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−−−−− だべりかころぐ(12)−−−−−

No.301〜No.325までの25件

325. 巨星、墜つ(2008/3/20)
 SF小説の巨人、アーサー・C・クラークがお亡くなりになった。
今朝の新聞に載ってましたよ。ガーン……かなりショックが大きい
ですね、これは。私が最初に感動を覚えた小説が「幼年期の終り」
だったことからして、非常に残念です。もっと長生きして、作品を
発表し続けてほしかったな……とはいえ、享年90歳だそうなので
大往生というべきでしょう。ご冥福をお祈りします。

 さて先週述べた通り、閉店するショップでDVDをしこたま買い
込んできましたよ。その数なんと21本……バカ?(笑) だって
半額なんだもの、そりゃあ買うでしょうよ。でもBOXセットとか、
高額商品はほとんど買われちゃってましたね。やっぱみんな考える
ことは同じだな、ちっ(笑)。しかし、机の横に未観賞のDVDが
40本も積み上がると、さすがにちょっとアレ(笑)。自分の行動
の結果に、乾いた笑いをあげるよりしょうがない……はっはっは。
そんな感じ。ま、懐具合は考えないことにして、これらはおいおい
紹介していきましょう。

 今週は書店巡りもしていたので、DVDの他にもムック本を6冊、
コミックスを13冊、書籍を18冊ほど購入。しかしまだぜんぜん
読んでいません(泣)。未読がやっと一桁台に減ったと思ったのに、
また20冊オーバーだよ。でも前々から買い集めていたシリーズ本
10冊組2セットが全巻揃ったので、これはかなりウレシイです。
これでいつでも読み始められるぜ……って、いつ読むんだろ?(笑)
ちなみに、この2セットを除いても未読は22冊なんですが(泣)
オタクとはこういう習性なんですね。はっはっは……ふう。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。

 1冊目は、島田荘司「Classical Fantasy Within」第1巻です。
これは講談社BOXの企画ノベルで、毎月刊行していくシリーズ本。
既に3巻まで発行済みだったため、全巻買った(笑)。とりあえず
1巻だけ読んでみましたよ。物語は、第二次大戦末期の1945年
(昭和二十年)夏、日本の片田舎に始まる。主人公の「ぼく」こと
シンちゃん(石嶺シンイチ)は、母・筆子と二人暮し。父は戦死し、
ミツグ伯父さん(岡野ミツグ)は軍の研究所に勤めていた。機密の
新戦闘機「秋水」の飛行実験に立ち会うが、それは失敗に終る……
ええと、ジャンル的には「IF戦記物」になるんでしょうかね?
1巻を読んだ限りでは、ちっともテーマが見えてこない。一人称で
話が進むんですが「ぼく」が小学生のためか、非常に解りづらい。
まあ、戦時下の田舎の状況としては、こんな感じなんでしょうけど、
この進行ペースはちょっとツライかも。

 また、本作は士郎正宗が挿絵を担当してます。フルカラーCGを
多用してますが、和風のイラストは違和感がありました。そういや
攻殻の1.5巻がリニューアル再版されてたけど、たぶん中身は同じ
なんだろうなぁ。ストラップ付きの限定版もありましたけど、前の
単行本を持ってる人は買う必要ナイでしょう。
 それと、講談社BOXは箱絵とか口絵・挿絵がフルカラーだし、
新書版と比べて装丁も豪華。また各巻にはさまってる「しおり」が
その巻のカバー絵なのがとってもマニアック。コレクター心を刺激
しますね。サイズはB6でDVDや青年誌コミックスと同じサイズ。
でも新書の文章って通常は二段組みですが、これは一段……文量的
に半分ぐらいでしょうか? それで定価1100円(税別)だから、
かなり高い本ですな。

 2冊目は吉野匠「三千世界の星空 ヒーローは失業中!」です。
これは徳間の新書版で、著者は「レイン」とかを書いてる人。ただ、
絵師が「むらかわみちお」だった。この人は久々に見た気がする。
無論ジャケ買いしたんですが、けっこうウケましたね。内容ですが、
八歳の美少女・藤沢星空(ふじさわ・そら)は、突然異世界に飛ば
されてしまう。その危機を救ったのは「アメのおにいちゃん」こと
遠野天人(とおの・たかひと)であった。その救出劇から四年後。
立派なゴスロリ中学生に成長した星空は危機的状況に陥ったときの
非常手段、天人を呼び出すことに成功する……携帯メールで(笑)。
なんかもう本作も「ツッコミ無用系ライトノベル」ですね。全体は
ラブコメ調で、ぽや〜んとした口調の星空のキャラがウケますよ。
本作は一応「異空間モノ」となってますけど、このオチはもしかで
「つづく」なのか?

 3冊目は、竹書房ゼータ文庫「ドラグネット・ミラージュ」です。
著者・きぬたさとし、原案・賀東招二、絵師・篠房六郎という豪華
製作陣につられて買った。著者は新人みたいですけど、賀東招二は
「フルメタル・パニック」をやってた人。篠房六郎は「ナツノクモ」
などを描いてるマンガ家。挿絵を描いてるのは初めて見ましたよ。
で内容ですが、主人公のケイ・マトバは超空間ゲート「ミラージュ・
ゲート」関連の犯罪捜査を担当するサンテレサ市警の刑事。異世界
からやってきた捜査官ティラナ・エクセディリカと合同捜査をする
ハメになる。この娘さん高ビーの美少女戦士で、ファンタジー世界
と未来SFがごちゃまぜの設定です。妖精と拳銃が同居する世界は
ファイナル・ファンタジーに似てますね。それと本編とは全く関係
ないんですが、あとがきが非常に「ふるって」ました(笑)。

 4冊目は、榊一郎「プリンセスはお年頃!」第1巻です。本書は
ホビージャパン発行のHJ文庫。絵師の深山和香(みやま・わか)
ですけど、どっかで見た気が……と思ったら、マガジンSPECIAL で
「素敵探偵・ラビリンス」を描いてる「若山晴司」でした。これは
盲点でしたよ。で内容ですが、姫君ナナ・アン・アビアスは、突然
国王から「処女喪失してこいや」と、修行の旅に出されてしまう。
お供をするのは護衛の兵士・エキノと侍女のコリン。ナナは旅先で
様々な(ハレンチな)目に遭遇する、という、ちょいギャグなお話。
私個人的には黒髪ロングな巨乳侍女・コリンがお気に入り(笑)。
 ところで、本作は同人誌で発表した「プリンセス・サキュバス」
を改稿した作品だそうです。まあタイトルからして設定がバレバレ
ですけど、八年も前の原稿を読むのは……苦痛だよなぁ。

 最後の5冊目は、ゆうきりん「オーパーツ・ラブ」第1巻です。
タイトル中の「・」はもちろん「はぁと」です(笑)。本書の絵師・
酒井ヒロヤスもたぶんマンガ家だと思うけど、なに描いてたっけ?
ちょっと思い出せない……集英社のスーパーダッシュ文庫は意外と
マニアックな絵師が書いてて、侮れないモノがある。で内容ですが、
主人公・御堂獏(みどう・ばく)は不登校のヒキコモリ。ある日、
考古学者の父が送ってきた荷を開けてみたら、古代エジプトの王女・
イプネフェル様が出現した……という、かなりアレなお話(笑)。
でこのイプ様、超高ビーの上「わらわは〜じゃ」などという口調の
古風な定番キャラ。幼馴染やバケ猫も加えた三角四角関係となる。
しかしこれはかなり……定番キャラが多いだけに、展開がとっても
難しいのではないかと思ったが、なかなかどうしてよく書けている。
ちなみに、主人公・御堂獏の身分はイプ様の下僕=奴隷だ(笑)。
M男くんの諸兄には超オススメな作品かもしんない(笑)。

324. かきいれどき(2008/3/13)
 三月に入って、日中もかなりあったかくなってきましたね。梅は
咲いたが、桜はまだかいな? てな感じで、休日に近所の桜並木を
見に行きました。桜の新芽が無数にでてきていて、これがほんとの
「萌える」状態です(笑)。

 ところで、今の時期はレア・アイテムの収集家にとっては非常に
重要な時期なんですよ。というのも引っ越しシーズンのため、本が
古書店へと大量に売られる時期だからだ。私も最近は毎日のように
チェックしに行っている。近場の店だけですけど。また決算期にも
なっているため、新刊の発売もとても多い。一般書店の新刊リスト
にも注意が必要です。ただ先々週は「海皇記」を全巻購入したし、
未観賞のDVDが17本も机の横に積んである。レア・アイテムは
「見つけたら即買い」が基本なだけに、これはかなりツライものが
ありますね。果たして、購入資金がもつんでしょうか?(泣)

 とまあ、そんな心配をしているところに、一通のお手紙が届いた
のであります、教官殿。それは某有名CD販売店からで、私も会員
なんですよ。最初はまた販促チラシかと思ってたんですけど、中を
見てビックリです。

「○○支店はこの3月末日で閉店させていただきます。ながらくの
ご愛顧ありがとうございました……ただいま全品半額セール中」

 はうわ!(笑) 全品半額かよ! マジですか!? なんでも?
CDもDVDも半額かよ……よくよく確認しましたが、今年に発売
した新品は別らしいです。それでも昨年までに発売した商品は全て
半額なのだ。これはBOXとか、シリーズ物のDVDを買っておく
しかねぇだろう?

 そのお知らせは十日の日付けだったが、とりあえず今週末にでも
大金持って行く予定です……さて、どうなることやら。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に2作、続巻が1作追加。

 最初は続巻から。木城ゆきと「銃夢 Last Order」第11巻です。
なんか異様に刊行ペースが早い気がする……のは、つい最近「銃夢
外伝」を読んだから、錯覚です(笑)。今巻でもゼクス先生2歳が
大活躍でしたが、空手家の戦いというかサイドストーリーがメイン。
LO版から登場したキャラ「絶火」は、まだ謎が多いですね。また
今巻でも主人公ガリィの登場はラストでしたよ。しかしこれは巧い
ヒキですな。でも毎回やってると、終いには飽きるかも(笑)。

 新規の1作目は「ひなぎく純真女学園」第1巻です。本作は復活
した徳間書店のコミック誌「リュウ」に連載中。作者の「ふくやま
けいこ」は絵柄がまるっこくて、とてもマンガらしい漫画を描く人
ですね。以前は少女漫画雑誌「なかよし」で「星の島のるるちゃん」
(全2巻)や「まぼろし谷のねんねこ姫」(全4巻)を描いていた。
その「星の島〜」の初版が94年となっているので、もう14年前
になりますか。この人ももうベテランの域ですね。

 さて「ひなぎく〜」の内容ですが、本作は4コマ漫画。主人公は
同高校二年の樫宮アミ。なのだが、クラスメイトの木成ユイに一目
惚れしてしまう……百合モノか? この木成ユイですが、三つ編み
黒メガネにジャージという、百合モノにはほど遠いスタイル(笑)。
別名「おにぎり少女」というべき家庭的な、悪く言うとハバくさい
女の子なのである。だが大金持ちの樫宮アミは、そんな木成ユイの
「ほんわか癒し系」のキャラにマジ惚れしてしまったのだ。
 なんか、解説を読んでるだけだと普通な作品の気もしますけど、
ちょっと不思議なパワーがある漫画ですね。前半はこの木成ユイと
樫宮アミのときめき話ですが、後半はギャグが強くなってきます。
元からこの作者はオタク系の知識がある人なので、そうした人物も
登場する……ジャンル的にはまんま学園漫画ですね。

 2作目は、野上武志「セーラー服と重戦車」第1巻です。作者は
「萌えよ戦車学校」の絵師として人気ですね。また「しけたみがの」
という逆読みペンネームも持ってますが、最近はずっと漢字の方を
使っている様子。読書リストのペンネームは「しけたみがの」での
記載だが、漢字の「野上武志」に直しておこう。
 で内容ですが、タイトル通りの戦車マンガです(笑)。主人公は
町立野良中学に通う島田かのん、竹内マリコ、野口むつみ、の三人。
戦車同好会と称してパンターF型(中戦車)を所有し、それで通学
もしているという、ハチャメチャな作品。正に「ツッコミ無用系」
というジャンルに属するマンガ。セーラー服の美少女をどうやって
戦車に乗せるか……そのひとつの解答としては満点ですな!(笑)
パンターはタイトル通りの重戦車じゃなく中戦車ですけど、作者は
戦車マニアなのでそんなことは承知の上。あとがきでは「単にごろ
がいいから」決めたそうだ。やられ役にしてもT−55(ソ連製)
とかが登場。ティーガー(VI型)がライバルで、乗り手も親衛隊の
ツーテール美少女なのは当然のお約束です。でもシェリダンとか、
ドイツ以外の戦車は全てチンピラ扱いですかい?(笑)

 本作は「チャンピオンREDいちご」にて連載中で、秋田書店は
昔っからマイナー系の作品を発表する場を与えてきましたね。この
意義は少なくないと思う……しかしこの人の単行本はマイナー系に
もかかわらず、すぐに売り切れるな。H系の「大和撫子007」の
時もそうだったが(だべり・282)今回も一月半で再版している。
もしかで初版発行数が少ないのかな? マイナー系なだけに。

323. 昨今のH小説とは?(2008/3/6)
 先週はムック本を紹介したのだが、1冊紹介し忘れていたことに
気がついた……歳は取りたくないものですなぁ(笑)。でその一冊
ですが「二次元ドリームマガジン イラストレーションズ」です。
これは通称「ニジマガ」と呼ばれているH小説雑誌のイラスト集で
「キルタイムコミュニケーション(KTC)」の発行です。小説も
(ハイライトの一部)あって、そのドラマCD付。私は主に絵師を
チェックするために買ってますが、2310円はそれなりのお値段
ですか。ふつう、絵師の個人画集はもっと高めですからね。

 気になる絵師では、まず「桐島サトシ」ですか。この人は最近、
電撃文庫「きみと歩くひだまりを」(志村一矢・著)でも挿し絵を
描いていた。ツリ目が私の好味だったんだけど、電撃文庫の方では
普通の絵でしたね。
 お次は「あきら」という絵師。この人は前にPCゲーム「下級生」
の作画をしていたと記憶しているが、別人かもしれない。ゲームの
キャラデザを担当していた「門井亜矢」と、顔の描き方がソックリ
です。フランス書院でも挿し絵を描いてますね。

 次は「笹弘」という絵師。どっかで見たような気がするんだが、
と思ったら、2DD文庫のマスコット・キャラ「ふみこちゃん」も
描いてました。この絵師は「魔が堕ちる夜」でも挿し絵を描いてた
けど、ミルフィーユというソフトハウスからPCゲーム化もされて
いるそうです。
 それともう一人「嘉下葱(かもと・ねぎ)」という絵師がいる。
実はこの人は「教艦ASTRO」の4コマ漫画を描いてる「蕃納葱
(ばんのう・ねぎ)」と同一人物。こちらはH仕事用のペンネーム
なんだそうだ。かなりシャレてますね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。

 今回の5冊は引き続き全てH小説(笑)。絵師が目当てでジャケ
買いしたものばかり。内容はえらくエロエロでした。最初1冊目は
2DDノベルズから「サムライスレイブ 姫武者淫辱」です。作者は
新居佑で、挿絵はMaruto! が担当。本作はタイトル通り時代劇です
けど、サムライで奴隷、お姫様が武者です。もう何でもアリなので、
ツッコミ無用のノリで書かれてます。主人公・咲夜はとある国の姫
だったが、重臣の一人・高城伸盛の計略にはめられ、身も心も妖夷
の虜にされてしまう。この妖夷とは触手の怪物で、高城伸盛とその
息子・伸由の体に同化している、という設定。触手ぐにゅぐにゅ系
は2DDの得意とするパターンですな。ほぼ全編がHシーンのため、
見所というか、ヌキ所が満載。

 2冊目も2DDノベルズ「特救戦姫 インビンシブルシスターズ」
です。作者は栗栖ティナ。これも挿絵はMaruto! が担当。宇宙から
の侵略者と戦う双子の姉妹、斑鳩雪希・桜花がヒロインです。二人
は超科学の変身スーツで「インビンシブル・シスターズ」となって、
スケアニア侵略軍と戦っていた。本作でもミミズ触手が大活躍して
ます。また、兄で天才科学者の拓海との3Pモノにもなっていて、
お兄ちゃん系とも言えますね。ただこの2DDのシリーズにしては
珍しくハッピーエンド……だったのかな?(笑)

 3冊目は2DD文庫から「すうぃーとオフィス 誘惑の社長室」
です。作者は巨道空二、挿絵はMaruto! が担当。主人公はごく普通
の学生・須賀将和。父の再婚相手・陽子が経営する会社で、一週間
だけアルバイトをすることになった。だが突然社長に祭り上げられ、
女性ばかりの会社でエロエロ勤務の一週間となる。本作は登場女性
が複数いるためか、個々のページ数はちょっと少なめ。曜日ごとに
六日分あるが、中でも最も出番が多いのが社長秘書の木宮ちえり。
インテリ美人の社長秘書はツリ目で細い眼鏡をかけている……私の
好味ともマッチしてて、かなり楽しめましたよ(笑)。

 4冊目はフランス書院の美少女文庫「メイド イン プリンセス」
です。著者は「わかつきひかる」で、絵師は「にしき義統」です。
この人はHPCゲームの情報誌「テックGIAN(ジャイアン)」
で表紙を描いてる絵師ですな。Hコミックも何冊か出しています。
本作の内容ですが、ワガママお姫様のエリシアが、王家のしきたり
でメイド修行をすることになる。しかし出向いた先には、幼い頃に
イジメていたアシェンがいて「ラブラブ奉仕」をすることになって
しまう、というもの。そもそも「お姫様がメイド修行」という設定
が萌えます(笑)。全体が純愛路線のため「うれしはずかし系」と
でも言うべきでしょうか(笑)。

 最後5冊目も美少女文庫「ブレイブガールズ 異世界戦士・茜」
です。著者はベテラン・黄支亮。挿絵は八宝備仁が担当。この人は
雑誌「メンズヤング」の表紙を描いてる人ですな。私はちょいと前
に(だべり・307)個人画集「SWEET BODY」も購入してますよ。
で本作の内容ですが、白風館高校の学生・朱鷺田茜(ときた・)は、
突然異世界へと召喚されてしまう。そこには同校生の竹川みどりと
生徒会副会長の紺野愛子もいて、三人は異世界の地アルテナを救う
ために魔物と戦うことになってしまう、というもの。ここでも魔物
は触手系でしたよ。ヒロイン三人での私のお気に入りは、紺野愛子。
黒髪ロングで気性も荒い。生徒会副会長というのが微妙にリアルで
いい感じでした。

 ところで、2DDの新書ノベルズ版は毎月3冊も刊行されている。
しかも八割方が「触手モノ」という、珍しいシリーズです。2DD
文庫の方も合わせると大変な量になると思うけど、そちらはワリと
普通っぽい設定でやっている様子。おそらくジャンルの住み分けを
してるんでしょうけど、最近では美少女文庫にまで「触手の波」が
押し寄せてきてます。
 でこのエロ触手、かなり前に同人誌のエロ漫画でも流行した設定
なんですな。最初は何だったっけ? HPCゲームのソフトハウス
「D.O.」がこの触手系で有名ですが、最初は……前田俊夫のHな
ホラー漫画「うろつき童子」でしょうか? 我が家の蔵書を調べて
みたところ、ワニマガジン社のコミックスは昭和61年(86年)
の初版でした。D.O.のゲーム「妖獣クラブ」の製作が90年ごろ
だと記憶してるので、やはりこれが最初だと思われます。

 まあ、手っ取り早くH場面を書くには都合がいいんでしょうけど、
もうちょっと工夫できないものだろうか? あまり同じパターンが
続くと、飽きられるのも早い気がするのだが……これは同人誌でも
同様でした。大量に描かれたパターンだったので、飽きられて消滅
してしまったという印象がある。
 2DDの新書レーベルでは触手に加えて「ヒロイン凌辱もの」と
いうコンセプトもあります。ただこれもエロ同人誌とよく似ている。
同人誌では既存のマンガ・アニメのキャラをネタに、Hなパロディ
作品を描いてますが、2DDでは作品の冒頭でヒロインを登場させ、
そのキャラでHシーンを書いています。つまり「元ネタも提供する
H小説」というのが、このレーベルの特徴ですか。作品単体ごとの
実用性には、全く問題ありません(笑)。

322. 春のおとずれ(2008/2/28)
 東京では、ちょいと早めの春一番が吹き荒れております。それに
してはめっちゃ寒いので、春という気は全然しませんね。陽射しは
いくぶんぽかぽかしてきたかな、と。その程度ですか。ところで、
春一番というとキャンディーズの歌を思い出すのは、私だけ?

