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No.126〜No.150までの25件

150. 更新が150回に到達(2004/11/11)
 時の経つのは早いもので、この「だべり」ページも3年目を迎え
ようとしております。ご覧の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
主幹のEMUKEIです。改めてのご挨拶でございます。
 まあ150回とはいえ週刊ペースなので、丸3年にはあと5週間
ほど間があります。正確には12月18日で3年目突入になります。
ちゅうことは、創作小説の次回の〆切までもそれしかないってこと
ですな(汗)。

 でその次回作なんですが、私も昔から書きかけのまま放っといた
テキストが多いので、それを引っ張り出してきて現在選考中です。
ちょうどいい短編があるにはあったのですが、なにぶん大昔の文体
のため読み苦しいことこの上ナシ(泣)。

「それじゃ、文体がちゃんと進歩してるってコトだろ? よかった
じゃんか。イエーイ!」
「……イエーイって言うなぁ!(怒)」

 なんちゅうかもう、出だしから全て書き直して掲載する予定です。
しかし間に合うんかいな? そんなことしてて……。
 一応「そうさく」ページに予告を出しておいた。予告を出したら
やらざるを得ません! そういうことです(笑)。

 話は変わりますが、つい最近小説家のフランソワーズ・サガンが
亡くなったことを知った。フランス国内の病院で9月24日、心臓
疾患のため死去。享年69歳だった。
 F・サガンは1935年生。18歳の時マルセル・プルーストの
小説の登場人物をペンネームにして「悲しみよこんにちは」を執筆。
54年に出版されると全世界で大ベストセラーになった。その一方、
私生活では二度の離婚を経験している。スポーツカーを乗り回して
事故を起こしたり、麻薬や脱税で有罪にもなった。その後は自宅を
売却したりして、晩年はあまり優雅ではなかったようだ。
 彼女は有名な作家ですが、私は一冊も読んだことがありません。
どうも「女性向けの作品が多い」という印象を受けたままになって
ます。しかし、今後は書店にも追悼特集とかで関連書籍も出るハズ
なので、ちょっと読んでみようかと思ってます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが7作(新規4、続編3)追加。3周年
に向け、執筆活動に専念しなければイカンのだ。今週は新刊を紹介
することにして、読書は後回し……ちゅうか、どんどん先送りして
いくだけで、残り32冊が一向に減らないんですけど(泣)。

 新規1作目は「あくまこあくま」です。マンガ家「わんぱく」の
作品集。当初私は画集と聞いていたのでデカい本かと思ったのだが、
普通の単行本サイズでした。本書は同人誌からの収録で、短編エロ
マンガやそのラフ、絵コンテなどです。商業誌未掲載のものばかり
なので、ファンは必見ですな。
 2作目は「び〜むす。」です。ネットで活動中の「オタクビーム」
の初単行本。出てたの知らなかったため、四刷りだったよ……って、
よく見たら一ヶ月半で四刷りですか? スゲェ人気だな。この人は
Hと普通マンガの両刀使いで、ノーマルでは「オオツカマヒロ」と
いう別ペンネームを持っている。本書ではエロ中心で、妹系と拉致
監禁凌辱作を収録。

 3作目は八月薫「羞恥の時間」です。これは以前に一水社いずみ
コミックスから出た「羞恥の蜜月」の復刻本。まだ絶版ではないと
思っていたが、ちょうど探していたので購入した。本編のカラー・
ページの一部をカバーで再現しているのがちょっと嬉しい。
 4作目は倉上淳士「こぎゃるかん」第1巻。この作者はエッチな
ラブコメ、俗に「エロコメ」と呼ばれるジャンルを得意とする人。
本作は既刊「ぎゃるかん」の姉妹作品です。
 5作目は続巻の1作目。大島永遠「女子高生」の第6巻。これは
掲載誌がリニューアル創刊したため、現在その増刊号に移って連載
が続いている。今巻には「とらのあな」の情報誌「とらだよ。」に
掲載された1Pマンガも収録されていて、ちょっとおトク。

 続巻2作目は槙ようこ「愛してるぜベイベ☆☆」第6巻。今巻で
知ったが、この作品は次巻で終わってしまうそうだ。非常に残念。
だが月刊誌で6巻なら長い方なのかもしれない。次回作にも期待。
 最後は魚戸おさむ「イリヤッド」の第6巻。今巻では聖マルコの
秘密が解明されると思っていたのだが、誤魔化されたようなオチで
期待ハズレだった。オチはいいとしても、丸々1巻ぶんも引っ張る
エピソードではない気がする……点が辛いなぁ(笑)。

 ところで、自分も中世ファンタジーばかり書いてないで、もっと
別のジャンルにも幅を広げていこうかと考えている……とはいえ、
著作第6作の「小さな英雄」が大々長編になることがハッキリして
いるので、その進捗状況次第ということですな。現在書いているの
もそうだが、書きかけの作品を何とか完成させようと思っている。
さて、どうなることやら(笑)。

149. 巨大生物シネマ(2004/11/4)
 というと、真っ先に思い出すのは「大王イカ」ですかね(笑)。
これは映画「海底2万マイル」に出てきたものが最初だと思うが、
個人的に巨大生物のフォーマットとなっている。巨大な海洋生物に
襲われるのはイカでなくてはいけない。「ジョーズ」はそれなりに
面白かったが、やはりイカじゃないと駄目(笑)。
 さて、ナゼにしてこの話題か? と問われれば、最近出たDVD
「テンタクルズ」を買おうかどうしようか迷っているから。これは
同じ海洋モノでも巨大タコの映画で、人間の味を覚えた食人ダコが
次々と人を襲っていく、という超B級ストーリーです(笑)。いや、
笑っちゃいけません(笑)。

 最近買った「マックィーンの絶対の危機」といい、このテのB級
SFにはかなりハマッている。そういや「大アマゾンの半魚人」も
出てるんだよな。リメイクした実写版の「サンダーバード」も見て
みたいし……と思ってたら東宝から「宇宙大戦争」が出る。これは
宇宙人が冷凍超兵器で地球を侵略するという作品で、本多猪四郎、
円谷英二、伊福部明の名トリオの一品だ。
 マニアックなSFホラーだと、物体Xの原版「遊星よりの物体X」
がある。カーペンターのリメイク版は「・からの・」なので、国内
タイトルが微妙に違う。これはDVDがとっくに出ているハズなの
だが、どのショップを探しても置いていない。
 置いてないというと、国内タイトル「ザ・チャイルド」で有名な
「フー・キャン・キル・ア・チャイルド?」という作品もどこにも
無い。似たような題名はいくつもあるが、これがオリジナルです。

 さらにマニーな作品だと、藤岡弘の「SF/ソードキル」が発売
される。これは仮面ライダー本郷猛(笑)こと藤岡弘が、サムライ
「タガ・ミツヨシ」として現代アメリカに蘇えるという話。かなり
以前にローカルTV局で見たきりだが、藤岡弘は本作でハリウッド
初進出だったように記憶している。
 マカロニ・ウェスタンでは最近新たに「ジュリアーノ・ジェンマ
(モンゴメリー・ウッド)」や「リー・ヴァン・クリーフ」などの
BOXがシリーズで出ているが、年末にはマックィーン主演のTV
西部劇「拳銃無宿」がついに出る。しかしコレ、日本語吹替え版が
声優ごとに3種類あり、別々に出すらしい……正気か?
 国内作だと小林明の「渡り鳥」シリーズが出るという。通り名の
「マイトガイ」が懐かしい。懐かしいと言ったら「A(エース)の
ジョー」こと、宍戸錠の無国籍シリーズも出してほしいのだが……
ちゅうかそんないっぺんに出されても、私の購入資金がありません。
カンベンして下さい(泣)。

 しかしアレだな、前にDVDを20本購入して、購入予定リスト
もずいぶん短くなった、と思ったのだが、もう元に戻ってしまった。
いや、前より長くなってしまっている(笑)。
 とりあえず、今月購入する予定なのは「キル・ビル」の1・2作
パックです。あとはブラピの「トロイ」ですかね。これがそれぞれ
6279円、3129円だよ(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。

 さて、今週からやっと大量購入した書籍の紹介になるが、最初は
事典の類からいってみたい。
 その1冊目は「世界の神々の事典」です。学研のエソテリカ事典
シリーズ第5弾。このシリーズは主に日本の神々を紹介してきたが、
本書ではエジプトやギリシャなどの地域ごとに世界の主要な神々を
解説している。特にオリエントやペルシアの章が面白い。
 ペルシア(現・イラン)というと「ミトラ信仰」が古代の宗教と
してあったのだが、私はそれ以降のゾロアスター教(前6世紀)と
マニ教(後3世紀)との関係がよく解っていなかった。ここは世界
宗教の発祥地のため、その文化も非常に複雑なのだ。ミトラ信仰が
その後のユダヤ・キリスト教などの母体となったのは確実だろうが、
これは地理的にインドにも波及していて、占星術にも影響している
という。それは前17世紀まで遡る、非常に古い神なのだ。

 2・3冊目は「世界の哲学・思想のすべて」「現代思想のすべて」
です。これらは日本文芸社の「教科書が教えない〜」シリーズの本。
著者は同じ湯浅赳男。ただ前著「世界の〜」は、後著発行後に改訂
してから再発行している。
 前著では宗教の思想哲学に始まって、順に現代思想へと発展した
様子が解説される。通読して大筋を知るには最適でしょう。後著は
ドイツから発生した思想ファッションの広がりを解説。フランスや
アメリカなどに加え、反欧米思想の解説もある。思想が経済活動に
与える影響も考慮されているので、世界の最新思想情勢を解り易く
知ることができる。
 ただ、両著ともに哲学理論に関しては項足らずの感があるので、
本書を出発点に個々の専門書へと進むのがいいだろう。

 4・5冊目はナツメ社の「図解雑学〜」シリーズ。その4冊目は
「パラドクス」で、これは哲学・思想などとも関連する「逆説」の
総集本。有名な「アキレスと亀」の話もちゃんとあるが、現代民主
主義の欠陥もキチンと指摘している。これは以前にゲーデルの本で
読んだが「多数決が多数の最大幸福にはならない」という理論だ。
 最後5冊目は「剣豪列伝」です。これだけ毛色が違うと思われる
かもしれないが、これを「武士道」や「剣術流派」の解説書として
みれば、哲学と関連しているのが解ると思う。本書では塚原卜伝や
宮本武蔵などの有名な剣豪のほとんどが解説されている。ちょっと
驚いたのは、源義経の得た鞍馬流の「皆伝の書」が、中国の兵法書
「六韜・三略」だったことである。この一方の「三略」については、
つい最近(だべり・139)読んだばかり。修行の末にやっと得た
秘伝書が、現代では文庫で読める……不思議な感覚ですな。

148. 新潟県中越地震(2004/10/28)
 現在も震度4程度の余震が続く中越地震は、避難民が10万人に
達しているという。TVニュースでも連日地震関係の続報を伝えて
いるが、大規模災害の恐怖をイヤというほど見せつけられる。
 弱り目に祟り目というか、今期の日本列島は全国的な台風災害で
農作物の価格が急騰している。近所のスーパーで価格を見てみたら、
レタス1個350円、大根1本400円。キャベツは1個450円
だった。普段の倍以上している。米作は平年よりやや悪い程度たが、
こうした状態が続くと災害援助物資の確保にも影響がでかねない。

 ところで新幹線の脱線現場を見て、マンガ「ドラゴンヘッド」を
想起したのは私だけではないハズ。時速200キロからの緊急停止
で怪我人がひとりも出なかったのは奇跡だろう。
 私の勤め先にも「実家が新潟」という同僚が何人かいるが、今日
28日から一時帰省することになっている。新幹線が不通なので、
東北方面から迂回して帰るそうだ。幸い、親族の安否確認はできて
いるものの、震災後の雨による水害や土砂崩れが心配なのだそうだ。
私も更に被害が拡大しないことを願っております。

 さて、今週もまたリストに含まれない書籍を紹介する。士郎正宗
「GALGREASE 2nd.SERIES」の3冊で、これはヤンマガ・アッパーズ
に掲載されたポスターブックの第2弾。当然、前3冊(093)も
購入済みである。内容は遺跡探検の「WILD WET QUEST」、海賊船長
「HELLCAT」、メカ娘「GALHOUND 2」は前回からの続編。
 個人的にはVol.4の遺跡探検がオススメ。熱帯雨林のジャングル
が背景ですが、登場するのはクレオパトラというマッチング。作者
もずいぶんとエロくなったものですな(笑)。
 ちなみに、本誌アッパーズが今号で休刊したため、本シリーズの
未収録分は別に画集となって出るらしい。悲惨なのは八神ひろきの
「G-taste」だろう。ミスターマガジンに続いての掲載誌の休刊で、
今後の掲載予定は白紙だそうだ。コレできればアフタヌーンに来て
もらえないだろうか? 購読しているので「私が楽」だから(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが4本追加。これらは5本購入中の残り。

 最初は「トランザム7000」です。やっと再版してくれたよ。
本作はバート・レイノルズの主演作では一番人気のため、どこでも
売り切れだったのだ。しかも1575円だからねぇ。
 本作は主役もそうだが、アメ車「トランザム」を一躍有名にした
映画でもある。日本にもファンは大勢いるだろう。いかにもアメ車
といった豪快な走りがウリで、見ていてカッコイイ。それと監督の
ハル・ニーダムは本作の大ヒットの後に「キャノンボール」も製作
しているが、これもDVDはどこにも置いてない(泣)。
 2本目は「戦略大作戦」です。クリント・イーストウッド主演の
痛快戦争ドラマ。テリー・サバラス、ドナルド・サザーランド共演
というのも豪華ですな。内容は連合軍の一部隊がドイツ軍の金塊を
奪取するというもの。戦争物にはどうしても暗い話が多いのだが、
私はこうした娯楽作も大好きである。

 3本目は「薔薇の名前」です。主演はショーン・コネリー。共演
には「アマデウス」のサリエリ役でオスカー受賞のF・マーレー・
エイブラハム。この人は元々舞台役者出身なので、演技力は抜群。
内容はイタリアの修道院でおこる殺人事件の謎を解いていくという
もので、中世物と探偵物の両方を楽しめる。
 ショーン・コネリーの役は英国の修道士ウィリアム。イタリアと
英国が教義で対立している様子もちゃんと描かれている。原作者の
ウンベルト・エーコのインタビューでは「映画は原作とは別物」と
いうことだが、なかなか面白い設定だ。今後は原作を読んでみよう
かと思っている。

 最後4本目は「マックィーン絶対の危機(ピンチ)」です。副題
には「人喰いアメーバの恐怖」とあるが、原題は「THE BLOB」です。
本作出演当時、スティーブ・マックィーンは28歳になっていたが、
映画は初の主役で、ここでは高校生の役をやっている。ずいぶんと
老けた顔の高校生だ(笑)。
 この映画、解説によるとペンシルヴァニア州フェニックスヴィル
で撮影されて、劇中の映画館では今でも毎年「ブロブ祭り」が開催
されているという。ちなみにこの「ブロブ」とは、不定形の物質を
示す総称なのだそうだ。本作はタイトルそのままリメイクもされて、
ファンサイトもある。非常に息の長い作品ですな。

147. 読書の秋?(2004/10/21)
 ここ数日、大量購入した書籍を読み耽っていたのだが、「これは
面白そうだな」と思って買った本が、実際に読んでみたらすんげぇ
つまらかったりすると非常にハラが立つ。
 私の場合、一般ピープル略して「パンピー」よりも読書量は多い
と思うが、そのぶん「ハズレ」を引く可能性も多いと言えるだろう。
だいたい購入書籍全体の1割ぐらいがハズレという感覚だ。
 その面白くない本を読んだときの対処法としては、勝手に内容を
作り変えて遊んでいる。これがなかなか面白い。自身の創作技術も
向上するから一石二鳥だろう。それはまあいいとしても、さすがに
読んだ順で「3冊連続でハズす」と気分もユーウツ。

 たぶんこれは自身の創作法とも関連するのだろうが、最近の小説
には「言葉の魔力」というものが感じられない。舞台劇などでいう
「名調子」の文が希薄なように思えるのだ。近頃の小説家は落語や
舞台観賞はしないのか? とさえ思えてくる。月刊アフタヌーンで
連載中の「リンガフランカ」でも読めよ、って感じ。これは今どき
珍しい「漫才」がテーマの漫画だ
 そういや、つまらない小説には「登場人物がその小説の中だけで
しか通用しない言語を使って話している」という特徴がある。現実
生活では有り得ない不自然な会話が、その世界限定で当然のごとく
綴られているのだ……と思うのは、私だけだろうか? 出来の悪い
TVドラマの台詞を聞くと、同様にウンザリすることがある。
 だが「しゃべり」が悪いとつまらない、というのは、やはり私が
根っから「芸人」だからなのだろうか? いやまあ、ネットで小説
書いてるから「文芸人」とは言えるのだろう。

 ドラマといえば最近「冬のソナタ」の影響で韓国ドラマが大人気
の様子。私はちょっとした特集番組で見たのだが、物語が熱く展開
しているので、懐かしい気分である。日本だとふた昔前、80年代
ぐらいの雰囲気だろうか。それと韓国ドラマは週2話放送があって、
殺人的なスケジュールで製作されているという。リハーサル無しは
当たり前だとか。それなら緊張感も舞台並だから、俳優の演技力も
上達するでしょうね。
 ところで、人気のヨン様(ペ・ヨンジュン)はちょっち……演技
がヘタクソ? これは脚本が良かったので、ずいぶんと助けられて
いるのではないだろうか。その番組で見た限りでは「ドクターズ」
という医療ドラマに主演してる「チャン・ドンゴン」がいい演技を
していた。この俳優は目鼻立ちがハッキリしてるので、ドラマより
映画向きの気がする。
 一方、女優にしても冬ソナの「チェ・ジウ」より「星に願いを」
の「チェ・ジンシル」の方が好感が持てたが……パンピーの評価は
どんなもんなんだろう?

