にオススメの本ですが、現代哲学ほど多面的解釈を
必要とする学問はないので、他の解説書との比較をお勧めします。

 4冊目はプラトン「メノン」です。岩波文庫青版。これを最初に
読んだのはずいぶん前なのだが、もうその記憶がありません(笑)。
たぶんどっかの図書館だったような気がする。今回ちゃんと買って
読んでみましたよ。
 改めて精読してみると、これは短編でありながらプラトンの著作
ではかなり重要なものではないかと思われる。前期と後期、つまり
「イデア論」の発生前と後をつなぐ作品であるからだ。
 哲学は理論についてはよく語られるが、その発生段階については
あまり語られない。哲学史やプラトン人物伝などでしか知り得ない
事柄についても解説がなされていて、非常に面白く読めた。

 最後の5冊目は朝日文庫「立花隆・100億年の旅」です。この
本はどこを探しても無かったのだが、地元の書店にひっそりと置い
てあった……かなりムダな捜索時間を費やしたよ(泣)。
 内容は、脳の活動を遺伝子や生物学から研究したものの解説です。
人工知能やセルオートマンの解説もあって、前出の1冊目と正反対
ですな。ちゅうか、これが本来の研究姿勢なのだろう。
 ペンローズは「心は機械的には再現できない」と考えているので、
人工知能が心や魂を持つことはないという。よくできた「物真似」
には心も魂も無いというワケだ。このどちらが正解なのかは今後の
研究次第で明らかになる「ハズ」である。
 個人的には人工知能に心を持ってもらった方が「面白い」のだが、
ひと昔前のSFネタが最先端科学となって研究されているのを目の
当たりすると、ただただ驚くばかりである。

 なんか、毎週ごとに文章が長くなっていくような気がする(笑)。
来週もこのペースでいくつもりだが、創作も進めなければならんし、
サイト開設二周年記念の準備もしなければならないのだが……誰か
私に時間をちょうだい(泣)。

093. レア物アイテム(2003/10/9)
 今週も先週に引き続いて、購入アイテムのご紹介である。今回も
リストに掲載されないアイテムが3点ある。

 まず最初は「TAKUYA INOUE WORKS in "ESCALATION"」です。これ
は1999年に発売された「エスカレーション 蒼い抱擁」という
Hゲームの原画集である。ただしこれは原画の「いのうえたくや」
が99年夏のコミケで発売した同人誌で、しかも版元は私の友人も
お世話になっている「しまや出版」ですよ。なんという奇遇。
 作者は今年末に「ちちのえ+」という画集を出版する予定なので、
それに合わせて購入したもの。見つけたのは場末の古書店だ。もう
「とらの穴」とかにも置いて無いんじゃなかろうか。

 次は「リビドー7DVD・ビジュアルワークス」である。これは
HゲームのCG集。本来の「リビドー7」は94年に発売されて、
今回のは十周年リューアルDVD版のCG集である。当時の256
色からフルカラーに描き直されたため、とっても見栄えがする。
 この94年頃のPCゲームは、まだ「修正消し」の裏技が使える
ゲームが多かった……リューアル版では、当然そんな技は使えない。
ちょっとした悲しさと共に、懐かしく感じるタイトルですな。

 そういや昔、これらのHゲームからエロCGだけを抽出して見る
「ぶっこ抜きソフト」というのがあった。これは本体が無料配布で
ゲームごとにパッチを買うという、あこぎなソフト(笑)。
 現在も一部のフリー画像表示ソフトは「プラグイン機能」により、
同様の裏技を実現している。しかし……昔も今も、やってることは
一緒なんだな……と、遠い目をする。

 最後は士郎正宗「GALGREASE」VOL.1〜3巻。これはアッパーズで
連載中のブックレット・ポスターを再構成したもの。本誌を買って
いるなら購入する必要は無いと思われるが、今後も続巻が出るので
買って損はない。
 なんちゅうか、作者も最近かなりH度が増していて、人気に拍車
がかかっているように思う。製作環境はG3マックと聞いていたが、
G5に移行したそうだ……私も欲しい(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが5作追加。このうち新規は2作で続巻
が3作だが、続巻の1作がリストに未掲載だったため、累計数には
3作分が加算されている。

 では続巻から。1作目は聖悠紀「オメガ」の2巻。超人ロックの
シリーズは雑誌媒体でも購入しているので、コミックを購入すると
重複することになるのだが、買っている。通巻で60巻目だ。
 2作目は「ああっ女神さまっ」26巻。これも本誌アフタヌーン
を買っているので……こんなんばっかりだなあ。

 さて、続巻でありながら今回新規リスト入りしたのは、結城信輝
「ヴェルバーサーガ」である。この作品はドラゴンマガジン本誌で
不定期に連載され、その後ドラゴンマガジンHGに移行して連載が
続いた。今回、やっとその分が単行本になったのである。ちなみに、
前の2巻の発行日は93年である……もう十年前だよ。

 次いで新規2作は安彦良和の「イエス」と「ジャンヌ」である。
やっと手に入れることができた。これは各巻410頁、570頁で
合計980項。しかもフルカラー……信じられん枚数です。
 作者は以前にも「マラヤ」というフルカラー・コミックを描いて
いたが、全4巻で各巻94頁・合計376頁だった。これと比べて
も大変な枚数である。

 来週からは書籍の紹介に突入するのだが……たぶん、今年中には
終わらないと思う。46冊もあるため、5冊ずつ紹介しても9週間
かかる計算になります。ギリギリで終わるという可能性もあるが、
その間にも書籍の追加があると予想できるため、やはり終わらない
でしょうね(泣)。

092. お買いもの(2003/10/2)
 先週は連休を利用してショップ巡りを敢行し、またしても膨大な
量のアイテムを購入した。DVDが5本、コミックが同じく5冊、
書籍に至ってはなんと55冊である……正確に言うとアレなのだが、
すごい金額になったのは事実(笑)。でかい買い物だ。

 また今回購入した書籍の中には、鶴田謙二の表紙イラストにより
「カバー買い」した小説が9冊含まれている。これらはまだリスト
に掲載するかどうか判らないので、ここでちょっと紹介しておこう。

作者・ヴァーナー・ヴィンジ/創元SF文庫
「遠き神々の炎」上下、「最果ての銀河船団」上下、計四冊。
作者・エリザベス・ヘイドン/ハヤカワ文庫FT
「ラプソディ」上下、「プロフェシィ」上下、計四冊。
作者・武田泰淳/中公文庫「十三妹(シイサンメイ)」

 このうち、エリザベス・ヘイドンの次作「ディスティニイ」上下
が見つからなかった。9月発売予定なので、もう出ているハズなの
だが、どこの本屋にも置いてない。大人気売り切れ中なのか?
 鶴田謙二のカバーはこの他にも「エマノン」シリーズなどがあり、
「あいてむ」ページの方に一括して掲載するかもしれない。

 しかし、9冊引いても残り46冊だよ。いつこんなに読むヒマが
あるというのだろう……しかも置き場が無い(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが5本追加。すんません、残りは来週以降
に順次紹介していきます。ちゅうか、46冊もの書籍を読んで紹介
するには相当な時間がかかると思われます……マジで。

 まず1本目は「ワイルド・ビル」です。ウォルター・ヒル監督の
西部劇。ガン・アクションなどは素晴らしいのだが、製作が95年
ということもあって「垢抜けた西部劇」という印象を受けた。特に
カラミティー・ジェーン役のエレン・バーキンが現代アメリカ女性
風の演技なので、ちょっと違和感がある。

 2本目は「ル・ブレ」です。おフランス映画では以前(084)
「TAXi」でハズした経験もあって、あまり期待してなかったが、
その通りだった(笑)。
 前半の暴走観覧車のシーンが素晴らしいだけに後半がダレ気味に
なっている感があった。ちょっと「もったいない」気もする。
 まあ単純に「娯楽作品」と割りきって見るのがよろしかろう。

 3・4本目は「秘密の花園」と「黒馬物語」です。この2作品は
以前にVHSでカップリングで発売されていたので、今回は一緒に
購入してみました。一緒の理由は「秘密の花園」のキャロライン・
トンプソンが「黒馬物語」では監督をしているためです。
「秘密の花園」は「小公女」などで有名なフランシス・バーネット
の原作。それをコッポラ製作総指揮で映画化したのだが、原作とは
違う部分もあって興味深い。「黒馬物語」のアンナ・シュウエルの
原作は読んでないので比較できないが、映画としての完成度は非常
に高い。特に英国の生活描写は歴史劇に匹敵する出来映えです。
 2作品とも泣ける話なので、カップリング販売するのも最適かと
思われる。今度は「小公女」も買ってみよう。

 最後は「ポセイドン・アドベンチャー」で、パニック映画の名作
である。ジーン・ハックマンの演技も見所のひとつ。他の主演作品
では「フレンチ・コネクション」が一番よかった。
 そういやジーン・ハックマン、ポール・ニューマン、スティーブ・
マックィーンあたりの主演作品には共通点が多い。たぶんスタッフ
が同じだからだろう。本作「ポセイドン・アドベンチャー」を製作
したアーウィン・アレンは、この後「タワーリング・インフェルノ」
も手掛けている。また「ブリット」のスタッフも、後に「フレンチ・
コネクション」のスタッフになっている。
 それらの共通点を探しつつ見るのも面白いですな。

091. 二ヶ月ぶりの連休(2003/9/25)
 今週末はゆっくりできそうです。わーい(嬉)。実は同僚に仕事
を押しつけてとった連休だったり……でも、せっかくの連休なのに
いま現在の私にはお金がありません(泣)。
 と言いますのも、予備のマザー・ボード(MB)を買ったから。
マイPCのMBはサーバー用なので、元々かなり値が張るんですよ。
まあこれもハッカー対策のひとつなので、仕方が無いところですか。
BIOS攻撃とかくらうとシャレにならんしね……マイPCを特定
されるようなヘマはしませんけど。
 掲示板の余計な書き込みも削除して、これで戦闘準備も整った、
ということです……後は寝て待つだけ(笑)。

 そういや「Win−MX」で楽曲ファイルを交換していた人々は
五千人もいるという。そのうち、悪質な何人かは告訴されることに
なったそうだ……合掌(笑)。
 しかしメーカーも意地になって、五千人もの追跡調査を実行する
とは恐ろしい。私など、個人とでは比較になりませんな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミック5冊(続巻2・新規
3作)追加。書籍が1冊追加。

 DVDは「エントラップメント」です。先週に続いてショーン・
コネリー主演作品ですが、これは1999年の映画。さすがに老け
てますね(笑)。ヒロインとのロマンスもかなり無理がありますが、
そこは貫禄でカバーしてます。
 それと10月からロードショーもあるので、見に行きたいですな。
「リーグ・オブ・レジェンド」だっけか……いやその前に、そんな
ヒマあるのか?

