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No.326〜No.350までの25件

350. 散財はいつものこと(2008/9/11)
 ここ数日、東京地方は秋晴れの涼しい陽気ですな。こころなしか
執筆意欲も復活したように思われます。やはり湿度がダルさの原因
だったのかなと、今更ながらにして思いましたね。

 で今週は、本屋巡りの散財編。ちょっとアレなゲームを中古屋で
買いまくったり(笑)、グッズを衝動買いしたりしてました。その
中でも最高にウケたのは「ツンデレ百人一首」ですか。これは声優・
釘宮理恵が100枚ものカルタを読み上げたCD付。2625円も
しやがりました(笑)。この人は以前に「むげんプチプチ」なんか
でも声を担当し、すっかりツンデレ声優と化した様子(笑)。
 でその一例を紹介しますと、

 あのね…あんた明日何か用事ある?……あんたどうせ暇そうだし、
一緒にプールに行ってあげてもいいんだけど
 か、勘違いしないでよ。暇そうなのがあんたしかいなかったから、
しょうがなく誘っただけなんだからね! 折角だから私の水着姿を
あんたに見せてあげるって言ってるのよ! ラッキーと思いなさい!

 読み札の全部がこんな感じ(笑)。CDをランダム再生すれば、
独りでも百人一首が遊べます……って、ずっとエンドレスで聴いて
ましたけど、スゲェ笑えました。

 この声優に関したグッズでは「ツンデレ版カーナビ」もあった。
ゲーム機(PSP)で起動するカーナビの声が釘宮理恵で、ナビの
セリフがこれまた全部ツンデレ。

「次の角を右よ! ちょっと! ちゃんと聞いてるの!?」

 こんな調子で、あと何メートルとかも言ってくれません。かなり
説明がいいかげんで、全然実用的でないナビでしたよ(笑)。でも
これ、ネットからしか入手できないみたいなので、興味のある方は
どうぞって感じ。

 しかしまあお陰でいい気分転換になりました。ぼちぼちと執筆も
再開したので、やっと通常営業に戻った気がしますね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続編が1作、新規に1作追加。新規の
1作は3冊組みなので、また4冊読んでいる。

 続編の1作は、春輝「寄性獣医・鈴音」第2巻。寄性獣医とは、
人間に寄生する性獣を除去する医師のこと。今巻では主人公・鈴音
が大ピンチに見舞われるため、H度全開でしたよ。
 ところで、本作の1巻は2006年1月17日初版でして、約2
年ちょっと間が空いてます。その間、この作者はちゃんと別の作品
を描いていて、携帯コミックでは1300万ダウンロードを達成。
これは配信実績1位なんだそうな……私も前々から追いかけていた
作家のため、人気が出てくれたのは嬉しいですね。

 新規も同じく、春輝「殺し屋さん」1〜3巻です。本作はちょい
エロな4コマ漫画。作者は「タマちく」となってますけど、原作が
「タマ(一条マサヒデ)」で、作画担当が「ちく(春輝)」です。
もうすぐ42(しに)万部達成だそうで(笑)スゲェ売れてますね。
1巻は17刷もしてましたよ。
 内容は、殺し屋・佐々木竜一の毎日を描いたモノ。基本は殺しの
以来を受けたり、実行時のギャグがネタとなる。サブキャラも多く
弟子入りした少年の面倒をみたり、女子高生に仇討ちとして追われ
たりもする。刑事と仲良くなってしまい、文通までしている(笑)。
勘違いギャグと下ネタが構成パターンですが、ギャグと言うよりは
「ダジャレ漫画」といった方がいいかもしれません。

349. スカイ・クロラ(2008/9/4)
 先週からこっち、ずっと気力を充実させる努力をしてましたよ。
まずDVDを6本観直したり、コミックを30巻も読み返したり、
買い物リストを長くしたり(笑)していた。そのせいか、なんとか
ふだんの状態に戻った様子です。まあ小説原稿の方は放ったらかし
ですけど(笑)。

 で今週は映画を観に行ったネタ。押井守の「スカイ・クロラ」を
観てきました。アニメは久々だなぁ。もしかで「スチームボーイ」
以来かも? って、ソレ何年前よ? そんな感じで(笑)。
 内容ですが、主人公・函南優一(かんなみゆういち)は戦闘機の
パイロット。兎離洲(ウリス)基地に赴任し、女性上官の草薙水素
(くさなぎすいと)と出会う。戦闘が激しくなるつれて、自分たち
「キルドレ」の秘密が明らかになっていく……というもの。

 このキルドレですが、普通の人間とは別モノとして扱われている。
青年になると歳をとらなくなり、ただの戦闘員として生きていく。
最初はなんなのかさっぱり判明してません。本作の作画監督は西尾
鉄也で、前作「イノセンス」と同じ。画面の雰囲気もそのまんま。
ゆっくりとした展開もいつもの押井調です。しかもヒロインの名字
が草薙だし、これでは攻殻の番外編か?(笑) ネタ的にはとても
面白いと思ったのだが、お話は……どうだろう? 私は途中でオチ
が予想できてしまったため、今一歩な感じです。戦闘機のデザイン
もカッコ良かったんですけど、飛ばし方の演出が暗いので爽快感は
今ひとつ。トップガン並に派手にするのもアレですが、もちょっと
工夫があっても良かったように思われます。