 では引き続き購入したアイテムをご紹介。今週はムック本が7冊。
最初は「クイーンズブレイド」という対戦ゲーム本が2冊。これは
アルフレッド・レオナルディが製作した「ロストワールド」という
ゲーム。国の女王を決めるための対戦バトル、というのがテーマで、
出場キャラクターが個別の本になっているのだ。昔はD&Dもこの
タイプのゲーム本でしたね。2冊買ったので、これから知り合いと
やってみるつもりです。
 で買った二人のキャラですけど「門を開く者アリス」と「鋼鉄姫
ユーミル」です。アリスのキャラデザ担当は「Ni^θ(にしん)」。
この人はHなPCゲームを製作するソフトハウス「Nitro+(ニトロ
プラス)」の絵師で「デモンベイン」シリーズで有名です。これは
プレステ2にも移植されたから、知ってる人も多いでしょう。現在
はフリー絵師として活躍中。このアリスのキャラ設定はトレジャー
ハンターで、衣装デザインはボンテージ風というか「SMの女王」
みたいな感じの小悪魔系です。コブラ柄のムチと二丁拳銃で攻撃。
スカートはいてないので、パンチラしまくりです(笑)。

 二人目のユーミルのキャラデザは「みぶなつき」が担当。この人
は3Dフィギア「鉄道むすめ」のキャラデザをやってた絵師です。
なんか人選がマニアックだなぁ(笑)。ユーミルの設定はドワーフ
王の娘で、鉄鋼山の製鉄所の経営者です。衣装デザインはお姫様風
ですが、見た目は某有名レストランのウェイトレスか、看護婦にも
見えますね。バトルアックスで攻撃します。こちらはひらひらした
スカートですが、やっぱりパンチラしまくり(笑)。どうやらこの
シリーズではパンチラがお約束のようだ。
 本書は「対戦型ビジュアルブック」となっているので、イラスト
もページとほぼ同サイズ。かなり見応えがありますよ。ただプレイ
するときは対戦相手と本を交換することになる。自分の持ちキャラ
の絵は自分で見れないことに注意すること。まあ「自分の戦う姿は
自分で見れない」のは当たり前ですね。

 さて次はゲーム攻略本が4冊。最初は「アルカイック・シールド・
ヒート」です。コンプリートガイドというだけあって、アイテムや
マップのデータも豊富。本作はスクウェア(四角いマス目)を移動
していく「シュミレーション・RPG」なので、マップのデータは
重要ですな。またSL・RPGではユニット(キャラ)の経験値が
不揃いになるのが問題ですが、本作ではフリーの練習マップがあり、
その差を埋められるようになっている。対戦画面は敵の映像だけで
なく味方の映像も表示されるため、ビジュアル面が強化されている
のもいい。イラストや衣装デザインも秀逸なので、これは好感度大
です。私は主人公の「アイシャ王女」がお気に入り。黒髪ロングな
「いかにも王女」っぷりがたまりません(笑)。

 次の2冊は同じゲーム「アルトネリコ2」のパーフェクトガイド
とプレイヤーズバイブル。バイブルは100頁ほどのファースト・
ガイドといった内容ですが、パーフェクトの方は厚さ約3センチ、
500頁を超える大ボリューム。やりこむなら絶対こちらでしょう。
キャラデザは前作同様「凪良(なぎ)」という絵師。ちょい和風な
衣装が多いのが特徴的ですね。本ゲームは前作から「ギャルゲー」
呼ばわりされてましたけど、今回もヒロインと仲良くしながら進行
するシステム。ヒロインには複数の衣装が用意され、セーラー服や
体操着、鳥の着ぐるみ衣装まである。お風呂場のシーンがあるのは
「お約束」ですか(笑)。それと、各地で救助される娘さんがいる
のだが、これがなんと総勢100人いる(笑)。それぞれちゃんと
名前もあるし、衣装も凝ったデザインが多い。コンプリートすれば
ハーレム状態ですよ(笑)。このゲーム、今後もずっとこの方向で
突っ走ってもらいたいものです。

 さて最後は「リネージュII ファーストスローン アペンドブック」
です。これは有名ネットゲームの解説本。今まで何度かバージョン
アップしていて、今回は新種族「カマエル」が追加された。背中に
翼を持つ種族のため、天使のような神性が感じられます。素早さや
攻撃面で優れているものの、魔法攻撃にはちょいと弱いという設定。
このゲームは元々デザインの美麗さでは定評があるだけに、衣装も
スゲェのが揃ってます。「ダイナスティ」のシリーズでは赤と白の
カラーで統一され、ちょっと見「ウルトラマンか?」と思えるほど
でした。背面の翼の出所はどこなんだろ?(笑) 新しいイラスト
集がでたら、また買おうと思ってます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が33冊追加。

 先週はコミックを35冊購入したと書いたが、その内の33冊は
続巻を「大人買い」したものだ(笑)。でその作品とは、川原正敏
「海皇紀」の2巻から34巻です。これは2〜20巻を100円で
購入して、21〜33巻は200円で購入。最新刊の34巻だけは
一般書店で定価で買った。全部で、えっと……4700円でした。
33冊だから意外と安上がりだったな、と思うのは私だけですか?
しかし、古書店で大人買いもないもんだ(笑)。

 で本作の主人公は、ファン・ガンマ・ビゼンという海の一族の男。
東方の小国ウォルハンの覇道に協力し、若き王カザル・シェイロン
は隣国との戦にも勝利した。ファンは謎の少女マイア・スアルと、
伝説の剣豪トゥバン・サノオを、一族の船「影船」に乗せることに
なった……というのが1巻のあらすじです(笑)。
 続いて2巻目以降の内容。ファンはマイアの依頼で「グリハラ」
へと魔道師「イルアンジャ」を探しに行く。そこではマイアが強国
ロナルディアに滅ぼされた亡国オンタナの遺児であることが判明し、
海の一族の本拠地「海都」へと向かう。だが既に海王は亡くなって
おり、ファンは次の海王を決める王海走レースに出場。ライバルの
ソルに敗れたものの、一族の大海帥に就任した。カザルの戦に協力
した後、海の一族と敵対するジーゴ族を味方にしたファンはソルと
決戦を挑む。ファンはソルを説き伏せ、ロナルディアと全面戦争の
道を選んだ……というのが、33巻までの内容です。

 最新刊の34巻では、ウォルハンのカザルと協力して、いよいよ
ロナルディナとの戦争が開始される。物語も大詰めといったところ
ですが、サブキャラとのからみも非常に気になりますね。特に今巻
のラストではファンの母親、マリシーユ・ビゼンが登場しました。
でもお母さん、若すぎですよ!(笑) この美少女っぷりには驚か
されましたね(笑)。あと本作中での私のお気に入りは、ジーゴ族
長老の孫娘、アグナ・メラ・ジーゴです。一応ファンの婚約者なの
だが、えらいじゃじゃ馬な娘さん。私は昔から強い女が好きなので、
このキャラが登場したことによって、本作の全巻購入を決めたほど。
今後の活躍にも期待が持てそうですな。

321. チャイドルじゃなくて?(2008/2/21)
 さて今週は、この前の連休中に買い込んだアイテムをご紹介して
おきましょうかね。ちなみにDVDが11本、コミックが35冊、
書籍を17冊購入した他に、ムック本なども7冊……また3万円を
超えた(泣)。パソコンを新調するのはいつになるのだろう?

 ではまず読書リストに掲載されないアイテムをご紹介。ぶんか社
発行の写真集が2冊とDVDが1本。「沙綾(さあや)11歳」と
「万桜(まお)13歳〜熟果〜」です。DVDは万桜の写真集と同
タイトルで、同時撮影されたもの。この手法はアイドル物のDVD
ではお馴染みです。写真集の定価は各2800円。DVDはなんと
5775円もするんですが、私は全て中古で購入した。各千円でし
たよ。さすがに六千円近くするアイドルDVDを買う気にはなりま
せんけど、千円ならまあ「お試し価格」でしょう。

 最初の「沙綾」ですが、デビュー当時は「巨乳小学生」とか話題
でしたね。現在は13歳ですが、ついこの前ヤンジャンのグラビア
にも登場してましたよ。目元がキリッとした感じで、ちょいと昔の
アイドル「一色紗英(いっしき・さえ)」によく似てますな。蔵書
から探し出した「一色紗英ファースト写真集・Piacere」と見比べて
みたら、マジ激似……思わず「姉妹だろう?」と思ったほどです。
で写真集の内容ですが、セーラー服と水着がメインで、個人的には
「セーラー服を着たままプール」が超萌えでした(笑)。

 次の「万桜」の方はDVDと内容は一緒で、やはりセーラー服と
水着がメイン。しかしこちらはメイド服が超萌え(笑)。この子は
ロングな黒髪が非常に美しく、眼がパッチリしていて日本人ばなれ
した美少女です。そのアンバランスさがどっかアニメキャラを感じ
させますね。おそらく13歳ということもあって、頭身が低いせい
でしょう。ちょっとこういうタイプは今までいなかったように思う。
コメントで笑いをとっているとこなんかは「増田未亜」に似ている
かも? 彼女は「あいてむ」ページにデータがあります。

 これらは会田我路(あいだ・がろ)が撮影・監修したんですが、
その昔、篠山紀信が沖縄の美少女を題材にしてチャイドル・ブーム
を巻き起こしたのを思い出したよ。チャイルド+アイドルの造語も
この時に生まれた。もっと前、声優の桜井智がデビューしたアニメ
「レモンエンジェル」ではロリドルという名称だったハズである。
時代が感じられますねぇ(笑)。現在では「U−15アイドル」と
呼ぶそうですが、これは風情が無いような気がするなぁ。

 次いでもう1冊。バウハウス発行の「Lucky Crepu Deluxe」です。
これは美少女26人のオムニバス写真集なんですが、ここになんと
「金子志乃」がいた。1999年3月30日の日付で、ファースト
写真集の「想瞬(そうしゅん)」が3月13日発売と書いてある。
もう9年前になるんですな……あれっ? ということは、前に紹介
した(だべり・304)写真集「Parade」は、2冊目だったのか?
どうやら私の記憶違いのようだ。どのみちこの子の写真集はどれも
絶版状態で、極めて入手困難なことに変わりは無いのだが……歳は
取りたくないものですなぁ(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が6冊追加。そのうちの2冊は続巻のため、
累計には5件の加算。

 最初は講談社ブルーバックスの「クイズ植物入門」です。著者の
田中修は京都大学出の農学博士で、米国スミソニアン研究所にいた
こともあるこの道の第一人者。花のつぼみや開花システムの研究を
専門にしている。本書はQ&A形式で、ちょいと内容を紹介すると
「一粒のコメは何粒の実りになる?」や「光の方を向くのはナゼ?」
とかです。読めば解るが、実はこのような素朴な疑問に答えるのは
非常に難しいのだ。特に「光のくる方を向く」のはまだよく解って
いないとか。その答えに驚かされる名著ですね。

 次は同じ講談社でも現代新書で「人類進化の700万年」です。
これまでに「クロマニョン人」や「ネアンデルタール人」とかいう
名称を聞いたことがある人なら、本書は絶対オススメです。読んで
驚いたのは、ネアンデルタール人は現世人類からすると「おじさん」
のような位置にあって、一昔前の人類なんだそうな。一方のクロマ
ニョン人は「兄弟」に近く、現代人に最も近い存在だという。ただ
どちらも滅んでしまったため、直接の祖先ではない。枝分かれして
進化してきた人類の「親戚」なのである。現世人類の直接の親は、
まだ解っていない。著者の三井誠はジャーナリストで、科学コラム
の担当者。人類考古学は素人だったが、そのぶん自分が解らない事
は徹底的に調べているため、好感が持てますよ。

 3冊目は朝日文庫から「脳を究める」です。著者の立花隆が雑誌
「科学朝日」に掲載した取材記事をまとめたもの。脳のシステムを
研究している人々に取材し、その内容を解りやすく解説している。
本書も読んで驚く内容だった。カラー図画もあり、脳の「扁桃体」
では食べ物を判別している。スイカを見た時に信号を出す「スイカ
細胞」なんてのがある。動物実験では、その扁桃体が壊れたサルは
食べ物が判別できなくなったという。脳の情報処理系の研究では、
システムに関係する細胞が膨大な量になってしまうため、ひとつの
研究にとっても時間がかかる。率直に「すごいことやってるなぁ」
という感想でした。

 4冊目はハヤカワ文庫NFで「相対論がもたらした時空の奇妙な
幾何学」です。著者のアミール・D・アクゼルは科学系ノンフィク
ションを得意としている。私は以前にも「天才数学者たちが挑んだ
最大の難問」を読んでますけど、本書も負けず劣らず長いタイトル
ですな(笑)。内容ですが、アインシュタインの伝記とその研究の
解説。彼はどこで相対論の着想を得て、どんな研究をしていたのか。
とても詳しく語られます。おかしいエピソードでいうと、彼が研究
だけでは生活できず、教師をしていた頃のセリフ。

「研究を成し遂げるためには、さほど重要でない職に就くことだ」

 これにはかなり笑えましたね。アマチュア研究者として出発した
のは知ってましたが、こうハッキリ割り切って考えるところは流石
ですよ。余暇を使って自身の研究に邁進すべきとは、現代のオタク
にも通ずるところがあります。しかし、彼が自分の理論を完成する
ためには数学が不可欠で、しかも新しい数学の理論が必要だった。
もし当時その理論があったら研究はもっと先に進んでいたでしょう。
時代の最先端をいきすぎた研究者の悩みは、ちょっと次元が違って
ますね。しかも彼の理論の全ては、まだ証明されてないのである。

 最後2冊もハヤカワ文庫NF「黒体と量子猫」の1・2巻です。
著者ジェニファー・ウーレットはサイエンス・ライターで、本書は
様々な科学系コラムの集大成。一応「古典篇」と「現代篇」という
ことで、1900年を境に1・2巻に分かれて順番に解説している。
2巻の連番21「なんだって相対的」ではアインシュタインが登場
するが、話題は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で始まる。
時間旅行が題材だけに、ナイスな選択ですな。映画だけでなくSF
小説などへの言及もあり、非常に面白く読めますね。近代科学史を
通読するには最適で、文系の方にもオススメです。

320. 食の安全とは?(2008/2/14)
 何かと話題の中国食品ですが、心配していた横浜中華街の旧正月
は大繁盛だったらしいですよ。みんな冷凍食品を買わずに、外食に
切り替えたんでしょう……と思ったら「手作り餃子セット」という
家庭用調理器具もバカ売れだいう。消費者は勘違いっぷりの激しい
マスコミに踊らされるほどバカじゃないってことですね。

 それと続報でちょっと驚いたのは、新たに別の農薬が検出された
ことですか。しかも食品の保管倉庫で使っている殺虫剤だという。
私もコレは初めて知りました。まあ、商品に虫がつくのは避けたい
ところなんでしょうけど、そんな強力な殺虫剤なのか? 包装した
袋から中身に混入するほどに? ちゅうか、こういう事故が今まで
無かったのが不思議ですね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。

 さて、今週はタイムリーなDVDをご紹介します。その1本は、
「スーパーサイズ・ミー」です。監督のモーガン・スパーロックは
2004年のサンダンス映画祭でドキメンタリー監督賞を受賞した。
内容は、自らが実験台となり「某ファーストフード・チェーン店の
メニューを一ヶ月食べ続ける」というもの。

 冒頭、アメリカでとある裁判の話がある。被害者の少女二人が、
太り過ぎたのは「この店の高カロリー・メニューのせいだ」として、
マクドナルドを告訴したのである。だが、裁判は敗訴。その理由は
「太った原因が、この店のメニューにあることを証明できなかった」
からである。これを知ったモーガン監督は、一ヶ月このメニューを
食べ続けることを決意。独自のルールを決めて、ドキュメンタリー
映画にしたてた。でそのルールとは、以下の4点。

 1.某ファーストフーズ店のメニューしか食べない(水も含む)。
 2.勧められたらスーパーサイズにする。
 3.全てのメニューを制覇する。
 4.朝・昼・晩の3食欠かさず食べる。

 他にも「一般的なアメリカ人の運動・歩数に合わせる」として、
1日の歩数を五千歩に設定し、歩数計でちゃんとカウントしてます。
監督は一ヶ月の挑戦の前に健康診断を受けて、血糖値などの数値を
記録。それがどのように変化するのか、がこの映画の見所。

 いい感じで食べ続けていた監督ですが、最初にスーパーサイズを
勧められ「もちろん」と返事したまでは良かったものの、食べ過ぎ
でゲロってしまう……こりゃひどいわ。それとベジタリアンの恋人
から猛反対されたりもしてます。ふんだりけったりですね。最初は
この彼女の設定はギャグ(つまりヤラセ)なんじゃないかと思った
ほどハマってました。
 本作では途中で食に関するデータの紹介や、食品業界の関係者の
インタビューなんかもあって、非常に解り易い作りになってます。
現代アメリカの食生活を紹介したり、昔と比べてみたりもしてます。
学校給食などの取材もあったり、栄養師や有識者からもコメントを
もらっている。別にファーストフード店を糾弾するような内容では
ないため、公平という感じがしますね。

 で、結果は10キロ以上も体重が増えてしまい、途中で医者から
止められることもあった。医者が言うには「もし手が震えだしたら
救急車を呼ぶか、私のところに電話して居場所を知らせてほしい」
これはシャレにならん。最後通告ですか? 正に命懸けの実験だよ。
監督は「味は悪くないし、食べるのは楽しい」と言ってましたが、
いかんせん1日5000キロカロリーは「食べ過ぎ」です。プロ・
スポーツの選手だってそんなに食べてないですよ。一ヶ月で食べた
カロリーを砂糖に換算すると、巨大なバケツに山盛り数杯分です。
直に見られるとすごい量。こりゃ確かに体に悪いよな。

 まあ、本作はニュースなどでご存知の方もいるんじゃないかな?
裁判とあわせて、当時はかなり話題でしたからね。しかし、本作を
見てると「いかに高カロリー食が体に悪いか」ということがよ〜く
解りますよ。この映画では「スーパーサイズは止めにしないか?」
と提言してましたが、実際その方がいいと思いましたね。現実に、
映画公開から三ヶ月後に販売が中止されちゃいました(笑)。当の
マクドナルド側は「この映画とは無関係」と言っておられますが、
いや、それはナイだろう?(笑)

 なんと言いますか、一般企業の「儲かればOKなんだよ体質」と
でも申しましょうか(笑)。このような不誠実な対応は、ごく普通
のコトなんでしょうね。

319. 毒入りギョーザ事件(2008/2/7)
 東京地方は雪が降ったり、カラッと晴れたりのお天気。めっちゃ
寒いんですけど(泣)。去年はもっと暖かかったような気がする。
そこで私は思った。「こんな日は鍋に限るな」と……しかし、世間
では農薬入りの「毒餃子」が販売されるという事件が発生。近所の
スーパーに出向いたところ冷凍食品は投げ売りだったし、調理済み
餃子パックまでもが軒並み割引き。どうやら過剰反応が起きている
様子ですな。

 ちゅうか、食べてスグに吐くほどの農薬が加工食品に残留する、
というのは有り得ない話です。これって農家の人なら一発で解ると
思うんだけど、マスコミの勘違いっぷりには笑えました。一般人が
いかに食品の製造過程を知らないか、よく解る事件でしたね。事件
発生から数日経って、やっと「テロかも?」と解った様子。まあ、
最初が「ダンボール肉まん」だったから、これも仕方が無いのかも
しれません。

 私が思うに、この事件の背景には「日本と中国が仲良くするのを
好まないヤツ」がいると考えている。中国はずっと前から反日教育
を続けてきたし、朝鮮半島、北朝鮮や韓国にも「日本人が嫌い」と
いう人はかなりいるんですな。今になって、その反日教育のツケが
回ってきたんでしょう。のんびり屋の日本人には、他国を敵とする
考え方は、理解できないんじゃないだろうか?