 コミックの続巻は「モンキーターン」25巻。なんかすごく刊行
が早い気がする……これが週刊連載のペースというものか。
 それと「ゴルゴ13」の記念すべき130巻目を買ってみました。
これは全巻揃えるのが大変なので、気に入った巻だけ購入してます。
 新規の1作目は「よつばと!」の第1巻目。あずまきよひこ作品。
前作の「あずまんが大王」も読んでいるが、本作はちょっと不思議
な内容かもしれない。1巻だけではほとんど設定が解らん。

 2作目は「ウルトラジャンプ・メガミックス」Vоl.1です。
これは前々からず〜っと探してて、やっと見つけました。発行日は
今年の一月ですよ(泣)。でも買ったのは初版だった(笑)。
 表紙を村田蓮爾が描いていて、内容は競作短編集です。リストは
コミック最下段に「アンソロジー」を設けて記載しました。個人的
な作者の好みでは「わんぱく」がお気に入りです。

 最後は鶴田謙二「フォゲットミーナット」第1巻。これはかなり
マイナーな作品で、週刊モーニングの新マグナム増刊で連載してた
ものだ。やっと単行本になったんだなあ……でもコレ、2巻は出る
のだろうか? また7年後とかだと非常に困る(笑)。
 ちょっと前に、作者がカバーを描いた小説を買う計画を立てたの
だが、リストアップしてみたら10冊にもなってしまった(泣)。
これでは合計金額が一万円を超えてしまう……古本屋を巡ろう。

 さて書籍の1冊は立花隆「「知」のソフトウェア」です。これが
書かれたのはずいぶん前(1983年)なんですが、新書になって
いるのを知ったのはつい最近。内容は講談社の「本」という雑誌に
連載してたもので、立花流ものかき術の解説本です。
 使ってるパソコンがめっちゃ古いマシン……当然か(笑)。

090. 連休がありません(2003/9/18)
 ハッカー騒動もようやく目処がつきそうなので一安心。追跡自体
は簡単に出来るのだが、足跡を残さないようにやるのは難しい。
 そういや今度NTTが、DDos攻撃に対するファイアウォール・
システムを開発したそうだ。さ来年あたりには実用化の見込みだと
いう。私は親戚に通産省の役人がいるため、こういう情報は一早く
入手できる。
 ちなみに、このシステムはネットからのパケット進入を逆探知し、
発信元からの送信を遮断するという「攻性防壁システム」である。
 現在のところISP専用らしいが、一般にも適用してもらいたい
ものだ。そうすれば私の手間も省ける(笑)。

 しかし、このクソ忙しい時期に長時間のPC操作はとても疲れた。
おまけに世の中は連休だったり、18年ぶりに阪神が優勝したりで
賑わっているのだが、私には二ヶ月も連休が無いときている(泣)。
その僅かな休日も「ほんとの休息」にあてているため、近場の本屋
にしか行ってない……ああもう。
 だが、来週末こそは連休をとる! それがたとえ有給であったと
しても……ちゅうか、私ももっと自分に優しくしないとね(笑)。

 さて、今週はちょっと新作小説のネタを煮詰めてみたが、これが
どうもうまくいかない。いや、創作それ自体は非常にうまくいって
いるのだが「スゲェ長くなりそう」なのだ(笑)。これでは冬まで
に間に合わない……なんでこう両極端かなぁ。
 まあこれはこれで進めるとしても「冬用」の作品をチョイスして
おかないといけませんな。それは「冬までに書き上げられる長さの
作品」です。それだとまた短編になってしまうが……しかし、短編
だと破滅的なネタばっかなんですよ、これが(笑)。いや笑ってる
場合じゃないっす。既に九月も半ば過ぎてるし、正味あと三ヶ月で
書かないと間に合わない(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。

 その一本は「未来惑星ザルドス」です。ショーン・コネリー主演、
ジョン・ブアマン監督の前衛SF作品。
 前衛と言うか、この頃(70年代)のSF映画は低予算での製作
が多く、これもそのひとつ。B級SFの金字塔「ウエストワールド」
や「2300年未来への旅」にも通じるモノがあり、全体の印象は
無国籍調というか、そんな感じがプンプンです。
 この雰囲気に近いのは、日本だと何だろう? 「ゴジラ対ヘドラ」
だろうか? サイケデリック調とも言えるし、ニュー・シネマ系に
も成り切れない、過渡期の作品なのだろう。これが80年代に入る
と垢抜けてくるのだが、そこらへんが前衛的という感じ。
 しかしアレだ……ショーン・コネリーが若い! ボンド役からの
脱却を狙っていたのだろうが、全編半裸での活躍である(笑)。

089. 創作談議(2003/9/11)
 先週はハッカーの追跡のために寝不足でした……わざわざ友人宅
からフリー・サーバー経由で追跡したけど、それほど用心する必要
は無かったようだ。ちなみに、追跡は現在も継続中である。
 先週までの追跡結果は掲示板に晒しておいたが、イタメールとか
送りつけて遊ばないように。

 で今週の本題に入るが(笑)友人と創作談議の結果、私の目指す
「死人が出ない小説」を書くのは非常に難しい、となった。
 書店に並んでいる一般の小説だと大半が「推理・犯罪物」なので、
まず「XX殺人事件」などは除外される。被害者が死んでいる推理
小説類は全て除外。それと時代劇、アクション、戦争物も死人の山
である。一般の小説では、人が死なない作品を探す方が困難なほど
人が死んでいるのだ。
 私は今回の短編「伝説の姉妹」で死人を出さないことに一応成功
したので、次の中〜長編でも「人が死なない」作品を書こうとして
いるのだが、これが難しい。ギャグ物なら即可能(笑)。

 所有する長編小説をかなり調べたが、ほとんどが「何かと戦う」
作品である。この手の作品では敵を倒さないと話が進まないので、
戦闘場面の描写・解説をしているだけで簡単にページ数が稼げる。
だが、肝心のお話の内容が全体の十分の一以下という作品も少なく
ないのだ(笑)。
 このパターンから抜け出して物語を進めるのは容易ではない、と
いう結論である。
 まあそれでも多少のネタはあるので、これから冬の発表に向けて
煮詰めていこうかと思っている……さて、どうなることやら。

〜今週の更新情報〜
 DVDが1本追加。コミックが1冊(新規1作)追加。

 その1本は「ハンター」です。これはスティーブ・マックィーン
の遺作となった映画。内容は実在した逃亡保釈人捕獲者の「ラルフ・
ソーソン」の話で、役柄の愛称は「パパ」である。
 公開当時から作品の評価は低く「遺作としての話題性があるだけ
の映画」という厳しい批評もある。歳とったマックィーンの演技も
いまひとつキレがない……ちゅうか、これは監督の演出がマズイと
思う。やはり彼には「孤独」が似合っている。
 実はもう1本DVDを見ているが、リストには掲載していない。
それは「スティーブ・マックィーン・フィルムス」で、これは彼の
出演した映画のダイジェスト版である。正味30分のDVDだが、
3200円は割高な気がする。マイナー作品の雰囲気を知るのには
適しているだろう。

 コミックの1作は鶴田謙二「アベノ橋 魔法☆商店街」です。原作
はガイナックスなのだが、お話が今ひとつ面白くない。マニアック
過ぎたせいだろう。OVAは見てないので何とも言えないが、絵柄
が好きなので、ちょっと勿体無い気もする。
 作者はあちこちで小説の挿し絵もやっているので、今後はそれら
を「ジャケ買い」しようかと計画中……アルバムじゃないんだから
ジャケットじゃなく「カバー買い」になるのか(笑)。

088. 困りものですな(2003/9/4)
 先週から今週にかけて、いろいろな事件が発生した。まず最初は、
本サイトの「けいじばん」がハッキングされていることだ。これは
「書き込みCGI」の動作をフック(横取り)して、盗み見してる
奴がいる、ということです。
 現状ではメール・アドレスを入れて書き込みをすると、その宛先
に宣伝メールがじゃんじゃか届く、というもの。宣伝メールは自動
送信なのだが、ウィルス・メールもあるようですな。何通もくると
かなりウザ〜イ。
 とりあえず警告文を掲載してみたが、以後も送信してくるのなら
全て発信元に返信してやろう。その場合はちょっちテクがいるが、
ここでは詳しく述べない。マネされても困るし。例えば100万件
規模で一度に返信するとサーバーがパンクしちゃいますから(笑)。
ほんとにやったらダメですよ……マジで。
 まあ、大抵この手のハッカーは「自分が攻撃される」とは夢にも
思ってないおバカさんなので、他にもやりようはいくらでもある。
 しかし……宣伝メールを不特定多数に発信してれば、その中には
「悪質なハッカーもいる」という頭は無いんでしょうか? しかも
今時ネット・アクセス経路が一ヶ所だけというのも、危機感が無さ
すぎる。複数のプロバイダを使い、異なるマシンからアクセスする
のがハッカーの常識だろうに……全くマヌケな奴である。

〜関連お薦め書籍〜
「世界ハッカー犯罪白書」文藝春秋/刊行
セルジュ・ル・ドラン、フィリップ・ロゼ/共著
(注・テクの解説書ではありません)

 さて次の困りものは、マイPCのDVDドライブが不調なこと。
どうやら耐用限界がきたようで、二層式のDVDを読み込まない。
一層式ならちゃんと読み込むのにね(笑)。
 まあ、全てのドライブは消耗品なので、これも仕方がなかろう。
電化製品は「可動部分」か「発熱源」があるものなら、全て消耗品
なのである……DVDで映画を100本も見てれば、限界もくる。
また新品ドライブに交換したが、これで3台目だよ。
 ちなみに交換してみて解ったが、最近のドライブはとっても音が
静かです。あの「ヒィーン」という回転音が懐かしいですな(笑)。

 最後は、愛用のライターが壊れたこと(泣)。これ十年も使って
たので、ちょっち悲しい。今でも同じ製品買えるのかなぁ……。
 私は「超」のつくヘビー・スモーカーなので、ライターは必需品
なのだが……しかし、今月はちょっとでかい出費の予定があるので、
また来月ということになってしまう。それまでは100円ライター
でガマンしなければいけない。ああ……(号泣)。

〜今週の更新情報〜
 コミックが7冊(続巻2・新規5作)追加。ドライブ交換のため、
まだ購入したDVD見てないんです……それはまた来週。

 コミック続巻の1作目は「エアマスター」19巻。これはアニメ
放送が好評らしいのだが、メジャーになってしまったのがちょっち
寂しい気もする。これだからマニアは……以下略(笑)。
 2作目は「よみきり・もの」第5巻。作者の言う通り、今巻では
「変さかげん」が低かったようです。

 新規1作目は「雨の音が聞こえる」です。月刊エースに連載して
いた作品で、ちゃんと完結してたんですな。
 2作目は「マジカノ」第1巻。作者の百瀬武昭は前に「マイアミ・
ガンズ」をマガジン・スペシャル(講談社)で描いていたのだが、
絵柄がちょっち硬くなったような気がする。間に「ラーゼフォン」
のコミック化があったからかもしれない。
 3作目は「半恋期」で「はんこうき」と読む。作者の「海驢」は
アシカですな。これはポプリクラブに掲載していたエロマンガ集で、
SFあり中世ありの、バラエティに富んだ内容です。
 この作者はどっかで見たような絵柄なのだが……思い出せない。
「傭兵小僧」か「安森然」にちょっと似ているが、私のカン違いで
同一作者の記憶ということも考えられる(笑)。

 4作目は「ジオブリーダーズAA」です。これは前に(085)
「買ってみる」と言ったもの。作者は原作だけというか、今掛勇の
作画にほとんどお任せのようだ。後書きからして話のコアな部分に
は触れていない。内容はサイド・ストーリーになるんでしょうか?
ちなみに「AA」の意味は「アトミック・アタック」でした。
 最後の5作目は「アフター0」第1巻です。これも前に(082)
追いかけてみると言ったものですな。作者の岡崎二郎は大量のSF
短編を描いていて、現在のこのシリーズは作者の再編集版でもある。
以前は全8巻だったのが、全10巻になっていた。あぶなく古本屋
で旧シリーズを買うところだったよ。