 このお話、森博嗣の原作付きなんですが、確か新書版のカバー・
イラストは鶴田謙二だった。こんど原作を買って読んでみようかな
……って、調べてみたらもうシリーズの五巻目が出てました。また
自宅に本が積み上がるのか?(笑)

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に2作追加。うち1作は3冊組み
なので、4冊読んでいる。

 最初はその3冊組み、諸星大二郎「妖怪ハンター」です。これは
集英社から出ていたペーパーバック版。3冊まとめ買いしました。
確か文庫版でも出てたけど、ページが大きい方がいいよね?(笑)
この3冊は「地・天・水の巻」というくくりで、異端の考古学者・
稗田礼二郎(ひえたれいじろう)が、各地の妖怪や日本神話の謎を
探っていく……というもの。このPB版は「生命の木」の映画化に
ともなう再発行と思われます。
 第1巻「地の巻」収録の「生命の木」の内容は、ある山奥に隠れ
キリシタンの里があり、そこでは長い隠遁生活の末に元のキリスト
教が変質してしまい、独自の宗教を構築していた……というもの。
神話の独自解釈は作者の十八番と言えます。しかも、全編に田舎の
排他的な雰囲気が漂い、横溝正史にも似ている。超常現象が起こる
のも特徴的ですね。ぜんぜん「ハンター」にはなってませんけど、
この作品が現在でも絶大な人気があるのは解る気がしますよ。

 さて2作目も同じ、諸星大二郎「バイオの黙示録」です。本作は
ウルトラジャンプに掲載されたSFシリーズで、2000年頃から
2008年までとびとびに描かれた作品。今回の単行本化で一冊に
まとまってくれたのは嬉しい限り。内容は、遺伝子技術による戦争
によって荒廃した近未来が舞台。過度なバイオ技術は植物や家畜を
変容させ、それはついに人間にも及ぶ……というもの。タイトルに
ある通り「黙示録」と言うべき警告の書となってますね。
 ネタ的にはSFなんですが、片田舎の農村から始まるので、いつ
もの諸星調全開です。さすがにこのパターンでSFは無理があると
思いましたが、通して読んでみるとソツなくまとまってましたね。

 しかしこの作者の本がコンビニにあったり、一般書店で平積みに
なってたりすると非常に違和感を覚えるのは……私だけですか?

348. ビッグ・ウェーブ(2008/8/28)
 東京地方は最近すっかり涼しくなりました。近所では相変わらず
セミの鳴き声がうるさいくらいですけど、夜は長袖が必要なほどの
陽気になっております。この「夏の終り感」というか「終末感」と
でも言いましょうか、かな〜りウツな気分にさせられますね。

 ここ数日、私の精神状態も空模様と同様、かんばしくありません。
これはおそらく小説の夏季分の脱稿、コミケの終り、五輪も終り、
夏も終る、といった「終わりの連続」に襲われたためと思われます。
あの、年末に感じるちょっと空しさのある脱力感、そんな気分なん
ですな、これが。まあ毎度のことなので、それほど苦にはならない
んですけど、今回のはちょいと大波ですよ。その証拠に、夏季分の
脱稿直後から続けて冬季分の執筆を開始したんですが、これが全然
進まない……100行ほど書いて止まってます。100枚ではなく
「100行」ですからね、これはしんどいな(泣)。

 とりあえずヤル気を充填しようと本屋巡りを計画したのですが、
生憎の雨でずっと延期したまま。近場の本屋で新刊だけはチェック
してますけど、そんだけ。なんかもうちょっと刺激があるといいん
ですけどね……昔読んだ傑作の再読でもしてみるか? 空元気でも
無いよりはマシだろう。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作追加。

 1作目は、木城ゆきと「銃夢 Last Order」第12巻。今巻では脳
チップだけの弱体化したガリィが見事復活。ファタ・モルガーナと
の融合を果たして、電脳ハッキング技も会得。なんか「スーパー・
ガリィ」みたいな感じ。尻尾もついてます(笑)。劇中では「イマ
ジノス 2.0」とか呼ばれてました。しかしこの作者、絶火といい
空手家のエピソードといい、ギャグに偏りが出てきたような気がし
ますね。巻末4コマのせいでしょうか?