 またこの事件のせいでワリを喰っているのは、餃子を売っている
他の店ですね。横浜の中華街では毎年旧正月のお祭りをしてるんだ
けど、この分では集客は全く望めないでしょう。しかし、私は前に
(だべり・315)でも述べたが、これから中華屋巡りをしようと
思ってます。こんな事件はどこ吹く風という調子で、スーパーでも
また「黒豚餃子」を買ってきました。値引きされていて、ちょっと
うれしい(笑)。

 ところで、秋葉原では「ダンボール肉まん」を売ってるそうだ。
これはダンボールの「箱に入っている」肉まん、なんだそうです。
期間限定商品ということで、ちょっと食べてみたいですな。商魂
の逞しさも、ここに極まれり?(笑)

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが2作追加。

 最初は「冥王計画ゼオライマー」(完全版)です。作者の「ちみ
もりを」は、前に「レモンピープル」というロリ漫画雑誌で本作を
描いてました。私はそのコミックスも所有してますが、昭和61年
3月25日が初版ですね……もう22年前ですよ。今回の完全版は
徳間書店のリュウ・コミックスでした。この分だと「ガイバー」も
復活するんじゃないでしょうか? こちらは「少年キャプテン」で
連載してた作品ですね。
 で内容ですが、秋津マサキは氷室美久と共に鉄神帝国ネマトーダ
と戦うことになる。巨大ロボ・ゼオライマーは、マサキにしか操縦
できないからだった。その理由とは……てな感じの、SFエロ作品。
なんちゅうか、よく考えると「エヴァンゲリオン」と話が似ている
と思うのは、私だけですか? 話の内容というより、個々の設定や
エピソードですとか、雰囲気そのまんまって感じがしますね。昔の
永井豪の作品とも通じるモノがあり、良くできてます。

 次は「巨娘」です。作者の木村紺はアフタヌーンで「神戸在住」
を描いてる人ですけど、これは180度方向が違うエロギャグ作品。
で内容は、主人公の「ジョー」さんは身長181センチの巨娘で、
ヤキトリ屋チェーン4号店の店長をやっている。そこに弟・リュー
の彼女の千鶴から兄・美樹を彼氏にと紹介されると、即OK(笑)。
第1話は、ジョーと美樹のデート話です。その後、回を追って周囲
のサブキャラのエピソードが続く。
 いや、本作は本誌で読んだときにマジ爆笑させてもらいました。
不定期連載だったので全て読んでなかったのだが、未掲載の第2話
も読めて、とってもウレシかった。ちゅうかコレ第1巻ってコトは、
まだ続くんですか?(笑) 個人的に、サチさんには幸せになって
ほしいですよ。

318. 俺たちにタコスを喰わせろ!(2008/1/31)
 昨年からアメリカ産の小麦が値上りし続けている影響で、我が国
でもカップ麺やパン類が値上りし始めました。でこの小麦の値上り
ですけど、どうも自動車業界の影響らしいです。今後アメリカでは
自動車燃料をガソリンからバイオエタノール燃料に転換するべく、
法整備を進めているんだとか。このバイオエタノールは小麦やとう
もろこしなどを原料とする燃料で、非常にクリーンなのがウリなん
だそうです。

 ところで、小麦を買い占めているのは投機スジの方々ですけど、
それを押し進めているのはアメリカの資本家。中東の石油支配から
脱却するには非常に有効な方法のため「新たな燃料の買い占め」が
始まった、というワケ。現在はガソリンとの混合燃料ですが、今後
この混合比率も5対5から7〜8割まで上げる予定だとか。同時に
原油価格も値上りしてて、ガソリン価格も上昇中……これだと全て
の商品に波及するでしょうね。

 そこで今回の表題ですが、欧州では小麦の値上りがパスタ料理に
現れ始めて、パスタ店のメニューが値上りし始めたそうな。一方、
メキシコではタコスが値上りし、暴動寸前のデモがありました。

「俺たちにタコスを喰わせろ!」

 とは、海外ニュースで見たプラカードの翻訳文だった。タコスは
とうもろこしをクレープみたいな皮状にして使う料理である。
 環境問題は循環系の問題なので、一部分だけ解決しようとしても
ムダなんですけどね。必ずどっかにシワ寄せがいくんです。それが
今回はメキシコのタコスだった、と……なんだかなあ。

 まあ、環境にやさしい燃料はいいことですけど、専門の研究者に
よると「バイオエタノールの原料生産では、大規模農業による土壌
汚染が深刻になる」んだそうで、農薬バンバン撒き散らしてたら、
全く環境にやさしくないってコトですな。地球にやさしくするなら、
同時に人間にも優しい方法を研究してみてはどうだろう?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が6冊追加。そのうち2冊は上下巻のため、
累計には5件の加算。

 最初の2冊は創元推理文庫「ラヴクラフト全集」別巻(上・下)
です……これって、全7巻完結じゃなかったんかい? リストには
そう記載しちゃったよ(泣)。上下巻で1件として追加しました。
今後もスクラップ・ブックなどの資料集が出る予定があるそうです。
 本書の内容はラヴクラフトのオリジナル作ではなく、代筆や添削
指導をした別の作家の作品集。当時の出版業界では代筆や添削指導
は当たり前で、誌面には広告も出されていたという。独創性という
観点からするとあんまり誉められたことではないにしろ、現代でも
新人作家のデビュー作などでは編集者の手が入ることは珍しくない。
カリスマ編集者などでは特にそうですね。編集者との共同作業でも、
他者への添削依頼であっても、仕事としては大して変わりがないん
でしょう。
 収録作品で私が気に入ったのは、C・M・エディ・ジュニア作、
「最愛の死者」ですかね。死体愛好者(ネクロフィリア)の犯罪を
書いた短編で、発表当時(1924年)には発禁処分も検討された
という、いわくつきの作品。現代ではどうということはないレベル
ですけど、先駆的な題材と思われます。前にコリン・ウィルソンも
本作に言及したことがありましたね。

 3冊目はスタニスワフ・レム「捜査」です。本作はハヤカワ文庫
のSFリストにありながら、一度も実物の本を見たことがなかった。
秋葉原でようやく発見しましたよ。おくづけでは初版が78年で、
購入したのは2001年の5刷りでした。23年間で5刷とすると、
約6年間隔で増刷ですかね? 昨年(2007年)にも増刷したん
だろうか?(笑)
 で本作の内容ですが、舞台となるのは英国ロンドン。霊安室から
遺体が消失するという事件が多発して、スコットランド・ヤードが
捜査を開始した、というもの。ただこれは「ミステリィ」ではなく、
SF作品。犯人は誰かとか、そういう展開ではない。なんというか、
様々な推理、科学、捜査のパターンを羅列したような内容。それは
宗教だったり、宇宙人やUFO絡みだったりもするんですが、結局
「これで終わり?」という印象のオチで、肩透かしを喰らった気分
になります。ジャンル分け不可能の、不条理作品でしょう。それが
レムらしいと言えば、そうなのかもしれません。

 次の4冊目もハヤカワSF。タニス・リー「銀色の愛ふたたび」
です……これ前作「銀色の恋人」も読んでるんですが、昭和62年
(1987年)の初版。20年ぶりの続刊ですよ(驚愕)。作者の
執筆間隔でいうと24年ぶりになるそうです。前作は「あいてむ」
ページでも紹介してますけど、これでは改訂が必要ですな。前作の
カバー・イラストは川原由美子でしたが、今回の再刊行では2作共
久織ちまきに変わっていた。でも翻訳者は前作と同じ井辻朱美……
気が遠くなりますね。
 で内容ですが、前作を読んだ主人公ローレンが、実際にロボット
が発売されると聞きつけ、ヴァーリスを手に入れることになる……
これって、前作の主人公ジェーンとシルヴァーも出てきますけど、
今回の物語は二組のカップルの対比で成り立っている。前の主人公
とは似て異なる今回の主人公は、愛と支配の混同で悩むことになる。
ロボットは愛する者か、それとも支配する物か。支配している物と
「恋愛劇」を演ずるのでは、人形遊びと一緒である。そこに二人の
愛は無いのだ……私は面白く読めたんですけど、前作のファンには
好味が分かれそうな内容と思われる。再度前作を読み直して、そう
感じましたね。

 さて5冊目は河出文庫。ロード・ダンセイニ「世界の涯の物語」
です。ファンタジー創世期の作家では、この人の名は外せません。
日本でも荒俣宏が過去に「団精二」というペンネームを使っていた
ほどですからね。荒俣宏は作品の翻訳もしてます。ちなみに作者の
本名はエドワード・ジョン・モートン・ドラックス・ブランケット
男爵です。アイルランドにあるダンセイニ城の第十八代目当主で、
ペンネームは自身の爵位そのまんま。
 内容は、三十三篇の幻想作品集。シドニー・H・シームの挿絵も
あり、雰囲気たっぷりです。収録作での私のお気に入りは「女王の
涙をもとめて」ですか。求婚者を断り続ける女王シルヴィは、自分
に涙を流させた者に嫁ぐと約束する。これって日本の「竹取物語」
そっくりです。さすがにオチは違いましたけど、どこの国でも似た
ような物語があるものですね。
 また本作は短編集の一部なので、以下続巻で出てます。

 最後6冊目も河出文庫。ダグラス・アダムス「銀河ヒッチハイク・
ガイド」です。この作品はBBCのラジオ・ドラマだったものだが、
原案脚本担当者のアダムスが小説化したもの。初版は1979年。
2001年にアダムスが亡くなり、本国では作品集や全集の刊行が
相次ぎ、続編のラジオ・ドラマの放送や、映画化も予定されている
というから驚きだ。1981年のTVドラマでは、本人もチラッと
出演してるそうです。
 本書の内容はとてつもなくバカバカしい。未来のある日、地球は
銀河バイパスの建設工事で、立ち退くヒマもなく消滅する(笑)。
とても情けない消滅の仕方だ(笑)。英国風ブラック・ジョークと
いったところだろう。これだけでもハチャメチャなのだが、主人公
のアーサーは、たまたま地球に来ていた宇宙人のフォードと「銀河
ヒッチハイク」に出発することになる。ラジオ・ドラマのドタバタ
喜劇ぶりが絶妙なセリフ回しで展開する、SFギャグ作品。
 ちなみに本作も以下続刊で出ているので、ちょっとハマりそうな
予感がしてます。

317. 冬の土用うなぎ(2008/1/24)
 東京は昨日から雪でございます。ちゅうか、みぞれ? みたいな
お天気で、超寒いですな……こんな日はコタツで丸くなりながら、
ナベでもつつくのがよろしいでしょう。そういや鍋物を食するとき、
食卓を仕切る人のことを「鍋奉行」とか言うんだそうな。そんなら
「スキヤキ大臣」とか「おでん代官」があってもいいと思うのだが、
いかがなものだろう?

 ところで先日の連休には久々に外食しましたよ。友人大先生様が
「うなぎ喰おうぜ!」とかのたまったので、我が家から40キロも
離れた国道沿いの鰻屋まで、車で連行されました。

「ここの鰻は国内産だけで、けっこう有名な店だそうだ」
「ふむ。日曜の午前中なのに混んでるし、繁盛してるみたいだね」
「じゃ特上うな丼ふたつ!」
「ぐはっ!? それって1500円もしますけど?」
「たまにはいいだろ、たまには」

 丼1杯が千五百円だと、牛丼なら3杯は食べられるお値段です。
昼食としてはかなり贅沢ですね。

「おお〜。かなり豪華だな。鰻が丼からハミ出てるよ」
「ほんとだ。大きさからしてお得感が高いですな」
「こりゃ旨い! やっぱさ、鰻は夏場より冬場の『下り鰻』の方が
脂がのってて旨いんだよ」
「へっ? それはそうだけど、これは養殖だからあんま関係ないと
思うな」
「はあ? そうなのか?」
「そうです。鰻は国内産も99パー養殖です。国内産でも天然物は
背が青いから、見ればスグ判りますよ。これは黒でしょ?」
「なるほど、本当だ……期待して損したじゃんよ。まったく、これ
だからウンチク君はよ〜」
「ちょい待ち。それ私のせいじゃないでしょう?(笑)」

 というワケで、友人大先生様も知らぬが仏(笑)。まあ、これは
気分的な問題もあるしょう。そこで帰りがけに、私のよく行ってる
高級食材店を教えてあげました。

「ほら、中国産は五百円からあるけど、国内産は千円からですよ。
どっちにしても養殖ですね」
「最高が千五百円? あの店と同じ値段だな」
「そうですね。でもあそこはかなり良心的な店でしょう」
「なるほど……じゃこの愛知産を買ってみよっと」
「えっ? また喰うんですかい?(笑)」

 なんか友人大先生様は鰻にハマっている様子(笑)。個人的には
国内産はあっさりタイプが多いので、脂のノリとかはあんまり気に
しなくてもいいような気もしますけどね。
 でも、私もつられてキングサーモンを買っちゃいました(笑)。
スモークされたスライス・パックが二百グラムで千円……キロ単価
だと五千円だよ!(驚愕) 本マグロ並のお値段で、これはきっと
お正月や成人式の「ご祝儀価格」ってヤツですな。

 なんちゅうか、えらく食費のかかった連休でしたね(笑)。我々
取材班の次回調査にご期待ください(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが6作追加。そのうち1冊は続巻のため、
累計には5件の加算。

 最初は木城ゆきと「銃夢外伝」です。これは短編集で、旧・銃夢
と新・銃夢(ラストオーダー)の間に描かれた作品を集めたもの。
完全版には収録済みと聞いてますけど、私は完全版を持っていない
ので丁度良かったです。内容は「聖夜曲」前中後編、「音速の指」
前後編、「故郷」「馬借音頭」の全7話。結構ぶあつい一冊。最後
の「馬借音頭」だけは最近(2007年)の作品で、他は97年の
作品です。間が十年も開いている。さすがにちょっとペンタッチも
違ってますね。これは「ウルトラジャンプ・メガミックス」(2)
にも収録されていた。
 後書きを読んで知ったのだが、最初の銃夢の連載時から体調不良
を抱えていたんだそうな。新旧銃夢を比べてみると、ストーリーの
展開も微妙に違う。創作活動には精神状態も非常に影響するので、
これはかなりキツイですよ。今は心配ないらしいけど、これからも
無理せずがんばってほしいですね。

 2作目は高橋留美子「1ポンドの福音」第4巻です。やっと完結
しましたね……っていうか、これ続いてたんだ?(笑) ちなみに
我が家の蔵書を調べてみたところ、1巻が89年、2巻が90年、
3巻が96年の初版。この4巻は2007年だから、丸11年ぶり。
これはある意味すごい(笑)。内容は、いつもの勘違い・スレ違い
で進行してますけど、最後はさらりとまとめてますね。また本作は、
TVドラマ化もするという。配役が非常に気になるところ。
 3作目は玉越博幸「ケ・セラ・セラ」第1巻です。作者は講談社
以外でも仕事してますが、そのどれもがエロコメ(笑)。今回のは
義理の妹で16歳でスクール水着だ(笑)。しかも、その兄はエロ
漫画家という設定……なんちゅうか、潔くていいです。これからも
この調子でお願いします(笑)。

 4作目はスエカネクミコ「成城紅茶館の事情」です。この作品は
ヤングキング・アワーズに不定期連載していたもの。平成18年の
6・9・11月と、19年1・6月号に掲載。で内容は、不思議な
紅茶を飲んだがため、女の子に変身してしまった士乃(男)のお話。
女の姿のまま好きだった彼女に告って即OKされたのは良かったが、
実は彼女は百合星人だった!(笑) とか、ハチャメチャな展開が
非常に面白い。原因となった紅茶館の住人も摩訶不思議な面々で、
すごくキャラが立ってます。
 でこの本、出たのは知ってたんですけど、どこの本屋にも置いて
なかった。やっと探し出して購入したよ。おくづけを見てみたら、
8月1日初版で、同15日再版。二週間で増刷するほど売れてたら
そりゃ見つからないって……次回作にも期待。

 最後は遠藤海成「まりあ・ほりっく」の第1・2巻です。本作は
月刊コミック・アライブで連載中のラブコメ漫画。ちなみに名前は
「・みなり」と読む。私は一発で読めませんでした(泣)。で内容
ですが、主人公・宮前かなこは百合星人。あこがれの女学院に転入
したのは良かったものの、そこで女装の美男子・祇堂鞠也(しどう・
まりや)の秘密を知ってしまい、四六時中監視されるハメになって
しまう……本作の設定もハチャメチャですね。最近の百合ブームも
普通にギャグとかラブコメ展開の作品があります。いや本作の場合
カップルは男と女なので、まともな方ですか(笑)。
 今回1・2巻を同時購入してみたけど、なかなか面白い作品です。
ドラマCDも発売されるそうですよ。

316. 読書な毎日(2008/1/17)
 世の中は成人式にともなう連休があったらしいのですが、私には
今だ連休がありません……と思ったら、やっと今週末が連休になり
ましたよ。ようやく私にも正月がやってきます(笑)。
 ところで正月も成人式の休日もずっと家で過ごしてたんですけど、
この間にかなり買いだめしてあった本の読了が進みました。お陰で
今週からまた書籍の紹介が再開できますよ。前に紹介したのは……
えっと、半年前でしたか?(泣) 創作小説執筆のためとはいえ、
ずいぶん読書時間を削ってますね。今年もこんな調子で行くことに
なるのかな? ちゅうか、最低ひと月に一回は連休が欲しいです。
まあ、連休があったらあったで一日分は寝てますけど(笑)。

 そういや、我が家では毎年正月は駅伝を見ることになってます。
今年も見ましたが、昨年までの箱根の山の神・順大の今井が実業団
に入っていてビックリです。しかも実業団でも登りのキツイ区間を
走ってましたよ。流石は登りのスペシャリスト。一方、二日の大学
駅伝では、順大が山登りで棄権するというアクシデントがあった。
あと5〜600mくらいだったのに……棄権するとシード権も無く
なってしまい、また予選会のロードレースから挑戦することになる。
常連校からのシード落ちは、かなり厳しいですね。ちゅうか今年は
復路で更に2校が棄権したため、計3校が脱落した。私もちょっと
記憶にありません。いつ以来なんだろう?