087. 新作小説の感想(2003/8/28)
 短編「伝説の姉妹」を掲載して一ヶ月が経ちましたが、この間に
友人達から頂戴した感想を紹介してみましょう。

「めずらしく普通の小説だな」
「ロード・ムービー調の小説書いてよ」
「長編の連載しましょう」

 いや、え〜と……なかなか厳しい感想ですな(笑)。
 どうも友人連中が私の小説に求めているのは「普通でないロード・
ムービー調の長編作品」らしい。まあ、普通の話なら既成の小説を
読めばいいのだから、私の書く小説は普通と違っていた方がいいの
だろう。
 ところで「ロード・ムービーってどんな話のことなの?」という
質問をしたら「イージー・ライダーみたいなヤツ」なのだという。
それは基本的に「旅をする話」らしい。道中記ではイメージが違う
ので、しかも「普通でない話」というからにはニュー・シネマ系と
思われる。
 そういや前に「恋愛物は書かないの?」とも聞かれたが……さて、
どうするか。ニュー・シネマ系の恋愛映画は、その多くが破滅型の
結末なので、私の作風には合っているのかも(笑)。
 今回の「伝説の姉妹」では、その作風の再構築に挑戦したのだが、
やはり慣れないことはすべきでない。ちゅうか前の「小さな修道士」
シリーズでは「笑いの中にも涙あり」というスタイルだったから、
それを期待されているのかもしれない。
 う〜む……難しい注文だなぁ。

〜今週の更新情報〜
 今回はDVDが1本、コミックが7冊(続巻4・新規2作)追加。

 まずはDVDから。その1本は「小さな唇」です。本作はかなり
前に予告編を見て以来ビデオを探していたモノなのだが、DVD化
されているとは知らなかった。
 内容はナボコフ原作の「ロリータ」を元とする作品で、主人公は
戦争により性的不能という設定。ヒロインのカティア・バーガーは
古風な中世女性のイメージがあって、かなり好きなタイプ。本作の
出演当時は14〜5歳ですかね。ちなみにこの人は俳優ウィリアム・
バーガーの娘さんで、父親は西部劇やB級娯楽映画の常連です。
 そういや、写真家イリナ・イヨネスコの娘エヴァとも似てるな。
役柄の名前が一緒だしね……って、この例えではマニアック過ぎて
誰もついてこれないか(笑)。
 しかしアレだ……この手のロリータ作品では、必ず主人公が破滅
するというのが決まり手である。ハイメ・デ・アルミニャン監督の
「エル・ニド」もそうだった。これも早いとこDVD化してほしい
作品である。ちなみにそれに主演のアナ・トレントは、ビクトル・
エリセ監督の「ミツバチのささやき」にも出ていたので、これなら
知っている人も多い……だろう(汗)。
 いや、それよりも「エレンディラ」を先にDVD化してくれよ。
もうビデオの字幕が読めないんだから(泣)。

 続いてコミック。続巻1作目は「イリヤッド」2と3巻。この前
1巻を買ったのだが、もう3巻が……2巻と同時買いしましたよ。
 2作目は「おくさまは女子高生」の第2巻です。こばやしひよこ
のコミックは全部買っていると思う。これは書店でラス1をゲット
した。あぶないところである。
 3作目は大島永遠「女子高生」第3巻。そういやこの作者は前に
ファンタジー物を書いていたのだが、雑誌が休刊してしまったので
未完のハズである。どっかで再開してくれないものだろうか。
 続巻の4作目は「攻殻機動隊1.5」のCD−ROM版で、ロム
はドロー・ソフトの試用版。なめらかな描き味が優れモノ。本編は
1巻と2巻の「間の話」なので巻数が「1.5」となっているのが
ご愛嬌。ここにはヤングマガジン海賊版の連載分が収録されている。
しかし2350円はちょっち高いなぁ。

 新規追加コミックの1作目は竹本泉「ある日のツヴァイ」です。
丸ごと1冊が猫マンガで、作者の飼い猫の話をまとめた作品集です。
ただし、主人公の猫ツヴァイは既にお亡くなりである……合掌。
 2作目は安彦良和の「アレクサンドロス」です。前には「ネロ」
も買いましたよ。作者は「アリオン」以来、ローマ物とか歴史劇に
愛着があるようですね。しかし「ジャンヌ」と「イエス」の二作は
どこにも置いてない……なぜにして?

086. 敗残兵の晩餐(2003/8/21)
 コミケは今ひとつ盛り上がりに欠けたようで、ちょっと残念です。
これも台風やお盆の時期と重なったせいなのかもしれません。私が
常連だった80年代は晴海会場でしたが、雨が降ったという記憶が
なかった。今回のような雨のコミケは、非常に珍しい。
 しかし改めて考えてみると、私がコミケに参加しなくなったのは、
コミケがあまりにも大規模になってしまったからだ。
 80年代のコミケは小規模のコピー誌が氾濫していて、アングラ・
ムードが漂っていた気がする。今や来場者が十万人、企業ブースも
盛り沢山で、これでは普通の漫画イベントとなんら変わりがない。
同人誌とか自費出版とかいう単語の持つ「いかがわしさ」は何処へ
消えたのだろう? あの頃の方が「混沌とした創作エネルギー」に
満ち溢れていたように思えるのは、私だけでしょうか?

 大規模に拡張してきたコミケですが、更なるマイナー・ジャンル
へと細胞分裂する時代に突入した感があります。というのも、元々
創作者というのは「既成のジャンルに分類される」のを嫌う傾向に
あるからです。私はそうしたコミケにも同調しないアウトサイダー・
クリエイター達の動向が、気になって仕方がありません。
 コミケや漫画・アニメ界全般のムーブメントを支配する作品が、
いま何処かの場所でひっそりと熟成されている……のかもしれない。
それがとても知りたいですよ(笑)。

〜今週の更新情報〜
 ミス報告。追加した「だべりかころぐ」4ページ目のリンクが、
3ページ目になっていた(泣)。直ちに修正しましたよ。
 今週は「らいぶらり」にDVDが2本追加。書籍が2冊追加。

 でそのDVDの1本目は「サムソンとデリラ」です。これは以前
(060)にも紹介してる台北の海賊版シリーズの1本。ちなみに、
某古書店で980円で買えました(笑)。
 内容は荒野の決闘にも出演したビクター・マチュアが主役。肉体
派のおバカな役がピッタリですよ。この人は「聖衣」などにも出演
してるので、スペクタクル作品では常連組ですな。
 ただちょっと不可解な部分があります。私の記憶では「ロバの骨」
で戦う場面では、投げつけると爆発が起こる、というカットだった。
もしかしてこれとは別のバージョンが存在するのかも?
 ビデオで確認しようかと思ったが、これまた膨大な本数のせいで
どこに録画されているのか自分でも解らなくなってます(泣)。

 2本目は「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」です。八年ほど
前の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の第2作で、これは
アン・ライス原作の映画化。その原作とはかなり違う部分があると
いうことなんですが、私は原作を読んでないし、前作も見てないの
で比較できません(汗)。
 一番の見所は吸血女王アカーシャ役の「アリーヤ」です。これが
スゲェ美女でして、ハマリ役ですな。すでに故人なのがとても残念。
もっと女優として活躍してほしかった。
 ちなみにアリーヤは歌手なので、CDアルバムもかなり出てるん
です。いくつか聴いてみようと思ってますよ。

 書籍の追加は2冊とも学研M文庫。「神秘学大全」ともう一冊は
「魔道書ネクロノミコン」です。
 前著は錬金術を中心とするオカルティズムの解説本で、解説より
啓蒙書といえる内容です。後著は序文をコリン・ウィルソンが書き、
ラヴクラフトが構築した呪的世界の中核を成す魔道書の解説です。
 両著に言えることですが、著者たちの主張は一貫していて、
「魔術などの、一見実証不可能な現象を解明することは、科学者の
責務である。非科学的なことを否定するのはもはや科学とは呼べず、
それこそ盲信である」
 ということ。解りきった事のように思えるが、これが非常に問題
なのである。
 一例を挙げると、我々多くの人々は「人間には魂がある」と信じ
ている。しかし医学的に人体各部の名称で「たましい」と名の付く
器官は無いのである。科学的には魂とか霊魂は想像上の観念であり、
現実には存在しない。これを「その通りです」と言える人は、実は
少数派なのだ。
 従ってこれらの神秘学や魔術を研究する場合には、まず「魔術を
信じたのは何故か」という、心理学的な考察から始めなくてはなら
ない。そこには当然、虚実ペテンが入り乱れることになる。
 それと、現実に精神力が身体能力に及ぼす影響についても考慮し
なくてはならない。膨大な精神力は、肉体の能力を限界以上に引き
出すことがあるのだ。これは既にメンタル・トレーニングの効果が
スポーツ医学などで実証されているからで、魔術師の行う神秘的な
儀式は同様の効果があるとも考えられている。
 不可解な現象を否定せずに研究すること。それが科学なんですな。

 しかしこの2冊、どこの書店にも置いてなかった。見つけたのは
近場の古書店で、全く偶然である。特に「魔道書〜」の方は二週間
で再販しているし、翻訳の大瀧啓裕は「ラヴクラフト全集」の訳者
だから、どこでも超人気で売りきれだったのだろう。
 関連書籍を捜索するために、また神田・秋葉原巡りをしなくては
いかんが、八月中はそんなことしてるヒマが無い……なんせ連休が
ないんだからねぇ(泣)。

085. 台風去りし後(2003/8/14)
 日本列島を台風10号が縦断したせいで、我が家の近所の樹木も
あちこちで倒れています。農作物の被害も数十億円規模だというし、
ただでさえ今夏は曇りの多い冷夏で大変なのにね……そんな中でも
例年通りコミケはやってくる。コレだけは明るい話題。

 今年も私は行けそうにありませんが、友人がエロで出場するので
陰ながら応援してます。ちなみに前回「消し」がアマくて止められ
そうになったとか、ならないとか(笑)。
「今回は売上げ倍増だ! がんばれ!」
 そしてゴチにならせてください。いや、冗談ですよ……いっけね、
宣伝するのにブース番号聞くの忘れてた。サークルは「開放治療所」
といいますんで、日曜(17日)に見かけたらお手に取ってやって
くださいね〜。

〜今週の更新情報〜
 ページ最下段にある「だべりかころぐ」がもう4ページ目に突入
しましたよ。このサイトも開設以来一年半以上経過してるんだなぁ。
時の経つのは早いものだ……と、遠い眼をする。

「らいぶらり」にはDVDが2本追加。コミックの続巻が2作追加。

 ではDVDから。1本目は「栄光のル・マン」です。これはもう
なんちゅうか「ヤットデタマン」て感じ(笑)。
 スティーブ・マックィーンの出演作はほとんど見てると思うが、
本作と「ブリット」と「ゲッタウェイ」がマイ・ベスト3。今度は
「ハンター」も発売されるそうなので、嬉しい限りだ。
 レース・シーンは実際のル・マン24時間レースの映像なので、
時速200マイル(320キロ)で爆走していることになる。とん
でもないスピードである。
 しかしアレだ、これもなんか特別版とか出そうですごく不安なん
ですが(笑)。ま、出たらそれも買うけどね。

 2本目は「RONIN」で、これもアクション物ですな。本作は
かなり前から購入予定リストに入っていたのだが、待っている間に
アルティメット・エディションが出てしまった。もしかしてこれは
超ラッキーなのだろうか?
 本作の出演はロバート・デ・ニーロとジャン・レノ。監督はすで
に故人となったジョン・フランケンハイマーです。
 実はこの監督、カー・アクションがスゲェ好きな監督なんですな。
スタントマンにF1ドライバーを起用したり、おまけの映像解説で
「今の四輪ドリフトは最高だ!」とか叫んでるし(笑)。横転する
車にもちゃんとドライバーが乗って運転してるって、自慢してるし。
スゲェ感覚ですな……ほんと、惜しい人を亡くしました。

 コミックの続巻は槙ようこ「愛してるぜベイベ」の3巻目。
 今回は幼児虐待がテーマになってます。テーマ的には重苦しいの
だが、ハッピー・エンドの仕上がりには好感が持てます。さすがは
「りぼん」のマンガ家と言うべきか。
 そういやずっと昔「一条ゆかり」の「砂の城」が連載中に、作品
内容があまりにも大人向けなので1部と2部に分けられてしまった、
という話を聞いた……これは大丈夫なのだろうか?