 話は変わって、今週もリストに含まれないムック本をご紹介する。
購入10冊中の後半5冊で、ほとんどがギャルもの(笑)。
 最初は「機神咆吼デモンベイン公式魔導書」です。これはニトロ
プラスのPCゲーム「斬魔大聖デモンベイン」がプレステ2に移植
されたもので、その設定資料集。作画担当の「Ni^θ(にしん)」は
同社専属のクリエイターで、以前に担当した「Hello World」などと
比べても各段に画力が向上してます……けど「さいとうつかさ」の
描く絵に顔が似てきたかも。
 このゲームはラヴクラフトのクトゥルー神話をモチーフにして、
大胆に脚色したもの。魔道書から美少女の聖霊が出現、巨大ロボも
登場するという破天荒ぶりである。ここまでやってもらうと、逆に
潔くていいですな。シナリオを担当した「鋼屋ジン」の小説カバー
なども収録されているので、非常にお買い得ですよ。個人的な好味
だと「エセルドレーダ」がゴスロリ全開なのでイイ感じ。

 2冊目は「Partner CG&原画集」です。本書は原画を担当した
Tonyの人気が急上昇したため、どこでも売切れだった。しかも
4年前(2000年2月30日)の発行で、初版が入手できたのは
ラッキーとしか言い様がない。私が見たのは「御魂 〜忍〜」から
なので、それ以前の本を捜索するのは非常に苦労する。
 3冊目は「佐野俊英・アートワークス」です。PCのHゲーム・
メーカー「Reip」の公式CG画集。このメーカーは元々「佐野俊英
の絵でゲームを製作しよう」ということで設立されたという。
 私がこの作家を見た最初は「召喚者」だったと記憶しているが、
本書では未掲載。解説によるとそれは2作目なのだそうだ。今回の
メインは「Private Emotion」で、他には「雪のにおいと風のいろ」
「ペンシラー・カナ」「すいーとじぇみに」からのカットが収録。
柔らかい印象の絵柄なので、癒し系にはピッタリだろう。

 4冊目は唯登詩樹「YUI SHOP mini 赤」です。これは既刊の大型
画集を再編集した2巻目で、全4巻の予定。各話に作者のコメント
が追加されているので、非常に笑えます。
 最後の5冊目は「Lien」です。これは「おねがいツインズ」
のオフィシャル・ファンブック。おねがい系のイラストやグッズが
満載のシリーズ完結本。以前(125)購入した雑誌のイラストも
全体像が収録されていたので、嬉しい限りですな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に10作追加された。これは書店
巡りで購入した20冊中の後半10冊で、全てエロものです(笑)。

 最初の4作は鬼ノ仁のコミック。発行順に紹介すると「制服少女」
「不純異性交友」「活線挿抜」「肉体関係」となる。これらは全て
コアマガジン社の発行で、初単行本の「制服少女」はホットミルク
からだったが、後の3冊はメガストアから出ている。4冊とも以前
から「いつか買おう」と思っていたのだが、偶然に新古書店で入手
できた。全て半額で買えたのでラッキーである。最新巻「近親相姦」
も出ているから、これは書店で買おう。
 内容では学園物がほとんどで、制服Hが基本形らしい。4冊目の
「肉体関係」ではメイド物も描いてますが、これも「制服」ですな。
また、作者のHP「ぱんちゅ万歳」では単行本カバーなどのCGが
見れるので、いちどイッてみてはどうか(笑)。

 次いで5作目は「五体ちょお満足」みさくらなんこつ。初単行本
のタイトルは有名な書籍からのパクリですな。本書はピンナップと
マウスパッドの付録つき。実は2冊目の単行本「ヒキコモリ健康法」
というタイトルは、本書でボツになった案なのだそうだ。ちなみに
作者は「イベント会場で業界人に拉致られた」のが商業デビューの
キッカケだったとか。
 6作目は唯登詩樹「本日のオススメ」です。これは「月刊・桃姫」
に掲載されたフルカラー原稿を集めたもの。画集とはちょっち違う
ラフスケッチ調の絵がいい感じですね。
 7作目は天織龍樹「LAVE LAVE・SWEET」です。これが初単行本だ
そうなので、ちょっとビックリ。そういや前に「プリティキャッツ・
ショウタイム」という画集は出たけど、コミックスは出てなかった。
本書収録の「たたってニャンニャン」は、その画集からの再録です。
作者は以前からH雑誌「ばんがいち」でイラストを描いていたので、
かなり前から知っている。

 8作目は傭兵小僧「PUNKY KNIGHT -BOUNCING PHAIA-」です。本書
は既刊なのは知っていたのだが、長らく捜索中だった一冊。題名は
「パンキーナイト・バウンシングパイア」と読む。この人は寡作で
遅筆な作家ですが、ワリと好きなタイプ。巨乳RPG物というべき
作風で、同系統のH小説「凌辱の神殿」などの挿絵も描いてます。
 9作目は「始まりの大地 ジオイド」です。本書は南野琴と八月
薫の合作本。絵的には八月薫がメインで、南野琴が監督・脚本です。
この二人は高校の先輩後輩で、とても仲良しなのだそうだ。
 最後の10作目は「HAPPY END」あるまじろう。本書も作者の初
単行本です。偶然発見できて超ラッキーですな。作者は中年の描き
方に特徴がある。今後は小説のカバー絵も収集しようかと検討中。
 しかしアレだ……わざわざ漫画家の初単行本を探し出して買うと
いうのは、いちばん嫌われるタイプかもしれませんな(笑)。

 さて、来週からは小説・一般書籍の紹介ができると思ったのだが、
3連続でハズしたのがかな〜りイタイ。小説自体はスグに読めるの
だが、内容を把握して感想を述べるとなると多少の時間がかかる。
購入した40冊中の3冊はセットで収集している本なので除外し、
ハズレ3冊も除くと、残りが34冊……DVDを先に紹介しよう。

146. 復活の日(2004/10/14)
 というのは角川映画のタイトルだが、最近はマンガ界でも復活が
相次いでいる。以前(067、078)にも紹介した、こやま基夫
「おざなり(なりゆき)ダンジョン」の続編が始まった。掲載誌は
ビブロスの「超人ロック・スペシャル」である。再開された新作は
「なおざりダンジョン」というタイトルで、前作は同社から総集編
のコミックスが出ている。本作の元は休刊したコミック「ノーラ」
に連載されていたもの。1998年以来、丸6年ぶりの復活です。

 手塚治虫の「ブラック・ジャック」がアニメ化にともない、少年
チャンピオン・コミックスから合本版で復刻。前には鉄腕アトムも
復刻したが、これは別巻の1・2だけを購入している。今回はどう
しようか迷っているところ。
 それとヤング・チャンピオン掲載の読み切りB・J作品には驚き
だった。描いていたのは青池保子で、この人は「エロイカより愛を
こめて」が有名である。たぶん同じ秋田書店のつながりで描いたの
だろう。そのエロイカ版B・Jには爆笑でした。この四角いアゴは
なんとかならんのか(笑)。いや、面白いからいいんだけど。

 そういや、吉沢やすみ「ど根性ガエル」がペーパーバックで復刻
したのにも驚いたよ。これって、私が初めて買ったコミックスだと
思ったのだが……蔵書を調べてみたら、現存するのは第7巻のみで、
初版は1972年8月31日。74年の10刷を所有してました。
もう30年前だよ〜(泣)。
 ちなみに、前出のB・Jは第1巻の初版が昭和49年5月20日。
翌50年の12刷を所有してました。これが29年前ですよ(泣)。
これじゃ儂も歳をとるワケじゃよ……ふう。

 さて、今週は買い込んだ書籍の内からリストに含まれないものを
ご紹介する。ちゅうか、前述の解説文を書くために丸一日がかりで
蔵書を捜索していたため、もう日が変わりました(笑)。ここから
今日14日になってから書いてます。
 今週ご紹介するのはムック本10冊中の5冊で、最初は吉崎観音
「Mine bleE」です。この人は「ケロロ軍曹」が大ヒット中ですね。
本書は作者の初イラスト集で、かなり古い作品も収録されてます。
ゲーム「ツインビー」が懐かしい。休刊したH雑誌「ヒメクリ」の
表紙や、アスキー関連雑誌のイラストもある。中でもお気に入りは
「OSアイドル・Winちゃん」です。

 2冊目は「アートワークス・オブ・ソウルキャリバー II」です。
これは同ゲームの高画質イラスト集で、海外版や未公開イラストも
収録されている。製本も超精密印刷です。このゲームでの私の使用
キャラは「アイヴィー様」でしたね。この「様」をつけるところが
ハマリ過ぎ。勝利宣言の「汚らわしいっ!」も最高でした。他だと
くノ一・タキの胸も捨て難いんですが、やはりアイヴィー女王様の
ご威光には敵いません(笑)。
 3冊目は「DDEAD OR ALIVE HISTORY」です。タイトル通りDOA
の発売以来の関連グッズを網羅した一冊。初代DOAのピクチャー・
レーベルも掲載されていて、ちょっと懐かしい。これはサターン版
ですからね。付録CD−ROMには壁紙も満載(100枚!)です。

 4・5冊目は鶴田謙二の画集「ひたひた」と「コメット」です。
前著の「ひたひた」は白泉社のヤング・アニマルに掲載したもの。
ヌード作品が多いのは、誌名が「アニマル」だからなのか?(笑)
 後著「コメット」は、様々なお仕事集。小説のカバーなども多数。
オドロキは「初出とその前夜」という製作日記でした。1997年
から何月何日にどんな仕事をしたかが細々と書かれていて、ダメを
もらってのリテイク作業もある。
 実はこれらは買おう買おうと思っていたのだが、今まで先延ばし
になっていたもの。その理由は、掲載されたイラストのほとんどを
「使用した実物」で所有しているから……バカですね(笑)。これ
だからマニアは困る(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが5作(続巻1・新規4)追加された。
ただし、これは書店巡りで購入した20冊とは別口である。

 続巻の1作は楠みちはる「湾岸ミッドナイト」第30巻。本作も
ガイドブックが出てました。何か書き下ろしがあるなら……って、
またそれかよ(笑)。私の予想では、次に出るのは「はじめの一歩」
か「修羅の刻」でしょう。同じ講談社ですからね。ああ、それじゃ
「鉄拳チンミ」もあったか。でもこれはペーパーバックが出たから、
可能性は低いだろう。
 新規1作目はモンキー・パンチ「千夜一夜物語」です。日本では
ルパン三世の原作者としてしか知られてないけど、海外ではすごい
有名人なんだそうだ。各国でコミック大賞を受賞し、日本デジタル
漫画協会の会長に就いている。この作品でも随所にCG特殊効果が
使用されています。

 2作目は「虚数霊」むらかわみちお。この人は久々のコミックス
ですね。前作「リングリット」は復刻版だったから、新作だと9年
ぶりになる。ただ以前と比べて、キャラの顔が「ひょうたん型」に
なったような気がしないでもないが。それとマスコット・キャラの
「くうちゃん」の語尾「〜だくう」というのには爆笑した。
 3作目は鬼頭莫宏「残暑」です。これは短編集なんですが、長編
の「なるたる」よりも短編の方が面白い。収録作では「パパの歌」
が最高です。でもこの人、小学館でデビューしたとは知らなんだ。

 最後の4作目は竹本泉「トゥインクルスターのんのんじーEX」。
私はこの本、単行本未収録を加えた再刊行本と思っていたのだが、
内容を見てビックリ。前の話はひとつも載っていない……10年も
経ってるのに続巻なんだよ! しかも、コミックスの装丁は前巻と
まったく同じデザイン。やることがマニアック過ぎる。
 また、本書では作者のお友達12名が原稿を寄せているのだが、
そのメンバーがまた驚愕。あさりよしとお、伊藤明弘、久米田康治、
志村貴子、田丸治史、鶴田謙二、中村博文、ニ宮ひかる、平野耕太、
舛成孝二、陽気婢……である。スゴ過ぎて解説が追いつきませんね。
ファンなら必読、即買いでしょう。

 この文章を書いてたら……ああ、もうすぐ朝チュンですな。朝に
なってスズメが鳴くのを、私は「朝チュン」と呼んでいる。今日は
仕事がお休みだからいいけど。このページを更新するのはひと眠り
してからにしよう……ぐう。

145. 夢じゃ、夢でござる(2004/10/7)
 ここ数日、創作小説「小さな英雄」のストーリー構成を整理して
いたのだが、どうもこのお話は長すぎる。前にもチラッと書いたが、
主人公の修道士マルコは母親を捜している。捜し出すまでには当然、
長い道のりがある。既に392枚も書いたのだが、やっと聖堂騎士
ローランに弟子入りしたところ。これから剣の修行をして、冒険の
旅に出るまでがまた長い。
 第一部完結までの枚数を「1巻分」と計算すると、ゆうに10巻
以上の大長編になってしまうのだ。原稿用紙で4000枚ですか?
年1巻として、これから10年以上連載するの? 完結させるのは
到底不可能である……さて、どうするか?