 私もよくスポーツ観戦する方ですけど、一般人とはちょっと違う
趣味です。昔から見ているのはフィギュアスケートと機械体操で、
母親もずっと観てましたね。体操は塚原光男(現・体操男子監督)
が現役の頃から知っているし、フィギュアでは伊藤みどり以前から。
この二種目は「普通ではとても考えられないような動きをする」と
いう点で、とても見応えがあるんですよ。スポーツの原点が「体を
動かすこと」にあるなら、その極限だと思われます。まあ、駅伝や
マラソンは単純な競技ですが、延々と走る、というのもスポーツの
原点と言えるでしょうね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。それと、書籍を50冊ほど過去
データのページに移動した。しかし累計数も350冊を超えている
ため、過去データもページ分割した方がいいかもしれない。

 今週の書籍は全て歴史関係の本。そのうちの3冊はPHP文庫で、
最初は「世界の「美女と悪女」がよくわかる本」です。これは監修
を島崎晋が担当、世界博学倶楽部の著作。この「〜がよくわかる本」
というのはシリーズ化されていて、本書はその第6弾。私は最初の
「世界の神々〜」も読んでますけど、大型本とかケータイ・ゲーム
にもなったらしいです。
 で内容は、タイトル通り歴史上の美女・悪女列伝で、美女63人・
悪女39人の合計102人を紹介。文庫でもイラストが豊富なのは
嬉しい限りですな。ちなみに絵師は二見敬之となってますが、画風
は「末弥純」とか、台湾のイラストレーターの「陳淑芬」に似てる
感じですよ。

 美女ではロシア大公女アナスタシアやジャンヌ・ダルク、マリー・
アントワネットがいて、なぜか悲劇的な最期を迎えた女性が多い。
美人薄命、そのまんまです。日本で「世界三大美女」といったら、
楊貴妃、クレオパトラ、小野小町ですかね? もちろんこの三人も
ちゃんと紹介されてます。中でも小野小町は天才少女で、六歌仙の
ひとりに数えられる歌人でもあった。姉の小野町(おののまち)が
文徳天皇に仕えた女御で「妹だから小町」と名がついたそうです。
二人は美人姉妹で有名だったが、特に妹の小町の方は「肌の美しさ
が衣を通して輝く、衣通姫(そとおりひめ)の流れをくむ女人」と
言われたほどの美女だったそうな……絵にも描けない?
 もう一方「世界三大悪女」といったら、西太后、エリザベート・
バートリ、阿部定、でしょうか? 中でも際立つのは「鉄の処女」
などの拷問器具で知られているエリザベートでしょう。血の風呂に
入っていたとか、生き血のシャワーを浴びてたとか、トンデモな人
だったらしい。この系統は「本当は恐ろしいグリム童話」の著者・
桐生操が得意としている分野ですな。

 2冊目は「「世界の古代文明」がよくわかる本」です。こちらも
シリーズの一冊で、島崎晋の著作。本書は四大文明(メソポタミア、
エジプト、インダス、中国)を中心に解説。他にギリシャ・ローマ
の地中海文明と、アイルランド・イギリス・アメリカの巨石文明に
ついても解説している。
 本書でちょいと注目だったのは、トルコ東部のヴァン・カレ城の
遺跡ですか。天然の岩石を掘削して要塞化したもので、古代の王国
ウラルトゥの岩城らしい。この国は前十三世紀ごろに興って、前六
世紀まで続いた。城内には楔形文字が残されているが、発見されて
百年経った今も未解読だという。アッシリアの隣国でもあり、文明
交流地帯に位置しているため、解読されればまた歴史が変わること
になるでしょうね。
 それと余談になりますが、本書58ページには誤字があります。
映画の題名は「ハムナプトラ」が正解で「ハナムプトラ」ではあり
ません。校正の担当者も固有名詞までは直せなかったみたいです。
おそらく再版時には修正されると思うが、初版本は貴重になるかも
しれません(笑)。

 3冊目は武光誠「「古代日本」誕生の謎」です。この作者は前に
学研M文庫でも古代物を書いてましたね。本書では奈良県の「纒向
(まきむく)遺跡」を中心に、大和朝廷誕生の謎に迫ります。
 この類の本ではとかく邪馬台国(畿内説)との関連が注目されて
ますけど、本書では邪馬台国は畿内には無かったと結論している。
同時期(三世紀頃)に繁栄していた纒向遺跡には、九州産の土器が
無いためだ。古代の倭人(わじん)は九州北部で繁栄していたが、
これらのほとんどは大陸人(中国系の漢民族か朝鮮民族)で、大和
民族とは別系統ということ。元々の原日本人の系統は、東南アジア
から分派した縄文人で、同時期には漢民族も生まれている。現在の
日本人は、それらの交雑によって成り立っているのだ。
 崇神天皇の九州遠征から日本統一の動きが活発化していくのだが、
逆に東へはなかなか支配が及ばなかった。日本武尊(やまとたける
のみこと)の関東遠征に始まるものの、その先、東北の北端青森に
到達するのは十世紀頃で、北海道と沖縄に至っては、江戸時代まで
実行支配はしていない。このため琉球と蝦夷には独自の文化風習が
残っている。日本の国が現在の領域になったのは、明治維新以降の
ことなのである。
 本書は非常に解り易い解説で、好感が持てますね。古代好きには
超オススメな一冊です。

 さて、4冊目は日経ビジネス人文庫から「「数」の日本史」です。
著者は伊達宗行。大阪大学名誉教授で理学博士。専門は物性物理学
という、純粋理系の人。本書は古代日本人の「数のかぞえ方」から、
和算を構築していくまでの歴史を追っていくもの。驚くべきことに、
明治以降に「数学」が輸入される遥か以前に、日本では独自の和算
によって方程式も円周率も計算されていた。江戸時代からは優れた
和算の問題集「塵劫記」が登場して、独自の計算機「そろばん」の
効果もあって、一般庶民の数学レベルは世界一になっていたという。
これには来日した宣教師も驚いたらしい。
 なんちゅうか、私もオドロキでした(笑)。私も和算については
多少の知識はあったんですが、こうして解説されると「世界一」と
いうもの肯けますね。昔から「つるかめ算」とか「ねずみ算」とか、
和名の計算式も多いですし、それが算術師の奥義だったというのも
納得ですよ。この系統の解説本にハマリそうな気がしてます。

 最後5冊目は中公文庫「バベルの謎」です。本書は「聖書の著者
の思惑」を推理しながら、行間を読み解いていく聖書学の一冊です。
バベルの塔は、なぜ神によって破壊されたのか? しかし聖書には
「破壊された」とは書いてない。人々は神によって散りぢりにされ、
建設を中止したのである。表題の「バベル」のエピソードは旧約の
「創世記」に出てくるお話で、文体等の相違から3〜4人の執筆者
がいたと考えられている。聖書には含まれなかった外典も存在して
いるので、元からツギハギ編集された書物なのである。その中でも
「バベル」の部分を書いた人物は、なにを考えてこの話を書いたの
だろうか? 著者の推理は「罪のシステム」や「創造のシステム」
へと探りを入れ、矛盾点を明らかにする。

 この本は昨今の「聖書の暗号」とかと違い、著者の意思を考えて
いるところが肝心ですな。海外では聖書を「誰かの著作物」として
扱うこと自体がタブー視されているので、日本ならではの一冊です。
まあ、海外にもちゃんと研究者はいるんですけど、周囲の8割以上
の人々が同じ宗教を信じているというのは、我々からすると非常に
奇妙な社会に見えますよ。
 実は著者の長谷川三千子は、聖書学に関しては素人なのだそうだ。
現在は埼玉大学教養学部教授で、専門は哲学。本書は「ことば」の
研究の一部だったはずが、調べを進めていくうち膨大な量になって
しまったらしい…面白いですね、こういうのも。

315. グルメな毎日(2008/1/10)
 年明けから十日が経ちましたが、私には未だ連休がありません。
つまり正月はまだ来て無いってことですな(泣)。成人式の連休も
仕事が入ってしまったため、私の年始休暇はさ来週以降ってことに
なっちゃったよ。ガーン。

 そのようなヒマ無しの日々でしたが、食事くらいは贅沢しようと
思い立ち、高級食材店に出向きましたよ。正月だけあっておせちの
材料ばかり並んでましたけど、その日は寒かったので「おでん」に
することにした。隣り街にあった練りもの専門店が閉店して以来、
久しぶりのメニューです。普段はコンビニおでんくらいしか食べて
ないけど、いざ自宅で作るとなると、かなりお金が掛かりますね。
パック詰めされた「おでんセット」なら千円しないと思うが、単品
ごとに材料を買い揃えていくと、アッという間に三千円オーバー。
しかも分量が五人前くらいになってしまった。自宅にある最大の鍋
(容積5リットル)に山盛りですよ(笑)。

 とりあえず丸二日間おでんを食べてましたが、やはり高級食材で
作ると旨いんだよな、これが。ちと喰い過ぎの感もありましたけど、
ぜんぜん飽きはこなかった。煮過ぎてもそれだけ味がしみ込むので
更に旨い。これは「昨日のカレー」と同じ原理。で鍋物のラストは
やはり「うどん」だろってことで、三日目はずっと煮込みうどん。
しかも黒豚の肉を入れて豚汁味にしてみた。これはあったまるなぁ。
ただ、問題がひとつ。豚の煮汁にはカフェインと同じく覚醒作用が
あるため、眼が覚めて夜眠れなくなったよ(笑)。そういや高速の
パーキングにも必ずありますね、豚汁……ちょっと失敗。

 同じ日に「黒豚餃子」と「キングサーモン」も買ってきたんです
けど、これもかなり旨かった。ほんとは荒巻鮭が欲しかったのだが、
ひとりでは絶対に喰い切れない量なので諦めたよ(笑)。いつもの
スモーク・サーモンのフィレ(切り身)を購入。キロあたり三千円
ぐらい。黒豚餃子はちょっとニンニク味が強すぎでしたが、クセが
あって旨い。これからハマリそうな予感。そういやしばらく中華屋
巡りもしてないな。また横浜あたりまで行こっと。

 ところで話は変わるが、昨日知ったニュースでちょっと驚きが。
読書通には知られた出版社の「草思社」が、会社更正法の手続きを
したんだそうな。負債総額は二十二億円……以前の「河出書房」の
時もビックリだったけど、こちらは新社となって、文庫販売で持ち
直したと聞いている。でも草思社は文庫が弱いからなぁ……既刊本
には面白い本が沢山あるので、なんとか復活してほしいものです。
廃業・絶版だけはかんべんしてほしい。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作追加。

 最初は藤島康介「ああっ女神さまっ」第36巻です。もう本作も
今年で連載20周年になるんですな。時の経つのは早いものです。
これを記念してDVDが出るんだそうで、何回目の映像化だろう?
アフタヌーン本誌では看板作品に成長してますね。で、今巻の内容
ですけど、前巻から引き続き、妹・恵を加えた大宴会から始まる。
忘却マシーンによる記憶喪失が各キャラの本性を暴く、というお話。
けっこう新鮮な感じでいいかも? 主人公二人がいつも通りなのが
笑えますね。

 次は伊藤明弘「ワイルダネス」第6巻です。今巻ではやっと製薬
施設に突入となりますが、またしても新キャラが登場。デニースと
デシーレの双子は、どう見ても人気取りを意識したテコ入れキャラ
でしょう?(笑) いや、これくらいハッキリしている方が潔くて
いいのかもしれない(笑)。しかし、劇中で使用してたカスタム・
イングラムですけど、実際にモデル化しちゃうってとこがスゴすぎ
ますね。本作のハイパーなマニアックさを象徴してますよ。でも、
あちこちで描かれてる銃を判別できる読者って、どれくらいいるん
でしょうか? それが非常に気になるところ。

314. あけおめ、ことよろ(2008/1/3)
 無事に年も明け謹賀新年です。私、本サイト主幹のEMUKEI
と申します。改めてのご挨拶でございます。昨年中はずっとお世話
になりっぱなしだった方々、今年もお世話になるかと思われます。
今のうちにお礼を言っておきましょう(笑)。

 さて、毎年恒例となっております年初の目標設定ですが、えっと、
本年はちょっと控えめにしておこうと思ってます。とりあえず昨年
同様「500枚執筆」を目指して頑張ろう。他には書きかけ原稿の
テキスト化を進めていくつもり。というのも、その方が新たに作品
を書き起すより、枚数が稼げるから(笑)。なんだかなぁ(笑)。
いや、ほんとにやるつもりですけどね。
 今年の予定としては第1に、創作小説「修道士マルコ」第二部を
完結させることです。その他では、原稿からテキスト化した過去の
作品を1作でも上梓できればいいかな、と。これくらい控えめなら
充分達成可能でしょう? ちゅうか、これくらい達成できないと、
かなりマズイです(泣)。

 個人的な予定としては、今年はパソコンを新調しようかと思案中。
今現在使用中のPCはファイルサーバーとして、にゅうPCを自作
しようかな、と思ってます。毎年4〜5月ごろには新規格のパーツ
も出揃うハズなので、できればそのころに。実はこの時期は、一番
パーツが余る時期なんです。ご入学セールの余剰パーツがショップ
に大量に出回る、自作派にはオイシイ時期(笑)。
 しかし、う〜む。今度のPC(通算3台目)はどのような構成に
しようかな、と悩んでいるところ。その頃には四つ玉3ギガCPU
が買えるといいんですけどね。最速PCを作ると、けっこう長持ち
しますから。現行PCも製作当時は最速だったんですよ。いまでは
激遅ですけど(笑)。まあ、ネット接続とタイピングだけなら全然
困らないレベルなので、独立PCとしてワープロ専用機にしようか
とも思ってます。ファイルサーバー化するにも、速度さえ気にしな
ければUSB接続で充分ですからね。

 ここ数日、ネットでパーツを調べたりしてましたが、ショップ・
ブランドのBTO・PCも安くなりましたね。価格的には自作する
メリットは全然ありません。価格差はせいぜい2万円くらいかな?
珍しいケースやマイナーなパーツに凝ったりすると、トンでもない
価格になりますけど(笑)。マザーボード上に放熱ヒートパイプが
ぐるぐるしてたり、こんなに熱が出てて大丈夫なんだろか?(笑)
最近はパーツも大容量・高速化がすすんでいるので、ケース内の熱
対策も非常に重要なんですな。マイPCも昨年夏に熱暴走しました
からね。いっそのことハードディスクを全て「裸族」にして、PC
ケース上面に積んでやろうか?(笑)

 とまあ、こんな計画を練っている時が一番楽しかったり(笑)。
春ごろにはどうなっていることやら……ちゅうことで、本サイトは
今年もゆっくりまったり更新して参ります。どうぞご贔屓に。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。それと過去データ・ページに
50本のDVDを移しました。ずいぶんスッキリしましたよ。

 さて今年初DVDは3本連作。トム・クルーズの「ミッション・
インポッシブル」の1〜3作です。全て中古屋で購入したんですが、
三千円ちょっとでしたよ。安くなったもんですなぁ。でこのM:i
シリーズですが、言わずと知れた「スパイ大作戦」のリメイク映画。
元はキューブリック監督の傑作TVドラマです。

 1作目は2枚組スペシャル・コレクターズ・エディションを購入。
本編がスクイーズ化され、特典映像も60分増加。ケースには紙製
カバーがついているタイプ。これは滅多に見かけませんね。内容は、
秘密諜報部員イーサン・ハント(トム)が作戦中、彼の仲間が次々
と負傷する。情報漏れから二重スパイの疑いをかけられ、ハントは
単独捜査を開始する、というもの。あの導火線のシーンと、テーマ
音楽がかかる。ちょっちトリ肌でした。これはいいなぁ。
 トム以外の出演者も凝っていて、ジョン・ヴォイトは「チャンプ」
などの名優です。他にジャン・レノとか、エマニュエル・ベアール
とかも出てて、えらいマニアックです。ただし……難点を言うと、
かなり「トム様映画」になってしまっているところでしょうか?
以前のTVシリーズでは、仲間との協力がメインになっていたよう
に記憶している。今回のは二重スパイということで、諜報部内での
確執があったりする。ちょっと雰囲気が違います。ブライアン・デ・
パルマ監督の演出にしては、少々大人しい感じ?

 2作目はジョン・ウー監督。この人は肉体アクションを最も得意
としているので、演出もかなり違います。本作のお話は、極秘開発
された殺人ウィルスを追う、という内容で、トムの役(ハント)は
同じですが、人物設定などは違います。続き物ではなく一作ごとに
新たな「ハント像」が構築されてるんだとか。
 見どころはパッケージにも採用されたバイク&カー・アクション
ですね。それに続くトム様の格闘戦は、正に「ジョン・ウー節」が
全開で炸裂してます。ただ、これは好味が分かれる演出かとも思う。
中国風のアクションでしたからね。

 3作目は最新作。2枚組コレクターズ・エディションをゲット。
カバーのトム様の顔が大きいのでスグ判別できます。本作のお話は
武器商人との対決です。ハントは結婚していて、奥さんがいる設定。
その妻ジュリア(ミシェル・モナハン)が敵に拉致されてしまい、
ハントらの救出劇が始まる。
 本作を観て真っ先に想ったことは「モーフィアスだよ!」(笑)
ですか? 俳優ローレンス・フィッシュバーンは、マトリックスに
出演していた人。その印象が強すぎて、かなり違和感があります。
敵役も黒服でグラサンだと、全部スミスに見える(笑)。大ヒット
映画に出演している役者を起用するのも、良し悪しですね。本作は
J・J・エイブラムス監督なんですが、演出は最も普通だったかも
しれません。それに上海のシーンは……どうなんだろ? 日本では
「太陽に吠えろ」みたいな演出。トム様が全力疾走です。ううむ、
ちょっと古臭い感じがしましたよ。

 さて、3本通して観た印象ですが、良くも悪くも「トム様の映画」
です。アクション物としては及第点なんじゃないでしょうか? 私
個人的にはサスペンスとか、フェイク要素があるともっと良かった
ように思いますけど……4作目も作るのかなぁ?