 続いて伊藤明弘「ジオブリーダーズ」は9巻目。
 この作者は本当にアクション好きなんです(笑)。作中のギャグ
とシリアスのバランスも絶妙ですね。これが両方できるというのも
珍しく、滅多にいないマンガ家ですな。
 ところで、このシリーズの前巻の「AA」って、なんでしょね?
OVAバージョンなのか? もしかでOVAを見てないと話が解ら
ないよ、というんじゃないだろな? う〜ん……その予感が当たり
そうな気配。ま、いっか。買ってみれば解るだろう。

084. 困りもの(2003/8/7)
 ついに、と言いますか、マイクロソフト(MS)の Windows98
のサポートが終了しました……がーん。
 このサイトでは多くのOSに対応するべく、98とIE5という
古い組み合わせで表示確認を行ってきたのですが、それもそろそろ
限界のようです。ちなみに本サイトはドリーム・キャストでも問題
無く見れるんですよ(笑)。
 でも、それを変更するのは大変なんです……って、いいかげんに
新しいパソコン買えってコトですな(笑)。

 PC自作派の私としては、2台目を組み立てなければいけない。
しかし初代製作の四年前と違って、現在は自作するメリットは何も
ありません。価格は買った方が安いし、最初からTV録画機能とか
ついてるし……やっと私の望むスペックにメーカーが追いついたと
いうのに、この寂しさはいったい何なのだろう?
 これはアレだ……ガンプラの出来が良くなって、いろいろと改造
する楽しみが失せたのに似ているかもしれない。
 いま作るとしたら、どんなスペックになるのだろうか? 時代を
先取りできるニュー・アイテムはあまり無いような気がする。HT
(ハイパー・スレッティング)と1000ベースLANぐらいか。
あとはDVD−RAM……でも、この程度なら既にあるだろう。
 メーカーの最上位機種ならオーバー・スペックは当たり前だから、
もっと奇妙キテレツなパーツ構成にするという方法もある。しかし
それではサイト運営に支障がでないとも限らんし……う〜む、そこ
が難しいところ。いっそG5マックでも買うか(笑)。

 ま、どのみちマザー・ボードの耐用年数を五年とみていたので、
来年中には代替わりする予定だったのだ。耐用年数というか、搭載
スペックが古くなって満足に機能しなくなる「能力の限界」を五年
と予想していたのである。今回のOSサポート終了で、その予定が
ちょっち早まりそうな気配。
 それと、代替わり後は初代PCをファイル・サーバーにする予定
です。それなら古いスペックでも問題無く使えるでしょう。

〜今週の更新情報〜
 今回「りんく」ページに追加が2件あります。有名なオンライン
書店の「アマゾン・コム」と、5万件に及ぶ映画のデータベース・
サイトの「オール・シネマ・オンライン」です。両方とも映画好き
には便利なサイトですよ。
 これに加えて「らいぶらり」ページにも関連リンク先を記載して
おきました。そこにはDVDが2本追加です。

 で、1本目は「TAXi」です。これはリュック・ベッソン製作
のカー・アクション物……と思ってたら、ハズしました(泣)。
 監督のジェラール・ピレスは車のCM製作ではかなりのベテラン
みたいなんですけど、カー・アクションの撮り方を「解ってない」
という気がしてなりません。コメディとしては面白く見れますね。
 製作会社もベッソンの「GAUMONT」じゃないので、あまり
期待しても……ちょっち点が辛すぎですかね?

 2本目は「ロック・ユー」です。これは楽曲が「クイーン」なの
で買ってみました(笑)。内容はアレでしたが、とりあえず騎士の
槍試合のシーンはうまく撮れていたように思う。
 ま、この作品は半分ジョークなんで、評価は甘くても問題ナシ。
だいいち中世の騎士物語に「クイーン」を使うところからして普通
じゃないんですから(笑)。
 また、監督と出演者の映像解説は必聴で、かなり爆笑できますよ。

083. 新作短編小説「伝説の姉妹」を上梓(2003/7/31)
 今年の目標であった「死人の出ない、ハッピー・エンドな話」が
書けたことは、真に嬉しい限り……ですが、これって原稿用紙だと
100枚以上の話を55枚まで短縮してるんだよね。そこらへんを
さとられない様にするのに苦労したのですが、ここで言ったらなん
にもならん(笑)。ご感想は掲示板にどうぞ……。

 それと今回、難しい(と思われる)漢字に「ふりがな」をふって
みましたよ。マウスで漢字をポイントすると解りますが「矍鑠」と
登攀」です。中華系とか日本の古代小説を書くときには重宝する
テクニックですな。その一例……日本神話の創造の三柱ですと、
天御中主神高御産巣日神神産巣日神
 となります。これはIEでもネスケでも問題無く表示されるハズ。
まあ、この程度は自己満足の範囲ですか。

 さて、次回(冬季)の小説は、長編を掲載したいものです。今年
の目標の二番目が「長編執筆」だからなぁ。でも、私の「長編」の
感覚って「原稿用紙1000枚・4桁以上」なんですよ。これから
12月まで、五ヶ月弱でそんなに書けるんでしょうか? 一年半で
5作・300枚ちょいしか書いてないっちゅうのに、月に200枚
以上書かないと……そんなことはムリです〜(泣)。
 しかし、他にもSFとか時代劇とか書きたいテーマは山ほどある
のだが、はてどうしたものか。中編で300枚前後の目標ならどう
にかなる……かも。

〜今週の更新情報〜
「そうさく」に新作短編小説「伝説の姉妹」が追加。
 それと今回はトップ画像も変えました。これは「書籍シリーズ」
なんで、以前のも「ぷろふぁいる」ページにちっこく載せてみたよ。
 また「らいぶらり」の方にはDVDが3本追加。コミックが1冊
(続巻1作)追加。しかし「らいぶらり」もかなり長くなってきた。
そろそろ個別に分離した方がいいのかもしれない……ま、コミック
が100作に到達したら真剣に考えよっと。

 ではDVDから。1本目は「フォーリング・ダウン」です。
 主演はマイケル・ダグラスですが、この配役はちょっち失敗かも。
やはりこの人は「ロマンシング・ストーン」と「ナイルの宝石」の
イメージなんです。他には「危険な情事」や「ブラック・レイン」
もあったけど……なんかこうシリアスだと「いまいち」なんですね。
逆にロバート・デュバルの方が演技が良質に見えますよ。

 2本目は「ザ・ダイバー」です。これはロバート・デ・ニーロが
出演してるので買ってみたが、失敗だった(泣)。この人は出演を
決めるときに脚本を選ぶ人なんですが、どうも「正義の味方」には
向いてない気がする。まあ、原題が「MEN of HONOR」(男の名誉)
ですからねぇ。本作と似たようなシーンのある「バックドラフト」
を思い出しましたよ。これもいまひとつだった。
 一番のハマリ役と言えば「タクシードライバー」になるんだけど、
「アンタッチャブル」のアル・カポネ役も良かった。悪人役が一番
のような気がする……のは、私だけ?

 最後は「グラン・ブルー」です。これは「グレート・ブルー」の
完全版。あまりにも有名なため、手を出していなかった(笑)。
 これは主役のジャン=マルク・バールより、ジャン・レノの人気
でしょう。たぶん本作と「レオン」が双璧です。私はいまいち好き
になれませんが、両作品で「死ぬ役」というのも関連があるのかも
しれません。
 監督のリュック・ベッソンはかなり好きですね。この監督は同じ
役者を何度も使うので「ベッソン・ファミリー」と呼ばれる集団を
形成してます。前出の「レオン」に出演のゲイリー・オールドマン
は「フィフス・エレメント」にも出演。この俳優はお気に入りです。
またこれで彗星デビューしたミラ・ジョヴォヴィッチは、これ以後
「ジャンヌ」や「バイオハザード」の主役に抜擢されて、すっかり
売れっ子ですな。

 コミックの追加は安彦良和「ガンダム」第5巻。もう説明は不用
でしょう……しかし、やっと私の好きなランバ・ラル登場で、嬉し
い限り。やはりファースト・ガンダムの魅力は「敵キャラにも個性
があった」ことじゃないでしょうか。

082. スイカをぼんぼん(2003/7/24)
 一般人には連休があったにもかかわらず、私はずっと仕事(泣)。
夏が嫌いになる原因として、学生が遊んでいる時期に仕事をしなけ
ればならん……というのもある。学生時代も遠くなったなぁ。

 夏の楽しみといえば、スイカを食うこと。私が好きな果物の中で
は五指に入るものだ。買ったスイカは4分の1で280円だったよ。
激安っ! やっぱ庶民の食い物こうでなくちゃいけねぇ。
 ちなみに、昔からスイカをぼんぼん叩いて「ウマい・マズい」を
見分ける方法は、現在科学的な方法になっている。最近では叩いた
音の波形を記録し「旨いスイカ」の音紋(おんもん)データを収集
しているそうだ……4分の1では叩いてもムダです(笑)。

 そういや本屋に行ったらすんごい夕立にあったよ。二時間ほどで
通り過ぎたから良かったけど、本を買っての帰り道だったらシャレ
にならんところ。しかもその帰り道では川の水かさが危険な状態で、
パトカーが土手を見回りしてました。激しい濁流が橋の下まであと
1メートルだった……おっかないなぁ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。コミックが6冊(続巻2作・
新規4作)追加。

 まずはDVDのご紹介……4週間ぶりですか。
 1本目は「レマゲン鉄橋」です。もちろん戦争映画。やっぱ夏は
戦争物です。終戦記念日っていつだっけ? とか言わないように。
 私は出演してるロバート・ボーンのファンですが、ここでは独軍
将校の役なのでちょっとアレ……この人って、フランス顔なんです
よね。ナポレオンとかならピッタリの役だと思われます。
 ちなみにこの俳優の他の出演作は「タワーリング・インフェルノ」
とかで、本作と同じジョン・ギラーミン監督。後は「ブリット」や
「荒野の七人」ですか。名傍役の部類に入る人ですね。

 2本目は「続・夕陽のガンマン」ですが……最初の方が面白いと
言ってしまうとミもフタもありません。
 最初の作品ではクリント・イーストウッドの活躍も良かったし、
個人的にはリー・バン・クリーフの方がカッコ良かった。本作では
ちょっとその「カッコ良さ」が足りないような気がしますね。