 2作目は、あずまきよひこ「よつばと!」第8巻。よつばの日常
生活を描く癒し系ギャグ漫画。今巻は表紙にもあるように、お祭り
のエピソードが秀逸でした。私はこういうお祭りってしばらく見て
ないですね。なんかスゲェ懐かしい。しかしジャンボさんの天狗姿、
マジこえーよ(笑)。ピッタリの配役でしたな。

347. 連載小説の反響や如何に?(2008/8/21)
 え〜と、まずはコミケに参戦した方々におかれましては、まこと
にお疲れ様でございます。今回は滞りなく無難に終了したようで、
私の知り合いも事故に遭うこともなく、無事に帰還を果たしました。
戦果は別として(笑)安堵しております。

 さて、本サイトに掲載した小説の方はどうだったかと言いますと、
えらいアクセス数がありました。先週14日当日のページビューが
2000回を突破し、普段の8倍でした……これには私もちょっち
オドロキですよ。ウチは平均すると1日250回ぐらいですから。
それに次の15日も1000回を超え、現在までは6〜800回で
推移してます。このように多くの方々に読まれているというのは、
執筆する上でも励みになります。たいへん、ありがたいことです。
読者の方々には、この場を借りてお礼申し上げます。

 で友人連中に感想を訊いたところ、おおむね良好でした。細かく
述べると「もっと速く書け」とか「読みにくいよ」など、反論のし
ようも無いキツイお達しもありました(泣)。まあ、これはいつも
のことなのですが、申し訳ございません……いやほんとに。
 ところで久々に自分のサイトを検索してみたところ、あちこちで
紹介してくれてる人とか、感想を書いてくれてる人もいましたよ。
特に「賢いマルコがかわいい」というご意見があったのは、嬉しい
限りですな。これからも期待を裏切らないように、精進しなくては
いけませんね。

 これからの執筆予定としましては、第四章を冬ごろ(12月)に
掲載するべく努力中です。なるべくもっと速く書きたいんですけど、
こればっかりはどうにも……ということで、皆様も気をなぐぁ〜く
して、お付合いくださいませ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が1作、新規に1作追加。

 さて続巻の1作は、二ノ宮知子「のだめカンタービレ」第21巻
です。今巻では主人公・のだめがギブアップ。千秋とルイの完璧な
公演にあてられ、ミルヒーの元に逃亡する……というところまで。
やはり「求婚スルー」が決定打になったものと思われます(笑)。
ところで、本作はまたアニメ化するそうで、第2部はヨーロッパ篇。
10月のスタートだそうな。

 新規の1作は、大和和紀「ゼフィルスの森」です。1年半ぶりの
新作ということで、つい衝動買いですよ。で内容ですが、主人公・
渡辺真奈は小学五年生。イジメに遭い不登校となったところ、母の
薫は祖母の家に行くように薦める。そこは有機野菜を栽培するエコ・
ハウスだった……というもの。最近のエコ・ブームに乗った作品と
思われますが、中身はいつもの人間ドラマが展開されてます。最近、
このような世代間のギャップをテーマとするような作品は、少なく
なりましたね。読むとホッとするのは、私だけですか?

346. 連載小説の第三章を上梓!(2008/8/14)
 読者の皆様こんにちは。主幹のEMUKEIでございます。今年
も連載小説の夏季分を掲載する日がやってまいりました。で今回は
「修道士マルコ」第二部第三章「小さな奇跡」です。

 この作品、章題が「小さな〜」となる場合は、同人誌時代からの
再構成バージョンとなります。従いまして、よ〜く読むと気がつく
かもしれませんけど、Web連載となってから登場した新キャラ・
マリエルが、ほとんど話にからんできません。ここらへんが演出上
難しいところでしたね。でも今回でやっと旧3作ぶん全てを本編に
折り込むことができたため、作者もホッとしております。

 さて、これで後はマリエル篇を完結させるだけとなった。次回の
第四章(冬季分)がそれで、既に執筆を始めてます。夏とは違って
冬の〆切りまでは四ヶ月しかないので、急いで書かないと年末まで
に間に合わないハメになります。もっと時間があればいいのだが、
この「半年ごとに1作」というペースは、読む方にとっても限界の
待ち時間だと思われる……誰か私に時間をちょうだい(泣)。

 それと、明日から「コミケ」という名の戦場に出陣なさる方々は、
気をつけて行ってきて下さいね。なんか事故もあったようなので、
また遭遇、なんてことにならないようご注意を。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が1作、新規に1作追加。

 最初は続巻、竹本泉「MAGI×ES」第2巻です。本作は作者
も久々の魔法少女物。まだ前作「さくらの境」が終っていないのに、
コミック・フラッパーで同時連載している作品。今巻のなかがきで
はやっと原作者の秘密(?)が明らか(?)になったのかも?(笑)
しかしこの作者もいろんなマイナス要素を持ってますね。で今回の
お話は、前巻でポリンが発動した特殊魔法の顛末。ちゅうか次巻へ
の「ヒキ」も含め、ポリン大活躍でした(笑)。