313. 版権切れって、なに?(2007/12/27)
 あと数日で今年も終わろうかという年の瀬になりましたが、私の
仕事納めは大晦日です。とりあえず元旦はなんとか休みになってる
んですけど、仕事始めは二日から……なんかぜんぜん正月気分じゃ
ないです。普段と変わりがありません(泣)。

 さて今年一年を振り返ってみますと、大病もせず健康で過ごせた
のがなによりでした。なんと言っても体が資本。クリエイター系は
特にそうだと思われます。創作小説も505枚ほど書くことができ
ましたし、年初の目標だった「五百枚以上書くこと」は達成できた
ことになる。累計枚数も2221枚に到達してるし、我ながら結構
たくさん書いたものですな。いやほんとに。
 でも本当はもっと執筆ペースを上げたいんですけどねぇ。6年で
割ると370枚にしかなってません。今年はかなり読書時間を犠牲
にして執筆したと思ってましたが、それでも五百枚でしたからね。
なんとかして、年間千枚の大台に乗せたいものです。

 ところで、ちょいと前に「丹下左膳」のDVDを観たんですが、
これって版権が切れたらしいです。版権はついこの間、50年から
70年に延長されたと聞きましたが、製作は1935年ですからね。
ついに切れる時がやってきたというワケですな。外国映画でいうと
「シェーン」(53年)とかも版権切れだそうです。しかしこれは
裁判中らしく、延長される前年(2003年)に切れたんだとか。
しかしその判例が今後も採用されると、これから1953年以前の
映画は版権ナシってことになるんですな。「宝島」(50年)とか
「オズの魔法使い」(39年)、「雨に唄えば」(52年)とかも
そうです。他にも有名な作品が結構ありますよ。
 ただ私がちょっと心配しているのは、版権切れと共にデジタル・
リマスターをしなくなること。儲からないモノをわざわざキレイに
して、修繕費を掛けるのはムダですから……今後どうなることやら。
メーカーの経営姿勢が問われそうですね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作、新規に3作追加。

 続巻の1作目は、平野耕太「ヘルシング」第9巻です。今巻では
ロンドン壊滅作戦もいよいよ大詰め。アンデルセンは塵に帰るし、
アーカードは美少女戦士だし、ウォルターは反逆児童ですよ(笑)。
もうなんでもアリですね、この漫画。いやソレ最初からか(笑)。
今後はネタの「オチのつけどころ」が楽しみです。
 2作目は、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第16巻。
今回はオデッサ編の後編ということで、マ・クベ中将のエピソード
がどう決着するのかが注目でしたが……ううむ、確かにTV版とは
違った演出でしたけど、これで良かったのだろうか? それよりも
シャアやガイアとのアムロの戦いっぷりが中途半端といいますか、
そっちの方が気になりました。ところで、本作はやっとオリジナル
音声の劇場版DVDが発売されましたけど、既に私は買う気を無く
してます。間が空き過ぎた感がありますねぇ。

 新規の1作目は、聖悠紀「超人ロック 凍てついた星座」第1巻。
本作は新シリーズのため新作として累計に加算してます。作品自体
は通巻で75巻目になりますね。今巻ではロックの不老不死能力が
ターゲットになって……と思いきや、敵のレオノーラとの間に何か
因縁がありそうなお話です。ちゅうか、近未来編はもうやらないの
かな? スーミンがワリと好味だったんですけど(笑)。
 2作目は、さとう輝「寿司魂」第1巻です。これは作者のマンガ
「江戸前の旬」の特別編。本作は寿司職人のマンガなんですけど、
柳葉旬の父・鱒之介のお話。時代設定はなんと昭和三十九年。戦後
文化を知る上でも貴重な作品です。まあ、内容はいつも通りの人情
話がメインですけど、幕間のコラムには当時の物価なども書かれて
たりして、結構おもしろいですよ。

 最後は皇なつき「夢源氏剣祭文」第1巻です。これは小池一夫の
原作小説を物語絵巻にした作品。全編が墨絵調タッチで、日本画を
そのままコミックにしたような絵柄です。でその内容ですが、鬼と
なるべき宿命の少女「茨木」の物語。それと、彼女に関わる人々の
人生絵巻でもあります。
 ところで、本作はおフランスで大絶賛されてるそうなんですって。
海外で出版される作品は、大抵こうした純和風のものです。なんか
えらく勘違いされてそうな気もしますが、大丈夫なのかな?(笑)
そういやブラジルでは「子連れ狼」が大人気で、前にサッカー代表
選手のロナウドが来日したとき「大五郎」の髪型をしていて、話題
でしたね。日本人は絶対やりません(笑)。

 さて、来年最初の更新は1月3日の予定でございます。それでは
みなさま、良いお年をお取りくださいませ〜。

312. 祝・6周年&創作小説上梓!(2007/12/20)
 ということで私、本サイトを主幹するEMUKEIでございます。
改めてのご挨拶です。もう6周年になりましたか……時の経つのは
早いものですな。こちらには初めましての人も、ちょくちょく来て
らっしゃる方々も、いらっしゃいませ。どうぞごゆっくり。

 掲載した小説は「修道士マルコ」第二部・第二章「善人と悪人」
になります。これは前作の第一章「小さな幸福」と一緒の話でして、
ウェブに上梓するにあたり、2章構成に分割・書き直ししたもの。
元々は同人誌に発表した短編「小さな幸福」全1話の内容だったん
ですな。しかし元の倍以上の長さになって、かなり違った雰囲気の
お話になりました。書き直した分は基本的に続きモノとして扱って
いるため、前からしっかり読んでいないと何がなんだか解らないと
思われます……あしからず(笑)。

 今回のお話では、マルコの修道士への昇格問題に、一応のケリが
つきます。今後の展開としては、マリエルのエピソードをまとめる
予定で、それを第三・四章で書きます。第二部の終結でもあるので、
前に書いたネタにもオチをつけておかなくてはいけない。けっこう
いっぱいあるぞ、前フリしといたネタは……これ本当に後半2章で
決着つけられんのかな? 我ながらちょっと不安。続いて第三部の
ネタも埋めておこうと思ってるので、これから大変そうだ(泣)。

 さて、この「修道士マルコ」のお話は全体像を見てみると、まだ
最初の部分。マルコが母親探しの旅に出発するまでのエピソードを
書いているワケです。出発してから著作6作目の「小さな英雄」に
つながります。こちらは独立して読める長編作として、先に書いて
しまったんですな。従って、現在の連載とはお話が前後してます。
今の話にしても、当初は全部書くつもりは全然無かったんですが、
なんか勢いで書き始めたら止まらなくなりました(笑)。でもこの
執筆ペース(2章/年)だと、ライフワークですね。

 でこの作品は、第三部の終わりで「小さな英雄」につなげる予定
なんですけど、現在のペースだと5年後ですか……もっとも、全部
書くとなるともっと長くなるかもしれません。第四部も書くとか、
細かい脇のエピソードとかもまだ全然書いてないし、それらは独立
した短編に仕上げようかな、とも思ってますよ。

 ところで、次回作(第三章)は来年の夏ごろになると思われます。
今後も気を長〜くして、おつきあい下さいませ。

〜今週の更新情報〜
 前述の通り「そうさく」ページに、小説「善人と悪人」を掲載。
それと、トップ絵も更新しました。今回は来年の干支「子・ね」を
元に「ねずみ男」のコスプレ。世界的にも有名な某・電撃ネズミに
しようかとも思いましたが、描いた下絵があんまし可愛くなかった
ので止めといた。ハナちゃんも……いや、これはこれで(笑)。
 いつもの「らいぶらり」は、DVDが2本追加。

 今回のDVDは2本ともジェシカ・アルバの主演作で、1本目は
「ダンス・レボリューション」です。彼女が「ダーク・エンジェル」
で人気が爆発したころの作品。これ以後、出演作がどんどん増えて
いきました。内容は、プロダンサーを目指すハニー(ジェシカ)は、
子供達のダンスの先生でもあった。オーディションに受かったのは
いいものの、子供達と過ごす時間が激減する。そんな時、ひとりの
少年が逮捕されてしまう。ハニーは更正させるためのチャリティー・
ダンスショーをしようと計画する。

 本作ではちゃんとジェシカ・アルバ本人が踊ってます。猛練習で
脚がつったという裏話もありましたよ。周囲の演技者は当然プロの
ダンサーなので、そこまでしないと見劣りしちゃいますから。まあ、
一部にはそれと解るところもありますけど(笑)。それと本作には
ジェニュワインとミッシー・エリオットが本人役で出演してました。
特にミッシーは地で面白い演技をしていて、これがかなりウケます。
ただ、本作はあまりにも当たり前なサクセス・ストーリー物だった
ためか、少々物足りない気がしたというのが率直な感想です。特に
最後のチャリティー・ダンスで、ハニーが裏方に徹してたのは痛い
ところ。ここはやはり一緒に踊るべきシーンでしょう?

 2本目は「イントゥ・ザ・ブルー」です。ポール・ウォーカーと
共演した海洋ロマン。その内容は、貧乏なトレジャー・ハンターの
ジャレッド(ポール・ウォーカー)と恋人のサム(ジェシカ)が、
沈没船の調査中に墜落した飛行機を発見する。だがその飛行機には、
マフィアが密輸した麻薬が満載されていた……という、サスペンス
仕立ての作品。映像的には、カリブ海のすんばらしい景色がナイス。
特に海中のシーンが最高。海の青が眩しいですねぇ。

 ただ、本作もちょっと問題が。発見した麻薬をめぐるトラブルで
マフィアとの抗争になるんですが、あんまり緊迫感が無い。元から
アクション映画ではないだけに、これは仕方がないのかもしれない。
最近のドンパチ映画と比べると大人しい感じです。もっと撮り方で
工夫すれば良かったのに、かなり勿体ない気がしましたね。まあ、
ジェシカ・アルバの水着姿にうっとりしたい方には、絶対オススメ
ですけど(笑)。
 そういや、彼女はリメイクした新作のTVドラマ「フリッパー」
にも出演してたんですな。DVDが発売されてましたよ。水着なら
こっちがオススメかも?(笑)

311. ちょっとした謎(2007/12/13)
 さて、今週も手に入れたアイテムを紹介していこう。小説だけで
12冊も買ったが、その内5冊は「ジャケ買い」したもの。以下、
そのラインナップで「タイトル」著者/絵師。

「桜ish(チェリッシュ)」(1)一肇/三社シノヴ
「キミキス」(1)日暮茶坊/高山箕犀、加茂
「おおきくなりません」白倉由美/鶴田謙二
「大正野球娘。」神楽坂淳/小池定路
「スカイガールズ 星空決戦編」蕪木統文/島田フミカネ

 これらはほんとに見た目で衝動買いしたため、これからちゃんと
本文を読むかどうかは解りません。で残りの7冊ですけど、これは
SFを3冊、知識うんちく本を3冊、エロ小説を1冊買いました。
これから読むつもりなんですが……とりあえず今は創作小説の方を
なんとかせねばならんので、年末年始にでも読むつもり。まともに
読書していないので、創作の方は順調でしたよ(泣)。このペース
なら来週には無事に掲載できるでしょう。

 次に、読書リストに掲載されない本を1冊ご紹介しときましょう。
唯登詩樹「YUI SHOP YELLOW」(黄)です。フルカラー・コミックと
いうかイラスト絵本で、以前には講談社から「黒」と「赤」の巻が
発行されている。本来は「〜 mini」という題名があり、これは大判
のイラスト集を再編集した構成のため。しかし、今巻では発行元が
茜新社に変わり、ミニの文字も消えてしまっている。なぜにして?
本書は内容はエロエロなのだが、別に成人指定のマークも無いし、
ちょっと謎ですね。
 ちなみに、1巻の「KURO」は2003年11月6日の初版。2巻
「AKA」は2004年8月6日初版。今巻は2007年4月10日の
初版だった。予定では最終巻の「青」が出るハズだが……ほんとに
出るのだろうか?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が4作、新規に1作追加。
 ところで、この「だべり」も過去ログが12ページ目に突入しま
したよ。1ページあたり25回で丸6年です。来週で6周年ですか。
塵も積もればなんとやら? それとも、塵は塵に?(笑)

 続巻の1作目は二ノ宮知子「のだめカンタービレ」第19巻です。
今巻の話は「ウィーン旅行篇」と「黒木くんの明日はどっちだ篇」
でしょうか?(笑) しばらく本編から遠ざかっていた清良が復帰
してくれたお陰で、峰くんも活気づいてます。いかにも日本人的な
キャラが揃うと、会話のテンポも良くなりますからね。まあ個人的
には黒木くんには幸せになってほしいと思ってますよ(笑)。いや
ほんとに(笑)。
 2作目は、ももせたまみ「ななはん」第2巻です。前巻からだと
3年半ぶりで、作者は途中結婚・出産があったりして、休筆期間も
ありました。丸7年も続けたのはサスガですね。お疲れ様でした。
質屋の三姉妹もこれで見納めかと思うと、ちょっと寂しい気もして
ます。でも、もう一作の方は十年を超えて連載中ですけど、四コマ
漫画家はどうやったらあんなに四コマばかり描けるんでしょう?
かなり謎です。

 残り3作は全て竹本泉です。続巻の3作目は「よみきりものの…
ヒトライフ」で、これは通巻で3巻目となる。今巻ではまたしても
続編とシリーズ物でした。一体どこが読み切り物?(笑) それに
したって、十四年前の作品の続編を描くのはいかがなものだろう?
今後も「アップルパラダイス」を続けるつもりなのか? ちなみに
全3巻で、1巻の初版は1994年……これって復刻したのかな?
いや、ファンなら解ってるから、これでいいのか(笑)。
 続巻の最後4作目は「ねこめ〜わく」第5巻。これもまだ続いて
たんだ?(笑) すんません、本誌(夢幻館)を読んでいないため、
全く気がついてませんでしたよ。しかも発行元も朝日ソノラマから
朝日新聞社に変わってるし……まあ、発行元が変わってもちゃんと
再版してるのはいいとして、よく続いてますよね。でもこれじゃ、
追いかける方も大変です。

 新規の1作は「MAGI×ES」第1巻。本作は魔法物の新作。
しかし「さくらの境」と同時に連載中だという……なぜにして?
そっち人気無いんかいな? まあ原作付きとはいえ、いつもの竹本
テイストそのまんまで進行中。でも「本誌掲載時のカラー・ページ
を完全再現」ということなので、いつものように1色に直さなくて
済んでるってことですね。それが救いかも?(笑)

310. 昭和の時代劇(2007/12/6)
 私は子供の頃からよくTV時代劇を見ていたが、最近のTVでは
時代劇がめっきり少なくなってしまった。かろうじて生き残ってる
のは「水戸黄門」と、NHKの時代劇枠ぐらいでしょうか。
 しかし、邦画では時代劇が流行っている様子。北野タケシ監督の
「座頭市」やキムタク主演の「武士の一分」とか、まともに劇場で
観られる時代劇が増えている。最近の「スキヤキ・ウエスタン」も
一応は時代劇だ(笑)。これはおそらくトム・クルーズが主演した
「ラスト・サムライ」あたりからだと思うけど「時代劇でも儲かる」
となれば、撮ろうという姿勢はまだまだあるんでしょう。最初から
海外での公開を視野に入れておけば、採算も充分と思われます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。

 最初は黒澤明「七人の侍」です。昭和の時代劇を語るのに、本作
を抜きにしては語れません。邦画全体でもナンバー1作品の地位は
不動のものと思われます。しかも黒澤作品は最近になって普及版が
シリーズで発売されているので、出た瞬間に即買いしました。以前
はBOX仕様で八千円もしましたが、価格も改訂されて2枚組でも
五千円。その他の作品は1枚組で四千円ですか。邦画のDVDでは
普通のお値段ですね。ちなみに、私は発売セール中に25%オフで
購入したので、3750円でしたよ。

 さて本作は全長3時間27分(207分)の大長編。1954年
(昭和29年)当時は100〜120分くらいが普通でしたから、
約倍の長さ。従って、本編の途中では「休憩」も入ります。内容は、
盗賊まがいの野武士の襲撃を撃退するため、村では侍を雇うことに
なり、集まった七人の侍と、野武士達の死闘が展開される。
 私が本作を見たのは子供のころで、TV用にカットされた短縮版
だったと思う。改めて観て207分はさすがに長すぎると感じたが、
それでも抜群に面白い作品。助っ人を集める役の勘兵衛(志村喬)
が素晴らしい演技で、以後の黒澤組の中心的俳優となった。本作と
「生きる」(昭和27年)は、邦画ベストテンをやったら必ず入る
作品である。

 黒澤作品に限らず時代劇といったら「三船敏郎」でしょう。侍の
代名詞ともなってますね。海外では侍大将(サムライ・マスター)
のことを「ミフネ」と呼ぶことになってるらしい(笑)。本作では
農民出のニセ侍・菊千代を演じているが、他の侍とは違って庶民的
な役どころで親近感があります。この配役のお陰で、お話が非常に
解り易くなっているのも見逃せない。ある日、菊千代が村にあった
鎧や武器を見つけ出してくるが、勘兵衛は見た瞬間に顔を顰める。
その鎧は「落ち武者狩り」の戦利品だったのだ。この演出なら子供
でも話が理解できる。おそらく現代でこの話をこの台詞回しで語る
のは、不可能と思われます。本作ではとかく雨天での戦闘シーンが
話題ですけど、黒澤の天才的な演出が光るのは、落ちついた場面の
方が多い気がしますね。

 2本目は「丹下左膳餘話(余話)百萬両の壷」です。本作は最近
になって発売された1000円の激安DVDシリーズで、既に洋画
では何社か出してますけど、邦画でもやっと出てくれました。Hi
DVDやブルーレイへの転換期なので、駆け込み発売なのかもしれ
ません。よく本屋などに置いてあります。
 ただし、本作に限って言うならカバーに表記された製作年データ
「1953年」はマチガイ。監督の山中貞雄は若くして亡くなった
ので、1935年の作品です。丹下左膳役の大河内傳次郎(伝次郎・
1898−1962)も、本作の時は37歳です。55歳には見え
ませんよ(笑)。まあ原作の丹下左膳は何度も映画化されてるし、
確かに53年にも製作されてるけどね。その53年版ですが、同じ
大河内傳次郎の主演作でも相方の女優が水戸光子で、製作は大映。
本作の相方は喜代三で、日活の製作です。

 内容は、伊賀柳生の城主・対馬守は、弟・源三郎に与えた「こけ
猿の壷」の中に、百万両を埋めた地図が塗りこめられていたことを
知って取り返そうと画策する。源三郎もそれを知ったが、壷は既に
妻が屑屋に売ってしまっていた。その壷は、左膳が引き取った少年
の金魚鉢になっていた……という展開。
 大河内傳次郎は丹下左膳を何度もやってますが、前作の伊藤大輔
監督の日活ウエスタン・トーキー第1作(1934年・昭和9年)
が大ヒットして、同年すぐ「剣戟篇」として再度映画化。傳次郎の
「姓(しぇい)は丹下、名は左膳(しゃじぇん)」という名調子が
大人気になったそうです。本作はその翌35年に製作された作品。
監督が山中貞雄に変わったことで、主な演出もチャンバラから人情
喜劇になり、大変な話題だったそうです。

 でその山中監督ですが、笑いのツボを心得た人のようで、演出が
とても面白い。傳次郎と相方の女優・喜代三との掛け合いにもその
名調子が生かされてました。ちなみにこの女優・喜代三は、現役の
新橋芸者だったそうで、本作中でも三味線で素晴らしい小唄を披露
してくれています。いかにも「姐さん」という風情がいいですね。
ちょっと惚れちゃいそうです(笑)。

309. 続・お買いもの(2007/11/29)
 先週に引き続き、郊外店でゲットしたアイテムのご紹介。今週は
ムック本が4冊。最初の2冊は「テックジャイアン・ブリリアント」
2006年の上・下半期。これはHなPCゲームのガイドブックで、
それぞれ本誌半年分の総集編。既に2007年上半期も出ていたが、
昨年分も置いてあったので購入した。実は私はHゲームはほとんど
やらないんだけど、絵師をチェックするために買っている。しかも
毎年2冊共購入してたりする(笑)。
 以下、お気に入り絵師が担当したHゲームと製作ブランド。

「妻とママとボイン」G.J?/佐野俊英
「Queen ボンジョルの!」G.J?/佐野俊英
「月光のカルネヴァーレ」ニトロプラス/大崎シンヤ
「機神飛翔デモンベイン」ニトロプラス/Ni^θ(にしん)
「人妻コスプレ喫茶2」アトリエかぐや/M&M
「ダンジョンクルセイダーズ」アトリエかぐや/M&M
「仏蘭西少女」PIL/Tony
「ファンディスク」リトルウィッチ/大槍蘆人(NOCCHI)
「たまたま」/BANANA Shu-Shu/門井亜矢
「ななついろ・ドロップス」ユニゾンシフト/いとうのいぢ
「リゾートBOIN」Crossent-Pie/八宝備仁
「オイラは番台2」インターハート/水無月十三
「Sweet Room」/UNDEAD/JOYRIDE(リビドー)
「学園天獄」レッドレーベル/S・Y(山下しゅんや)
「ロストチャイルド」たまソフト/凪良、他