「セレさ〜ん、どうしよっか?」
「いいかマルコ、よく聞け。5倍のペースで執筆すりゃいいんだ。
そんならスグ終わるじゃねぇか」
「なぁんだ、そっかぁ……ゲフッ!(喀血)」

 そんなことは夢また夢、一瞬の光の矢です。1年で5巻も書ける
なら赤川次郎だよ。でもこれなら2年で10巻になる計算だから、
完結も充分可能なんだよね……ハァ(泣)。

「ねぇねぇ……なんか作家の人、泣いちゃったよ?」
「チッ、しょうがねぇなあ。泣いてるヒマがあったら1枚でも書け
ばいいんだよ。これだからトーシロは始末に負えねぇ」
「と〜しろって、なに?」
「そりゃ素人のことだ。やり方がまるで解ってねぇヤツのことだよ」
「ふ〜ん……それが始末に負えないのは、どして?」
「世の中には、三通りの人間がいるんだ。勝負に出て勝つヤツと、
負けるヤツだよ。そいつらはちゃんと始末がつくだろ?」
「ふむふむ。そんで、あとひとりは?」
「勝負に出ないヤツさ」
「なるほど! それって、挑戦しない人のことだよね」
「そうだ。負けたくないから勝負にも出ねぇ。そんなのは問題外だ。
マルコ、おまえはどっちだ?」
「ぼくは挑戦者で〜す!」
「ハハ。やっぱお前は、すげぇヤツだよ。作者と違ってな」

 ちゅうか、オレ様はおまえらからそんなこと言われたかないわ!
いや、持ちキャラの発言に逆ギレしててどうする、オレ様。しかし、
なんでこう自虐ネタばっかりスグに思いつくのかな(爆笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に5作追加されたが、その続巻が
6冊あるので、合計だと11冊です。

 最初は竹宮恵子「私を月まで連れてって!」全4巻です。ただし
これは文庫版コミック。1巻だけ購入したまま止まっていたもので、
今回は残り3巻を古書店で発見・購入したもの。ちなみに全巻初版
だったので超ラッキーですよ。
 タイトルからしてパロディですが、本作のパロディぶりは元ネタ
を越えている希な傑作で、近年のパクリ迷作とは次元の違う完成度
です。ヒロインのニーナがとってもキュート。ぜひご一読をお薦め
しますね、特にSFファンの方。

 次は高橋しん「きみのカケラ」第1〜3巻。週刊少年サンデーで
連載していた作品ですが、作者が病気のため休載していたものです。
今回は初版1・2巻を古書店で発見できたので3巻も書店で購入。
 本作は主人公のイコロ王女が方言まるだしなところがナイスで、
「訛り」と言ってしまうとアレなんですが、方言って耳に心地良い
気がするんですよ。京言葉なんかもそうですね。
 3作目は大島永遠「とわ缶」です。Hなギャグ満載の短編集で、
かなり初期の作品(デビュー作)も入ってます。作風はそのまんま
なんで、これもかなり笑えました。
 そういや、このコミックと同じ実業之日本社から発行されている
雑誌「キャンドール」の表紙が「にしき義統」でなくなったので、
ちょっと残念です。

 4作目は七瀬あゆむ「パチスロバカップル」第1・2巻。なんか
久しぶりにこの人のマンガを読んだ。ちょっと調べてみたら他にも
作品点数かなりあるんで、遡って読んでみようかと思っている。
 最後は桑木みき「毎日がスロ曜日」第1巻。このコミック、当然
連載した全編を収録しているのだと思ったら、セレクトされていた。
どうして? 版権問題に引っ掛かったのか? あと作者のお名前、
どこかで見たような気がしていたのだが、それがひょんなところで
判明した。週刊ファミ通で「いい電子」を連載中の「みずしな孝之」
のお友達だったのだ。作品中にも登場している。
 ところで、私はパチスロしません(笑)。以前はパチンコ一辺倒
でしたが、これもやめてから久しい。私の友人では現在どっぷりと
スロにハマってる人がいますけど……そこに使うお金があるんなら
私にちょうだい(笑)。

144. 四半世紀(2004/9/29)
 今週はサーバー・メンテナンスの都合により、一日早い水曜日に
更新しております。この「だべり」の回数も通算1グロスに到達。

 先週からずっとスター・ウォーズDVDを見続けたため、ドライ・
アイ状態でした。本編三部作が390分、音声解説のため見直した
ので倍の780分……これが13時間で、さらに特典映像が4時間
以上あったのだ。眼が痛くなるのも当然である。
 その解説は後述するとして、この映画が製作された1977年は
(日本公開は78年)もう27年も前。今回はこの時期前後数年の
世相をちょっち調べてみた。

1974年/昭和49年
「アルプスの少女ハイジ」「宇宙戦艦ヤマト」TV放映開始。
75年 子門正人「およげたいやきくん」大ヒット。
「秘密戦隊ゴレンジャー」「タイムボカン」TV放映開始。
76年「桃太郎侍」TV放映開始。ロッキード事件。
 モントリオールで体操男子団体が5大会連続の金メダル獲得。
77年「宇宙戦艦ヤマト」劇場版公開。
 巨人の王貞治がホームラン756号の世界新記録達成。
78年「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」日本で公開。
「インベーダー」ゲーム大流行。キャンディーズ解散。
「アニメージュ」創刊。ピンクレディー「UFO」レコード大賞。
79年「機動戦士ガンダム」TV放映開始。
「ルパン三世・カリオストロの城」「銀河鉄道999」劇場公開。
 ドラマ「西遊記」主題歌、ゴダイゴ「ガンダーラ」が大ヒット。

 う〜む……非常に懐かしい話題ばっかりだ。この時期、国内では
「宇宙戦艦ヤマト」が大人気。今にして思うとスター・ウォーズの
劇場公開が翌年にズレ込んだのは、ヤマトとのWブッキングを回避
するための配給会社の都合だったように思える。「インベーダー」
ゲーム等の大流行もあって、一般人にもSFが認知された時期だ。
 私はというと、創刊されたアニメージュの購読を始めた頃。確か
古書店巡りを始めたのもこの頃である。当時はSFが認知されたと
はいえ、書店には関連書籍が並び始めたばかり。それ以前の作品を
読もうとすれば、古書店巡りをするしか方法が無かったのだ。
 それに私が都心に映画を観に行ったのは、平井和正原作のアニメ
「幻魔大戦」(83年劇場公開)が最初。いかに当時の私がSFに
ハマっていたかが解る、懐かしい思い出である……と遠い眼をする、
足を擦る(笑)。

 ところで、先週の古書店&ショップ巡りの報告だが、DVD5本、
ムック本10冊、コミック20冊、書籍40冊という結果である。
またしても数量が倍々だが、別に意識してやっているワケではない。
 それと前回の古書店巡り(124)で、合計30冊のシリーズ本
を収集していると述べたが、よくよく調べたら合計35冊だった。
全10巻が3セットと、全5巻。そのうち15冊については在庫の
ある書店が判明したので、ラッキーである。これは今後ちまちまと
買い揃えようかと思っている。残りの20冊ぶんなのだが、前回の
15冊に加えて今回も3冊ほど発見。これで合計18冊を見つける
ことができた……あとの2冊はいずこにあるのだらう?

 そういや古書店巡りをしていて思ったのだが、捜索中の上下巻が
どこでも下巻しかない。ナゼにして? こういうのは上下巻セット
で販売するのが普通だと思うのだが……もしかで、誰かが上巻だけ
買い占めてるのか?(笑)

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックの続編が3作追加。

 さて、SW三部作の解説にいこうか。この作品、いま見てみると
さすがに古臭い感じがしないでもないが、全カットがリニューアル
しているので充分鑑賞に耐える作品ではある。
 今回改めて全編を見て気がついたことは、場面が転換するときの
映像効果。紙芝居のようなスライド式の演出を採用しているのは、
非常に珍しい部類と思われる。他に「スティング」ぐらいしか思い
つかない。非常に遊び心のある編集方針だ。
 遊び心といえば、当時の子供達の趣味が満載なのも見過ごせない。
その第一は模型・プラモデル感覚だろうが、昆虫採集や恐竜、遺跡
というテーマも画面に見てとれる。この後「インディ・ジョーンズ」
シリーズが製作されたことを考えれば、それも納得だろう。
 ただ、3作目で登場した「イウォーク」は「遊びすぎでは?」と
いう感がある。より子供向けを意識した結果なのだろうが、これは
純粋SFファンからは散々な言われ様だった。なんとなく「ゴジラ」
がたどった道のりと似ている気がするのは私だけでしょうか?

 実はこの作品、公開当時は「純粋SF」ファンからの批判も多々
あったのだ。純粋SF作品とは、もちろん「2001年宇宙の旅」
のことである。こちらは68年製作にもかかわらず、いまだにSF
映画の第1位に推す人が多い。所詮SWは娯楽作ということか。
 年代的にベトナム戦争の影響からかもしれないが、出撃シーンが
「国粋的である」と文句をつける人も多かったように記憶している。
そんな無粋な輩は放っておき、見たままを楽しめばよろしい。特に
オープニングに関しては、映画史上に残る屈指の名シーンだと思う。
ここに文句をつける人は映画好きでは無いと断言できる。
 ま、この2作がSF映画の一位二位を競うことに異論のある人は
いないだろう。ちなみに三位四位を競っているのは「E.T.」と
「未知との遭遇」だ。ここでも純粋SFと娯楽作の対立は明らか。

 しかし、このSWシリーズは原作全9部作。現在エピソード III
が製作中で、シリーズ作品の製作期間としては最長に属するだろう。
なんせ27年間なのにまだ6作目である。全9部作の完結にはあと
10年以上かかるのではないだろうか。これからも各方面に多大な
影響を及ぼしていくのは間違いないと思われる。
 近年の三部作系のヒットでは「ジェラシック・パーク」があるが、
これはSW系統の延長線上にあると言える。「マトリックス」とか
「ロード・オブ・ザ・リング」は完全に別の系統だろう。

 続いてコミックをご紹介。きたがわ翔「千夏のうた」第2巻です。
今巻で主人公・千夏と臣じいさんのエピソードが繋がった。これも
長い話になりそうである。また作者自身が宣言した通り、今巻でも
背景の作画に気合が入りまくり。それと「ホットマン」の第2部の
ドラマ放映が10月から開始されるとか。
 2作目は林家志弦「おねがいティーチャー」第2巻。これで完結。
作者はまともな恋愛作品は初めてのため、大変勉強になったという。
しかし、私は個人的に毒のある作品の方が好きなのだが(笑)。
 3作目は竹本泉「トランジスタにヴィーナス」第7巻です。この
作品も完結である。作者にとっては最長ページ数の連載になったが、
どうもコミックスの売上げが芳しくないとか。ちょっと意外な感じ
がするけど……次回作にも期待してます。

 来週からまた大量購入した書籍の紹介をすることになるのだが、
もう今年も10月になるので、そろそろ創作小説の次回作の執筆に
取りかからねばならない。しかも「あいてむ」ページの改稿も途中
のままである……私の時間はどこへ?(泣)

143. 窮余の一策(2004/9/23)
 今週始めの敬老の日に、某量販店で買い物をしたところ、ここの
サービス・ポイントが1万6000Pもあることが判明した。

「オレって、SW・トリロジー丸ごとポイントで買えるのか!?」

 これで「お自動さま」などに頼らなくてもOKです。ちゅうか、
もっと早く気づけ、オレ様(笑)。しかもトリロジーを購入しても
まだ6000Pもあるよ……他にナニ買ってやろうか。
 気になったので別の某量販店のポイントも調べてみたら、ここも
9000Pもあった。合計で2万5000P……どうして同じ店で
買い続けなかったんだろう? そうすりゃ「バンツマ・BOX」も
半額で買えるのに(笑)。

 でもどういうワケだか、最近マニアックなDVDの発売が多い。
バンツマもそうだが、もうひとつ「市川雷蔵」もシリーズで出る。
「大菩薩峠・BOX」が1万5000円だったよ。他に角川映画の
「汚れた英雄」「愛情物語」なんてのも出る。これは9・10月が
上半期決算ということもあろうが、海外ではこの時期が本年度末に
あたるので、邦画・洋画のリリースがかち合っているのだろう。
 しかしながら、ポイントを使うのは本当に貧窮したときのために
取っておき、自腹で普通に買えるものから順番に購入していく方が
いいでしょね。でも、ポイントが購入金額の1割だとして、2店で
25万円も買い物してる計算だよ……バカ?

 ところで、先週紹介した映画「丹下左膳」だが、上映館が判明し
ましたよ。「恵比寿ガーデンシネマ」で9月24日まで……って、
明日までじゃんか! こんなん行ってるヒマないよ(泣)。
 ちなみに、今日はこれからトリロジー購入ついでに近場の古書店
巡りをする予定である。休日(秋分の日だから祭日)街中にでると
人ごみで死にそうになる(笑)から、マイナー・スポットを巡ろう
という趣向だ。捜索中の書籍が見つかるといいのだが、見つかれば
見つかったで出費がかさんでいくことになる(泣)。

 とりあえず今週は近場で購入済のアイテムをご紹介。
 最初は「月刊プレイボーイ日本語版」10月号である。ジョン・
レノンの表紙につられて購入したが、オドロキはグラビアで特集の
「アテネ五輪、美女ヌード」だ。表紙にはヌードのヌの字も無い。
 オリンピック開催前に、オーストラリアの女子サッカー・チーム
が脱いだのは知っていたが、これはカレンダーの撮影のためである。
選手個人が男性誌でヌードを披露するとは、まっことオドロキぜよ。
ナゼか薩摩弁(笑)。ちなみに、この号で一番お気に入りの美女は
ヘイリー・クラークでした。米国100m背泳・元世界記録保持者。
完璧なルックス&バディ……天は二物を与えたもう?

 他にもいるかとウェブ検索してみたら、脱いでる選手ってかなり
いるんですな。ここで紹介するとNGなので、後は自己責任で検索
してほしい(笑)。脱いでない美女ベスト3だと、以下の通り。

1.ダニエラ・ハンチュコワ
 ( Daniela Hantuchova /スロバキア/テニス)
2.アンナ・パブロワ ( Anna Pavlova /ロシア/体操)
3.小西ゆかり (日本/射撃)

 この3人、名前だけでもすごいヒット数でしたね。特にテニスの
ハンチュコワ選手は超有名アイドル。ファンサイトも乱立してます。
彼女はジュニア選手のコーチもしていて、性格も大変よろしい。
 第2位のパブロワ選手は、同姓同名のバレリーナの方が有名かも
しれません。ロシアや東欧の選手には美女が多いですね。
 最後の小西ゆかり選手は、なんと自衛官・三等陸曹です。しかも
昨年の全日本射撃大会優勝者。日本一射撃の巧い、黒髪の美女。

 2件目は「青春/トーキョースクールガール」です。ブックマン
発行の制服写真集で、女性誌で活躍中の美少女モデルが100人も
勢ぞろいしている。何人かはハーフらしき娘もいるが、近年の国内
美少女のレベルの高さには本当に驚かされる。そこらのグラビア・
アイドルじゃぜんぜん敵いませんね。チャイドルとかでない、本格
美少女ブームの到来なんでしょうか? ただこの写真集、見開きの
ページでモデルの顔が見え難いのは憤慨もの。再編集を希望。

 3件目は「ああっ女神さまっ COLLECTION」です。先週「なにか
書き下ろしがあるなら買う」と書いたが、書き下ろしが無いのにも
かかわらず買ってしまった(笑)。コレクターズ・アイテムという
ところでしょうか。
 4件目は「機動戦士ガンダム THE ORIGIN ガイドブック」です。
これも前出と似たような感覚で買ったのだが、こちらには安彦良和
の書き下ろし短編「その前夜」が掲載されていた……ええとこれは、
コミックに加算すべきなのだろうか?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続編が2作追加。

 最初は「銃夢 Last Order」第6巻。今巻から過去エピソードが
描かれているので、今後の展開にちょっち期待。それと再登場した
ノヴァ教授に爆笑! これやっぱり「iPod」の影響なのか?
 2作目は「モンキーターン」第29巻。個人的に新恋人の青島を
応援したいのだが、この作者の作風からいってそれはナイだろう。
続きが非常に気になるところ。また、今巻のカバー4コマ漫画には
爆笑だった。洞口(父)はギャグがはまりすぎ。

142. 創作談議(2004/9/16)
 小説「小さな英雄」第一部完結分掲載から早一ヶ月が経ちました。
この間、友人連中から様々なご意見・ご感想を頂戴いたしましたが、
今週はなかでも気になる事柄について述べさせてもらいましょう。

 その1は私の文体について。まあ、文体というほどの格式がある
ワケじゃないんですが、自分では普通の「三人称」形式だと思って
いたんです……が、ちよっち普通でない部分がある様子。
 ご指摘によると、私の文には「読者に同意を求める意見」のよう
な記述が多いとのこと。例えば「〜なら当然だろう?」とかである。
これは「〜である」調の文末が多いためだと思ったのだが、どうも
そうではないらしい。詳しく述べると、私の文は作品中で完結して
おらず、聞き手(読者)の反応を促しているという。これは小説の
文体ではなく、落語や舞台劇などの講談に近いものなのだそうだ。