 続いてコミックの追加分。続巻は「湾岸ミッドナイト」27巻と
「エアマスター」18巻です……解説は省略(笑)。そういやエア
マスターはアニメ放送中なんだけど、一回も見ていない(爆笑)。

 新規4冊中の1冊目は「魔法先生ネギま!」の1巻目です。作者
の赤松健は「ラブひな」でお馴染みですな。でも私は「ラブひな」
は2巻目で止まったままです。その前の「AIが止まらない」では
5巻目で止まった……なんか怒られそうだなぁ。

 2冊目は新谷かおる「NAVI(ナビ)」全1巻。これは講談社
の「ヤングマガジンGT」に連載されたラリー作品です。
 ヤンマガはWRC(ワールド・ラリー・チャンピオンシップ)に
参加していて、インプレッサのスポンサーです。車体にも黒ブタの
マーキングがしてありますね。
 ちゅうかこの本、やっと見つけたと思ったら、発行は今年の1月
6日だった。しかも2月26日でもう三刷りですよ。これじゃ見つ
からないって(泣)。

 3冊目は「イリヤッド」第1巻。珍しい考古学マンガです。関連
する作品では「マスター・キートン」という作品もありましたが、
本作もちょっとサスペンス要素が入ってます。
 なんか最近この手の作品……美術だと「オークションハウス」や
「ギャラリーフェイク」がありますし、陶芸マンガも出てますね。
いったい何が発端なのだろう? やっぱグルメ・料理マンガからの
つながりなのだろうか? う〜む……ちょっち謎ですな。

 最後の4冊目は「ファミリーペットSUNちゃん」第1巻です。
作者の岡崎二郎は以前のだべり(067)で「緑の黙示録」を読ん
でいて、そのとき「他の作品も読みたい」と書いたので、これから
地道に追っかけてみたいと思ってます。
 本作品の内容は、しゃべるオオサンショウウオの「サンちゃん」
と霜月家の人々とのふれあいストーリー。一応これはSFってこと
になるんです……よね? 不思議なマンガですな(笑)。

 さて、来週はやっと新作小説を掲載する予定ですが……果たして
どうなることやら(笑)。

081. 引きこもり(2003/7/17)
 もう何と言いますか、読書&小説執筆によりすっかり家宅の人と
化しております、今日この頃……まあ、表は暑いしね(笑)。だが
暑さを嫌うようになったら、若者とは呼べませんな(泣)。
 しかしお陰で大量購入した20冊の書籍も読了したので、一安心
ですよ。それらは更新情報でご紹介します。
 問題は新作小説の方ですが、現在は書き上がって最終校正の段階
に突入している。この調子でいけば、今月末までには掲載できるで
しょう……ですが、未だタイトルが決まってないんです(泣)。
 タイトル案は一応3点ほどあるのですが、どれも今ひとつビシッ
とこないんですね。ハア……もしかで全然別のタイトルにするかも
しれません。ですので、掲載までタイトルは未定ってことで。

 話は変わるが、いつも買っていた銘柄の醤油が、近所のスーパー
に入荷しなくなってしまった。やっぱり1リッターの単価が千円も
する醤油は、大衆の前からは消えゆく運命なのかもしれない。
 それで仕方なく二番手の銘柄を使うことに……これは十種類ほど
試した銘柄中での順位。これには近所で買えるという理由もある。
まさか、醤油一本を買うために電車に乗るワケにもいかんだろう?
飛行機に乗って北海道までラーメン食べに行ったことはあるが……
ぐるめバカ一代ここにあり、ですな(笑)。

〜今週の更新情報〜
 先週に引き続き、後半10冊の書籍をご紹介。

 後半の1冊目は「ロマノフ家の最期」です。
 ロマノフ家はロシア皇帝の一族で、皇帝一家は1918年に殺害
されたというのが定説です。著者はBBCの記者で、これが当局の
発表したニセ情報であることをつきとめ、ロマノフ一家のその後の
消息を追ったもの。一家の消息は膨大な遺産と共に、ミステリーの
題材としても度々登場してます。
 またこれに関連する書籍はかなり以前にも読んでます。同じ中公
文庫の「最後のロシア大公女マーリヤ」で、こちらは自伝。著者の
マーリヤはロマノフ家の血統で、スウェーデンのヴィルヘルム王子
と結婚した後にアメリカに亡命した女性。
 また今後は「アナスタシア」関連の書籍も読むつもりでいます。
アナスタシアは皇帝ニコライ二世の第四皇女。それを自称する女性
がアメリカで亡くなっている。これが事実で本人だとすると、殺害
されずに生き延びたことになりますね。

 2・3冊目はナポレオンに関する書籍。「ナポレオン戦線従軍記」
と「ナポレオン一八一二年」です。
 前著はフランス革命当時から遠征に参加した従軍兵士の記録で、
イタリア・オーストリアに始まり、エジプト・フランス・ドイツ・
スペインと続く。年代だと1793〜1812年までの従軍記録で、
その後1837年までのフランス崩壊の経緯なども記されている。
 後著はモスクワ遠征を中心とする戦記で、題名どおり1812年
からの物語。前著の不足を補う意味でも、あわせて読んだ。
 読んだ感想では、軍隊の指揮官は戦争をやり続けていないと人心
を掌握することが出来ない、ということ。これと似ている人物では、
ヒトラーや太閤秀吉でしょうか。
 国論を統一するために外敵の存在を誇張する、というのは政治家
の常套手段ですが、それだけではダメという見本です。現在の日本
でも外敵(北朝鮮)の恩恵で有事法制がどんどんと進行中ですが、
これはかなり危なっかしい状態と思われます。

 4冊目は「キリスト教は文明を救いうるか」です。
 著者のウォルター・マーシャル・ホートンはアメリカの神学者。
ハーヴァード大学、ユニオン神学校、コロンビア大学を卒業。
 題名からするとキリスト教を布教する目的で書かれたように思わ
れますが、内容は全く正反対。
「堕落したキリスト教では文明を救えず、宗教改革が必要である」
 という、いわば内部告発に相当する本です。
 著者はここで、未来の理想社会を実現するために、キリスト教に
より良い変化があってほしいと願っています。
 まあ……私には著者が願う「宗教と文明の融合した理想社会」が
実現されるとは思えませんが、ユートピア実現のため社会体制批判
や宗教改革を提案している点で、非常に面白く読めます。
 しかも書かれたのは第二次大戦直前の1939年。世界が激動の
時代を迎えるなかで、著者が「文明の危機・宗教の堕落」を感じた
のも、ごく自然なことと言えるでしょう。

 5冊目は「極北のインディアン」です。著者の原ひろ子は文化人
類学者で、お茶の水女子大女性文化研究センター教授です。本書は
アラスカに近いカナダ北西部に居住しているヘアー・インディアン
の集落を訪ねた体験記。
 私はネイティブ・アメリカンやアラスカ・エスキモーについては
関連書籍を読んだことがあったが、カナダのインディアンは本書が
始めてで、非常に貴重な記録だと思う。
 ただ、ちょっと気になる点はいくつかあります。
「ヘアー・インディアンは、全てカトリックの洗礼を受けている」
「神父さまがきてからシャーマン(巫人)の魔術や呪術の力がどう
したことか弱くなってきた」
 などの部分。
 歴史的経緯を解説すると、カナダは当初フランスの植民地であり、
英国に支配が移ってから独立した国。フランスはカトリック(旧教)
で、英国はプロテスタント(新教)です。また「神父」とは旧教の
聖職者で、新教では「牧師」といいます。
 ヘアー・インディアンの学校はカトリックと英国国教会の寄宿舎
があって、彼らは英仏の国家的・宗教的対立に巻き込まれていると
いう印象を受けます。加えて人種差別も甚だしい。しかも外来文化
との接触により、民族固有の習慣が失われつつある現状が見て取れ
ます。さすがに本書では「伝道決死隊」のような人物は出てきませ
んが「有能な宣教師たち」がこれにあたると思われます。
 ちなみに伝道決死隊とは先進国の宗教者(主にキリスト教)が、
未開の民族に「恵みを授ける」という目的で組織されたものです。
これは伝統の文化・習慣をやめさせて、自らの宗教を布教していく
という、研究者や学者からは目の敵にされている組織です。
 宣教師の生活支援や献身的な医療活動は賞賛に値しますが、固有
の文化を排除してキリスト教化する……というのは、いかがなもの
だろうか? ちゅうかこの組織、現在も活動中なんでしょうかね?
それがちょっと不安でもある。
 私も神父の出てくる小説を書いている手前、教会の良い面ばかり
ではなく、悪い面もキチンと把握しなくてはいけませんな。

 6冊目は「マヤ文明・インカ文明の謎」です。これは光文社文庫
の「グラフティー・歴史謎辞典」第6巻。ビジュアル文庫シリーズ
は15巻ぐらい出てると思うが……詳細は不明。
 マヤ文明は現在のメキシコ南部。オルメカ、アステカ、シカン等
の遺跡が確認されている。一方インカ文明は南米ペルー、チリ北部
に栄えた文明。両方ともスペイン軍に壊滅させられてしまったのが
非常に残念。滅亡は十六世紀の出来事なんですからねぇ……。

 7・8冊目もこの文明に関連した書籍。「インカ帝国探検記」と
「マヤ神話 ポポル・ヴフ」です。これらは中公文庫でも「BIBLIO」
というサブ・カテゴリで、このビブリオ・シリーズは絶版本を改版
して再発行(毎月)していくというラインナップ。
 前著はインカ帝国が発見されてから征服されるまでの記録。後著
はマヤに伝わる神話の邦訳。これは旧約聖書と酷似している部分も
あって、非常に興味深いです。
 これに続いて、今後は征服者側のスペイン史も読みたいですね。
一見して略奪者の印象が強いんですけど、私が思うにこれはレコン
キスタの一部ではないのかと。レコンキスタとは「再征服運動」の
ことで、スペイン南部に勢力のあったイスラム教徒から国土を奪回
するための戦争(八〜十四世紀)のこと。これは映画「エル・シド」
でも語られています。南北アメリカ探検・征服は、その延長だった
とも思えるから。
 また、これらの考古学資料は年々新事実が加えられるので注意が
必要ですね。著作の発表年ですと1936年と1961年ですから、
これ以後の研究成果もかなりあると思われます。

 9冊目は「ロスチャイルド家の上流マナーブック」です。
 著者ナディーヌは貧乏少女から出発し、同家の大富豪エドモンド
男爵と結婚した現代のシンデレラ。ちなみに、ロスチャイルド家と
いうのはユダヤ系の金融王で、大富豪というより超富豪。
 まあ、何が「上流」なのかは別として(笑)、この手のマナー・
ブックは形式的なものに終始しているものが多い。しかし、本書で
語らているマナーはそれだけではなく「人としての行動規範」が主
である点が重要です。
 日本の武士道とか、東洋の思想とも相通ずる部分があるのが興味
深いですね。それは「敵をつくらないようにする」とか「極端では
なく中庸が大切」というところ。良好な人間関係の構築には、万国
共通の理念があるようにも思われます。