 ずいぶんいっぱいあるものだ(笑)。ちょいと解説しておくと、
「Tony」は「シャイニング・ティアーズ」とかのキャラデザを
して一躍メジャー絵師となったが、元々はH原画師。でもまだHな
仕事をしてくれるのは嬉しい限りです(笑)。「いとうのいぢ」は
「灼眼のシャナ」の挿し絵師ですね。また八宝備仁は先々週に画集
を紹介済み。水無月十三はコミックを紹介した。「JOYRIDE」
は名前こそ違うけど、旧ブランド「リビドー」の絵師のため、絵を
見ればスグに解りますね。
 それと「学園天獄」の絵師はS・Yとしか紹介されてなかったが、
これも絵を見れば「山下しゅんや」と解る。この人はネットゲーム
では「ディプスファンタジア」のキャラデザもやっていて、小説の
挿し絵も描いているマルチ絵師です。最後の「凪良」はプレステ2
のゲーム「アルトネリコ」のキャラデザをやってる人ですな。
 でこの本、2冊だとHなCGが2054枚。Hな壁紙も160枚。
Hなゲームの体験版が102本。デモムービー135本……とても
一度に全部は見れない量です。さすがにもうお腹一杯?(笑)

 さて、続いてムック本を2冊ご紹介。最初は「G.J?」の絵師
「佐野俊英 イラストレーションズ」です。この絵師はずっと前から
注目しているひとり。本書では「Queen ボンジョルの!」と「妻と
ママとボイン」をメインに、それ以前のイラストや小説の指し絵も
掲載されている。絵的には「おっぱい星人」向けです(笑)。
 前にも(だべり・239)画集「All About G.J?」を買ってます
けど、今回ちょっと驚いたのは全作品リストがあったことですか。
私は最初の作品は「召喚者」だと思ってましたが、実は「化粧桜」
だったことが判明。98年の発売だから、もう十年前になります。
2作目の「召喚者」でさえ99年の発売でした。ううむ……これは
全く知らなんだ。

 最後は「月光のカルネヴァーレ ビジュアルファンブック」です。
元はニトロプラス製作のHゲーム。キャラデザの「大崎シンヤ」は
前作「刃鳴散らす(はなちらす)」では、第二次大戦後の帝都東京
を舞台にした和風物をやっていた。今回はゴシック調で、取材した
イタリア旧市街を背景化。ゲーム画面は全体的に暗い雰囲気です。
でも街中にはシトロエン2CVが走っているというマニアックさで、
しかも人間とそっくりの自動機械人形(オートマタ)のメイドさん
とHになるという、ナイスな設定(笑)。絵師には画力があるので、
男キャラもカッコ良く描けてます。絵柄的には「ペルソナ3」って
感じですか。次作は「たまソフト」に参加予定だそうです。

 あと、月刊誌「PLAYBOY」12月号も購入しましたよ。これは毎年
「世界の美女100人」という特集号のときだけ買っている(笑)。
つまりこの時期しか買って無いってこと。ちなみに、今年の1位は
昨年と同じくスカーレット・ヨハンソンでした。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作、新規に3作が追加。

 5作のコミックはまたしてもH系統(笑)。その内の3作は同じ
作者で、八月薫の単行本。最初のは続巻の1作目「女子アナ七瀬」
第2巻です。これは女子アナを題材にした業界マンガ。まあH部分
については創作と思われますが、毎回のエピソードとなってる業界
ネタはとてもリアル。滝沢寛之の原作付。今巻では、主人公の香田
七瀬が温泉取材に芸能人曲芸大会にと大活躍。パパラッチ・ネタも
あったりして、そのスジのハートを直撃ですか?(笑)
 続巻の2作目は「ホテルで抱きしめて・悶絶セレブ編」(2巻)
です。本書はサブタイトルしかありませんが、内容はちゃんとした
続き物なので続巻として扱います。今回のシチュエーションは女性
声優とイメージプレイ。ナースとレズプレイなどとなっております。
ちなみにサブタイにもある「悶絶セレブ」とは、主人公・韮崎翔太
の勤めるホテルの総支配人・栗栖聖湖のこと。同僚のルームメイド
と共に、羞恥プレイの虜となってしまう話がソレでした。

 新規1作目は「ご近所奥さまの内緒話」第1巻です。本作は前に
「本当にあったHな体験教えます」として出ていた作品の続編です。
タイトルは変わったものの、読者投稿マンガのスタイルはおんなじ
ですな。八月薫は3作とも原作付でしたね。本作では親友の母親と
Hになったり、バイト先の同僚の母親とHになったりと、とにかく
「人妻」の話がメインになっている。やはり今の流行りは「人妻」
なんでしょうかね。H雑誌では「三十路妻」なんてのもあるくらい
ですから、しばらくこのブームは続きそうな気がします。そういや
西安の単行本も「妻漫」だったな。

 新規2作目は北河トウタ「ハニーダーリン」です。作者は普通の
Hでない漫画も描いてますね。本書は雑誌「快楽天」に掲載された
作品が中心ですが、一部は双葉社の「メンズヤング」に載った物も
含まれていて、増刊の「メンズヤング・雷(いかずち)」ではフル
カラー漫画も描いてます。また本書では4年という期間に描かれた
作品を集めたため、かなり絵柄にバラつきがあるのが難点ですか。
内容では、巻頭カラーの「奥様は痴女!」のタイトルには笑かして
もらいました。ここでも人妻が人気(笑)。他の作品にはツンデレ
とか妹モノとか、教師と女生徒とか普通にありました。カバー裏の
解説を見逃さないようにしたいモノです。

 最後は Cuvie「PURE-PURE!」です。これは作者の2冊目の単行本
になるんですが、やっと見つけましたよ。一水社の発行ですけど、
内容は光彩書房のアンソロジー「PINKY-TEENS」に掲載された作品が
ほとんどです。これは女性向けなのでマニアック過ぎますね。最初
の単行本「スイッチ」の方がよく見かけますよ。しかも本書は初版
発行日の記載無しで、2006年12月23日の四刷り。あとがき
では2003年8月4日の日付なので、もしかで復刻重版なのかも
しれません。内容は、女性向け作品では「幼馴染」がメイン。男性
向けはロリ物、SM緊縛モノでした。かなり実用度は高めです。

308. 暮れの元気なお買いもの(2007/11/22)
 早いもので、もう今年もあと残りひと月ちょっととなってしまい
ました。ところで先週、久々に友人大先生様から連絡があったので、
ご自宅に突撃しましたよ。彼と私の家は、かなり近いのである。

「ちわ〜。おヒマですかあ」
「ああ。もう今年の仕事は終わった。今月は年末進行だったからな、
けっこう忙しかったよ」
「ほほう。それはなによりでしたな。じゃ、いつもの小説の校正を
お願いしてもよろしいですか?」
「いいぞ。完成はいつだ?」
「たぶん来月の初めごろ。ウェブ掲載は二十日の予定です」

 という事で、今週は「そうさく」ページにもその告知を出しとき
ました。このまま順調に執筆できれば、上梓できるでしょう。

「それは良かった。なるべく早めに頼むよ。急いで読むのは疲れる
からな。そういやMKは『久美子』って歌手を知ってるか?」
「さあ? どんな歌を唄ってる人?」
「シングルで『愛の賛歌』というのが出たらしいんだが、近所には
置いてなかった。女性ボーカルのコーナーにも無い」
「それポップスじゃなくてシャンソンですよ。確か『愛の賛歌』は
前に越路吹雪とかも唄ってたフランスの曲ですね」
「ああ、そうなんだ。どおりで聴いたことがあると思った……」

 ネットで調べたら「久美子」じゃなくて「クミコ」でした。なぜ
カタカナ? しかも名前だけ? というのは謎でしたが、アルバム
も何枚も出してる方でしたよ。件の「愛の賛歌」はシングルカット
された一枚です。
 でそのCDを買いに、ちょいと離れたショップに出向きました。
CD屋と本屋が並んでる郊外型店舗です。

「ここに来たの久しぶりだけど、あるかな?」
「得てしてこういう店の方があるものですよ。売れて無いから」
「それもそうだな……ああ、ほんとにあった(笑)」
「シャンソンのとこにアルバム全部あったよ。どれか買ってく?」
「このシングルだけでいい。4曲入りだし、お得だから」
「なるほど……あっ! こんなアルバムがあっ!」

 私が見つけたのは「熱血先生グラフィティ」というアルバムです。
かなり昔に中村雅俊がやってたTVドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」
とかのボーカル集で、裏返して見てみたら「飛び出せ! 青春」や
「われら青春!」の歌も収録されている。以下、その一部。

「太陽がくれた季節」/青い三角定規(飛び出せ! 青春)
「帰らざる日のために」/いずみたくシンガーズ(われら青春!)
「ふれあい」「青春貴族」/中村雅俊(われら青春!)
「まごころ」/神田正輝(ゆうひが丘の総理大臣)
「ぼくの先生はフィーバー」/原田潤(熱中時代)
「やさしさ紙芝居」/水谷豊(熱中時代)
「ヒーロー」/麻倉未稀(スクールウォーズ)

「こんなCD出てたんだ……『熱中時代』と『スクールウォーズ』
も入ってるよ! コレ買おっと!」
「麻倉未稀か、懐かしいよな。熱中時代は水谷豊だっけか? 今は
何やってるんだろ?」
「たまにドラマとか出てるよ。でもこれは収録曲がマニアックすぎ。
なんでOP・EDだけでなく挿入歌まで入ってるかな?」
「きっと編集者がマニアックだったんだろ(笑)。それに中村雅俊
の自宅はうちらの近所らしいぞ?」
「えっ? そうなんだ!?」
「ああ。母ちゃんが駅前のスーパーで見たって言ってた。奥さんと
一緒に買い物してたって」
「えらく庶民的な人ですな……こんど見たらサインもらっといて」
「自分で見つけて頼めよ(笑)」
「……あら? こんなDVDも置いてあった!」
「なんだよ、それは?」
「ジェス・フランコ監督の『マルキ・ド・サドのジュスティーヌ』
と『悪徳の快楽』2枚組みパックです。しかも初回限定版ですね。
実物を売ってるとこ初めて見ましたよ……ああっ! 他にも!」

 なんちゅうか、この郊外店二軒は侮れないことが判明しました。
お話は更新情報に続きます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。

 でそのDVDですが、1・2本目は「マルキ・ド・サド DVD
−BOX」です。監督のジェス・フランコは洋ピン界では超有名な
ひとり。B級ホラーも撮ってます。最初の「〜ジュスティーヌ」は
時代劇で、サド侯爵の執筆・回想シーンを元にお話が進む。父親が
破産したため、社会に放り出された姉妹の物語。姉のジュリエット
(マリア・ローム)は娼婦館で悪事を働き、奪った金で栄華の道を
突き進む。一方、妹のジュスティーヌ(ロミナ・パワー)は娼婦館
を飛び出すものの、騙されて無一文になってしまう。
 主演のロミナ・パワーは俳優タイロン・パワーの娘さんで、私も
好きな女優さんの一人です。本作ではシャツ一枚で掃除をさせられ
たり、全裸で見世物になったりもする。清純そうな顔立ちなのに、
脱ぎっぷりは大胆ですな(笑)。私生活でも恋多き奔放な方なんだ
そうですよ。

 2本目の「悪徳の快楽」の内容は、清純なユージニー(マリー・
リシュダール)がやってきた別荘では、父の愛人であるマリアンヌ
(マリア・ローム)が夜な夜な妖しげな儀式を行っている、という
現代劇です。こちらの主演マリー・リシュダールも、大人しい感じ
の女優さんですな。マリア・ロームが愛人役で、ロミナ・パワーも
チラッと出てきます。出演者が同じところなどは「フランコ組」と
言えそうですね。あと、劇中でサド侯爵を崇拝する秘密結社の首領
ドルマンチュ役を、クリストファー・リーがやっていた。これには
ちょっちオドロキでしたよ。この人は「ドラキュラ」を始めとする
怪奇ホラーの名優。なんか久々に見た気がした。
 それと、このDVD−BOXには「〜ジュスティーヌ」が日本で
公開された当時のパンフレットが付いてました。もちろん複製でし
たけど、サイズがちっこくて解説が読みづらいのが難点です。でも
資料的にはとっても貴重なモノです。「悪徳の快楽」の方は5枚の
スナップ写真が付いてました。

「これって、SMの映画なのか?」
「まあ、そうかも……当時としては過激な演出で人気だったんです。
鎖で吊るされてムチ打ちとか。こっちの『ドリームチャイルド』も
かなりマニアックですよ」

 3本目がそれだ。不思議の国のアリスを題材にした映画ですが、
ルイス・キャロルとアリス本人のお話。家庭教師ドジスン先生役は
イアン・ホルム。アリス・リデル役にはアメリア・シャンクリー。
この小役がすんげぇ美少女で、ローリーの諸兄に大人気です(笑)。
海外では他に「小公女」なんて役もやってます。内容は、ルイス・
キャロルの誕生百年祭に、アリス・ハーグリイブス夫人が招かれる
ところから始まる。劇中ではお婆ちゃんのアリスと、少女のアリス
が出てきます。夢の中のシーンでは「不思議の国」の映像もある。
特撮は「セサミ・ストリート」で有名なジム・ヘンソン。マペット
(人形)の造形が素晴らしいですな。最近ではグリム兄弟の映画を
撮ってましたね。

「けっこうカワイイな、この子……」
「でしょう? このDVDは一昨年に出て、即完売しちゃったモノ。
私はビデオでも持ってるからいいけど、アマゾンなんかでは定価の
4〜5倍の値段がついてるよ」
「定価は? 四千円? じゃ一万六千円かよ?」
「そう。最高額は二万二千円ていうの見ましたね」
「……このDVD、俺に五千円で売らないか?」
「自分で探して買いなさいって(笑)」

 というワケで、また散財しました(笑)。あと、お隣の書店でも
かなり散財したので、書籍のご紹介は来週に続きます。

307. Rioでパラダイス(2007/11/15)
 今週は画集を2冊ご紹介。最初のはお題にもなったリオの画集で
「テクモ パチンコ&パチスロギャルズ イラストレーションズ」。
副題に「Rio de channel DX!」とある通り、ゲーマガを出している
ソフトバンクが発行した一冊です。本誌に掲載されてたイラストも
収録されているため、非常にお買い得感が高い。

 パチスロ「Rio」シリーズは、いわゆる「萌えスロ・萌えパチ」
の代表格となっている名機です。表紙はそのリオと「燃える闘魂・
アントニオ猪木」に登場したファイ子(田中愛子)。しかもA3の
折り込みポスターにもなってます……そこで気がついたが、本書は
普通の画集サイズ(A4)より横幅が2センチ大きい。これは再版
しづらいと思われます。見つけたら即ゲットですな。
 テクモのスタッフである「Rio絵師」は、名前こそ公表されて
いませんけど非常に絵が上手い人ですね。絵柄ではレインボー調の
カラフルな画風にも特徴があります。収録されてたイラストで私が
一番感激したのは「リオパラダイス」の販促サブポスターで、7枚
全部が掲載されていたこと。これ前に「実物をかっぱらって収集」
しようかと思ったことがある。やりませんでしたけど(笑)。

 本書ではリオ以外にも「十字架」や「デカダン」「〜猪木」他の
キャラも収録されてます。ゲーマガ掲載の「めがねRio」はOL
ふうの衣装がナイス。女教師がピッタリですか。十字架のお姫様・
セーラとカップリングした「Rioとセーラ」も必見。特にムネが
必見です(笑)。ローリーの諸兄にはメイドのエミリとかニーナの
方がいいんでしょうけど、ミントも含めて、最新の絵は少なめです。
カレンダーや販促物イラストが多いため、サブキャラまでページが
無かったんでしょう。私はファイ子の相棒・卍子(木村真知子)に
萌えてます。ネクタイしているバニーの衣装に超萌え(笑)。

 さて2冊目は八宝備仁の個人画集「SWEET BODY」です。この人は
H雑誌「メガストア」や「メンズヤング」の表紙でお馴染みですね。
元はHゲームの原画師で「にくきゅう」や「フロントウイング」で
お仕事をしてました。最近作の「ボイン」は、別に画集が出ている
ためか本書への収録は無かった。ちょいと残念です。
 私が最初に見たのは「にくきゅう」から出ていたHなPCゲーム
「となりのお姉さん」でした。98年の発売なので、もう十年も前
ですか。この頃はスレンダーな女の子を描いてましたけど、現在は
ボイン系が多くなってます。私は特に「メンズヤング」の表紙絵が
お気に入りで、最初に見た「となりのお姉さん」がグレードアップ
したような印象を受けますね。双葉社のHPには壁紙もあるので、
一度見てみたらどうだろう? ご本人のコメントでは「制約が多い
から難しい」ということなんですが、コンビニでも買える雑誌では
仕方ないでしょう。

 ところで、この八宝備仁のお仕事では「M&M」の後を引き継ぐ
パターンが多い。メガストアでも、メンズヤングでもそうだった。
絵柄が似ているからなんでしょうかね? このM&Mも画集が出て
ほしい人で、HなPCゲームの老舗ブランド「アトリエかぐや」で
絵師をやってます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に5作追加。

 今週のコミック5作は全てエロ系統です。久しぶりだなぁ(笑)。
でその最初はTENMAコミックスから。水無月十三(みなづき・
じゅうぞう)「我が肉に群れ集い、喰らえ。」です。すごい直球な
タイトルで潔い(笑)。内容ですが、兄弟姉妹で近親相姦ですとか、
教師と生徒が乱交で、とかそんな感じ。表紙からしてヤリまくりの
一冊なので、とても実用度は高めだと思われます。ふた月で四刷り
しているのもすごい。この系統では売れている部類でしょう。
 2作目も同じTENMAコミックスから。まぐろ帝國「資本主義
の精神」です。こちらはヒネリの利いた一冊。OLのお仕事が全て
Hな奉仕作業になっているというギャグなお話。後半から買収先の
社長も登場しますけど、これもエロい女社長。こんな企業あるワケ
ねぇだろ、みたいなツッコミが無意味に思えるほど徹底したノリで、
全編が乱交OLで埋め尽くされてます。

 3作目は幻冬舎バーズコミックス。しあわせ1500「天雲の切れ間
に見える国。」です。英国調ひらひらフリルのローリー本。絵柄が
大槍蘆人(NOCCHI)に似ているので、リトルウイッチのファンには
オススメ。ただし女の子は10歳以下限定です(笑)。
 ちなみに、本書の収録作品のほとんどが雑誌「LO」に掲載され
たものですが、執筆が「GIGA」に移動したため幻冬舎から発行
された模様です。作者のあとがきによると、エロよりストーリーを
重視したかったのが編集さんに却下されたからだという。H漫画家
さんもイロイロ大変だ。逆風にめげず、がんばってほしい。

 次の2作はワニマガジン社から。4作目は西安(にし・いおり)
「妻漫」(つままん)です。本書は雑誌「快楽天」に掲載されてた
フルカラー漫画「ざくろ」を収録。88ページものカラーページが
あります。この作品、どっかの田舎町で繰り広げられる村ぐるみの
狂乱を描いたもの。終戦直後の妖しい雰囲気が漂う怪作だ。ノリは
横溝正史か京極夏彦といったところで、必見ですよ。後半の作品は
「Hip&Lip」掲載の熟女系がメイン。黒髪率90パーセント。
ツリ眼、和服もあって、私好味の一冊でした(笑)。
 最後は、さめだ小判「BEASTIE GIRLS」(ビースティ・ガールズ)
です。表紙が「快楽天ビースト」そのまんまで、表紙のイラストや
本誌掲載時のフルカラーページも収録され、48ページあります。
内容はイロイロで、メイドや巫女、バレリーナ、看護婦など萌える
設定のオンパレードですね。でも実はマンガはあまり得意じゃない
らしく、これからもっと勉強するそうです。私はカバー絵の女の子
二人にかなり萌えました。絵は巧い人なので、これからの作品にも
期待が持てそうです。

306. 東京モーターショー(2007/11/8)
 連休を利用してTMSに行ってきました。今回の2007年のは
ちょうど40回目となるため、とても大規模な開催。千葉・幕張の
会場では建物の外にまで出品車が溢れてました。というのも、今回
から一般乗用車と商業車が同時展示となったためです。加えて部品
メーカーやバイクのブースもちゃんとあるので、館内は人また人の
大混雑でした。外人のお客さんも多く、国際的なイベントですね。

 私は友人二人と三人して、広い会場をぐるぐる巡って見学。開場
直後の10時ごろから見てたのに、一周したらもう夕方でしたよ。
実売車で一般人が一番注目してるのは日産のにゅうGT−Rですか。
ブースも終始すごい人でしたね。展示の解説によると、ニュルブル
クリンクを7分38秒54で周回したとか……それフェラーリより
速いじゃねぇか! もうスーパーカーですよ。でもコレって、この
まんまのスペックで発売するんでしょうか? 1千万円超えちゃう
と思うけどな。
 それと、光岡自動車から大蛇(オロチ)のにゅうバージョン、兜
(カブト)が出品されていた。既に発売中のオロチを、カーボンと
グラスファイバーで軽量化したもの。元の車体はNSXのハズで、
こりゃレーシングカーですかい?