「ふむ……言われてみれば、そうかもしんない」
「だろ? 三人称なんだれけど、もっと語り手の存在感がハッキリ
してて、それがストーリー進行のテンポを決めてるんだよ」
「でもそれって、普通にやらないか?」
「やらないよ。文章は話し言葉とは違うんだ。小説っていうより、
舞台脚本に近いと思うぞ」
「ううむ……まあ、セリフについては『文章』じゃなく『口調』を
大切にしているけどね。他に意識的にはやってないつもりだけど」
「小説家には二通りあって、文章を考える作法と、見たままを記述
する作法があるんだ。確実に後者だろ」
「そうだな。場面のイメージが思い浮かばないと、書けないタイプ
なことは確かだよ」

 舞台劇ではストーリーが台本通りに進行するとは限らない。途中、
観客から「笑い」や「拍手」があったりして「間」が生じることが
ある。どうやら私の文章は「講談をライブ録音して文章に起こした」
ようなものらしい。
 たぶんこれは、幼少の頃から落語好きだったせいもあるだろう。
好きというか、近年の漫才・お笑いブームの遥か以前から「笑点」
を毎週欠かさず見ていたからかもしれない。そういや時代劇とかも
かなり見てたな……その2は、その時代劇に関する事である。
 これは掲載されている小説の6作品全てに言えることなのだが、
魔法を使うファンタジー作の体裁をとっていながら、モンスターが
一匹も出てこない。

「これは意識して怪物・モンスターの類は出してないんだよ」
「モンスターの出てこないファンタジーなんてあるかよ?」
「う〜んとね、人家の近くに怪物がウロウロしてるのって、かなり
変だと思わない? もっと辺境まで遠出しないと……それに、怪物
イコール敵という設定だと、単純な善悪二元論の作品になっちゃう
から。だったら他にもっとやりようがあるよ」
「それじゃ、中世歴史劇の伝奇版ともいうべき内容だな」
「基本設定はその通りです」

 現代に科学があるように「中世に魔法があったらどうなるか?」
という設定で創作しているのである。今後、怪物も登場することに
なるでしょうが、それはかなり先のお話。なんせ最新作の主人公・
少年修道士マルコは、やっと聖堂騎士に弟子入りしたところである。
これから剣の修行をして、冒険に旅立つのだ。

「そりゃ、気の長い話だな……」
「実は私も困ってます(笑)。作品中では何レベルとか何ダメージ
とか書いてるけど、この作品RPGじゃないんで、怪物を倒しても
経験値は得られないし、レベルも上がらない。だいいち、マルコは
最大防御力のマントを着てるから、最初から勝負にならない(笑)。
ゲーム化は絶対不可能ですな」
「じゃドラクエ・FF系統じゃなくて『ゼルダ』なんだな?」
「そうだね。アクション・ゲームだよ。時代劇よりチャンバラとか
言った方が解りやすいかも」

 創作のキーワードは「冒険」である。戦闘で経験値を得るという
のは、私の考えている冒険ではない。自身がレベルアップするのに
合わせて敵も強くなる、というのでは、話が進むにつれて登場人物
が強くなりすぎてしまう。これでは強さの大安売り(インフレ)を
起こしてしまうだろう。
 指輪物語の原作者J・R・R・トールキンの語るところによると
「ファンタジーとは冒険を通して主人公が成長していく話」なんだ
そうだ。しかも彼は「ハッピー・エンド」を定法としている。私が
今回の作品でテーマとするのは「痛快な冒険活劇」のため、それに
かなり近い。たぶん第二部は「小さな英雄/修道士マルコの冒険」
とかいうタイトルになる予定……まだまだ先は長いよ。

 ところで時代劇といえば、「丹下左膳」が再映画化されたという。
今回の主演は豊川悦司。以前の、というか私が見たことのあるのは
大河内伝次郎の出演作だった……ような気がする。ちょっと資料を
調べてみたのだが、今までに34回も映画化されているため、私が
見たのがどの作品だかぜんぜん判りまへん。大河内伝次郎の出演作
だけで5本もあった。記憶にあるのは「しぇい(姓)は丹下、名は
しゃじぇん(左膳)」という名調子の台詞である。これはたぶん、
昭和33年のトーキー版ではないかと思われる。
 今回の映画化作品も見てみようと思ったのだが、ロードショーで
なくミニシアター系のため、上映館がわかんない(泣)。どのみち
都心まで行くヒマは無いのだが(号泣)。仕方がないので「林不忘」
の原作本(光文社文庫から全3巻で復刻)でも買おっと。

 古い映画の情報をもうひとつ。DVDで「無法松の一生」が発売
されると聞いて「やったぜ!」と思ったら、三船敏郎のリメイク版
(昭和33年)だったのでガックリ……世界のミフネは好きな俳優
だが、ことこの作品だけは最初の昭和18年「阪東妻三郎」略して
「バンツマ」版が最高なのである。
 これもちょっと調べたところ、なんと「阪東妻三郎傑作選DVD・
BOX」が出るじゃんか……でも、10枚組で4万7250円だよ。
「無法松の一生」と「王将」だけ単品で出してくれ(泣)。
 ちなみに、このバンツマ版は戦時中のために検閲が入ってしまい、
大幅カットされてしまった作品。今回の傑作選ではそのカット部分
のフィルムを一部修復しているという……スゲェ見たいよ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続編が2作追加。

 1作目は藤島康介「ああっ女神さまっ」第29巻。今回は空飛ぶ
ほうきレースの続き。本誌を読んでいるから内容は既に知っている。
最近ではこの作品の「COLLECTION ガイドブック」も発売されたが、
それは……なにか書き下ろしがあるなら買うつもり。
 2作目は市東亮子「やじきた学園道中記」第24巻。発刊ペース
がとても早いように感じるのは私だけ? いや、早い方がうれしい
のだが……前巻は4月25日だった。月刊誌なら普通のペースだよ。
しかしこの作品も物語中の経過時間がスローですな。主人公二人の
学年が同じままなので、1巻から1年以内の話ということだ。

141. あきらめが肝心?(2004/9/9)
 先週ちょっち金の話で愚痴っていたら、友人から怒られました。

「おまえもXX歳なんだから、少しは貯金しろよな」

 眼がマジだったよ……ジョーダンが通じない人ってイヤン(笑)。
 別に冗談でなく、欲しい物を買うのが「正しい金の使い道」では
ないでしょうか? それに、モデルチェンジしたばかりの380万
もする新車買ってるヤツからそんな説教されたくないです(笑)。

「オレはちゃんと計画的にローン組んでるだろ」
「あのね、DVDじゃローンなんて組めないの。知ってた?」
「馬鹿だな、『ひとりで出き太』があるじゃんか」
「バカはおまえだあーーーっ!」

 友人は自動融資マシンと銀行ATMの区別がついていないご様子。
私は彼が破産しないことを祈るばかりです。しかもコレ実話なんで、
他にフォローの仕様がありません。
 ちゅうか、私は身上として「現金買いできない品物は身分不相応」
だと思ってるんで、基本的にローンは嫌いなんです。でも現状では
預金の底が見えてるし、定期だけじゃATMも使えませんね(笑)。
……すいません、笑いゴトじゃないです(泣)。

「一冊も本を買わなければ楽に買えるだろう?」
「ぐはっ! おっしゃる通り……でも、そんなことは出来ません」
「人間、諦めが肝心だと思うぞ。それに『ひとりで出き太』がイヤ
なら『お自動さま』に頼んだらどうだ?」
「それは私に『人生設計を諦めろ』ということですか?」

 というのが今回のタイトルです(笑)。まあ、プロ小説家として
デビューして印税バンバン入るようなら、そんな問題は解決ですよ。
……かなりダメダメな皮算用してますね(泣)。

 ところで、スターウォーズ/トリロジー・BOXの発売に先だち、
サントラCDを買おうかと思ったのだが、もうどこにも売ってない。
そこで「ベスト・オブ・スペース・ミュージック」を購入しました。
これはクラシック盤で、長年ルーカスやスピルバーグの映画音楽を
担当したジョン・ウィリアムスが常任指揮者をしている「ボストン・
ポップス・オーケストラ」の名盤です。収録曲は以下の通り。

「スター・ウォーズ」(三部作)9曲/「スーパーマン」2曲/
「E.T.」2曲/「未知との遭遇」1曲。全14曲。

 これで1575円なんだから、サントラ盤よりお買い得ですね。
久しぶりに聴いた「ベイダー卿のマーチ」に感動! やはり映画は、
音楽を聴いた瞬間にそのシーンが思い浮かばないといけない。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が1冊追加。コミックの続編が2作追加。

 書籍は「ヨーロッパの世界遺産」第4巻です。今巻は「ドイツ・
オーストリア・チェコ・ハンガリー・スイス」編。世界遺産もいい
のですが、それを取り巻く「緑の森と赤レンガ」がまた最高です。
私はこの「ちまちま感」がとても好きなんですよ。
 コミックの最初は、森山大輔「クロノクルセイド」第8巻。完結
するまでに丸6年かかっている。個人的に「サテラ萌え」なので、
これはちょっとうれしい結末でしたね……って、主人公はなおざり
ですかい?(笑)

 次は竹本泉「よみきり・もの」第7巻。著作中、初めて7巻目に
突入ですよ。今巻は割とまともな話でしたね。
 それとちょっち小耳にはさんだのですが、以前ヤングアニマルで
連載していた「トゥインクルスター・のんのんじー」が「〜EX」
として発刊されるとか。これは「あいてむ」ページでも書いてます
けど、ようやく未掲載分が収録されるらしい……これ10年ぶりの
ことですよ。長生きはするもんですなぁ(笑)。

140. ちかごろ目についたレアもの(2004/9/2)
 私がオリンピックに夢中になっている間に、世間一般では大変な
事態が進行していたらしい。まず第一に上げられるレアものとは、
「キャプテン・フューチャー」である。エドモンド・ハミルトンの
痛快スペース・オペラが創元社から合本版・全11巻で刊行開始。
 これ確か前はハヤカワから出ていたと思ったのだが、英語原版を
所有しているのが翻訳者の野田昌宏で、以前にも翻訳刊行の依頼を
受けていたのだという。前回はハヤカワだったので、今回は創元社
から出すことにしたのだそうだ。しかも、挿し絵は星雲賞イラスト
レーターの鶴田謙二が全巻担当するというのだから、ファンとして
買わねばなるまい。当然の義務である。
 書店で実物を手に取ってみたが、2センチ強といった厚さなので、
背が折れて開くという心配は無さそうである(笑)。ただ、定価が
1200円+税のため、全11巻で1万3860円にもなる(泣)。
全巻揃ったら読み始めよう……ほんとか?

 次は、今となっては伝説に等しい「あすなひろし」の再編集本。
これは今年3月に出ていたらしいのだが、知ったのは先週である。
作者は既に2001年3月にお亡くなりで、この当時には復刻本が
出ないかと待ち焦がれてたっけ。ようやく出たのか、という感じ。

「いつも春のよう」「青い空を、白い雲がかけてった」各966円。

 発行がエンターブレインからというのも珍しい。これが2冊同時
刊行というから、信じられぬ出来事である。
 ただ「青い空を〜」は旧版3巻組からのベスト・セレクションと
いうことなので、これは非常に残念。どうしても全作品を読みたい、
という方は当サイトの「あいてむ」ページの実物画像を参考にして、
マメに古本屋巡りをしてもらいたい。
 ちなみに「あすなひろし追悼公式サイト」もある。

 DVDでは「24時間テレビ」で100kmマラソンを完走した
「杉田かおる」のTVドラマ出演作「池中玄太80キロ」が出る。
これは全3期の全てが発売されるということなので、その合計額は
6万円に達すると思われます。
 またこの女優については本サイトの「あいてむ」ページでも紹介
していて、その解説では「BOXで出してほしいです」てなことを
言っていたが……いざ現実になってみると、あまりに高額のため、
購入を断念せざるを得ない状況である(泣)。

 この他、今月後半には「スター・ウォーズ/トリロジーBOX」
が出るから、これを買うのは当然だろう? しかし、「海底大戦争
スティングレイ/コンプリートBOX」も出るんだよな……ナゼに
して同時期に出すかな? アニメだと幻の傑作「さすらいの太陽」
がBOXで出る……ゴフッ!(吐血)
 これらは9975円、3万1290円、2万9400円である。

『〜歌はわたしの友だちだから、苦しいときもわたしの味方』
注・さすらいの太陽/挿入歌「心のうた」。作詞・三条たかし。

 私はちょっち「明日が信じ」られなくなりそうですよ(号泣)。
『〜海は死にますか? 山は死にますか?』そんな感じ(爆笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続編が3作追加。

 最初は「おくさまは女子高生」第5巻。今巻でやっと麻美ちゃん
が初体験したので「看板に偽りナシ!」と言える。それと毎度思う
ことなのだが、作者の描く女体は素晴らしい。この「ピチピチした
若い女体」を描かせたら、日本一ではないだろうか。
 次は伊藤明弘「ジオブリーダーズ」第10巻。今巻では化け猫や
厚生省内部での組織分裂バトルになっている。これ「更に解り難く
なったな」という印象だが、作者のストーリーテリングにおいては
これがフォーマットなのかもしれません。相変わらずアクション・
シーンは見応え充分です。

 最後は技来静也「拳闘暗黒伝セスタス」第9巻。主要な登場人物
に地理的な距離があるため、主人公がセスタスとルスカの二人いる
ように感じられる。前の8巻ではセスタスはルスカの回想シーンに
しか登場しないのだ。しかも今巻ではセスタス自身が「出番がない」
と嘆いている(笑)。
 私は自身の小説でもセスタスのような「若者成長物語」を書こう
としたことがあった……しかしながら生来の短気な性格のためか、
どうもこの「迷える主人公」という人物設定に馴染めない(笑)。
例えば、エヴァの「シンジくん」を主役にしても、話が1ページも
進まないのである……それじゃイカンのだが(笑)。どうやら私の
小説作法にとって、これがひとつの課題になりそうである。

139. オリンピック見てますか?(2004/8/26)
 私はもうずっと見続けなんで、今週もかなり寝不足です(笑)。
しかもまたこのページを今日(26日)になってから書いている。
モニタ画面が目に痛いんですけど……ドライ・アイですかね?

 アイと言えば、競泳の800m自由型で金メダルを獲得したのが
柴田亜衣である。彼女は一日17000mもの距離を泳ぐ猛練習を
やってきた。にもかかわらず、持タイム的には全く注目されていな
かった選手のため、実況アナウンサーもオドロキの大逆転優勝。

「これは大変なことになりそうだ!」

 見ていた私も超ビックリだよ。過去自由型では日本選手権覇者の
古橋広之進が世界新を記録している。この人は「魚になるまで泳げ」
が身上の「フジヤマのトビウオ」と呼ばれた人で、現在は水泳協会
会長さん。今回の柴田亜衣の表彰式ではプレゼンテーター役でした。
 実はこの役目、次の種目の予定だったのだが、日本人選手が優勝
したため繰り上げてくれたのだそうだ。アテネの実行委員会もなか
なか粋な計らいをしてくれる。

 ところで、私は強い選手につけられる「通り名」がとても好きだ。
日本では「東洋の魔女」や「暁の超特急」が有名ですか。海外だと
「白い妖精」や「人間機関車」でしょう。これらは自身の創作小説
「小さな英雄」というタイトルでも同様である。
 今回のアテネでも、活躍した選手にはピッタリの通り名をつけて
もらいたいものですな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が1冊追加。

 その1冊は中公文庫「三略」です。これは中国古兵学「武経七書」
のひとつで、将軍や指揮官のために用兵上の注意が書かれています。
兵法書の部類ですが、君主論的な意味合いの方が強いですね。
 またこの本、文庫番号が「B−13−2」だったので、前の「1」
を調べてみたところ「孫子」だった。これも同文庫で所有している。
初版が昭和49年9月10日(十一刷りを所有)だから、30年も
経ってから次巻が追加されたことになる……中央公論社の出版意識
の高さには頭が下がる思いですよ。追っかけてるのにも気がつかず
購入している私が言うのもなんですが(笑)。

138. 連載小説「小さな英雄」第三章を掲載!(2004/8/19)
 いやあ、無事に間に合ってホッとしましたよ。この作品は第一部
完結となり、分量はちょっち少なめの109枚(原稿用紙換算)。
これ実は、書いてる途中でエピソードを入れ過ぎてしまい、終わら
なくなりそうだったのだ……残りは第二部の講釈で(笑)。
 とはいえ、第二部もえらく長くなりそうなので、ここらで全体を
見まわして効率良く話を進めていかねばならん、と思う次第。一応、
次回作には全然別の作品をあてる予定だが、その間にキチッと構成
を整理しておきたいと考えている。しかしアレだ、連載がこんなに
キツイとは予想外だった(泣)。これから連載を始めるときには、
半分以上書き上がってから掲載しようと思っている。三日も四日も
寝ないで執筆してると、勤め先に遅刻するし(笑)。それシャレに
ならん……いやマジで(笑)。

 ところでこの「小さな英雄」は、前に発表済みの「小さな約束」
の設定リニューアル版。それも同人誌連載だった「小さな修道士」
シリーズの一部なので、かれこれ十年来の付き合いになるだろうか。
ずいぶんと長い作品である。同人誌版は暗いストーリーだったが、
リニューアル版はライト・ノヴェル(略して、ライノベ)のノリで
書いてみた。前作との雰囲気のギャップにかなり悩んだが、こっち
の方がキャラクターの性格に合っている気がしますね。

 話は変わるが、コミケに出向いた方々にはお疲れ様です。なんか
朝から雨だったしね。確か去年もこんなだったよな。今回も友人の
サークルはキビシイ状況だったらしい。ブースの位置も悪かったが、
やはり「お祭り」には天候が影響するからねぇ。
 私も昨日まで校正に追われていたので、キビシサではタメ張れる。
このページを書いてるのも今日19日なんだよ(泣)。これは当初
予定していたトップページのイラストを、昨日になって差し替えた
からです……そのワケは?