 10冊目は「ユダヤ5000年の知恵」です。講談社+α文庫。
 内容はユダヤ人の「魂・ソウル」とも呼ばれる「タルムード」と
いう文書からの抜粋。原典は紀元前後の各五百年の間、千年に渡り
ユダヤ教のラビ(僧侶・教師)が口伝した生活規範。文書化された
後も加筆され続け、現在20巻1万2千項・総重量75キロ。
 しかもこの文書、キリスト教徒との宗教戦争により何度も焚書に
あってきたため、消失した部分も多いという。
 内容は単なる経典ではなく、人生の様々な問題を解決するための
手引き書ですね。これに学ぶと一般知識も増えますが、それよりも
問題の解決能力が上昇して賢くなれるのが最大の恩恵です。
 できれば全編を読んで見たいものですが、ラビの許可を得るか、
ユダヤ教徒にならないと……性根の悪い私ではムリですな(笑)。

 これで読書リストも100冊を超えちゃいましたよ。記念すべき
100冊目は「インカ帝国探検記」でした。マニアックだなぁ。
 しかし読書リストに含まれるのは「面白かった本」だけなので、
実際の読了数はこれよりずっと多いんです。いいかげん本の置き場
にも困るので、少しは控えめにしなくちゃならんとは思うのですが、
そう簡単にはいかない……でもまあ、これで次週からは通常営業に
戻れます(笑)。

080. 夏ですな(2003/7/10)
 私の夏はグリコのレトルト・カレー「LEE・30倍」で始まる。
 こういう夏季限定商品を食べると「夏だなあ」という気分になる
ワケですな……最近は雨ばかりですけど。
 しかしこの「LEE・30倍」はスッゲェ辛いので、あまり一般
にはオススメできません。度胸試しの軽い感覚で挑戦すると、後悔
することになるでしょう(笑)。

 そういや今月からタバコが値上がりしたので、かなり憂鬱です。
5千円ぶん買いだめしといたけど、差額は4百円にしかならないよ。
私はかなりのヘビー・スモーカーなので、それだけ他人より多くの
税金を納めているというのにこの仕打ち(泣)。
 近所の自販機も「未成年者の喫煙防止」のために撤去され、益々
憂鬱だ……もっと喫煙者に優しい社会になってくれよ〜(笑)。

〜今週の更新情報〜
 先週予告した通り、今週も書籍が5冊追加。合計10冊の書籍を
ご紹介。これでもまだ半分(笑)。

 最初は講談社ブルーバックス「不確定性原理」です。
 これは初出が昭和45年(1970年)なので、もう30年以上
前に書かれた本です。マンガ「巨人の星」からの引用もあり、時代
を感じさせますね。しかし、最近の量子物理学への注目上昇に伴い、
新装版で再発行もされてます。
 有名な言葉では「シュレーディンガーの猫」や「ラプラスの悪魔」
がありますが、古典物理学ではこの原理を軽視していたため、量子
物理学は「新時代の物理学」とも言われています。
 この原理を簡単に説明すると、
「極小物質の世界では、因果律は意味を成さない」
 ということ。
 それは「観測すること」自体が極小の物質の位置や運動量に影響
を与えてしまうから。極小物質を「観測する」ということは、極小
物質に「光をあてる」ことで、これは「光を物質に光速で激突させ、
その反射結果を観測する」ということです。
 古典物理学では光を「波」として扱い、極小物質の観測には極小
の波が必要になります。しかし、極小の波だと逆に「光の粒子性」
が顕著になってしまい、極小物質は「激突の衝撃」によって位置が
変化したり、運動量が加えられてしまいます。これでは観測の結果
は「常に観測下での状態」になって、観測していないときの状態は
「予測の範囲」にしかなりません。
 極小物質の位置と運動量(質量X速度)を同時に観測することは
非常に難しく、位置が不確定要素となるなら運動量も不確定要素と
ならざるを得ません。これが「因果律は意味を成さない」部分で、
古典物理学だけでは物理現象を説明できなくなってしまったのです。
 不確定性原理は「測定の不確かさ」を明確にしたもので、物理学
だけでなく、数学や哲学に至るまでの広範囲な学問に影響を及ぼし
たと言えます。

 2冊目は「大衆魚のふしぎ」です。これもブルーバックス。
 著者の河井智康は、角川文庫の前著「イワシと逢えなくなる日」
も読んでいるので「追っかけ」の部類に入ります(笑)。
 この本はアジ・イワシ・サンマ・サバなどの魚の生態や、栄養価
について解説。DHAとかEPAとかの用語も出てきます。魚類の
生態はよく解っていないところが多く、こうした研究書は身近な魚
の知識を得るには絶好の書ですね。
 ちなみにDHAはドコサ・ヘキサ・エン酸。EPAはエイコサ・
ペンタ・エン酸のこと。これは青魚の持つ重要な栄養素。
 また著者は東京水産大学を卒業し、水産庁水産研究室数理研究室・
室長、同庁資源管理部長を歴任した海洋サイエンティスト。しかも
農学博士で魚類生態学者でもあります。すごい経歴ですな。

 3冊目は「スモール・イズ・ビューティフル」です。これも講談
社ですが、学術文庫の方です。著者のエルンスト・フリードリッヒ・
シューマッハーは旧西ドイツのボン出身で、オックスフォード卒業
の経済学者。著者の父親も経済学者です。
 この本も前に読んだ経済学の書籍「ケインズ」との対比で読んだ
もの。著者はケインズの親友であり、人間の行動を中心として未来
の社会を予測した。一例では石油危機などを予測し、物質至上主義
への鋭い警告を発している。
 その人間中心の理論が最も明確となるのは、以下の引用文。
「X国とはつき会いたくないんだが、経済的に依存しているので、
ご機嫌を取らないとマズイんだよ」
 著者はこれを、
「経済が人間の論理を封じ込めてしまう、病的な状態」
 として、最大限に皮肉っています。
 また、著者には「理想主義者」とか「共産主義者」ではないのか
という偏見や誤解があるみたいですが、本書を読んでみればそれが
間違いだと解るでしょう。

 4冊目は「快楽殺人の心理」です。講談社+α文庫。
 著者のロバート・K・レスラーはFBIの心理分析官。以前にも
ハヤカワ文庫NF「FBI心理分析官」で読んでいて、またしても
追っかけです。このテーマに関してはコリン・ウィルソンの著作で
も追っているため、かなり重複する部分もあります。
 重要な内容では「家庭の崩壊が、凶悪犯罪の要因となる」という
部分です。犯罪者は高い比率で家庭の崩壊、近親者との会話の途絶、
地域社会からの疎外・隔絶といった環境で生活しており、これには
両親の離婚や不倫・浮気、アルコール依存・虐待などが含まれます。
 これらの要因から人間関係の構築が滞ったり、意思の疎通ができ
なくなったりすると、
「自分の行動が他人に与える影響について、何の配慮もしなくなる」
 という状態になりやすく、自己中心的な思考に陥ります。それが
殺人や暴行傷害などの凶悪犯罪を生む下地になる、というもの。
 著者は実際に服役中の囚人達からもコメントを取り、犯行現場の
状況などから捜索中の犯人の素性を予測する「プロファイリング」
という捜査手法を研究・実践しています。
 来日経験もあり、近年の日本の凶悪犯罪の増加にも言及している
ので、今後も注目ですね。

 5冊目は「論理学」です。これは記号論理学・集合論理学の基礎
を解説した本です。発行は東京大学出版会。
 これも以前に読んだ「ゲーデル・不完全性定理」との関連で購入
したもの。実際に数式を経て読むと、また違った印象を受けます。
 以前のだべり(064)では「私は証明できない」ことを述べま
したが、ここでそれを補足しておきましょう。
「私が証明できないことと、全てが証明できないこととは別です」
 例文をあげると、
「文章表現の限界は、私の表現能力の限界であって、文章表現自体
の限界ではない」
 ということです。ある範囲(例・現在の私)では証明が不可能な
ことでも、次の段階(例・十年後の私)では証明が可能になるかも
しれません。
 ただしゲーデルの不完全性定理は、次の段階(メタ論ともいう)
でも有効です。つまり「私には証明できないことが、常に残る」と
いうことですが、これは「証明しようとするのは無駄な努力だ」と
いう意味ではありません。
 端的に言うと「己の屍を越えて行け」ということですか。芸術家
や作家の創作活動とは、このような「自己表現能力の限界への挑戦」
と言えるでしょう。
 不完全性定理の発表当時は、多くの哲学者や数学者が考え違いを
して、思索や研究を放棄したそうです。しかし、デカルトの場合は
「われ考える、ゆえに我あり」という自説を後年になって撤回し、
「何かについて、考えているわれが残る」と修正して、思索を続け
ました。これも「自己思索能力の限界への挑戦」ですね。

 6・7冊目はローマ史がテーマで「カエサル」と「ガリア戦記」
です。両方とも講談社学術文庫。
 最初の「カエサル」は人物伝で、ユリウス・カエサルは英名だと
ジュリアス・シーザーになり、古代ローマ(紀元前100〜44年)
の軍人・政治家です。独裁者となった直後に殺され「ブルートゥス、
お前もか!」と叫んだのは有名なエピソードですね。このシーンは
映画「クレオパトラ」でも見所のひとつ。
 次の「ガリア戦記」はカエサルの西方遠征の戦記。ガリアは現在
のフランス・ドイツ・スイスなどの地域で、ケルト人(ケルタエ人)
の居住地域でした。ローマではこのケルト人のことを単にガリア人、
または地方(地域名)部族などと呼んでいる。
 この戦記はカエサル自身の執筆にるものですが、本来のラテン語
の原版はすでに消失していて、いくつもの写本から復元したものの
翻訳になります。内容は脚色を抑えた文体で、
「真の技巧とは、技巧を隠すことにある」
 とまで賞賛された名文です。また、
「カエサルが軍隊の指揮をとらずに、議会政治だけに没頭していた
としたら、彼以外にキケロに匹敵する者はいない」
 とは「弁論術教程」を執筆したクィンティリアヌスの評価です。
 ちなみにキケロとは当時ローマ随一と言われた雄弁家で、ローマ
最高の執政官の一人。名門の出身ではなく、それでいて最高執政官
まで昇進した人物。同様に昇進した人はローマ史上にたった十五名
しかいないので、いかにキケロが優秀な人物だったかが解ります。
 しかし……軍隊の指揮官としての能力に加え、自説を語る表現力
も持っている、というのはすごいことですよ。どんなに素晴らしい
考えを持っている人物でも、言葉や文章にすることができなければ
他人には伝わらないものですからね。

 8冊目は「トロイア戦記」です。ギリシャの詩人クイントゥスが
書いた叙事詩で、これまた有名なホメロスの叙事詩「イーリアス」
と「オデュッセイア」を架橋する物語です。
 関連の小説だと、阿刀田高「新トロイア物語」(講談社文庫)も
読んでいる。この小説では「トロイの木馬」が「現実的でない」と
いう理由で取り上げられていなかったので、ちょっと残念。
 叙事詩ではこの他にもヴェルギリウス作の「アエネイス」もあり
ます。これらは当初ギリシャ神話や伝説の類と思われていましたが、
後にトロイア遺跡が発見されて「事実が題材になっている」という、
歴史・考古学上の極めて重大な問題に発展しました。
 ちなみに、物語の舞台となるのは紀元前十三世紀頃のギリシャ。
トロイア遺跡は現在のトルコ西方にあります。
 いずれ原典に触れたいと思っていたので、やっと読めましたよ。