 新規は、天蓬元帥「ちょいあ!」第1巻です。本作はコミック・
リュウ掲載の四コマ漫画。内容は、主人公・安倍小聖は百合星人。
クラスメイトの「姫カット」正親町眉子にラブラブ。彼女を漫研に
引き込み、うれし恥ずかしオタク生活を満喫……という、ちょっと
アレなマンガ(笑)。この作者、かなり絵が巧い人ですね。キャラ
とか背景のペンタッチが統一されてるし、頭身や小物のバランスも
ピッタリです。最近は滅多に見なくなりましたね、こういう人は。
それとこの作品、実は雑誌の穴埋めで連載が始まったという。作者
は元々同人作家で、こんなに長くなるとは思っていなかったそうな。
人生、何が起こるか解りませんねぇ。

345. 北京五輪(2008/8/7)
 いよいよオリンピック開幕ですね。私もTVの番組表を見ながら
ワクワクしてますけど、今回の北京は期待半分・心配半分といった
ところでしょうか。開催国の問題としては地震とかテロとか、最近
また毒ギョーザが出たりとか「こんなんで大丈夫なのかな?」って
感じです。

 毒で思い出しましたが、中国といったら「漢方薬」が有名ですね。
病人にとっては非常にありがたい薬ですが、実はこれスポーツ選手
にはご法度。服用するとドーピングになっちゃうんですよ。街中の
ドラッグストアでは、生薬配合の商品に「選手食不可」のシールを
貼ったそうです。なんだかなぁ……しかし中国に限らず、日本でも
ドーピング意識はかなり低いので、間違って食べると大変ですね。
ちょいと前まで巨人軍の選手は栄養ドリンクのCMに出てましたし、
選手が服用して「元気ハツラツ」になったら、即失格です(笑)。
ゴルファーでも「ぶいっと行こう!」なんてCMに出てる人もいま
すから。ブイブイいわすのはいいんだけど、失格にならないように
しないと(笑)。いや笑い事じゃないんですよ、ほんとに。

 ところで、オリンピックで私が注目しているのは「体操」です。
ちょいと地味系ですけど、彼らの体術は「人間の限界」だと思って
ますから。前回のアテネでは男子団体が金メダルでしたが、今回は
どこまでやってくれるでしょうか? さすがに女子の方は東欧勢が
圧倒的に強いので期待薄ですけどね。こちらは美人選手をチェック
しようかと思ってます(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。コミックの続巻が1作、新規
に1作追加。

 DVDの2本は東映の作品。最初は「女囚701号さそり」です。
内容ですが、主人公・松島ナミは、恋人の刑事・杉見の潜入捜査に
利用され、使い捨てにされてしまう。女囚となったナミは、復讐の
ために生きていた。その杉見は、刑務所内でナミを亡き者にしよう
と画策するが……という「女囚」もの。この類の作品では洋画でも
「バイオレンス&エロス」が基本で、所内での虐待・淫行シーンが
見どころとなっている。

 本作は主演・梶芽衣子の唄う主題歌「怨み節」が有名ですな。Q・
タランティーノ監督の「キル・ビル」でも使用されて、そのお陰で
シリーズ全4本のDVD化が決まったという(笑)。私が購入した
のは1作目だけですが、篠原とおるの漫画「さそり」が原作です。
映画版はかなり脚色されてるんだとか。しかし梶芽衣子はとっても
眼力(めぢから)がありますね。役柄のためかセリフは少なめです
けど、睨みつける顔のアップが多かった。人気があったのも解る気
がします。そういや「キル・ビル」も2作組が廉価版になって再版
してました。

 2本目は「好色・元禄マル秘物語」です。本作はウルトラセブン
の友里アンヌ隊員役で有名な「ひし美ゆり子」が主演した作品です。
ファンならば持っていなければいけない一本(笑)。で内容ですが
「お夏・お七」姉妹の物語。姉のお夏はある寺の住職の愛人をして
いたが、呉服屋の若旦那の恋人に乗りかえる。妹のお七は夫・久松
と自分の店を持つことを夢見ていたが、その久松に売り飛ばされて
しまう……という、波乱万丈の人生絵巻。

 本作は井原西鶴の「好色五人女」などを下敷きにし、大胆に脚色
した構成となっている。当の西鶴も小僧での役があるなど、かなり
凝った作りですね。しかし、見所はなんと言っても「ひし美ゆり子」
の裸体に尽きるでしょう(笑)。すっげぇキレイ! ちょっと驚き
ましたね、この体は……ウルトラセブンの放送が昭和四十二年で、
本作は8年後の昭和五十年の製作。たぶん三十歳にはなっていると
思うんですが、スポーツ選手並に均整が取れている。当時としては
珍しい体型だったんじゃないでしょうか? しかもけっこうボイン
ですからね(笑)。

 さてコミック2作は同じ作品で、さとう輝「江戸前の旬」です。
最初はその第41巻。原作・九十九森、寿司職人・柳葉旬の物語。
しかしこれ、私の持っている第1巻は平成十四年の初版なんですが、
6年で41巻はムリですな。たぶん再版ではなく再刊行されたもの
と思われます。つい最近も1・2巻だけが再刊行されてましたね。
全巻再刊行はしないんでしょうか? でこの41巻の内容ですけど、
旬が魚屋の娘・朝岡藍子と婚約したエピソード。これも長〜いお話
ですが、柳寿司にもやっと「目出鯛」がやってきたようです。