「体操日本、男子団体金メダル! 28年ぶりの快挙!」

 という大変な出来事が発生したためである。先週も期待している
と書いたが、本当に優勝しちゃったよ……こいつらマジでスゲェ。
街中では新聞の号外も配られていた。ノーベル賞以来の号外配布で、
事の重大さが解ろうというもの。
 トップのイラストを見てもらえば解るが、これによってマルコに
日本体操チームのユニフォームを着せたのである。当初の下書きは
「トロイ」のアキレスだったので、大幅な変更です。その名残りは
マルコのアタマにあり、ローマ式の月桂冠をつけているのがソレ。
手前が空いていて「環」になってない。普通は皇帝がつけるもので、
ギリシャ式は金メダリストがつけてる「オリーブ環」のものだ。
 まあ、可愛らしく描けたので、細かいことは気にせずに(笑)。

〜今週の更新情報〜
「そうさく」に前述の通り「小さな英雄」第三部「荒野の修道士」
を掲載。第一部完結までに八ヶ月を要した、総計392枚の長編作。
「らいぶらり」に書籍が1冊追加……ううむ、今週は読書をしてる
ヒマがなかったよ。オリンピックも見てたし(笑)。

 その書籍の追加は木村政彦「わが柔道」です。なんとタイムリー。
この人は昭和初期から活躍した天才柔道家のひとり。昭和十二年に
全日本三連覇。昭和十五年には天覧試合に優勝し、陛下(昭和天皇)
より刀を下賜される。戦後になってからはブラジル遠征を敢行し、
グレイシー柔術を撃破。十年間不敗……全くもって超人な人である。
 生涯を柔道家として生きた著者は「三倍努力」が身上で、人から
「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」とまで言われた人物。
本書には1981年の山下泰裕との対談も収録されていて、柔道家
には必読の書といえるだろう。

137. オリンピック開幕(2004/8/12)
 ギリシャに里帰りしたオリンピックが始まりました。多くの人達
の注目する競技は女子バレーやサッカーでしょうけど、私は昔から
「体操ファン」なんですな、これが。

 その昔、体操の男子団体は五大会連続の金メダルを獲得している。
1960年のローマ大会に始まって、東京・メキシコ・ミュンヘン・
モントリオールだ。この間に行われた世界選手権でも5回連続優勝
していて、世界一になること10回、20年間無敗。当時の選手の
ひとり塚原光男は、今大会の体操男子監督である。
 過去ソウルとバルセロナでは「池谷・西川」の清風高校コンビに
女性ファンの「追っかけ」がついたが、こんなことは体操選手だけ
のことで、ファンにならない方がオカシイというもの。今大会には
「鹿島・冨田」という彼らの後輩が出場し、男子団体では金メダル
獲得も可能だという……かなり期待してます。

 一方、体操でも女子は東京大会の団体銅メダルが最高で、個人の
メダル獲得選手はさっぱりの状況である。世界のカベは非常に厚く、
ルーマニアとロシアの熾烈な争いが今も続いている。特にロシアの
選手層の厚さは大変なもので、ウクライナやベラルーシが独立した
のにもかかわらずトップレベルを維持しており、しかもこの二国が
メダル圏内というから恐れ入る。

 体操の魅力というのは、なんと言っても「選手の運動能力の高さ」
に尽きる。この人達の繰り出す技の数々は、ほとんど人間の限界に
近いものだ。あんなに自由自在に自分の体を動かせたら、気持ちが
いいに違いない。自分がひとつ歳をとるたびにそう思うよ(笑)。
 今大会では「ウルトラC」よりも遥かに難しい「スーパーE難度」
の技が続々披露される予定なので、それも重要な見所だ。

 ところで、アテネの女性市長をご存知でしょうか?
・「平和で高貴な祭典を」バコヤンニ・アテネ市長(共同通信)
 上記アドレスの人物なんですが、この人の「歳」知ってますか?
今年で49歳なんだそうですけど……歳をとらない種類の人なの?
この情報が間違ってるのかしらん? それとも、年齢詐称?(笑)
絶対、49歳には見えねぇ……三分の二で、32歳ぐらいだろう?
いやほんとに。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規5作追加……全てエロ本(笑)。

 最初はISUTOSHI「スラッと女」です。復刻版が「〜+α」として
出ているが、本書は富士見出版の旧版です。作者はアフタヌーンで
「てんでフリ〜ズ」を連載してましたね。この人は絵がすごい巧い
と思うのだが、今ひとつ話のピントが合ってない気がする。細かい
仕事だと、月刊ヤングコミックで「怪盗ポリス」というエロSFを
描いていた。読み切りのため単行本未収録になる可能性が高い。
 次は「恋は青空の下」あるまじろう著。この人はアフタヌーンで
将棋マンガ「しおんの王」を連載中の安藤慈郎と同一人物。前から
小説の挿絵などで見かけていたが、コミックスは今回初めて購入。
エロ画面が「しおん〜」とダブッて見えてしまう(笑)。

 3冊目は八月薫「東大受験専門寮 ああ つばめ荘」です。長い
タイトルだなぁ(笑)。本書は作者のHPで発行を知って購入した。
全作品リストが入手できたので、収集が楽になったよ。この作者は
エロ作品にしては珍しく八頭身美人を描いてくれる貴重な人。
 4冊目は春輝「時間外勤務お姉さん」です。タイトル通りOL系
連作短編集……ちゅうか「コスプレ系」という見方もあるだろう。
ポージングや状況設定に非常に凝っているので、かなりオススメ。

 最後は小林拓己「9 Love Letters」です。この作者はビタマンで
「ヴァージンな関係」を描いてます。本書は短編集。以前(125)
ゲーム「ステディxスタディ」の作画に似ている、と書いたのだが、
改めて見てみるとあんまし似ていない。ソフト・タッチの色使いの
せいでそう見えるだけだった。ちなみに、作者は漫画アクションで
「ジェノサイド」を連載中。これは真田十勇士と里見八犬士が登場
する伝奇作で、かなり作画に気合が入っている。山田章博にも似た
雰囲気があって、今後の展開にちょっち期待。

 ここでミス報告をひとつ。先週「超人ロック 冬の虹」が通巻で
64巻目になるハズだと書いたが、65巻目の間違いだった。その
内訳は以下の通りである。

1.SG企画(同人誌版の再録)全5巻。
2.「新世界大戦」新書館(ペーパームーン・コミックス)全1巻。
3.少年画報社(ヒットコミックス)全38巻。
4.「ブレインシュリンカー編」スコラ(バーガーSC)全1巻。
5.「聖者の涙」青磁ビブロス(BIBLOS COMICS)全3巻。
6.BIBLOS (MEGU COMICS) 〜現在16巻。
7.少年画報社コミックス 〜現在1巻。

 5+1+38+1+3+16+1=5+40+20=「65」
 たぶん、スコラ版の1巻を入れ忘れたためと思われる(泣)。

 さて、来週は連載小説「小さな英雄」の第三章を掲載する。今回
掲載分は九分九厘完成したのだが、現在は前章とのお話の整合性を
確認する作業をしている。この調子ならば友人大先生様にもいつも
通り校正をお願いできるだろう。時間的余裕は非常に大切だ(笑)。
やればできるじゃん、オレ様(笑)。

136. 寝不足気味(2004/8/5)
 先週あたりから、本サイトで連載中の小説の執筆に大幅に時間を
とられて、ほとんど寝てない状態が続いている。勤め先でも仕事の
ペースがあがらず、気がつくとボーッとしていることもしばしば。
おそらくこの時期は夏のコミケ原稿執筆のため徹夜作業の作家さん
も多いだろう。私の友人は印刷所への入稿が終わってルンルン気分
だったが、私は今が執筆作業のピークである。私の場合は別に印刷
するワケじゃないので金はかからないが、掲載ギリギリまで作業が
あるので気が抜けないよ……ふう。

 連載小説「小さな英雄」は昨年12月から始めて、もう八ヶ月も
経っている……にもかかわらず、物語の中での時間はまだ六日しか
経過してない。しかもいま執筆中の第三章は、丸一日のエピソード
である。こんなスローペースの展開では、この作品が生涯のライフ
ワークになりかねない。
 従って当初の計画の通り、今回で一応「第一部完結」ということ
にする。掲載はさ来週(8/19)を予定しているのだが、現在の
進捗状況……まだ半分(原稿用紙60枚)程度しか書いてないので、
間に合うかどうか自分でも判らない(泣)。最初は楽勝ペースだと
思っていたのだが、そんな時期は夢のように過ぎ去った(号泣)。
 泣いてばかりいてもしょうがないので、一応「そうさく」ページ
に予告を出しておいたよ。

 話は変わるが、最近になってスティーヴン・ジェイ・グールドが
亡くなったことを知った。米国の生物学者で「ワンダフル・ライフ」
など多数の著作がある。来日経験もあって、日本でもファンが多い
人だったのだが……まだ60歳で、肺ガンだそうだ。非常に残念。
ついこの前も科学雑誌「ニュートン」編集長の竹内均が亡くなって
ガックリしていたので、ダフル・ショックである。もっと活躍して
ほしかった……ご冥福をお祈りします。

〜今週の更新情報〜
「だべりかころぐ」が5ページ目に突入した。もう130回(週)
なので、二年半以上やってるんだな。我ながらオドロキ。
「らいぶらり」にコミックが5作(続巻4、新規1)追加。最近は
前述の通り時間が無いので、近場の本屋にしか行っていない。

 では続巻から。1作目は柴田ヨクサル「エアマスター」第22巻。
渺茫とリーの八極拳対決が注目です。ヤングアニマル本誌を読んで
いるにもかかわらず買ってしまうのは、書き下ろしマンガのためだ。
私は坂本(爆殺シューター)ジュリエッタがお気に入り。
 2作目は安彦良和「機動戦士ガンダム」第7巻。本巻ではリュウ
とマチルダが戦死……二階級特進は次巻か。展開を全部知ってても
買ってしまう。またこのオリジン版ではガンキャノンとガンタンク
は複数機あったが、戦闘で損耗して一機ずつになっていく。

 3作目は冬目景「イエスタデイをうたって」第4巻。この作品は
短期集中連載のため、連載期間がかなり長い。初出はビージャンの
平成10年1号だから、もう6年目である。
 ところで、作者は現在月刊アフタヌーンで「ACONY」を連載中だ。
以前にマグナム増刊で連載した「文車館来訪記」(ふぐるまかん・)
は画集「百景」となって出ている。しかし「幻影博覧会」は出たの
だろうか? これはバーズEX「B street」で連載していた作品。
7号までは発行がソニー・マガジンズで、以後はリニューアルした
幻冬舎版が出ているハズなのだが……詳細は不明。

 4・5作目は聖悠紀「久遠の瞳」第2巻と「冬の虹」第1巻です。
両方とも「超人ロック」のシリーズで前者はビブロスから、後者は
少年画報社からの発行。なんと同時進行中である。ちなみに同人版
からの通巻だと「冬の虹」が64巻目になるハズだ。
 その「冬の虹」だが、今までのシリーズとは違って、舞台背景が
近未来に設定されているところが非常に興味深い。中国とかモサド
(イスラエル)も登場してるし、このシリーズで「ロックのルーツ
が明らかになるのでは?」と、ちょっち期待している。

135. 夏休み映画(2004/7/29)
 また映画を見に行ってきましたよ。でも行ったのはいいものの、
夏休みも最初の週とあって、映画館はすっげぇ混雑でした(泣)。
これはポケモンとハリポタが同時上映だったためです。子供連れの
ご家族がいっぱいでしたが、私が見たのはそれとは全く関係の無い
「スチームボーイ」と「トロイ」だったので、そこだけはガラガラ。
おかげでゆったり気分で観賞できましたよ。

 最初の「スチームボーイ」ですが、これは大友克洋が長年に渡り
(約6年ほど)製作していて、やっと公開にこぎつけた作品です。
こんなに時間がかかったのはどうやらスポンサーの事情らしい。
 舞台背景は産業革命時代の大英帝国。それをレトロSFちっくな
スチーム・パンクに仕立てた設定。主人公は科学者の息子(孫)で、
祖父と父親の技術開発の確執に巻き込まれます。
 感想はというと、ううむ……ちょっち声優がヘタクソ? いや、
演技力はそれなりにあるのだが、セリフが大時代なせいかもしれん。
それともこういう「味」というか「テイスト」なのか? それとは
逆に、背景やメカ類のディティールが異常に細かい。見ていて目が
疲れるくらいで、宮崎アニメにも負けてませんな。エンディングを
見ていると「この話が見てぇ!」と思えるので、ぜひ次回作も製作
してもらいたいものです。

 次の「トロイ」だが、これは別の日に見に行った。と言うのも、
前述の混雑ぶりのためパンフが買えず、そのためもう一度行く必要
があったからである。
 内容はギリシャとトロイの戦争物語。有名な「トロイの木馬」も
ちゃんと出てきてます。パンフでは「新トロイア物語」を執筆した
阿刀田高が解説を担当している。
 感想は「スケールでかすぎ」の一言で、アキレス役のブラッド・
ピットも役にハマってます。この映画のために六ヶ月も筋トレして、
筋肉モリモリのマッチョマンに変身した。あまりにも役作りに熱心
になり、奥さん(ジェニファー・アニストン)から文句を言われた
そうである(笑)。
 この作品、製作が「Uボート」のウォルフガング・ペーターゼン。
ヘクトル役にエリック・バナ。この人は新作「ハルク」の主演俳優。
パリス役は「ロード・オブ・ザ・リング」のオーランド・ブルーム。
それとトロイア王・プリアモス役は「アラビアのロレンス」の名優
ピーター・オトゥール。すごいメンバーだよ。
 ところで、傾国の美女ヘレン役にはダイアン・クルーガーが抜擢
された。この女優は私もちょっと名前を知らなかったのだが、最近
「ミシェル・ヴァイヨン」に出た新人だそうだ。元はバレリーナで、
写真のモデルをしていたらしい。女優として見出したのは「レオン」
のリュック・ベッソン監督だという……マニアックなネタですな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが4本追加。今回でようやく20本ぶんの
紹介が終わる。5月のあたまから、丸三ヶ月もかかった計算だよ。