 9冊目は「マキアヴェッリと『君主論』」です。マキアヴェッリ
の人物伝と時代背景の解説、及び君主論自体の邦訳。
 君主論は近代政治学のお手本とも言える書物です。しかし、私が
読んだ感想を素直に述べると、皮肉に思えてしょうがない。これは
君主のために書かれた教科書のハズなんですが、権力思想の暴露本
とも思える内容です。例文ですと、
「君主は信義を守る資質を有せずとも、そなえているように見せる
のが有益である」
 これは……ちょっちヒドイですよ(笑)。
 実際の中世ルネサンス期のイタリアでは「君主達から迷惑がられ
ていた書物だった」というのも、よく解りますね。もっとも中世で
は平民(被支配者)のほとんどが文字を読めなかったので、それを
気にする必要は無かったんでしょう。

 10冊目は唯一の小説となる「正義の雷鳴」です。これは光人社
NF文庫の人気シリーズ「第14空母戦闘群」の第1作目。原題は
「Carrier/キャリアー」シリーズです。
 第1巻のストーリーは、日本海の公海上で米情報収集艦が北朝鮮
に拿捕される……というものです。この展開だと第二次朝鮮戦争を
想定していると思われますが、最近の国際情勢を考えるとシャレに
なりません。
 ちなみに、このシリーズは現在8巻……ぐらいまで刊行されてる
ハズです。私は第1巻が見つからず、古書店で買いました。

 やっと前半終了(泣)。しかし10冊中8冊が講談社というのも
アレですな……次週、後半は10冊中の7冊が中央公論社です。

079. 読書月間(2003/7/3)
 先週は今年に入って二度目となる、神田・秋葉原めぐりをしたの
ですが、まあ……日曜日に都会に出かけるものではありませんね。
どこも人の波で、身動きがとれません。お食事処もお客で一杯だし、
仕方なしに歩きながらホットドッグ食べてました(笑)。
 正午すぎから出かけて、帰宅したのは午後八時を回ってましたよ。
その間ずっと歩き詰めです。それでも往復の往路はまだ良かったん
ですが、復路は夕方から雨に降られるという悲劇。総重量10キロ
もの書籍を抱えて、雨とは……駅からタクシーを使う手もありまし
たが、すでに出費が3万円に到達していたので、ビニール傘を購入。
泣きながら歩いて帰りました(笑)。笑えないネタですな(泣)。

 では「らいぶらり」に載らない雑誌とイラスト集のご紹介。
 雑誌は茜新社「LO/エル・オー」というロリ系の第2号です。
半年ぶりに出たそうなんですが、第1号は未確認ですよ……表紙は
「たかみち」で、内容は「西安」他スゲェ・エロエロです。
 最近成立した「児童ポルノ規制法」が「絵は除外」という方針を
打ち出したことにより、このジャンルの作家は無制限・無軌道状態
になりつつある様子。これには逆に出版社側の方が危機感を強めて
いるとも思われ、アオリ(宣伝)文句では、
「子供は世界の宝物」
「私はロリコンです。こども大好きです。だから手は出さない」
「Yes!ロリータ No!タッチ」
 などのキャッチなコピーがシャレになりません。
 ところで、私の友人にもロリ系マンガ家のアシスタント業をして
いる人物がおります。その友人によれば、
「表現の自由バンザーイ! これでロリ漫画業に精進できるよ!」
 ということなので、プロになったら同人誌にサインを書いてもら
おうと思ってます。でもそれを「とらの穴」とかに売ったりはしま
せんよ……プレミアがつくまでは(笑)。冗談です(マジ)。

 イラスト集は「彩京ビジュアルワークス」です。ちなみに原題は
「PSIKYO Visualworks Poster Book」というポスター・イラスト集。
ワニマガジン社の発行で、ページが一枚ずつ切り離せるという構成
です。画集では最近流行してますね。
 私は「あいてむ」ページでも書いてますが、彩京に集うメンバー
はスゴ過ぎますね。今回のイラスト集ですと、吉崎観音、寺田克也、
村田蓮璽、司淳、中村博文、緒方剛志、夏元雅人、あかつきごもく、
白亜右月……ですからねぇ。スゴ過ぎて解説が追いつきません。
 どのイラストが一番かと訊かれると、う〜む……かなり困るんで
すけど、好みとしては第30頁の美女ですかね。作画は白亜右月で
「ホットギミック3」に使用されたもの。
 これは実際に絵を見てもらうと解りやすいんですが、いかに私が
「ツリ目美人に弱い」かということが……以下略(笑)。

〜今週の更新情報〜
 さて、今回は「らいぶらり」に先週購入したコミック12冊中の
残り5冊を追加。全て続巻なので、累計数の増加はありません。
 そういやDVDは先週で120本に到達したんだよな……書籍も
追加すると100冊を超える。ですがその書籍20冊は、来週以降
になります。いや、申しわけない。二週間(実質十日)では半分の
10冊も読めませんよ(泣)。しかも私は現在、読書よりも小説の
執筆の方に時間を使わないと……ああもう。

 で、1冊目は「ダーククリムゾン」2巻。マガジンZで連載して
いたのだが、やっと出たと思ったら3巻も9月刊行とか。今冬には
画集も出る予定なので、願ったり叶ったりです。
 作者「うるし原智志」は、もうずいぶん前から追っている絵描き
のひとり。古くはパソゲーのキャラデザインの頃まで遡る。
 しかしこの作品、ページ全体の7割がハダカ(笑)という画風で、
よくマガジンZで連載が続けられたよな……ちょっちオドロキ。

 2冊目は「MOONLIGHT MILE」6巻。これは近未来SFというか、
宇宙開発の漫画です。そういや作者の太田垣康男は、以前「一平」
という警察官が主人公の作品を描いていたはずなのだが、書店には
もう見当たらない。また古本屋を探すのか(泣)。

 3冊目は「モンキーターン」24巻。三大週刊少年誌(サンデー・
ジャンプ・マガジン)で追っている唯一の作品。作者の河合克敏は
前作の「帯をギュッとね!」(全30巻)から読んでいる。これで
累計で54冊も描いてることに……2作でこの量はすごい。
 ちなみに、雑誌では長期連載の作品は嫌われる傾向にあるらしい。
それは新規の読者が読み始めないからだそうで、連載でも一話完結
の形式ならいいそうだ。例をあげると「ゴルゴ13」とか「こち亀」
などである。私は必ずしもそうではないと思うのだが、どんなもん
だろう?

 4冊目は「銃夢 Last Order」4巻。作者は木城ゆきと。
 ここでは様々な問題が語られているので、非常に好きな作品です。
主人公が格闘サイボーグということもあって、生と死とは? 戦う
意味とは? という哲学的な考察もなされています。自己の思索を
触発させられる作品ですね。

 最後の5冊目は「クロノクルセイド」6巻。作者は森山大輔。
 この作者もずいぶん昔からパソゲーで見ていた。もうエロ作品は
描いていないのだが、私は登場する女性キャラがエロエロに見えて
しょうがありません(笑)。このネタは「あいてむ」ページにも書
きました……これが追っかけてる理由だったり(笑)。
 また、以前(066)コミック・ドラゴンが休刊したと書きまし
たが、この作品は次の新雑誌「ドラゴン・エイジ」に引き継がれて
連載が続行中です。

 さて……次週からは20冊ぶんの書籍の解説に取りかかりますが、
どこまで読めるのか自分でもちょっち不安。とりあえず5冊だけは
タイトルを追加しておきます。来週はもう5冊追加して、計10冊
まとめて紹介します……今度こそ(汗)。

078. キレちゃった理由(2003/6/26)
 今週は神田・秋葉原巡りをしたので「らいぶらり」に大量の追加
があるのだが……それは後述で、またこのネタです(笑)。
 これは前の話とは別に書いた方がよろしかろう、ということで。

 私はかなり以前、日本の時代劇小説を書いたんです。これはまあ
捕物帖・人情話に属する話だったんですが、書いて少し経った頃に
「るろうに剣心」が大ヒット……つまり、それほど昔の話です。
 また、オープンしたばかりのサンリオ・ピューロランドに行って
キティちゃんのぬいぐるみを2つ買ったその直後、キティちゃんの
大ブームが到来しました……これもかなり前ですね。
 これらは時代の先取りをしてたのかな? とも思われます。

 最近ですと、海洋SF小説を書こうかとプロットを練っていたら
「えひめ丸」の事故が発生。これは内容が現実の事故に酷似してい
たため、発表を中止しました……もう2年前になります。
 それでは別の、地球から月面へ向かうSF小説を書こうとしたの
ですが、その矢先に「スペース・シャトルが帰還中に空中分解」と
いう事故が……また発表を中止。これは「だべりかころぐ/058」
でも書いています。
 これって、まあ、偶然ですよね? しかし、ここまでなら偶然の
一言で済むんでしょうが、問題は「今」です。

 中国や香港で発生した「新型肺炎」の事件はご存知でしょうが、
私は自分の小説「愛される人」で「流行り病」について書いてるん
ですよ……ここまでくると、とても「偶然」とは思えません。

 ちょっと、自分でも恐ろしいんですけど……まあ予知能力とか、
そういう能力が自分にあるとは信じていませんが、もしも、仮に、
「自分の書いたことが現実になる」
 なんてことが本当にあるとしたら……人死にがでる話はもう書け
ないです。シャレになりませんよ、ほんとに。
 しかも「予知能力」でいうと、いままでの文面からもお解りだと
思いますが、
「最初の時代劇から比べて(予知)内容が正確さを増している」
 いや、マジ怖いんですが……夏向きのお話ですか?(汗)。
 誰かこれに、もっと論理的で科学的な説明を付けてもらえないで
しょうかね? 超能力とかヌキで……。
 ここがネタの「逃げちゃえばいい」部分なんですが、どうです?
私がキレちゃった原因が解ってもらえたでしょうか?
 まあ、これも件の友人に言わせると、
「そりゃおまえの不安な心が生んだ錯覚だよ」
 なんだそうで、私もそれが最も論理的な説明だと思います。

 しかしあれだ……こんなことを気にしていると何も書けなくなる
ので、今後はもちょっちライト感覚というか、好き勝手にやってい
こうかとも思う。その方が自分としても気が楽だから(笑)。
 また、自分の書こうとする文章は「周囲から影響を受けやすい」
ということが発見できたので、上出来だろう。しかもこれは一般的
な「文章表現」の問題とは切り離して考えた方がいい。あくまでも
私の個人的な問題、ということで。

〜今週の更新情報〜
 今回は紹介するアイテムが大量にあるんですが、取りあえず購入
したアイテムがどれくらいあるか、量で示します。
 雑誌が1冊、イラスト集が1冊、DVDが3本、コミック12冊、
書籍はなんと20冊……総重量は10キログラム(笑)。
 とても一度には紹介しきれないので、次回以降で順番に紹介して
いきますよ。それに私は一週間で書籍20冊も読めません(泣)。
 で、今回は「らいぶらり」にDVDを3本追加。それとコミック
12冊のうち7冊(新規2作)を追加。

 まずDVDから。最初は「爆走! ヘルズ・エンジェルス」です。
 これは前に(075)「バニシング・ポイント」を見たんですが、
そのノリで購入したものです。この手のアメリカン・ニューシネマ
作品だと「イージー・ライダー」(1969年)が最も有名ですが、
これはその原型となった記念すべき作品。
 主演はジャック・ニコルソンで、1967年の製作。しかもこの
作品に登場する「ヘルズ・エンジェルス」という暴走族は実在する
モーター・サイクル・クラブです。このメンバーの一人で同クラブ
のカリスマ的リーダー「ラルフ・ソニー・バージャー」も出演して
います。つまり、実物(本人)と俳優(ジャック・ニコルソン)の
同時出演という画期的な映画だったんですね。
 60年代後半の映画というと、これら青年物……という言い方は
ちょっとわざとらしいですが、それと「大作物」とに大別できるか
と思います。大作の一例をあげると「天地創造」が66年ですから、
それを考えるとこの作品がいかに「ニューシネマ」だったのかが、
よ〜く解ります。