 次は同じ「江戸前の旬」のペーパーバック版で「母の卵焼き編」
です。これは本作の前作として1巻だけ出た「銀シャリ」のお話。
全18話のうち1〜9話がその部分で、元のコミックスが現在では
入手不可能のため、買って損は無い一冊です。内容は、銀座柳寿司
二代目・柳葉鱒之介が病で倒れ、その息子・旬が三代目となるお話。
絵柄がかなり違うので、スグ解ります。後半10〜18話は、各巻
からチョイスした傑作選でした。

344. 本屋めぐり(2008/7/31)
 先週末の連休に本屋めぐりをしたんですけど、いやなんちゅうか
もう暑くて死にそうでしたよ(泣)。最初は量販店でDVDを買い、
次に書店を四軒ほどめぐって、最後は古書店へ……というとこで、
力尽きました。本当はもう2〜3軒めぐる予定でしたけど、本気で
疲れてたんで帰りましたよ。本ってけっこう重い。しかも画集とか
でかい本だと更に重い。今度はナップザックを用意して行こっと。
そんで今週は、画集を2冊ご紹介しときます。

 最初の1冊目は「新世紀エヴァンゲリオン画集 DIE STERNE Ver.
2.0」です。本書は以前にも出てた第二画集ですが、アニメイラスト
などを75点新規に収録し「Ver.2.0」となって再刊行された一冊。
ちょうど書店に初版本が置いてあったので、衝動買いです(笑)。
私は絵的には本家「貞本義行」のファンなんですが、他にも様々な
絵師が描いてます。スタッフの「山下いくと」をはじめ、岡崎武士、
田島由宇、寺田克也、米倉けんご、などのメンバーでした。現在も
「新劇場版」をやってるので、また画集が出るんでしょうね。

 2冊目は「ヴァルキリープロファイル−レナス−/ヴァルキリー
プロファイル2−シルメリア−設定資料集」です……タイトル長!
今までで一番長いかも(笑)。本作は「吉成鋼・曜」兄弟がメイン
絵師として描いてます。リアル系というよりは、絵画調の圧倒的な
画力が素晴らしいですね。サブキャラは「山下しゅんや」が担当し、
女性キャラでは「ニーソックス」が多かった。これはやはり「掟」
なんでしょう(笑)。しかしこの本、大判に加えて外箱も付いてる
仕様のためか、5800円(+税)もしたよ……ちょいと高すぎや
しないか? いや、こりゃ美術書の価格ですよね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が3作、新規に2作追加。書籍は
5冊の追加。

 コミックスの続巻1作目は、八月薫の「お願いサプリマン マイ・
ピュアレディー」第3巻。本作の内容は主人公・田上が悩める女性
をHに癒していくパターンもの。前巻で田上は、想いを寄せる上野
愛子の娘ユミを助けて入院するハメになってしまったが、今巻では
病院で女医やナースとも関係を持つことになる。しかしその関係を
ユミの担任教師に知られてしまい……というところまで。いやこの
エピソードは長くなりそうです。なんたって女医・栗本はインテリ
のメガネ属性だし、ナース・小川は白衣の天使ですからね。これは
この系統では定番でしょう?(笑) でも、今は看護婦じゃなくて
「看護師」って呼ばないといけないんです……よね?(号泣)

 2作目は、藤島康介「ああっ女神さまっ」第37巻です。本作も
連載二十周年を迎えて益々絶好調の様子。今巻は新女神・クロノが
登場。メイド姿に加えて、ボケ&ドジっ娘属性のため、トラブルも
てんこ盛り(笑)。ちゅうか「ティルズ」にこういうキャラいませ
んでしたっけ? なんか、顔の見分けがついていませんね(泣)。
ただ私の個人的な好味としては「ソックスは膝上の方がいいかな」
と思いました(笑)。

 3作目は、広江礼威「BLACK LAGOON」第8巻。今巻は必殺メイド・
ロベルタの復讐劇の続きです。ローリーなメイド部下のファビオラ
が出てきてどうなることかと思ってましたが、やはり人死に満載の
銃撃戦が展開されてます。ロベルタもハイにキマったままガルシア
と再開したものの……というところまで。この作品、再度アニメ化
もされるという。今巻には表紙(ファビオラ)のしおりも付いてて、
かなり得した気分です。ノベライズもされたそうで、巻末には作者
対談のページもありました……強い女性の活躍という点には大賛成
なんですが、もちょっとギャグ要素が多いといいかも。

 新規1作目は、伊藤明弘「BATTLE GIRL」です。本作は芹沢大助の
原作付きで、Vシネマのコミカライズ。15年以上前の作品のため、
現在とかなり絵柄が違いますね。で内容ですが、ある日、東京湾に
隕石が落下。そこから死者をゾンビ化させる細菌が発生し、主人公・
桐原慶子は特殊バトルスーツを着込んで、軍人の父の命令に従う、
という近未来SFもの。秀逸なのはこのバトルスーツのデザインで、
出渕裕が担当してました。えらいマニアックな作品です。