 外車での注目はメルセデス・ベンツのSLRロードスターです。
F1のマクラーレンとの共同開発車で、スーパーチャージャー仕様
の5.5リッターV8エンジンは、なんと626ps。オープンカー
なのに? しかもガルウィングドア。7000万で販売するという。
またAMGモデルのCL65は、6リッターV12で612ps。
3千万弱なので、これなら買えそうか?
 ガルウィングといえばランボルギーニですが、限定生産20台の
レヴェントンは1億6千万円で、既に完売してた。6.5リッターの
V12は650ps。信じられねぇ……しかもコレ、日本国内にも
1台納車するということなんですが、どこで走るんでしょう?

 コンセプトカーでの注目は何と言ってもマツダの「大気」です。
車体後半が浮いたデザインに、後輪部分が肩持ちのM字型。しかも
ガルウィングドア……有り得ねぇ(笑)。たぶんスーパーフロント
ヘビー車になるハズなので、これじゃ運転できないだろう(笑)。
マツダは「流」や「流雅」というコンセプトカーのシリーズを発表
してますけど、これもその一台なんだそうだ。
 もっと現実味のある車だと、トヨタのFT−HSに注目。これは
デトロイトのショーで発表されていた車で、V6と電動モーターを
組み合わせたハイブリッド・スポーツ。既にエンジン・システムは
レクサスなどに搭載済のため、生産決定も間近かも。キリッとした
フロントマスクがナイスな一台です。

 ハイブリッドカーではホンダもCR−Zを展示していた。これは
09年ごろに市販化の予定だそうで、タマゴみたいなツルッとした
デザインが印象的でしたよ。三菱のcXはクリーンディーゼル搭載
SUV。エコカーでは排ガス規制を長期クリアできるモデルなんだ
そうです。ちょっとツリ目で、怒っているようなマスク。ランエボ
とも似てましたね。
 同じようなツリ目でも、アウディが出品したメトロプロジェクト・
クワトロは特殊な車。1.4リッター・ターボをフロントに搭載して
いながら、リアが電動モーター駆動になるマルチ4WD車。これは
配分がフロント寄りの「FFふう4WD車」になるんでしょうか?
馬力も前150+後41の191ps。ご家庭コンセントからでも
充電が可能のため、途中でガス欠になったとしても人家さえあれば
大丈夫なんだそうだ。

 毎回この類のショーには驚かされますけど、今回は各社ちょっと
尖り過ぎのような気もしましたね。GT−Rはスーパーカーだし、
マツダの大気は有り得ないデザインだし(笑)。エコ・ブームとか
の反動かもしれませんね。でも排ガス規制はクリア済なんだそうだ。
それもすごい技術革新ですな。アウディのクワトロもかなり便利。
もしかで、未来の電動カーは全てこのタイプになって、充電・給油
スタンドとかも無くなるのかもね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。

 最初は「羊たちの沈黙」です。本作は超有名なサスペンス映画。
このジャンルでは「サイコ」以来の大ヒット作ですな。1990年
公開なのに、いま見ても全く古臭くない。内容は、FBI訓練生の
クラリス(ジョディ・フォスター)が、連続殺人事件の捜査協力を
得るため、服役中の凶悪犯ハンニバル・レクター博士(アンソニー・
ホプキンス)に会う、というもの。
 低予算のワリに演出はしっかりしていて、レクター博士のキャラ
も大ヒットの要因でした。ジョディ・フォスターもFBI訓練生の
役を抑えた演技で好演してます。普通この類の映画ではヒロインは
絶叫担当なんですけど、そうはなっていない。これがリアルでいい
感じです。前半で、犯人「バッファロービル」が画面にあまり出て
来なかったのも正解でした。追跡劇ではその方が観客も感情移入し
やすいですからね。

 本作の以前には、一般にはレクター博士のような知能指数の高い
凶悪犯は知られていなかったのだと思われる。犯罪者はどこか間が
抜けていて、バカで、失敗して捕まる、というのが「お約束」です。
本作でも犯人役はそうなってますが、このレクター博士は脱獄して
逃げてしまう。ここらへんのオチも秀逸でしたね。
 アカデミー賞5部門(作品・監督・脚本・主演男優・主演女優)
を独占受賞し、続編も3本。新作もまた製作されてます。それと、
脇役のクロフォード捜査官(スコット・グレン)ですけど、本作で
名脇役としての地位が決まりましたね。本作と前後して「レッド・
オクトーバーを追え!」(89年)や「バックドラフト」(91年)
などに立て続けに出演してます。

 2本目は「ボディガード」です。1992年の恋愛映画。本作は
ヒロインのスター歌手レイチェル役を、現実の歌手ホイットニー・
ヒューストンが演じて話題でしたね。劇中での歌も全て彼女が実際
に唄ってます。ボディガードのフランク役はケビン・コスナーで、
公開直後には人気が爆発。大スターの仲間入りを決定的にした作品
でもあります。頼りがいのある役だったのがウケたんでしょう。
 ところで、本作では劇中で黒澤明の「用心棒」の1シーンが見れ
ます。ボディガードのフランクは東洋趣味で、自宅に日本刀もある
という設定なんですな。実際ケビン・コスナーも日本好きな人で、
しょっちゅう来日してるそうですよ。

 ちなみに本DVDには新旧2バージョンあって、ホイットニー・
ヒューストンのミュージック・クリップ「I Will Always Love you」
が入っているのと、無いのがあります。ちょっと判別しづらいため、
中古などで購入する場合には注意が必要ですな。当然のことながら
私は入っているものを購入しました。

305. もういくつ寝ると?(2007/11/1)
 今年もはや残り二ヶ月となってしまいました。なんかここひと月
で急に寒くなったような気がします。そのせいか、私の勤め先では
風邪が流行ってますよ。皆様も体調にはお気をつけ下さい。

 さて、今週は創作小説の中間報告をしておきましょう。執筆自体
は順調なんですが、掲載まで残りあと一ヶ月半では脱稿もギリギリ
と思われます。予定では12月の20日になりそうで、その前週、
13日には間に合わない感じ。校正の時間を考えると今月がヤマ場
になりそうです。
 今回の「修道士マルコ」第二部・第二章は、元々が第一章と同一
だったエピソードを分割したものです。従って話のすじは出来てる
のが救いですね。後は書くだけです。これは前にも述べましたが、
「どうせ長くなるなら、全部書いてやれ」みたいな気分で執筆して
おります。今後の計画ですと、第一部・二部は「マリエル篇」で、
次の第三部の終わりで「小さな英雄」につながるハズ……なんです
けど、もちょっと長くなりそうです(笑)。先日も全体プロットを
確認していたんですが、量的に第三部だけでは書き切れそうにない
んですな、これが……後半分は「つなぎ」のエピソードになるため、
前半分だけでは枚数が足りないのである。

 この解決策としては、第四部を書くか、それとも「つなぎ」だけ
を独立した作品として書くかを検討中です。大元の(同人誌版の)
「小さな修道士」が連作短編の形式だったため、個々のプロットは
独立したエピソードなんですな。ウェブ上で長期連載をすることに
なってから、話を組み込んでるワケです。これは各章のタイトルを
見れば一目瞭然で「小さな〜」とあるのがそれです。このシリーズ
は一応「小さな約束」(四話目)で完結させましたが、まだ他にも
ネタはあるんですよね。
 しかしまあ「全部書く」というコトになると枚数が足りないので、
やはり第四部を書くことになりそうです。

 それと話は変わりますけど、先月(9月だ)秋葉原まで出向いた
ときに「エニグマティック・リア2」というCDを買ってあった。
2枚組で、歌い手は「LIA」です。これはどこにも売ってなくて
探すのにも苦労したけど、やっと見つけた。どうやらCDの扱いが
インディーズなのが原因らしい。発売元の「クイーンズ・ラベル」
も聞いたことの無い会社名。本でいうなら同人誌ってところですか。
ちなみに前作の「〜リア1」はもうどこにもありません。
 この人はディスコ・ミュージックやDJがメインの活動らしくて、
一般にはあまり馴染みが無いでしょう。しかし、ソプラノの歌声は
超キレイ。曲では「さくら」や「荒城の月」のスーパーリミックス
がナイスでした。和風ディスコって感じです。普通の歌手でも充分
やっていけると思いますが、前にOVAかなんかでアニメソングを
歌ったらしくて、一部のファンには大ウケだそうです。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作、新規に2作追加。

 最初は続巻、広江礼威「BLACK LAGOON」第7巻です。ロベルタ篇
の続きですけど、個人的にはエダと暴力教会の動きが気になるとこ
ですな。にしても、三合会の集会はいっつも罵り合いですね(笑)。
このセリフ回しがまたかなりキてますが、巧いもんです。マンガの
場合は小説と違ってセリフで話が進むため、勉強になりますよ。
 ところで毎度の巻末オマケ漫画、今回は「ビバ! ヤング編」で
したが、どうやったらあの美少女がフライフェイスの姉御になった
のか非常に気になるところ(笑)。なんか脇のエピソードがかなり
ありそうで面白そう。外伝とか、単発で作品化してもらえないもの
だろうか?

 続巻の2作目は久々のアンソロジー「ULTRAJUMP MEGAMIX」です。
これは Vol.2。ちなみに、前回の Vol.1が出たのは2003年の
1月だったから、丸4年半ぶりですね。編集者も忘れているくらい
間があいているのは困りもの(笑)。しかも今冬には Vol.3を出す
予定だという……ほんとか?
 アンソロのメンバーですが、木城ゆきと、桐山光侍、緒方てい、
伊藤悠、今井神、すみ兵、ワダアルコ、の7名です。前回の表紙は
村田蓮爾でしたが、今回はキム・ヒョンテ。韓国マンガ家のインタ
ビューとかもあって、丸4年でずいぶん国際化が進んだ様子です。
作品では「銃夢外伝・馬借音頭」の解説に爆笑しました。コヨミの
生まれた年を基準とする「コヨミ歴」には参ったね(笑)。これは
「銃夢・完全版」でやってたものらしい。

 新規の1作目は、中嶋ちずな「いいなり! あいぶれーしょん」
第1巻です。これは「ドラゴンエイジ」で連載中のメイドロボ漫画。
絵柄で買ってみたのだが、内容がスゴイ。とても一口では言い表せ
ないであろう……強いて言うなら「おもらしマンガ」でしょうか?
主人公・コウキは、眼の前に落ちてきた女の子・雫石のおもらしを
舐めたせいで、自分の右手と雫石のアソコが見えない光の糸でつな
がってしまった。これ「うるるんじゅーしーラブコメ」と言うそう
なんですけど、なんか「世も末」って感じです(笑)。でも作者は
解ってて描いているので、これもひとつの芸風というべきでしょう。

 さて、新規2作目も世も末な作品(笑)。吉富昭仁「BLUE DROP
〜天使の僕ら〜」です。これは前に同題の作品集が出てますけど、
それはメディアワークスの発行。今回は秋田書店です。内容ですが、
人間が異星人・アルメに支配されている未来。主人公のショータは
アルメによって女性に性転換改造されてしまった親友・ケンゾーと
SEXしなければ消滅させられる運命に……ええと、こうして説明
しててもキレっぷりが解ると思いますが、なんと本作はアニメ化が
決定しました。公式HPも立ち上がってます。
 この作者、前もちょいエロな作品を描いてましたけど、本作では
ちょっとブレーキが利いていない様子(笑)。先を考えずに描いて
いるそうなので、本人にもどうなるか解らないんだとか……前出の
「いいなり〜」といい本作といい、最近のエロコメのテンションは
際限無く上がる一方のようです。

304. 買ったDVDが300本を超えました(2007/10/25)
 100本目は「眼下の敵」で、200本目は「地球の危機」……
ということで、300本目です(笑)。このだべりページと同じで、
週に1本ペースで観てると6年で到達するワケですな。この中には
アイドル物とかは含まれていないため、純粋に映画のみで300本
を超えたということ。では今週は、そのアイドルDVDをチラッと
ご紹介しましょう。

 最初は磯山さやか「和美人」です。和風の映像美を期待して購入
したんですが、和風なのは背景の旅館だけでした(笑)。衣装では
和服や浴衣なんかもあったんですけど、ほとんど水着です。しかも
彼女はムネがでかいため、和服がぜんぜん似合わない(笑)。企画
倒れってヤツでしょうか? 腹にタオルでも捲いた方が良かったん
じゃないかな。でもナイスバディは健在だったので、そこは大満足
でしたよ。
 そういや彼女のDVDは5年前にも買ったことがある。「さやか
チャンネル」というヤツで、コンビニ発売の1980円のものだ。
今回のと見比べてみると「彼女もずいぶんお姉さんになったなあ」
という気がしましたね。ちなみに今回のは中古屋で980円で購入。
定価は3990円ですが、あんまし売れなかったみたい。

 次は金子志乃「金魚姫」です。定価は3800円ですが、中古屋
では500円ぐらいで投げ売りされている場合が多い。私が買った
のもそうだった。彼女はマニアックなアイドルで、確かヤンマガの
企画「水着甲子園」でデビューしたように記憶している。その直後
に出た写真集「Parade」が爆発的に売れて、現在は非常に入手困難
なプレミア本になっている。中国のジャパン・アイドルのサイトに
も特集ページがあったりする、知られざる人物。
 彼女はルックスもいいしバディもナイスだったのだが、あまりに
もおバカさんだった(笑)。TVとかの映像媒体には向いていない
タレントです。このDVDでもそこらへんはよ〜く解る。写真集の
セーラー服は最高だったけど、どうやらそこまでだったようです。
現在は何をやっているのだろう?

 話は変わるが、中古屋でゲーム「マグナカルタ」のドラマCDを
見つけたので買ってみた。1・2巻が500円で売られていたので、
両方買っても1050円である。定価は確か2500円くらいかな。
まだ聴いてないけど、そんなにひどい内容だったのだろうか?(笑)
私はとりあえず安かったからジャケ買いしたので、キム・ヒョンテ
のイラストは二重丸でした。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。

 さて、記念すべき300本目のDVDは「DOA デッド・オア・
アライブ」です(笑)。いや、笑っちゃいけません(笑)。本作は
タイトル通りゲームの映画化で、バイオハザードなどと同じ製作者。
その流れを汲む作品……とはいい難く、ただの娯楽アクションです。
主役は一応かすみ(デヴォン青木)になるんでしょうか? 内容も
ゲームを踏襲したもので、行方不明の兄を探し、かすみはDOAに
参加する。そのかすみを追って、あやね(ナターシャ・マルテ)と
ハヤブサ(ケイン・コスギ)もやってくる。日本の武術家なのに、
パチ物くさい中国風のセットが笑えます。ロケは中国なんだそうな。
まあ、DOAの美女軍団にスポットがあたっているので、美女アク
ション映画と思って観れば、期待は裏切られないでしょう。

 チープなストーリーはいいとして(笑)格闘戦(殺陣)シーンは
よく撮れてたように思う。特に狭い場所で格闘したかすみ(たぶん
スタントですが)のシーンが良かった。カンフー映画のコミカルな
アクションを思い出しましたよ。場所が広いとどうしても大雑把に
なりがちですからね。ゲームと同様にビーチバレーをするシーンも
あったりして、なかなかサービス精神旺盛です。美女なんだから、
水着のお色気は欠かせませんよね?(笑) 監督のコーリー・ユン
は「トランスポーター」を撮ってた人。こんど観てみようかな。

 で次は記念すべき301本目。続編の「ワイルド・スピード2」。
これは既に3作目もDVDが出てますね。私は中古屋で1200円
で買った。内容は、前作で逃亡した主人公ブライアン・オコナーが、
マイアミでも事件に巻き込まれる、というもの。本作にもデヴォン
青木が出演してました。彼女はけっこうあちこちに出てますね。
 本作ではとにかくカーチェイスが見物。他の細かいことを言うの
は間違いです。主人公はGT−R34で登場。300万以上する車
だよ。乗り替えではランサー・エボもあります。これらのチューン
も徹底的で、ニトロを積んで実測300キロオーバーのモンスター・
マシンが一般公道を爆走する。エキゾーストからは炎が出てます。
一部CGですけど(笑)。

 特典映像を見ても解るけど、車の改造が非常にマニアックです。
ホイールとかブレーキも有名なチューンド・メーカーの改造パーツ
を使用し、車体塗装も全てやり直している。スゲェ金かかってます。
劇中でそのチューンドカーが大量に出てくるシーンがありますが、
どの車もスゲェ爆音だ。まあ効果音は後入れでしょうけど、サスの
沈み具合を見ても改造車なのは明白。主演のポール・ウォーカーと
相棒役のタイリースは、カースタントの訓練も受けている。一部は
ほんとにスタントなんでしょうけど、モンスター・マシンは普通に
運転するだけでも大変ですから。
 それとちょいと気がついたのは、ランサー・エボリューションの
ことを「エボ」と言わずに「イーヴォ(悪魔)」と呼んでいること。
スピード・メーターが200マイル(320キロ)まであったら、
そりゃ悪魔でしょうよ(笑)。

 スピードで思い出したが、F1の中嶋一貴は残念ながら予選落ち
してしまった。ううむ……GP本戦の壁は厚いってコトですかね?
でも雨天の予選では8位のタイムを叩き出したそうだから、本人が
遅いワケじゃないんでしょう。なんかのトラブルだったのかな?
にしても、父・悟と同じ「雨で速い」というスタイルは遺伝するん
でしょうか?(笑)