 最初は「フェノミナ」です。もう新たにデジタル・リマスター版
が出ちゃってますが、これは旧版。おかげで中古屋で安く買えた。
本作の見所は恐怖部分ではなく、主役のジェニファー・コネリーの
美少女っぷりに尽きている。当時14歳でこの美しさは犯罪(笑)。
ちなみに役名もジェニファーで、有名俳優の父親がいるという設定。
共演で「大脱走」にも出演したドナルド・プレザンスが渋いところ。
 次は「エトワール」です。これもジェニファー・コネリー主演。
ちゅうか、今回紹介する4本全てに出演している。本作では亡霊に
操られる美人バレリーナの役で、これは19歳のときの出演作だ。
踊っているシーンの多くは本職の吹替えと思われる。バレリーナ役
なのにアイスクリームを食べているのがご愛嬌。

 3本目は「ホット・スポット」です。本作はジェニファーが成人
して銀幕初ヌードを披露した話題作である。そんなところばっかり
チェックしているというツッコミは却下(笑)。ただ、それヌキで
言わせてもらうとあんまり面白くないというのが事実である。不良
中年男が人生に破綻をきたすという、ありがちなお話。
 最後は「愛の奴隷」です。美男俳優アントニオ・バンデラスとの
共演作。お話自体はかなりまともで、舞台は圧政下のチリ。ゲリラ
の青年と恋に落ちて、反政府運動を展開していく。ただ、ハードな
濡れ場を期待していたのだが、いまひとつだったので残念。

 ところで、欧米で美女とか美少女とかいう場合、決まって黒髪・
色白タイプなのはナゼでしょね? ジェニファー・コネリーもそう
だが、以前にも紹介したフィービー・ケーツもそうだ。世紀の美女
クレオパトラ役のエリザベス・テイラーも同様で、文学の世界では
「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロルがそのモデルと
した実在のアリス・リデルも黒髪の美少女だった。これは今もその
写真が残っている。
 最近の女優だとモニカ・ベルッチがこの系統に属するのだろう。
ちょい前にはF1ドライバーのジャン・アレジがゴクミにまいって
しまったし、これは欧米人にとっては「オリエンタル美女」という
タイプなのかもしれない。

134. 猛暑来襲(2004/7/22)
 今年の暑さは記録的である。それがどれくらい記録的かと言うと、
東京では10年ぶりに最高気温を更新して、39.5度に達した。
水銀体温計の目盛りだって42度までしかないというのに、これは
94年の39.1度以来の記録。高層ビル郡のヒート・アイランド
効果に加え、熱風が流れ込む「フェーン現象」も観測された。
 この暑さが数日間続いたら、普通の人間はまず死にます。熱中症
で倒れた人も100人単位だし、昼間の外出は自殺行為でしょう。
ちなみに、人間のタンパク質が凝固するのは43度から。体温計は
「生きている人間の体温を計る器具」なので、42度以上なら計る
必要が無い(すぐに死ぬ)ということ。

 それと、こう暑いと水不足や電力不足も心配です。ここ10年で
パソコンは1000万台も普及してるし、携帯電話の充電器はそれ
以上だ。電力消費量は増大の一途を辿っている。電力生産の総量は
年間を通じてみると余っているくらいなのだが、一日あたりの最大
消費量を供給できていない。毎年、夏の甲子園の時期には電力供給
不足に陥っている。しかも今年はオリンピックがあるので、一斉に
TVやビデオが稼動したら東京電力もお手上げだろう。

 このような暑いときの暑気払いの方法は、辛い物を食べること。
今年もまたS&B食品の「LEE30倍カレー」を10箱ほど買い
だめした。これは夏季限定商品なので、保存用に買っている。
 都合のいいことに、今年は暑くなっても食欲がぜんぜん衰えない
ので、喰ってばかりいる。イタリア産のセモリナ「ディ・チェコ」
というパスタを500グラムぶん一度に食べたが、これはちょっと
量的にきつかった(笑)。今度から半分ずつ食べよう……タバスコ
の2倍辛い「ハバネロ」をかけて食べると、汗だくになれますよ。

 ちょうど昨日は土用の丑(うし)だったから、鰻も買って食べた。
ウナギというと大抵は中国か台湾産の養殖物。国内の産地は静岡・
愛知・宮崎といったところだが、これも養殖である。天然のウナギ
などここ数年喰ってない。なにせ単価が二千円もする。
 国内産のウナギはちょっと細く、脂の少ないアッサリした味わい。
蒲焼きより素焼き(白焼き)にした方が旨いのかも。これとは逆に
中国産はコッテリした感じだ。まあ、ウナギは秋に産卵のため川を
下る「くだり物」が最高とされているので、養殖物なら一年中いつ
食べてもいいのである。
 ところで「土用の丑には鰻を食べよう」と言ったのは誰だっけ?
確か平賀源内だったように記憶しているが……ちょっち忘れた。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。今回でやっと書籍のストックが
尽きた。これで残りはDVD4本である。今週紹介する書籍は厚さ
3センチもある文庫ばかりで、5冊だと15センチにもなる(泣)。
ちなみに、夏らしく全て怪奇物。

 最初は創元推理文庫からの2冊。朝松健・編集「秘神界/歴史・
現代編」です。国内作家によるクトゥルー神話のアンソロジーで、
作品リストや海外の映画作品などの情報も掲載されている。
 原作の雰囲気とはかなりかけ離れた作品も多いのだが、作家それ
ぞれの個性が出ていて、非常に興味深いものがある。なかでも山田
正紀の「クトゥルー物は時代劇。ツボを押さえないといけない」と
いう意見には納得だった。

 3冊目は学研M文庫「国枝史郎」です。これは東雅夫が編集した
作品集で、同文庫の「伝奇ノ匣」シリーズの第1巻。2001年の
発行なのだが、買ったのは初版……ぜんぜん売れてないよ(笑)。
作者は大正期に活躍した作家で、怪奇・伝奇小説を得意としていた。
本書には戯曲「レモンの花の咲く丘へ」も収録されていて、非常に
マニアックな構成である。
 最近では長編作「神州纐纈城」(・こうけつじょう)を、石川賢
が漫画化している。またこの作品は未完なので、石川賢がラストを
書き下ろすそうだ。

 最後4・5冊目は河出文庫から「南総里見八犬伝」上下巻です。
曲亭馬琴の原作を、伝奇作家の白井喬二が現代語に抄訳したもの。
本作はずいぶん以前から読もうと思っていたのだが、なかなか手が
出せなかった一品である。ようやく読み易い本が出てくれたので、
嬉しい限り。内容は有名すぎるので「はしょる」が、一度は読んで
もらいたい傑作である。私は本作のような「芝居がかった」文体に
弱く、どちらかといえば口語体に近いのが好味なのだ。
 また作中に「ガジロー」という半獣人が登場するが、このキャラ
はここが大元である。ちなみに「牙二郎」が本名。

133. 予知能力(2004/7/15)
 先週は選挙戦の予想をしたのだが、九割方的中した。その感想を
述べると、あまりにも予想通りだったのでつまんない(笑)。
 以前(078)にも自身の予想能力については書いた。一時期は
「超能力並の予知能力があるんじゃないのか?」と、不安になった
こともあったが、どうやらこれは「シュミレーション能力」とでも
言うべきものらしい。

 この能力は、例えて言うなら将棋の「先読み」と似た能力である。
現状から未来の情勢を「読む」のは、将棋では当たり前のことだ。
これに加えてボード・ゲームやパソコンでも戦略シュミレーション
(SLG)をやりまくっていたため、自然とこの「先を読む能力」
が向上したらしい。私の場合はこれがあまりに正確無比なために、
まるで予知能力があるように感じられるのだろう。
 論理学、主にゲーム理論の分類では、将棋は「完全情報ゲーム」
と呼ばれている。現状から選択肢が全て予測可能なゲームのことだ。
この完全情報ゲームでは「相手より正確に先まで読む」のが勝利の
秘決である。逆にSLGでは一部にダイス(サイの目)や確率論が
加わるために、完全には予測できない。
 ちなみに、将棋は中学の頃にはアマ1級の腕前だったが、受験で
中断して以来やっていない。現在の棋力はかなり落ちているハズ。

 こうして考えてみると、最近の小説を読んでも「つまらない」と
感じるのも納得できる。登場人物のセリフや物語の展開を(自然に・
無意識に)先読みしてしまうため、意外性が全く感じられないのだ。
ホラー物にその作品が多いのは、私の霊感が鈍いということもある。
 ただ、小説を読めば読むほど「先読み」の能力が磨かれてしまい、
意外性が減少していく、というのは皮肉なことです(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが4本追加。

 最初は「小公女」です。バーネットの原作は何度も映画化されて
いますが、本作は95年の作品。TVアニメ版の「小公女セーラ」
はどうも好きになれなかったが、これはよく出来ていると思う。
 セーラ役のリーセル・マシューズは、1万人ものオーディション
の中から選ばれた超のつく美少女である。演技力も相当なものだが、
これ以後の噂を聞かない……二十歳過ぎたら、の人だったのか?
 それと、ミンチン女学院の制服が上下ともにオール・グリーンで
統一されていて、これが非常に可愛らしい。これはたぶんイギリス
本国に実在するタイプだ。TVで見た記憶がある。また、父親役に
なりきって、セーラを膝に抱っこしたり一緒にダンスを踊りたい、
という御仁には「迷わず買え」と言っておこう(笑)。

 2本目は「青い珊瑚礁」です。いかにも夏向きの作品だ(笑)。
本作は1980年に公開されて大ヒットした一作。また「プリティ・
ベビー」と共に、ブルック・シールズの代表作ともなった。しかも
共演のクリストファー・アトキンスは、この一作で全米大スターの
仲間入りである。内容は船舶事故で漂流した少年少女が、南の島で
生活しながら性に目覚めていくという青春ストーリー。
 このDVDには、ランダル・クレイザー監督の音声解説が共演の
二人についてそれぞれ収録されていたため、三度見ることになった。
104分の3倍で312分である(泣)。
 それと特典のメイキングを見て初めて知ったが、この話には原作
がある。ヘンリー・ドゥビア・スタクプールの「ブルー・ラグーン」
がそれで、48年にも映画化されている。当時の配役はドナルド・
ヒューストン、ジーン・シモンズ。

 次はその続編「ブルーラグーン」です。こちらは前作のカップル
の息子のお話で、舞台は同じ島。本作は91年の製作だが、前作の
監督が製作総指揮に就任し、11年も経ってからの続編です。主演
はミラ・ジョヴォヴィッチ。この人は「フィフス・エレメント」や
「バイオハザード」に出演してますね。
 余談になるが、この2本はロリータ・マニアの間では異常に人気
が高く、ずっと品薄状態が続いている。私もやっと捜し出して購入
したくらいだ。有名女優の若い頃の出演作ということもあるのだが、
それに加えて子役の美少女が全裸海水浴しているからなんだそうだ。
さすがマニアは見るところが違う(笑)。

 最後は「パラダイス」です。またしても同系統の作品だ(笑)。
こちらは砂漠の商隊が盗賊に襲われて、若いカップルがオアシスで
共同生活することになる。当時15歳のフィービー・ケーツが主演。
彼女は本作がデビュー作で、一躍スーパー・アイドルの座を獲得。
主題歌も歌い、歌手デビューもしている。
 また本作の製作中、彼女はロケ地イスラエル近郊を本拠地とする
ベドウィン族の族長から求婚されたという。族長はラクダ25頭と
ヒツジ100頭をもって、彼女を5番目の妻に欲しいと申し出た。
80年当時で時価840万円。冗談のようだが、本当の話である。
ちゅうか、そんなんで買えるんならオレが買いたいわ!(爆笑)

132. 真夏の選挙戦(2004/7/8)
 今週は時事ネタ。休日に自宅でのんびりしていると、自宅眼前の
街道から選挙カーの演説がガンガン聞こえてきて、うるさいったら
ありゃしない。これじゃ選挙ぢゃなくって「占拠」だろう。たまの
休みなんだから静かに寝かせろや。このクソ暑い時期に、まったく
ご苦労なことである。
 という文句はさておき(笑)肝心の演説内容に耳を傾けてみると
(演説は野党だったが)政策の批判が大部分で、構造改革の方策に
ついては何ら語っていない。いわゆる「ネガティブ・キャンペーン」
一辺倒で、マジメに聞いてると時間のムダに思えてくる。
 今回の選挙、与党の政策批判「だけ」では、得票は期待できない
だろう。拉致被害者の家族会からも立候補者がでているが、今まで
批判しかしていない人物に革新的政策の実行力があるとは思えない。
逆に売名行為と見なされて、反感を買うんじゃないだろうか。

 ここで選挙結果を予想すると、投票率は過去最低か同レベルで、
現体制が僅差で存続すると思われる。これは野党の政策実行能力が
低すぎるのに加えて、年金未納騒動などで選挙民の多くが政治家に
呆れているのが原因だ。結局、何も変らないだろう。
 もしまかり間違って政権交代が実現した場合、新政権は空中分解
する可能性が高い。かなり前、消滅した社会党が消費税反対のネガ・
キャンで政権奪取したときと同様のパターンである。今回また同じ
失敗を繰り返すのが目に見えるようです。まあ、有権者もそれほど
バカじゃないだろう。

 ちゅうか私にはこんな低レベルの選挙戦より、俳優のマーロン・
ブランドが死んだことの方が一大事だ……またこのパターン。
 この俳優、配役では「ゴットファーザー」が一番有名だと思うが、
確か「波止場」でアカデミー主演男優を獲得しているハズ。確認の
ため我が家のビデオを見直そうとしたのだが、300本もあるので
どこに入っているかわかんなくなってる(泣)。もうDVDが発売
されてるから、それ買って見た方が早いのかも。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが2作(続編1、新規1)追加。書籍が
5冊追加。書籍は紹介予定の25冊中ではなく、最近購入したもの。
続巻が2冊あるので、累計数には3点の加算だ。
 ちなみに、紹介予定の書籍は残り5冊になってるのだが、スゲェ
ぶ厚い文庫ばかりが残ってしまい、まだ読み終えていない(泣)。
しかも、DVDの残りがあと8本もある……まあいいか。今週末は
金・土と連休だから、それで何とかなるだろう。

 まずはコミックから。続巻は河合克敏「モンキーターン」28巻。
この作品、今度はゲーム化ですってよ。読み始めた当時はこんなに
ウケるとは予想だにしなかったが、作者は元々実力のある人なので、
メディア・ミックスにも耐えられるだろう。
 ちゅうか少年サンデー本編では主人公の波多野憲二が青島優子の
告白を受け入れてしまい、この展開はかなり意外だった。いい意味
で期待を裏切られましたね。「これからどうなるの?」って感じ。

 新規は「千夏のうた」1巻。きたがわ翔の作品を読むのはかなり
久しぶり。以前は「ホットマン」だったけど、これは途中で購読を
止めてしまったので、もう……7・8年ぐらい前になるだろうか。
 内容はというと、この巻ではまだ作品の全体像が見えてこないの
で何とも言い難い。現在は主人公の幼少期のエピソードが展開中。
また、本作では「ナワアミ」という効果線を多用していて、これは
作者の余白4コマ漫画によると「あすなひろし」に対抗してのこと
だそうだ。背景の書き込みにも気合が入っている、叙情風の一作。

 さて、書籍も続巻から紹介する。まずは「世界の航空機」第5巻
「最新 世界の旅客機」です。これはこのシリーズの最終巻。
 本書では旅客機別・会社別の項目で情勢が解るようになっている。
バブル崩壊以来、日本国内での旅客運営はかなり厳しいものがあり、
航空会社の合併が相次いでいる。加えて米国同時テロや新型肺炎の
影響もあって、各社は顧客獲得に必死である。海外だとこの影響で
台湾航空が経営危機に陥っている。
 このシリーズは「週間ワールド・エアクラフト」の再編集文庫で、
全5巻で完結。世界の航空情勢全般に詳しくなれる、お買い得な本。
歴史的側面を調べるのには充分な情報量ですな。ただ前述の通り、
航空情勢は目まぐるしく変化しているので注意が必要です。
 余談になるが、旅行会社で添乗員をしている友人に聞いたところ
「修学旅行客の争奪戦」が最も激しいのだそうだ。日本国内に無数
に存在する大規模需要のため、獲得できるかどうかで社運が決まる
という……友人の勤め先はこれで経営危機を免れたそうだ。