 2作目は、桂明日香「そこはぼくらの問題ですから」です。本作
はマンガ・エロティクスf[エフ]に掲載された「変態」をテーマ
とする作品。しかし長いタイトルですな(笑)。この作者は、以前
「BLOOD+」の漫画も描いてましたね。最近では週刊アスキー
の「ハニカム」が大人気です。で内容ですが、主人公・若杉ヤエコ
は何故か「変態から好かれる」という女子高生。超美形の男・六郎
と出会うが、変質者と間違えて彼の右手にケガを負わせてしまう。
ヤエコはそのケガが治るまで身の回りの世話をすることになるが、
彼は重症のロリコンだった……という、変態との恋愛ドラマ。脇の
登場人物では、同性好きのヤエコの同級生とか、美少年好きの六郎
の女上司とかも登場して、非常にキャラが立ってますね。掲載誌は
Hが主体なだけにネタ的にはかなりヤバイところなんですが、全編
ギャグですのでご安心下さい(笑)。

 続いて書籍の1・2冊目は、西東社の「知っておきたい」という
シリーズ本。最初は「天使・聖獣と悪魔・魔獣」です。本書は聖書
や古代神話・伝説に登場する人間以外のキャラクターを集めた解説
本です。この類の本は西洋を中心に解説されてるのが普通ですが、
中国・インドなどの聖獣も収録されてます。他にサッカー日本代表
のマークでもお馴染みの「八咫烏(ヤタガラス)」もちゃんと掲載
されてました。
 次は「伝説の英雄とモンスター」です。本書は伝説というだけに、
より物語・ファンタジーの要素が濃くなってますね。英雄では日本
武尊(ヤマトタケル)もいる。ゲームなどに登場するモンスターも
数多くいて、辞典的にも使えます。けっこう重宝しますよ。

 3冊目は、PHP文庫「伝説の「武器・防具」がよくわかる本」
です。こちらもシリーズ本の一冊ですが、かなりマニアックですね。
エクスカリバー、草薙剣(天叢雲剣)、ロンギヌスの槍、といった
武器を解説。変わったところでは歌劇の「魔弾」もありましたね。
また武器防具とは別に「伝説のアイテム」のページもあって、聖杯、
ソロモンの指輪、賢者の石、などを解説。アラジンの魔法のランプ
もあった。元の話を知らなくても、けっこう面白く読めますよ。

 4・5冊目は同じ作者、桐生操の本。この人は「本当は恐ろしい
グリム童話」が有名ですね。昔っからこの系統を得意としてます。
最初はPHP文庫「血の伯爵夫人 エリザベート・バートリ」です。
この伯爵夫人は十六世紀ハンガリーにいた実在の人。本書ではその
時代背景から、彼女の生い立ちを解説していく。彼女は自らの若さ
と美貌を保つために、乙女の生き血が必要だと考えていた。鉄鋲の
カゴに娘を閉じ込めて、血のシャワーを浴びていたのだ。犠牲者は
六百人を超えていたというから凄まじい。演出上は作者の創作部分
も多いかと思われますが、裁判記録もちゃんと掲載……ちゅうか、
これが事実だからスゴイよな。

 もう一冊は、ワニ文庫「きれいなお城の残酷な話」です。本書は
高い地位にあった人々の残虐性を書いた短編集。ローマ皇帝ネロ、
カリギュラから、ロンドンの「切り裂きジャック」事件。ナチスの
人体実験など、実話を元にしているだけにシャレになりませんね。
特に未解決のままの「切り裂きジャック」は不気味。よく小説では
この話をネタにした作品が見られますけど、当時の刑事捜査部長の
ノートによれば、犯人は三人に絞られていたという……この事件、
真相が解明される日は来るんでしょうかね?

343. エロいパワーでGo!(2008/7/24)
 全国的に梅雨明けしたみたいですけど、この蒸し暑さはなんとか
ならんものかいな(泣)。東京地方は朝から28度。昼の最高気温
34度。おまけに湿度が72パーセント……これでは何もする気が
おきませんね。外に出たら熱中症で倒れますよ、いやほんとに。

 さて今週はこの暑さに対抗すべく、エロいパワーを充填して元気
になってみましょう(笑)。ちゅうか、よけい暑くなりそうな気も
しないでもないんですが(笑)。と言いますのも、久々に出向いた
本屋でAV嬢の写真集をゲットしたから。それは天海麗(あまみ・
れい)という人。マニアの間では有名な人物である。顔立ちは猫に
似た感じで、そこらのグラビア・アイドルにも負けてない。買った
のはそのファースト写真集「天使の悪戯」。2005年5月6日の
初版のため、出たのは丸3年も前になる。でもこの本屋には初版本
が置いたまま……こういう本屋って、すごく重宝しますね(笑)。