 2本目は「フラッシュ・ゴードン」です。これも前回見た「ハイ
ランダー」の関連で買ったもの。本国のアメリカではスーパーマン
と並ぶアメコミ・ヒーローで、かのジョージ・ルーカスも自身の手
で映画化を熱望していたとか。
 実はこの作品、個人的に一番好きな部類に入ります。もう20年
前の映画ですから、映像的にはかなり古臭いんですけどね。美術・
衣装の統一感がたまりません。お話も無理矢理な展開ですが、この
強引なパワーがまたすごい。全編に流れる「クイーン」サウンドも
映像と一体感があります。特にオープニングのコミック・カットが
作品のイメージそのままです。
 よく言われることなんですが、記憶に残る映画は、映像と音楽を
セットで思い出すものです。スーパーマンやバットマンはまだ続編
を製作することも可能でしょうが、これはちょっと無理でしょう。
 しかしこの作品自体がリメイク作品なので、もしかしたら誰かが
もう一度映画化するかもしれません。ちなみに、前作はモノクロで
1936年の製作です。これもDVD化されてますよ。

 最後の3本目は「くりいむレモン」第13巻です(笑)。いや、
笑っちゃいけません(笑)。
 この第13巻は、本編が「森山塔スペシャルII 放課後XXX」
の他にもう2本……あまりに内容が過激のために発売を自粛してい
たという第1巻「媚・妹・Baby」と第2巻「エスカレーション
〜今夜はハードコア〜」が一部収録されてます。もちろん修正入り
ですが(笑)。
 原版のVHSならほぼ修正ナシなんですが、それはもう見つから
ないでしょう。修正入りのDVDでさえ、どこの販売店を探しても
品物が無いという状況です。特に本シリーズ中の1・2・13巻は、
ほとんど入手不可能です。
 今回、購入できたのは超ラッキーとしか言いようがなく、これは
「激レア物」の部類に入ります。また、関連書籍と共に「あいてむ」
ページ内に項目を作ろうかと思ってるんですが、果たしてどこまで
紹介できるのか……やはり表紙だけですね(笑)。

 次はコミック(12冊中の7冊)のご紹介。この7冊は古本です。

 まず最初は、こやま基夫「なりゆきダンジョン」全3巻。
 これは以前(067)で「見つけたら買う」と予告していた作品
で、前作の「おざなり〜」からの通巻だと、全部で20巻です。

 次は、新谷かおる「砂の薔薇/デザート・ローズ」11〜14巻。
 これはかなり長期に渡って連載された作品で、我が家では10巻
で止まっていた。初出はすでに休刊している「月刊アニマルハウス」
1989年8月号です。この後、現在の「ヤングアニマル」に連載
が続きました。1992年の第1号〜1998年7号まで。
 この作品はたぶん全14巻で終わってると思うのだが……問題を
難しくしているのは、もうひとつ「ぶっとびCPU」という作品が
短期集中連載の形式で交互に掲載されたことによる。ちなみにその
「ぶっとび〜」はヤングアニマル1993年23号から1997年
19号までで、全3巻……のハズである。
 また、作者は松本零士のアシスタントだったことでも有名ですね。
松本零士の作品には「ヤッタラン」というキャラで登場しています。
 それと女性コミック誌で活躍中の「佐伯かよの」は、作者と画風
が酷似していますが、作者の別ペンネームではなく、奥サマです。
ですから、ご夫婦でマンガ家……意外と知らない人が多い。

 さて、残りは来週です……って、ほんとか?(笑)
 実は今週も先週と同じく土日がヒマになったので、引きこもって
読書に熱中したいと思ってます。

077. いいネタですか?(2003/6/19)
 最近の体調不良もようやく復調傾向らしく、一安心です。だが、
ここ数日の東京地方の暑さはいったいどうしたことか? まあ、夏
場は気温が急上昇してくるので、そうすると自分でも気がつかない
うちに脱水症が進むから注意が必要だ。やはり体が暑さに負けてい
たのかもしれない。
 取りあえず少しばかり筋トレして、水分を大量に補給してみたよ。
夏野菜も天ぷらでたらふく食べたし、胃腸の状態もいい。気分も上
向きである。今週末は久しぶりに土日がヒマになったので、神田・
秋葉原巡りでもするかな。
 しかし……まさか回復したのはケンカして血の巡りが良くなった
からじゃないだろうなぁ(笑)。ま、そのケンカした友人とは無事
に仲直りできたので一安心、二安心なんですけどね。
 これは、後から冷静になって考えてみると「わりとおもしろい」
ネタなので、書いておきましょう。
 一応、友人にも書く許可は取りました。ここに注目。

「このネタ、私のHPに書いてもいいっすか?」
「マジ? これネタだったのかよ? こんな手の込んだネタ振られ
ても、俺には対応できん。まあ勝手にしろや(笑)」

 ということで、書かせてもらいます(笑)。いったいどこが手の
込んだネタなのかは、読めば解るでしょう。

 ケンカの原因は「文章表現」に関する話題から始まりました。
 というのもかなり以前、実際に「発禁」になった書籍の話題から
話が発展した、ということ。この書籍の内容は「作者とその友人と
の関係や会話を書いたもの」という、ごく普通の内容です。しかし、
作者が友人から告訴され、裁判でも負けて発禁になりました。

「でさ、これどう思う? 許可を取らないといけないんじゃ、何も
書けないんじゃないかな?」
「そりゃそうだろ。でもさ、自分のことだけじゃなく、他人のこと
を書いたんなら、せめて出版前に原稿を見せるべきだろ?」
「う〜ん……それかなり難しいよ。だって思い出とか、そんな場合
もあるし。それに創作の場合、実際あった会話を取り入れるのにも
許可が必要なのかな?」
「いや、許可とかの問題じゃなくて、その予防措置だろ」
「予防?」
「つまり、告訴されそうな話題があったんだろう。そのくらい作者
も判断つくだろ? その判断がつかないなら、まず予防が必要だろ。
そういうこと」
「それって、検閲とかを気にして書くのとは違うのか? いや……
そこらへんの違いは解るけど……ほら、自分の小説にも人死にとか
多いし、病気とか扱ってる部分もあるからさ、告訴されるとなると
重要な問題なんだよ」
「それ、もう書いちゃった作品のことだろ? 気にするぐらいなら、
人死にがでない話に逃げちゃえばいいだろ」
「逃げてんじゃねぇっ!」
「バシッ!」(パンチが出た音)

 いや、すいませんでした。ほんと、反省してます(汗)。
 ま、友人はこのネタ書いたとしても、告訴はしませんから(笑)。
そこらへんは、お互い意思確認ができてます。でもべつにこの話は
「手の込んだネタ」じゃないんです。ネタ振りでパンチを出したの
ではありません。ほんとですよ(汗)。結果としてはそういう話に
なっちゃってますが……そこがおもしろいってことで(笑)。
 でもまあ、この部分は私でなくとも「キレどころ」でしょう?

 別に「逃げてる」わけじゃないんですが、人死にがでる話だけで
はなく、でない話も書けることを証明しなくちゃ、と思うわけで、
う〜ん……でもやっぱり逃げてたんでしょうね。
 ここらへんは「重要な問題」とも関連するので、また次回にでも
詳しく述べさせてもらいます。
 その点、友人のツッコミは正確無比です。図星で逆上したのでは、
反論の余地がありません。
 で、このオチはといいますと、まず私から謝罪。

「すまん! 反省してます、ほんとに……」
「もう解ったよ。じゃ、次の作品には期待してるからな(笑)」
「うわっ。それキッツー(泣)」

 つまり証明したいならさっさと書け、ということです……もう、
何と言いますか、書かせていただきますう〜(号泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVD(1本)が追加。

 今回は「ハイランダー 悪魔の戦士」です。
 主役がクリストファー・ランバートなんですが、私はいまひとつ
この役者に詳しくありません。この他にどんな作品に出演している
のか……グレイストーク(ターザン)だったかな?
 DVDの解説書に、他の出演作とか書いといてくれれば……ま、
いっか。別にそこには注目してないし(笑)。
 ここではショーン・コネリーの役がいいですね。母国のイギリス
ではもう「サー」の称号を授与されてる人物ですが、別に「名作・
大作」にしか出演しないという「お高い」役者じゃないってところ
に好感が持てます。初代OO7のイメージでも好きですね。

 ですが、この作品で一番と言えるのは劇中の楽曲が「クイーン」
だというところ。クイーンといったら「フラッシュ・ゴードン」も
捨てがたい……今度それ買おっと(笑)。
 そういや、OO7の「ショーン・コネリー/BOX」も欲しいん
ですが、カタログはあるのに品物がどこにも置いてない(泣)。

 しかしあれだな……ケンカしてても週に1本ずつDVD見るのを
止めないところが図々しいよな、私も……反省しないと(汗)。

076. 反省しきり(2003/6/12)
 このところの体調不良もピークに達して、これは寝過ぎとか疲労
の蓄積というのを越えて「病気かも?」という不安がある。
 だからといって友人に八つ当たりしてもいいのか、ということに
はなりませんね。しかも、ケンカしたのはすごい久しぶりだった。
もう十年以上こんなことは無かったよ。
 おまけにウェブでも、他様のBBSにまで同じケンカ調子で書き
込みしてしまい、かなり反省している。これには、また同じ失敗を
繰り返さないための予防措置として、どこでもしばらくの間、書き
込みはしないことに決めた。
 友人の方だが、私もこのまま親友を失いたくないので、また明日
正直に謝ろう。ちゅうか「自分は人に謝るのがすごく下手なんだ」
ということに、今更ながら気がついたよ。

 まあ、間が悪いことが重なっただけだろう。天中殺じゃないし、
厄年もまだだし(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVD(1本)が追加。

 さて、その一本は「エル・シド」です。これは11世紀スペイン
の国民的英雄の伝記を映画化したもの。
 タイトルのエル・シド役はチャールトン・ヘストン。なんかこの
人こういう「英雄」の役柄がピッタリなんだよね。現在、ご本人は
全米ライフル協会の会長ですし、めっちゃ強そうなイメージです。
 ヒロインのソフィア・ローレンは、この作品中では「浮いてる」
ような気がする。現代美人の本人と、中世のイメージのへだたりが
大きいのかもしれない……それは配役のまずさ。役柄が「女王」と
かだったらピッタリのイメージですね。
 また、騎士の決闘シーンがリアルすぎて、かなり迫力万点です。
確か「ベン・ハー」の戦車競争のシーンでも、
「このシーン、人が死んだだろう? スタントマンだとしても」
 そんなリアルさでしたからね。なんか「世紀の決定的瞬間映像」
みたいな感じで、演出とは思えません。

 ちなみにこの英雄の本名は「ロドリゴ・ディアス・デ・ビバール」
これはビバール地方の貴族、ディアス家のロドリゴさんという意味。
 通称のエル・シドとは、主君・指揮官・司令官という意味を持ち、
「真の見識と、情けをかける勇気を持った戦士」のことを呼ぶ。

 自分の行動と比較したら……反省しまくりです(泣)。


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