 次は「ヨーロッパの世界遺産」第3巻「スペイン・ポルトガル」
です。この前(127)紹介したと思ったら、もう次の巻である。
 この地域は中世のレコンキスタ(再征服運動)の中心地でもあり、
イスラム文化にゴシック美術が融合した独特の様式美を持っている。
スペインの建築美術ではアントニオ・ガウディが一番有名ですが、
ルイス・ドメネクも過剰な表面装飾が非常に美しい。以前(099)
読んだ岩波文庫「アルハンブラ物語」の併読がオススメです。一方
ポルトガルには海洋生物をモチーフにしたマヌエル様式がある。
 これらは両国が海運国家だったこともあり、メキシコなど中南米
の美術にも多大な影響を及ぼしている。それは「ラテンアメリカの
バロック建築」として「あいてむ」ページでも紹介した。

 新規の書籍3冊は全てグルメ関係の本です。ついこの前(129)
紹介したのと関連して購入したもの。3冊ともブルーバックス……
ちゅうか、今週紹介している5冊全てが講談社だよ(笑)。
 最初は「味のなんでも小事典」です。味や匂いに関係する素朴な
疑問に答えてくれる名著。例えば「甘いものはなぜ別腹?」とか、
「プリンに醤油をたらすとウニ味」とかです(笑)。実験して確認
しているところがまた面白い。しかもこの本は「日本味と匂い学会」
が編集。私はこんな学会があることなんぞ今まで知らなかったよ。

 次は「Q&A 野菜の全疑問」です。これは「Q&A〜全疑問」
シリーズの一冊で、以前(110)には「〜食べる魚の全疑問」も
読んでいる。本書は野菜に関する素朴な疑問に答えてくれる一冊。
「野菜と果物はどこで区別するの?」とか「アクってなに?」とか
です。前著同様、この系統の本は読んでいて非常に面白い。
 私は小説の中で野菜を扱うことが多いのだが、前にジャガイモの
一件で大失敗した(054)教訓から、もっとキチンと調べてから
書こうと思った次第。友人大先生様は別として、そんなにうるさく
アラ探しをする人はいないとは思うが(笑)、知らないで書くのと
知ってて書くのとでは、文章表現に違いも出ようというものです。

 最後は「ワインの科学」です。大抵のワイン本はずらずらと銘柄
を並べたてる「カタログ本」なのだが、これはそのような一般的な
ワイン本とは一線を画す内容である。ワイン用葡萄の研究や、その
ルーツの考察に始まり、ワイン樽の材質分析までやっている。
 このワイン樽については、私はかなり以前に「樽に最適な木材は、
落雷にあったオーク材」と聞いていた。ナゼ落雷なのか? と常々
疑問に思っていたのだが、本書でその疑問も氷解である。ワイン樽
は内側に「焼き」を入れてから使うので、落雷がその代わりになる
というワケである。
 しかもこの「焼き入れ具合」は明確な方法論が確立されていない
とのこと。おそらく「落雷説」とは迷信に近いものなのだろうが、
逆に、たまたま落雷にあった木材で醸造したワインが旨かったので
「焼き入れ」をするようになった、とも考えられる。
 なかなか興味深い一冊ですな。

131. エロ小説はどうなのよ?(2004/7/1)
 先週は久々に「あいてむ」ページを更新したのだが、それを見た
友人から表題のお言葉を頂戴しましたよ。

「ウチのサイトは、エロ禁止なんだって」
「えっ? いつから?」
「いつから、ぢゃないって。最初からだよ」
「そうなのか。沢山あるのに、もったいないことだな」
「……澁澤龍彦とか入れたから、それで充分だろう?」
「あれはエロじゃなくて、アダルト・ファンタジー(断言)」
「解りました……もういいです」

 私の友人関係がよく解るコメントですね(笑)。
 でも、我が家にあるエロ小説でレアなものって……あんまり無い
気がする。例えば有名どころだと沼正三の「家畜人ヤプー」がある
けど、これは「ヤフー」のサイト名にも使われたから、すごい有名
なんだよね。前に石ノ森章太郎がマンガ化したのはレア物だけど、
最近になって江川達也もマンガ化している。
 他には団鬼六「花と蛇」だろうか。しかしこれもつい最近DVD
が出たし、幻冬舎からも全10巻で完全版が出ている。団鬼六だと
「肉の顔役」の方がレア度は高目かも。これは富士見文庫から出て
いた全集で持っている。

「ちょっと待てよ。その富士見文庫って、何だ?」
「ああ。富士見書房って、以前はポルノ小説のレーベルだったんだ。
いまは角川の系列に入ったから、若者向けオンリーだけど」
「マジかよ? それ何冊ぐらい持ってる?」
「けっこうあるよ。海外の翻訳本もエロばっかりだったな」
「それって超レアだろ! それ紹介しろや!」
「なるほど……それもそうだ」

 いや、これは盲点でした(笑)。言われてみれば、ポルノ時代の
富士見文庫を知ってる人なんて、ほとんどいませんね。

「じゃこれもレアかな。千草忠夫の『プリアポスの神』という作品」
「うん? エロ小説家としては有名どころだな」
「でもこれって著者の絶筆なんで、完結してないんだよ」
「それ激レア(笑)」
「中上健次の『賛歌』もあった」
「……どっかで聞いたような名前だな」
「前に芥川賞とった人だよ。これはメジャーだろ?」
「ああなるほど。で、なんでレアなんだ?」
「発表後に死んじゃってるから。確か五作目ぐらいだったかな」
「なぜそんな作品ばかり……ちゅうか、おまえのメジャー感覚って、
一般人とはかなり違うと思うぞ」

 なんだそうです。自分じゃよく解りませんけど(笑)。
 まあ、これからはエロ小説もレア物の一部として紹介していこう
かと思ってます。掲載できるのは表紙だけですが。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が10冊追加されました。引き続きエロ小説
の話題です(笑)。

 最初は海猫沢めろん「左巻キ式ラストリゾート」です。鬼ノ仁の
イラストが目についたので買ってみました。パンプキン・ノベルズ
の一冊。これは「ぷに☆ふご〜」というゲームのノベライズらしい
のですが、元のゲームをやったことがないので解りません。ただ、
文章はキレまくりで(笑)、一読してジョイスの「ユリシーズ」を
思い出しましたよ。次回作にもちょっち期待。
 2冊目は北都凛「Wish テニス部の果実」です。フランス書院の
美少女文庫で、以下5冊目まで4冊ある。これも鬼ノ仁のイラスト
につられました(笑)。今回はマンガも描いています。内容は学園
の美人姉妹が凌辱魔の毒牙にかかるという定番物。

 3冊目は橘真児「Ensemble〜ぼくの妹」です。こちらは双子の妹
と関係する「お兄ちゃん物」です。このシチュエーションもすでに
定番ですが、双子というのがヒネリの一作。
 4冊目は青橋由高「恋妹〜彼女はふたご!」です。これは前出の
作品と読み比べるために購入。こちらでは双子の妹に美人の先輩が
からんでの三角(双子で四角か?)関係になっている。
 5冊目も同じく青橋由高「約束〜彼女はウエイトレス!」です。
バイト先の三姉妹からモテモテで、年上・同級生・年下という全て
の年齢層をカバーしている。

 6冊目は寂鳳(じゃくおう)「凌辱の神殿」です。フランス書院
でもXX(ダブルエックス)ノベルズ。美人近衛騎士と女王、王女
の美女三人がヌルヌル触手系の怪物戦士に嬲り物になってしまう。
美人騎士の弟も登場して、近親相姦ネタも入ってます。
 本作でのイラストは「傭兵小僧」というエロ漫画家なんですが、
ずいぶん久しぶりに見た気がします。現在は同人活動が中心らしく、
個人誌発行の情報を得ました。ウェブサイトもあります。

 7・8冊目は富島健夫「十三歳の実験」と「はだかの少女」です。
作者は一貫して「性の目覚め」をテーマとする作品を書いてますね。
昔は「青春小説」とか言ったそうですが、この系統が氾濫する現在
では明確な区別は存在しません。前出の中上健次の「賛歌」なども
エロの分類とはちょっと違います。
 内容は前著「十三歳〜」では、主人公の恋人は小料理屋の女将で、
その離婚した夫との間には十三歳の娘が……という設定。ちょっち
時代設定が古いのがアレですが、中々そそられます(笑)。
 後著では、主人公は偶然に拉致られた美少女を救い、共同生活を
始めるというもの。この「拉致」というのはタイムリーですか。

 最後の9・10冊目は千草忠夫「処刑人X」全2巻です。これは
「処刑の部屋」という作品を改題して再発行したもの。この作者は
前述した通り既にお亡くなりですが、あまりに人気があるためこう
した再発行が度々なされてます。しかもスグに売りきれる。
 作者が最も得意とするパターンは「人妻が夫の前で嬲り物になり、
その一人娘までが……」という設定。この人妻も決まって大病院の
院長夫人とか女医です。本作品も同様の設定で、これがまた多くの
「女性読者にも大人気」なんだそうです。

 最後に総評を述べさせてもらうと、若者向けのH小説(ヤング・
アダルト)と、一般のポルノ小説の間には、かなり広くて深い溝が
あるように思われます。たぶん対象とする読者層の違いからなんで
しょうけど、そろそろ中間層を見据えた作品を発行してもよろしい
のではなかろうか? この系統は過去の資産も多いし、現在の若者
向け読者を取り込むのも、販売戦略としては有効な気がします。
 例えばジャンル違いになりますが、一般のライト・ミステリーの
読者が突然「横溝正史」を読むとは思えませんからね。富士見では
ヤング向けのミステリー文庫も出してますけど、この戦略がうまく
当たれば幅広い読者層を獲得できるでしょう。
 若い頃に読んだ作品は、後々まで影響を及ぼすものですからね。

130. あいてむ画像が200枚を突破(2004/6/24)
 今週は「あいてむ」ぺージを更新した。前回は昨年の年末だった
ので、丸半年ぶりである。元からの121件166画像に、31件
37画像を追加し、累計が152件203画像となった。追加した
アイテムはそのほとんどが「小説・物語」ページのもので、ページ
も2ページになった。合計容量も10メガを超えている(泣)。

 ところで、このページで紹介しているアイテムはレアなものだが、
アマゾン・コムなどで調べて見ると、そのいくつかはちゃんと再刊・
復刻されていたりする……場合もある(笑)。なるべく再発行情報
も記載したが、後は自力で調べてみてもらいたい。
 ちなみに、以前(116)紹介したマイ・ベストのSF2作は、
アマゾンでは発送に3〜4週間もかかる。私の友人はそれでも注文
したと言っていたが……届くのは一ヶ月後だ。

〜今週の更新情報〜
 前述の通り「あいてむ」ページを更新した。引き続きその話題。

 追加31件のアイテム中ではSF&FTが一番多くて11件で、
次が岩波文庫の7件です。この中には定価160円なのに古書店で
4500円で購入した一品もある……さて、それはどれでしょう?
いや、別に当たったからといって何も出ませんけど。(笑)
 詳細は該当ページを参照してもらうとして、追加したアイテムの
一覧を見てもらおう。まずはSF&FTの11件。

「宇宙英雄ペリー・ローダン」 2点
P・K・ディック「宇宙の操り人形」
H・G・ウェルズ「解放された世界」 他4点
ハックスリー「すばらしい新世界」
アシモフ「SF九つの犯罪」 他1点
タニス・リー「銀色の恋人」川原由美子・絵
マッキンタイア「星の海のミッキー」斉藤友子・絵
「原子力潜水艦シービュー号」 2点
ブラッドベリ「恐竜物語」東逸子・絵 他1点
ギャスケル「アトランの女王」
豊田有恒「モンゴルの残光」 2点

 マニアックな作品ばかりだ……ペリー・ローダンは無事に1巻が
見つかりましたよ(笑)。しかしこのシリーズ、全巻(300巻)
読んでる人ってどれくらいいるのだろうか?
 続いて岩波文庫の7件は、メジャーな作品も入っている。

トマス・モア「ユートピア」
トルストイ「光あるうちに光の中を歩め」
ワアグナア「ロオエングリイン/トリスタンとイゾルデ」他1点
「ロランの歌」作者不詳
タキトゥス「ゲルマーニア」
ダーウィン「種の起源」「ビーグル号航海記」
ホッブズ「リヴァイアサン」

 ワアグナアの一冊は歌劇の台本なのだが、旧かな版しか無かった。
たぶんそれ以来、絶版状態なのだろう。
 また、捜索中だった2冊も今回新たに加わった。

コーネリアス・ライアン「史上最大の作戦」
富田常雄「姿三四郎」
コリン・ウィルソン「暗黒のまつり」

 これらは初版を入手するのに苦労したので、喜びもひとしおです。
それと、コリン・ウィルソンは「らいぶらり」から移動しての追加。
これによって「らいぶらり」の書籍累計数が1冊ぶん減った。
 この他にも10件ほど追加がある。

 いやもう何ちゅうか……自分でもマニアックだと思いますけどね。
しかも、このラインナップを全て読んでいる人が、私以外にもいる
とはちょっち考えられません(笑)。
 今後も継続して改稿を進めていくつもりですが、その前に連載中
の小説の方を何とかします。掲載予定が八月なんで、もう二ヶ月も
無いんですよ(泣)。間に合うのかなぁ……。

129. 蔵書が行方不明(2004/6/17)
 ここ数日、オフラインで「あいてむ」ページの改稿をしていたの
だが、我が家にあるべき蔵書が見つからねぇ(泣)。自宅で書籍が
行方不明というのもアレだが、実はよくあることなんです(笑)。
以前にも長編のコミックが見つからずに、古書店で全巻買い直した
ことがある……バカですか?

 その捜索中の本ですが「ペリー・ローダン」シリーズの第1巻。
シリーズは最近300巻に到達して、特集本も出てます。でもこの
1巻は「買い直す」というワケにはいかねぇ。もうどこにも売って
ないから。300巻記念で全部再版してくれないものか。
 この本の捜索中にも余計なレア本を「発掘」して読みふけったり
していたため、改稿がぜんぜん進まない……やっと見つけた! と
思ったら3巻だったりして(笑)。なんかこのシリーズ1巻と2巻
だけが所定の(記憶してる)位置に無いんだけど、勝手に移動した
のかな? そんなワケねぇって(笑)。
 無事に見つかったら、300巻と一緒に追加しておこう。

 今回追加しようとしているアイテムなのだが、この前(124)
購入したレア本10冊も含まれる。蔵書からもいくつか、前回紹介
した「シービュー号」も追加するつもり。
 しかし、全ページを改稿している時間が無いため、今回の更新は
途中経過といったところになる。なんせ12件ほど追加したところ
で「小説・物語」ページが2倍になってしまったのだ。この調子で
やっていくと、単純に全容量が倍になる計算である(泣)。

 ところで我が家の蔵書だが、パッと見える場所に本棚が8基ある。
1基あたり300冊ぐらいとして、2400冊になる計算だ。あと
タタミ2畳分の押入れが一杯なので、このスペースが本棚4x5基
と仮定して20基だとすると6000冊になる。入りきらない本が
そこらに平積みの状態だが、たぶん1万冊には……雑誌を含めると
いってるかもしんない。
 前にどこかで「小説家の蔵書は平均2万冊」と読んだが、我が家
はまだ半分である……さすがに「少ない」とは思わんが(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが2作(新規1・続巻1)追加。書籍が
5冊追加。また「あいてむ」ページは工事中としておいた。

 コミックの新規追加は「レ・ミゼラブル」です。みなもと太郎は
あいてむページでも紹介しているが、本作は復刻・完全版である。
しかも手塚治虫文化賞・特別賞受賞。内容はギャグのため原作とは
かなり違う部分もあるが、ツボを押さえた脚色で感動させる。
 続巻は太田垣康男「MOONLIGHT MILE」第8巻です。前巻から時間
が経過しているので、ちょっち損した気分かも(笑)。新キャラの
マギーはいい味出してますけど、この作品はゴローとロストマンが
からまないと今ひとつのような気がしますね。