 で内容ですが、表紙だけ見ると制服アイドルみたいな感じがする。
しかし裏表紙ではおもいっきり脱いでいるため、本屋のレヂでは気
まずくなること請けあいです(笑)。こういうエロ写真集ほど通販
で購入するのに適しているアイテムは無いでしょう(笑)。中身は
浴衣とかの和風が基本で、背景は温泉宿でした。カワイイ系という
より、清純派の演出でしたね。

 ついでに、この天海麗のDVDも購入してみました。シャイ企画
が製作した「relax」というタイトル作品。こちらはデビュー3本目
ということでしたが、写真集と同じ2005年の発売でした。時期
が冬場のためか、ロケはインタビューのシーンだけです。どっかの
小洒落たペンションで撮影されていて、オマケでは走行中のバンで
してたりもする。途中1・2作目のダイジェストが入ったりして、
ちょいと中途半端な気もした。しかしツメエリ男子学生のコスプレ
には驚きましたよ……かなりの企画モノですね。

 それとこの天海麗ですが、おそらくプロフィールを見ると大抵の
人は驚くでしょう。デビュー時はアリゾナ州立大学の学生で、英語
ペラペラなんですな。DVDでは「日本語禁止」のシーンもあって、
かなり笑えました。ご本人も笑い上戸のようで、きゃらきゃらした
明るい人です。これは面食いの諸兄にオススメの一本ですな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作、新規に3作追加。書籍は
5冊の追加。

 今週は全てがH系(笑)。続巻のコミック2作は八月薫の作品。
最初は「ホテルで抱きしめて・満開乙女編」です。本作は毎回サブ
タイトルしかありませんけど、これが第3巻になります。内容は、
主人公・韮崎翔太はホテルマン。宿泊客とHな関係になってしまう
パターン物ですが、同僚のメイドやら女社長も登場して乱交状態と
なってます。今巻でのお気に入りは第2話「悶絶オーラ」でしたね。
美人占い師・桃山神楽をスランプから脱出させるため、翔太はHな
ご要望にお応えする。このヒロインですが、黒髪ロングなツリ眼の
容姿が個人的にツボでした(笑)。

 お次は「女子アナ七瀬」第3巻。女子アナの生態を綴った意欲作
だったんですけど、残念ながら今巻で終了。主人公の七瀬が恋人の
トシと別れて、迷走しちゃったのがマイナスだったのかも? 途中
から取って付けたような「あげまん」設定が、七瀬の清純な雰囲気
を壊してしまったのだろう。う〜む……元ネタは良かっただけに、
とっても残念ですね。

 新規の1作目は、まぐろ帝國「妹夏(いもなつ)」です。本作は
短編集で「コミックTENMA」に掲載されたもの。表題作は寝て
いる兄を妹が襲っちゃうお話。読者アンケート3位だったそうな。
それと全編「金8先生」のパクリ漫画「卒業」はスゲェ怪作(笑)。
よく掲載許可が出たものです。しかし私個人的には唯一の眼鏡っ娘
「BITTER SWEET」がお気に入り。編集さんいわく「夢オチよりタチ
が悪い」ラストも、毒があって良かったです。

 2作目は、うましか「エプロンドレス」です。連作の表題作と、
短編を2本収録。この作者は初めて読みましたけど、ポージングに
凝るタイプですね。表題作はメイド奉仕作品でしたが、パンストや
レース下着の描き込みもしっかりしていて、そっち系のフェチには
超オススメ。リアル系と言うほどでは無いんですが、かなり画力が
あります。短編は幼馴染と、兄妹もの。こちらはローリー系でした。
しかし……うましか(馬鹿)というペンネームはどうよ?(笑)

 3作目は西安(にしいおり)「エプロンプレイ」です。こちらは
同じエプロンでも「裸エプロン」の方だ(笑)。しかもサブタイが
「未亡人食堂繁盛記」です。未亡人で裸エプロン……すごい直球な
設定ですけど、内容はおバカ系(笑)。これが連作で、他に短編が
3本ありました。掲載誌「コミック快楽天」のフルカラー・ページ
も収録されてます。短編では「ぼくらの先生」が良かったですね。
メガネ女教師の変態プレイ作品。タイトルからしてプレイなので、
その系統を集めてあります。

 さて、続いて書籍も全てH小説(笑)。1冊目はハーヴェスト・
ノベルズから「夏神 〜ナツカミ〜」です。本作はHPCゲームの
ソフトハウス「アトリエかぐや」の作品。原画のM&Mにつられて
買いました。作者・西村悠一はちょっと聞き覚えのない名前ですが、
元々はゲームのシナリオライターだそうな。で内容ですが、主人公・
十河陸は故郷の島・潮見島に十年ぶりに帰ってくる。幼馴染の高里
七瀬や三雲佳沙と再会して、その高里の家に住むことになる。だが
島には謎の因習が……という、ちょっぴりホラーなお話。個人的に
「媛神の巫女・磯島小夜歌」がお気に入り。黒髪ロングのホータイ
美少女で、眼が赤い……和風の綾波か?(笑) 最初にHシーンと
なるのが彼女であり、この作品のキー・ウーマンだ。夏の島で海で
祟りといったら、やはり怪談ですよね。