303. 萌えるゲーム(2007/10/18)
 今週もゲーム関連のムック本を3冊ほど紹介しよう。その最初は
「夜明け前より瑠璃色な・公式コンプリートガイド」です。ゲーム
本体は大人気のためPCゲームからPS2に移植されたもの。本は
電撃G’sマガジン編集で、えちぃ部分は無しです(笑)。内容は、
人類が月に住むようになった遥か未来のお話。主人公・朝霧達哉の
家に、月のプリンセス・フィーナがホームステイしにやってくる。
このお姫様を含めた女の子8人との恋愛ゲーム。

 本ゲームはキャラデザイン担当の「べっかんこう」のイラストと
共に爆発的な人気を呼んで、PCゲームの枠を超えてPS2に移植
された。PCゲームの殿堂「テックジャイアン」誌上では、ゲーム
ランキングとお気に入りキャラ(フィーナ)の両方で1位を獲得。
移植後はドラマCDも製作され、近年のこのジャンルではスーパー
ヒットになりました。PS2の限定版は中古屋ではプレミア付きで、
2万円くらいしてます。
 いつも通り、私はイラストにつられてムック本を買いましたが、
この絵師は絵がとても上手。顔と体の大きさのバランスが絶妙です。
アニメ顔なのに、頭身が高くなっても違和感を感じません。他にも
似たような絵柄は多々ありますけど、実はなかなかいないんですよ、
こういう絵が描ける人は。このムック本はイラストとキャラ紹介が
メインですけど、PS2ソフトの攻略データもちゃんとあるので、
お買い得な一冊ですね。

 2冊目は「アルカナハート ハートマチック コレクション」です。
こちらは2D格闘ゲームの攻略データ本。各キャラの技コマンドが
画面カット入りで解説されている。そのためかイラストは少なめ。
本ゲームはアーケードで稼動して大人気で、PS2にも移植された。
新バージョンの「〜FULL」もあり、アタリ判定などが若干変更
されている。移植版ではどうなったんだろう?
 このゲームは絵柄が面白い。萌えキャラのパターンを全て集めた
ようなラインナップで、中でも「大道時きら」がスゴイ。スクール
水着に赤いランドセルを背負い、そこにも縦笛のケースがささって
いるという念の入れ様です。しかもよく見たら猫ミミだった(笑)。
これほどパワフルなキャラもそうそういませんね。ゲームをやって
いた友人に言わせると、全体的にCPUの攻撃が弱めなので、ワリ
と楽にクリアできるんだそうだ。その代わり、対戦プレイは激しい
バトルになるんだと(笑)。

 最後の3冊目は「トリガーハート エグゼリカ 攻略&設定資料集
アーカイヴ・アンカー」です。長いタイトルだ(笑)。このゲーム
もアーケードで稼動。ジャンルは弾幕シューティングで、最初DC
(ドリームキャスト)に移植されたが、今後はPS2版も出る予定
(出たのか?)なので、けっこう人気があるみたい。
 このゲームもキャラが面白い。シューティングのため、画面上の
実機が小さいのが難点ですが、面クリ後にはムービーが楽しめる。
本書でも攻略記事がメインですが、イラストや設定ラフは豊富です。
エグゼリカは白いスクール水着にメカ武装した美少女で、紺色機の
クルエルティアは彼女のお姉さん。つまり主役は妹キャラの方だ。
敵キャラの金髪ツーテール赤色機はフェインティア。性格は高ビー
(ハイテンション)という設定なので、自機の姉妹キャラとの対比
がいいですね。イラストとキャラデザは製作元の「童(Warashi)」
スタッフの「GRA」が担当してます。

 いやなんちゅうか、最初の「夜明け〜」はいいとして、他2作の
ぶっとびぐわいはすごいですね(笑)。逆に「夜明け〜」がえらく
普通な感じがする。まあ格ゲーも弾幕も「パターンが出尽くした」
ような気もするので、こういうキワ物もアリだと思います。これら
3作はPS2でプレイできるので、購入予定としておきますか。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が3作追加。

 コミックの最初は、あずまきよひこ「よつばと!」第7巻です。
今巻は牧場のお話がメイン。これは非常に懐かしいです。私も子供
の頃に最初に牧場に行ったときは、牛の大きさに驚いたものです。
羊の大群に囲まれたり、でかい牛の糞をフンづけたりもした(笑)。
主人公のよつばは羊から頭突きを喰らってましたけど、動物は怒ら
せるとおっかないんですよ……いやほんとに。でもまあ、個人的に
今巻で一番だったのは、第45話「ぱちしえ」に登場の「しまうー」
でした。シェフのぼうしを買うセンスがナイス!(笑)

 2作目は、ひかわきょうこ「お伽もよう綾にしき」第3巻です。
今巻では新九郎と現八郎の過去エピソードがメイン。新九郎が現世
に戻り、妖怪・八重との決戦に挑むというところで次巻につづく。
このお話も長くなりそうだな、と思いきや、新九郎が現れたことで
急展開です。おじゃる様との掛け合いもいいんですが、これからの
お話は恋バナ混じりになりそうですね。ちゅうか、元々そういう話
だったんでしょう。次巻以降にちょっち期待。

 最後3作目は、河合克敏「とめはねっ!」第2巻です。この作品、
ずいぶん刊行ペースが早いような気がするのは、私だけ? 本誌の
ヤンサンでは隔週ぐらいのペースで連載しているハズなのだが……
まあ、いっか(笑)。本作も今巻では懐かしいエピソードが一杯。
水戸黄門の歌「ああ人生に涙あり」もそうだが、あの「笑点」にも
主題歌があったとは! いやマジで驚きましたよ。そういやなんか
唄ってたような気もする……私もうろ覚えでしたね。それとピンク・
レディーは今の人はぜんぜん解らないと思うが(笑)、作品中でも
解説はされている。ラストでは顧問の影山先生に恋の予感が(笑)
あるが、次巻へのヒキも巧い……まあ、これ作者の年齢のせいだと
思うんですけど、なんか私の好味とピッタリなんですよ。

302. シャイニングとは輝きなり(2007/10/11)
 今週は買っておいたムック本を3冊ほどご紹介しよう。これらは
全て「シャイニング・ウィンド」の関連。発行は3冊ともファミ通
(エンターブレイン)である。

 最初は「〜最速ガイドブック」です。薄い本のため攻略情報量は
少なめ。ゲームの宣伝と紹介の一冊ですかね? それでもキャラと
シナリオの解説は丁寧なので、ふつうにプレイするならこれで充分
かもしれません。
 2冊目は「〜ファイナルコンプリートガイド」です。こちらでは
シナリオ攻略が大半で、他に基本システム解説、各キャラの解説、
アイテム解説といったデータ集となってます。分厚い本(2センチ)
なので、やり込みたい方にはこちらがオススメ。
 最後は「〜ビジュアル設定資料集」です。キャラデザを担当した
Tonyのイラスト集とも言える内容で、なぜか全ての女性キャラ
に下着の設定ラフがある(笑)。また、インタビューや対談記事も
豊富のため、読める部分も多かった。
 発行された順番だと「最速ガイド」が今年の5月29日で、次の
「ファイナル」が7月10日。最後の「設定資料集」が9月12日。
二ヶ月ごとに計画的に発行されているのが良く解ります。ちなみに、
入手したのは全て初版本です。

 私は絵師のTonyファンのためこれらを買い集めてますけど、
未だに元のゲームソフトは買ってません(笑)。ちゅうか買ったら
やらなくちゃならんし、やってると創作小説を書くヒマがつぶれて
しまいます(泣)。この時期はほんとマズイ時期です。でも中古屋
では前作の「ティアーズ」なら1500円くらいで売ってました。
新作の「ウィンド」はまだ5000円ほどですか……2作を買って
やり始めると、たぶん丸一ヶ月はつぶれるでしょう。どこにそんな
時間があるというのだら〜う?

 思えばゲームセンターでゲームに熱中していた時代、ほとんどの
ゲームは面クリ型の「ワンコイン」ゲームだった。アーケードから
家庭用ゲーム機に移って、そのスタイルは大幅に変更されたように
思われる。複数面がひとつのエリアとなり、章となりストーリーが
追加された。ドラクエ以降のゲームは長時間プレイを要するゲーム
ばかりになってしまった。学生ならまだしも、社会人になってから
この類のゲームをやるのは非常にツライところである。私のゲーム
好味は、最初は面クリ型シューティングだったが、いつの頃からか
レースゲーに偏りはじめた。格ゲーにハマらなかったせいかもしれ
ないが、ゲームセンターにも行かなくなった。それは時間的余裕が
無くなった、社会人になった頃からだったように思われる。
 その昔、ゲームには終わりが無かった。延々と繰り返してできる
のがハマる要素だったのだが、今ではそのようなゲームは少数派に
なってしまった……と思うのは、私だけだろうか?

 ところで、F1ドライバーの中嶋一貴が本戦デビューすることに
なったそうです。今まではウイリアムズのテスト・ドライバーで、
それがリザーブ・ドライバーに昇格。第3のドライバーとしてGP
デビューを果たす。今年の最終戦・ブラジルGPに出場することで、
奇しくも父・悟と同じGPでのデビュー戦になります。もしかして
私がレースゲーに熱中しだしたのは、中嶋悟がF1デビューした頃
からかもしれない。確か87年だったから、もう二十年前だろうか?
息子の一貴は「雨の中嶋」と呼ばれた父親のように、F1で輝ける
だろうか……今後の活躍にちょっと期待してます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。

 最初は「300(スリーハンドレッド)」です。本作は劇場にも
観に行きましたが。もうDVDが出ました。まだ三ヶ月ちょいしか
経ってないんですけど、早すぎやしないか? 内容は、スパルタの
兵士300人がペルシア帝国の大軍と戦うお話です。詳しくは前回
の解説(だべり・287)を読んでね(笑)。
 このDVDは2枚組のため、特典映像がてんこ盛りです。中でも
出演者の苦労は最大。筋肉兵士になるため、四ヶ月以上かけて肉体
改造するのは大変です。巷では軍隊教練のブートキャンプが流行り
ですけど、それは所詮ダイエット。これは本物ですからね。

 それとCG部分で面白かったのは、ペルシア軍のクセルクセス王
(ロドリゴ・サントロ)で、CGを駆使して大男に変身してます。
本人はレオニダス王(ジェラルド・バトラー)よりやや高いくらい
なのだ。他の戦闘シーンとかは明らかにCGと判明する部分もあり
ますけど、これにはぜんぜん気づきませんでしたね。本当に大きい
役者なのかと思ってました。
 それとこの人、監督のザック・スナイダーに「原作通りにピアス
をした扮装をするのか?」と訊いたところ「そんなことはない」と
言われて、この役を引き受けたそうです……しかし、実際はピアス
だらけ(笑)。彼は「だまされた!」と思ったのだが、その扮装が
カッコ良かったのでまんま演じたとか。ノリのいい人ですね。

 本作は「史実と違う」ということで評論家からは酷評されてます
けど、解説では「遺跡のレリーフを見ても解るとおり、スパルタの
兵士は本来は全裸で、マントすら着ていない」と言ってます。ひら
ひらしたマントを着てたら格闘戦ではジャマになるだけで、あれは
カッコ良く見せる演出なんだそうだ。史実通りに全裸で演じてたら
公開できません……そりゃそうだ(笑)。ちゅうか、評論家の批判
は的外れですね。
 古代オリンピア競技でも選手は全裸だったそうで、そのため女性
は観戦禁止だったそうな。ちなみに現在のペルシア(イラン)でも
イスラム教の戒律により女性のスポーツ観戦は禁止されています。
ついこの間、ワールドカップを観戦したいと言う女性の抗議デモが
あったほどで、国の代表戦だけなら(応援する意味で)許可すると
いう方向で調整しているらしい。

 2本目は「スパルタ総攻撃」です。こちらは前出の原作となった
映画で、1961年の製作。原題は「THE 300 SPARTANS」なので、
リメイクはほとんどそのまんまです。ただし、こちらではちゃんと
史実通りに(笑)レオニダス(リチャード・イーガン)と、政治家
テミストクレス(ラルフ・リチャードソン)が共同して戦うお話に
なってました。敵のクセルクセス王(デイビッド・ファーラー)も
一般的な王様の服装でしたよ。
 本作で出てくる「不死隊」も常識的な部隊で(笑)、黒い制服は
同じですが、悪霊のマスクはしていません。きちんと隊列を組んで
行進するさまに精鋭部隊の雰囲気が良くでてましたね。

 ところで昨年「ローマ帝国の滅亡」というDVDを観ましたけど、
この時ちょっと思い出せない映画があったんです。断片的なシーン
だけしか思い出せず、詳しくは(だべり・235)にも書きました
が、その1作目はどうもこの「スパルタ総攻撃」のような気がする。
もっと画像が退色していたような気もしますが、う〜む……TVと
DVDでは画面サイズもちょっと違うから、何とも言えませんね。
ただ、2作目の方は相変わらず不明のまです。今後タイトルが判明
する日は来るんだろうか?

301. スキヤキ・ウエスタン(2007/10/4)
 ちょいと紹介が遅れましたが、先月の連休中に映画を観てきたの
ですよ。その名も「SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ」という、スゲェ
題名の作品だ。監督は「セブラーマン」や「着信アリ」の三池崇史
である。これが普通の作品になるワケがない(笑)。

 おそらく一般の人々は「西部劇といったらアメリカ産」と思って
いるかもしれない。しかし、本家より人気があったのはイタリアの
マカロニ・ウエスタンである。つまり本作は、スキヤキ=日本産と
いう図式の西部劇ということだ。しかも「ジャンゴ」はフランコ・
ネロが主演した「続・荒野の用心棒(原題・ジャンゴ)」に因んだ
ものである。思えばその続編「ジャンゴ・灼熱の戦場」のラストで
フランコ・ネロが「必ず帰ってくるぞ!」と宣言してから二十年。
本当に帰ってきたのだ。

 内容は、埋蔵金をめぐる源氏と平家の抗争が元となり、黒澤明の
「用心棒」と同じ展開。舞台は根畑(ネバダ)の湯多(ユタ)村。
この村はギャングの勢力、源義経(伊勢谷友介)の源氏と、平清盛
(佐藤浩市)の平家に二分され、荒廃していた。ここにさすらいの
ガンマン(伊藤英明)がやってくる。どちらにつこうか迷っている
ところに、謎の女・ルリ子(桃井かおり)が出てきて、様子を見て
決めるように薦める。
 一番可笑しかったのは無宿人・ピリンゴ(Q・タランティーノ)
だろうか? 彼は冒頭、大ウソの日本を背景に銃の腕を見せつける。
超B級のノリで非常に笑えますね。しかも劇中では「オレはアニメ
オタクだ」宣言も飛び出すなど、毒がありすぎでした。
 毒と言えば、とんねるずの石橋貴明が演じた弁慶(源氏の手下役)
もかなり毒があった。彼と香川照之の保安官役は「ギャグ担当大臣」
だったようです。ガンファイトがカッコイイばかりでないところが、
超B級の味と言うべきでしょう。

 でもこの作品、出演者全員が英語で喋っているところからして、
明らかに海外を意識してます。ナゼかは解りませんが、最近の日本
アニメ「ジャパニメーション」ブームといい、海外では日本文化が
大ウケの様子……次は演歌だろうか? 本作の主題歌「さすらいの
ジャンゴ」は原曲の日本語版だったけど、歌手はなんと北島三郎。
このひと歌ウマすぎ! 原曲より巧いし……まあ、彼は誰が見ても
J・ソウルの第一人者ですからね、当然なのかもしれない。しかし
よくこの仕事を受けたもんです。

 そういやQ・タランティーノとロバート・ロドリゲスが監督した
映画もそれぞれあったハズなのだが、近所の映画館ではもう公開が
終了していた……ちょっと残念。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に2作、続巻が3作追加。

 新規の1作目は「鉄のラインバレル」第0巻です。このゼロ巻、
表紙こそ本編通りでシリーズの番外編も収録されてますが、内容は
ほとんど「ロボコン」です(笑)。いわば短編集といったところで
しょうか? 従いまして、新規1作としてリストに加算。
 番外編は「南海より愛をこめて」です。内容は……ビオランテ?
みたいな怪獣のお話ですが、単に女性キャラの水着を出したかった
だけという気もしないでもありません(笑)。ロボコンの内容は、
可愛い妹の「ロボ子」が活躍するお話。原作の石森プロにもちゃん
と許可を取って描いてます。ライバルのロビーネや、ガンツ先生、
兄のロボコンも登場する。個人的には妹のロボ子が「お兄たま!」
と呼ぶのがツボにはまりました(笑)。伊東四郎か?(笑)

 次は「教艦ASTRO」第1巻です。作者は「蕃納葱(ばんのう
ねぎ)」という少々不思議なお名前の人。初単行本だそうですが、
四ヶ月で6刷りはすごい人気ですな。本作は芳文社「まんがタイム
きららキャラット」に連載された、高校教師の4コマ漫画。
 この作品、キャラが立っていて非常に面白い。一応主役は体育の
牧和泉(・いずみ)だが、おバカのため生徒の顔と名前を憶えられ
ないといった有様。国語の南雲有子は和泉の幼馴染。和服美人だが
とてつもない大喰らいで、BL小説を書いてるし、コミケにも参加
している。養護の荒井凖名(・せつな)はヒマをもてあましている
保健室の先生。以前は牧和泉の兄・愛輝(いつき)の彼女だった。
非常勤で同じ職場となった愛輝と、ヨリを戻すハメになる。

 ところで、私の一番のお気に入りは外国語の「烏丸かなめ」です。
スーツにメガネという定番の女教師スタイルがナイスですよ。だが
彼女は実は百合星人(笑)。ちょいとおバカな牧和泉にぞっこんで、
携帯のカメラも常備している徹底ぶり。涙ぐましい限りだが、彼女
の明日はどっちだろう?(笑)
 この作品、生徒もたまに出てきますが、扱いはほぼワキ役です。
学園物は無数にあれど、教員モノというのはほとんど無いでしょう。
一風変わった作品ですね。女教師マンガと言った方がいいのかも。
ちなみに、本作のタイトルの「アストロ」とは、朝潮総合高等学校
の職員室(Asashio Sogo Teacher's Room)という意味です。

 続きまして続巻1作目は高橋しん「きみのカケラ」第6巻です。
本作はファンタジー作品で、方言マンガとしても有名です。今巻は
謎の少年シロとその仲間のお話。主役のイコロ王女は全く出てきま
せん……この作品、ネットを見る限りでは不評のようで、賛否両論
渦巻いてます。次巻では一体どうなってしまうのだろう?
 続巻2作目は松田未来「アンリミテッド・ウィングス」第2巻。
これは珍しい飛行機レースの漫画。旧日本軍の高速試作機・研三改
を完成させ、米国のリノで行われるエア・レースに出場する。本作
は今巻で完結なんですけど、どこにも置いてなくて苦労しましたよ。
テーマ自体がマイナーなためか、あんまり売れてない様子(泣)。
少年マンガとしての完成度は高かったように思う。

 最後は桜場コハル「みなみけ」第4巻です。TVアニメ化が決定
したせいか、本屋に山と積んであった。そういや深夜アニメって、
最近多いですよね。そんなに面白いのならゴールデンでもいいのに、
と思うのは私だけですか? 夜は寝ましょうよ(泣)。
 今巻では、第80話「態度には」が一番ウケた。この藤岡の口調
が非常に笑える。ところで南トウマですが、作者の言う通りすごい
登場数です。ほとんどメインのキャラになっちゃいましたね。今巻
でもカバーを飾ってます。描き易いキャラなのだろうか?


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