 さて、今週の書籍は全てグルメ関係の本です。しかし今年は暑く
なっても食欲が衰えないな。体調がいい証拠ってことですか。
 1・2冊目は中公文庫ビブリオ。最初は「魚味礼讃」で、著者の
関屋文吉は東京浅草「紀文寿司」の四代目。本物の寿司職人が語る
薀蓄には敵いませんな。しかも料理の「香り」にもこだわっている
ところがナイスです。文字で香りを伝えるのは至難の技ですよ。
 次は岩満重孝「百魚歳時記」です。こちらの作者は画家・随筆家。
春夏秋冬にあった旬のお魚のエピソードがあって、そのイラストも
著者が描いている。お魚や食にまつわる俳句や短歌も紹介されいて、
風流を感じさせる一冊です。

 残り3冊は講談社+α新書。最初は加藤義松「野菜づくり名人の
知恵袋」です。著者は農業一筋の大ベテランで、一般人が参加する
「体験農園」のパイオニア。東京都体験農園園主会の会長も務めて
いる。本職だけあって各野菜ごとに細かい注意点があり、その解説
も図解入りで解りやすい。
 次は太野祺郎「蕎麦の薀蓄」です。全国1500件もの蕎麦屋を
食べ歩いた著者のうんちく本。名店への連絡先も記載されている。
しかも蕎麦のルーツは中国だとか、日本への伝来時期などの歴史に
関する項もあって、非常に興味深い。

 最後は野崎洋光「名人板前 日本料理の秘伝」です。著者は東京
グランドホテルから東京西麻布の「とく山」へ入店。現在は支店を
含めた総料理長という立場にいる。この「とく山」は、メニューが
おまかせの1万5千円「だけ」という、すごい店である。
 内容は「包丁」の項から始まり、家庭料理が美味しい、ごはんが
美味しい……いや、土鍋でごはんを炊くのは私には無理です(泣)。
しかも「魚が扱えると、気分は板前」とは、全くその通りですな。
あたり前のことを淡々と語られるとグウの音も出ません。和食党に
は絶対オススメの一冊です。

128. 復刻本の世界(2004/6/10)
 なんか最近、書店で珍しい本が目につくようになった。創元とか
早川が復刻に力をいれてるし、これもみんな「世界の中心で〜」の
おかげなのだろうか? だとしたら非常に喜ばしいことなのだが、
すでに所有している作品が復刻されても嬉しくはない(笑)。
 まあ、進行中の「あいてむ」ページの改稿のためにも、もう一度
データを確認しておくのもいいだろう。

 創元ではシオドー・スタージョンの「原子力潜水艦シービュー号」
ですか。我が家の本は15刷りで71年の発行。初版は65年5月
21日だから、40年も前である。これには続編もあって、P・W・
フェアマンの「シービュー号と海底都市」がそうだ。我が家の本は
奇しくも79年発行の同15刷。初版は68年6月8日の発行。
 これらの元の話は、映画プロデューサーのアーウィン・アレンが
20世紀FOXで製作した「地球の危機」というSF映画にある。
従って著者が違っても設定は同一。この映画もDVDが出てますね。
また、スタージョンは早川SF「人間以上」も傑作です。

 SFで「潜水艦」と言えば「海底二万里」のノーチラス号とこの
「シービュー号」が双璧だろう。船長といったら「ネモ船長」だが、
提督といったらシービュー号の「ネルソン提督」である。これらの
名は「刷り込み」のごとくSFマニアの記憶に残っているハズだ。
 ちなみに、創元の海底二万里の初版は77年4月22日だった。
79年9刷を所有している。この版でも25年前だよ。

 もう一作「ビーグル号」といったらA・E・ヴァン・ヴォクトの
「宇宙船ビーグル号」だろう。これは実在したダーウィンの探検船
の名称だ。また「ノーチラス号」も実在した人類初の原潜の名で、
1955年の処女航海時に発信した「グッド・モーニングUSA。
本艦、原子力にて航行中」という電文が有名である。
 まあ、これらくらいの知識はSFマニアなら知っていて当然で、
ほとんど一般常識のレベルに属する……ほんとか?(笑)

 余談になるが、東宝では63年に「海底軍艦」を製作している。
これは押川春浪が明治33年に発表した冒険小説が原作で、他にも
TVシリーズの「海底大作戦〜スティングレイ」が62年から放映。
60年代は正に「潜水艦復活の時代」だったのだ。
 しかし、さすがに私も「青の6号」は読んでいない。村田蓮爾の
キャラクターでリメイクしたOVA版は、DVDを1本だけ買って
止まっている。

 そういや以前(116)バロウズ「火星のプリンセス」が分厚い
合本版4冊組で復刻されていると書いたが、元は全10巻ではなく
「全11巻」と判明した。蔵書で確認したので、明らかに私のカン
違いである……老化現象か?(泣)

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが5本追加。

 最初は「地球の静止する日」です。1951年製作のSF作品で、
当然モノクロである。この宇宙船やロボットがまたレトロちっくで
いい感じ(笑)。タイトルはOVA「ジャイアント・ロボ」に流用
されたので、聞き覚えもあるだろう。
 ちなみに「ロボット」という名称はアシモフの専売特許ではない。
元はカレル・チャペックが1920年に書いた同名の小説である。
アシモフが考案したのは「ロボット工学三原則」なのだ。

 2本目は「ペーパー・ムーン」です。本作は1973年の製作に
もかかわらず、時代設定の必要からモノクロで撮影された。しかも
広角レンズを多用し、背景の奥までピタリと焦点を合わせている。
特典映像は必見ですな。ライアンの娘テータム・オニールの演技は
素晴らしく、彼女は出演当時9歳ながら、アカデミー助演女優賞を
獲得している。
 3本目は「黒いチューリップ」です。原作にはアレクサンドル・
デュマ(大デュマ)の名があるが、お話は全くのオリジナル。他の
著作「鉄仮面」などの設定が混ざっている感じだ。主演のアラン・
ドロンは10年後の「怪傑ゾロ」でも似たような役を演じている。
余談だが、大デュマの息子デュマ・フィスは「椿姫」の作者。
 4作目は「キング・オブ・キングス」です。イエス・キリストの
生涯を描いた1961年製作の映画。前に見た「偉大な生涯の物語」
(64年)より先んじている。本作では傍役の「バラバ」などにも
ちゃんとセリフがある。しかもキリスト役のジェフリー・ハンター
が美男なので、よりドラマチックな仕上がりです。

 最後は「カリギュラ」2枚組です。特典はメイキングと、82年
製作の「新・カリギュラ」です。雑誌「ペントハウス」のオーナー
「ボブ・グッチョーネ」がプロデュースした作品で、80年当時で
46億円もの巨費を投じて製作された。ただそれにしては超B級な
仕上がりが泣けてきます(笑)。
 雑誌お抱えの美女が多数出演するというのは、当時のファンには
たまらんだろう。個人的な好味で言えば、カリギュラ(マルコム・
マクダウェル)の妹ドルシラ(テレサ・アン・サヴォイ)がお気に
入りです。大人しそうな顔立ちが「いかにも妹風」でいい感じ。

 ところで、今回で「だべり」も128回を迎えた。128という
数を「キリがいい」と感じるのは私だけ?(笑) 2進法だと64
とか256も丁度いいんだよな。

127. 世界の中心でナニを叫ぶ?(2004/6/3)
 近頃の書籍タイトルはもう何でもアリである。他人様のパクリで
あろうとなかろうと全くお構いナシなのだ。元の作品はハーラン・
エリスンの短編SF小説。ハヤカワの原著も書店に山積みだった。
便乗して売れればOKなのだろう。これは私もついこのまえ読んだ
ばかりなのだが、一般の恋愛小説の読者がこんなマニアックなSF
を読むとは思えない。新刊はミリオン・セラーを記録し、マンガや
ドラマにもなっているから「売れたもん勝ち」ということか。
 そういやミリオンと言えば、書籍発行部数が「公称」から「実数」
に改められることになった。公称では7000万部の「バガボンド」
も実数では3700万部になっていた。いくら公称とはいえ「2倍」
はちょっちやりすぎとちゃうんかいな? まあそれでも1巻あたり
180万部はすごい売上げだけど……世界の中心は大丈夫か?

 映画でもブラッドベリの「華氏四五一度」をマネた「華氏911」
がカンヌ映画祭で大賞をとったが、マンガだと「ブラックジャック
によろしく」とかでしょうか。この「パクリ作品名」はいいかげん
止めた方がいいと思うのだが……原作を知らない人に妙ちくりんな
イメージを植えつけることになるし。以前(102)にも言ったが、
パロディでもない限りは原作を越えてもらいたいものである。
 でも、この調子で「キャシャーンによろしく」とか「キューティ
ハニーによろしく」っていうのはどうよ? 私の友人は「よろしく
メカドックによろしく」がいいと言ってましたが(笑)。

 話は変るが、今月は「あいてむ」ページのリニューアルをしよう
と計画していた。しかし、他にもやることが多くて改稿作業がぜん
ぜん進みません(泣)。読書はいつものことなのでいいとしても、
見てないDVDの残りがまだ13本もあり、連載中の小説の続きも
書かなきゃならん……どこにリニューアル作業のヒマがある?
 その改稿のメインとなるのは、各アイテムの説明文をより詳細に
記述することだ。現在は10ページだが、改稿では20ページ以上
になるかもしれない。今後アイテム数が多くなってくるとサーバー
の容量も心配になってくる。しかし、もうひとつサーバーを借りる
というのもバカらしい……なんか今週は愚痴が多いな(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。すべて古代遺跡の本で、上下巻
があり、続巻もあるので累計には3件の追加となる。

 1冊目は「ヨーロッパの世界遺産」第2巻「フランス・イギリス・
ベルギー・アイルランド」です。注目はアイルランド・ボイン渓谷
の古代遺跡。紀元前3000年頃のもので、太陽神を崇拝していた
とされている。この地域の記事は珍しい。またこの「ボイン渓谷」
という地名も面白い。ボイン川一帯の名称……ボインの周辺(笑)。
いや、笑っちゃいけませんよね(笑)。
 2・3冊目は「神々の遺伝子」上下巻。これは有名なグラハム・
ハンコックの著作ではなく、アラン・F・アルフォードの著作です。
内容は同類のゼカリア・シッチンの著作も参考に、無難にまとめら
ている。またこの系統では途中から大胆な予想や推論が展開される
のが常なのだが、本書はあくまで科学的に論証しようとする。ただ
表題の遺伝子の項(最終章)は、人類創生神話に遺伝子工学を合致
させたもので、ちょっち筆が走りすぎ(笑)。

 4冊目は「失われた文明の謎」です。学研M文庫の一冊で、元は
同社の単行本だった。世界の七不思議に始まって、日本の古墳にも
言及している。アトランティスやムー大陸、レムリアに関する項目
もあって、トンデモ本の度合いが強い。
 5冊目は「超古代文明 奇跡の真相」です。こちらはワニ文庫で、
古代文明と宇宙人の関係について語っている(笑)。本書は発行が
新世紀前(97年)なので、やむを得ないだろう。何でも宇宙人と
関連付けるのがトンデモ本の王道である。

126. DVD観賞三昧(2004/5/27)
 DVDは一度に20本も買うもんじゃないです。立て続けに3本
も見ると、休日が丸一日つぶれます(笑)。それに監督とかが音声
解説している場合はもう一回見るので、6本分の時間が経過します。
単純に2時間が6回でも12時間だよ。これに特典映像のぶんまで
含めると、ほとんど自宅にヒキコモリの状態になってしまう(笑)。

 我が家にはビデオ・プロジェクターがあり、DVDでも大画面で
観賞できるのが嬉しい。しかしこのプロジェクション・ランプには
寿命があるので、かなり憂鬱である。既に生産していないタイプの
ため、交換すると高価なのだ(泣)。
 ところで寿命といえば、最近は「液晶モニター」が流行りだが、
私にはこれが不思議でならない。この液晶モニターの寿命は普通の
CRTモニターの半分しかないのである。それでいて価格は2倍も
するため、寿命対費用は4倍にもなってしまうのだ。
 例えばCRTモニターが価格5万円で寿命が10年だとすると、
液晶モニターは10万円の価格で寿命は5年である。1年あたりで
5000円対2万円だ。
 更に言うと、液晶モニターは画面の表示速度が遅いため、秒30
フレームの映像を全て表示できない。現在は秒20フレームが限度
である。フル3Dのアクション・ゲームをプレイすると「コマ落ち」
が発生するのだ。実際やってみると判るが、かなり目立つレベル。
ファイナル・ファンタジー等をプレイするのは止めた方がいい。

 ナゼこんな液晶モニターが売れているのか? 謎である。これは
おそらく性能の情報不足が原因だろう。省スペースやスタイリング
の良さだけでここまで売れるとは思えない。メーカーにしてみれば、
製品寿命が短い方が「買い替え」時期が早くなるので万々歳という
ことなのだろう。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが5本追加。コミックの続巻が1作追加。

 さて、DVDの1本目は「エクスカリバー」です。これは英国の
アーサー王物語を題材にしたもの。ただでさえ長い話を140分で
見せるのはちょっち無理があります。エピソードをしぼって端的に
表現した方が良かったように思う。
 2本目は「ソフィー・マルソーの三銃士」です。この「タイトル
に出演者の名前が入っている映画」は、間違いなくB級です(笑)。
内容は予想通りの駄作だった。しかも画面全体が曇っていて、貸し
ビデオの中古品を見ているような気がする。せっかく有名アイドル
を起用したのに、これは勿体ない……いや、ソフィー・マルソーは
好きな女優なんですけどね。

 3本目は「スノークイーン 雪の女王」です。これはTV用長編
映画の製作会社「ホールマーク」シリーズの1本で、SFX製作は
ジム・ヘンソンらが担当。だが私は出演のブリジット・フォンダに
つられて買った(笑)。前後編合計176分もあるが、後半がダレ
気味なのが惜しいところ。まあ、TV用にしてはよく出来ていると
思われる。お話は原作とは違う展開なので、最初っから別物として
見れば違和感は無い。これはこのシリーズの特徴でもある。
 ブリジット・フォンダは40歳くらいだと思うが、すごい美人だ。
主人公のカップルよりも存在感ありまくりです。彼女はヘンリー・
フォンダ(祖父)、ジェーン(叔母)、ピーター(父)という役者
一家の出身で、演技力は既に遺伝とも言うべきレベルにある。

 4本目は「イージー・ライダー」です。これは確実にアメリカン・
ニュー・シネマの代表作である。出演は前述のピーター・フォンダ、
デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン。この三人はこの映画で
一気にスーパー・スターの仲間入り。いやカリスマ・スターと言う
べきか。
 劇中、三人がマリファナでラリって会話しているところはシャレ
にならん。ジャック・ニコルソンなどは眼の焦点が合っていない。
この映画ほど時代性を的確に表現している作品は無いだろう。映像
自体は今では古臭く感じられるが、今で言う「インディーズ映画」
の大ヒット作だ。

 最後は「グレート・スタントマン」です。バート・レイノルズの
「漢の」娯楽アクション。いわゆる業界楽屋ネタなのだが、らしく
まとまっている。原題が「ホッパー(跳ねる男)」というだけに、
ラストのスタントは圧巻です。
 彼はマニアな人気のある俳優で、出たDVDがスグに売りきれる。
元からあまり数が出てないのだろうが、これもやっと買えた。他の
出演作では「ロンゲスト・ヤード」を即買いしたが、「トランザム
7000」の方はどこを探しても無い(泣)。
 余談だが、寺沢武一のマンガ「コブラ」は、彼がモデルになって
いる。お話もハリウッド映画からのネタが多く、映画通なら思わず
ニヤリとするだろう。

 さて、コミックスの続巻は、槙ようこ「愛してるぜベイベ☆☆」
5巻です。思わず「出るの早くね?」と思ったが、読んでみて納得。
内容の半分は増刊に掲載されたエピソードだった。
 最近では「ベイベ組」という「ベイベのお話を分析する集団」が
結成されたとか。よくよく考えるまでもなく、この作品は幼稚園児
を介した大人のドラマである。異なる世代間をまたぐストーリーは、
読んでいて面白い。ほとんどのマンガの登場人物は、同じ世代だけ
だからだ。非常に珍しい作品とも言える。


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だべり