 2冊目は、パラダイム・ノベルズから「忘レナ草」です。本作も
HPCゲームの小説版。原作は「ユニゾンシフト」で、作者の雑賀
匡はもうベテランですね。原画担当は今をときめく「いとうのいぢ」
です。本書は2002年の発行だったのにどこにも置いてなくて、
ようやく手に入れましたよ。ありがとう、ブック・オフ!(笑)
で内容ですけど、主人公・矢部正弘はケンカで入院した際、死神を
名乗る美少女エアリオから自分の寿命が尽きることを知らされる。
生き延びるためには他人の生を吸収しなければならなくなった……
という魔界物で、せつなさ満点の幼馴染系。絵師の「いとうのいぢ」
はこの他に「天津堂」などで原画ウーマンをしていた人。この頃の
絵はまだ少女マンガっぽいですね。

 3冊目は二次元ドリーム・ノベルズ「特犬捜査官みちる」です。
本作は絵師につられて購入した一冊。挿絵の「いのうえたくや」は
「ちちのえ」などの画集もある巨乳・肉体派の第一人者。内容は、
主人公のテレパス捜査官・輝葉みちるは、意思交感できるテレパス
犬のラッキーと共に、テロ組織を追っていた。だが同僚の裏切りに
よって囚われの身となり、獣姦を強いられることになる……という
SF物。作者・羽沢向一は獣姦という、ずいぶん狭いところを突い
てきてます。エロ描写はかなりハードでして、私は獣姦ではなく、
SMプレイのシーンが良かったです。

 4冊目は、フランス書院・ナポレオンXXノベルズから「南の島
から来た少女」です。作者の市川創士郎は、某所でシナリオ講師も
しているという人物だ。絵師のMaruto! は2DDでも描いてますね。
内容は、主人公・綾瀬光太郎は、ごく普通の高校生。両親の都合で
独り暮らしの日々を送っていたが、面倒見のいい幼馴染・麻田真澄
のおかげで、何とか生活できていた。そこに幼い頃に飛行機事故で
死亡したと思われていた岩波咲夜が突如現れる。ずっとアフリカの
島で暮らしていたため、サクヤはまるっきり子供の感覚で光太郎と
同棲を始めてしまうが……という、三角関係もの。突然のライバル
登場で「ツンデレ属性全開」の真澄がナイス。やっぱりというか、
3Pに雪崩れ込むのはお約束(笑)。

 最後5冊目は、フランス書院・美少女文庫から「Secret Teacher
先生はボディガード!」です。作者の「わかつきひかる」は最近は
「AKUMAで少女」などのライトノベルも書いてますね。絵師の
屡那(るな)はHマンガ誌「ペンギンクラブ」の表紙を描いてます。
で内容ですが、主人公・諸星啓太はごく普通の高校生。しかし突然
謎の男に命を狙われ、これまた謎の女に救われる。女はS国中尉の
アリサ・ホンダ・ハーネット。彼女は啓太のしている指輪、そこに
隠された機密情報を回収しに来たのだ。外れなくなった指輪を解鍵
するまでの一週間、ボディガードをすることに……という、スパイ
もの。この本田アリサですが、啓太の通う高校にも英語教師として
やってくる。黒髪ロングな女スパイがツンデレという……かなり私
好味のヒロインです。私は強い女性が好きなんですよ。なんか続編
アリっぽいオチだったので、ちょっと期待してます。

342. あっついですなぁ(2008/7/17)
 東京地方は連日30度を超す夏日が続いております……エアコン
無しではいられませんね。外から帰ってくると、部屋が超暑いので
ビックリですよ。はやく秋にならないものでしょうか(笑)。

 さて、今週はムック本を2冊紹介しておきましょう。最初は個人
画集「Fs5 藤田香 アートワークス」です。カバーがシール状に
浮き上がった造りで、かなり凝ってますね。この絵師はPSゲーム
「幻想水滸伝」ですとか、ライトノベルだと「悪魔のミカタ」など
の挿絵を描いている。
 本書を見て気がつきましたが「第5回・電撃ゲームイラスト大賞」
を受賞していたことが判明。これはファンタジー系のイラストでし
たけど、他にも時代小説のカバーとかもやっていて、元々の画力は
かなり高め。リアル調の絵では「山田章博」を感じさせます。特徴
としては「キュッとむすんだ口元」の画き方がナイスです。ちょく
ちょく描いてましたね。
 それと「講談社・青い鳥文庫」でも挿絵を描いてましたよ。この
レーベルの絵師には「吾妻ひでお」とか「とり・みき」も描いてて、
けっこうマニアックなんですよ。児童向けのため、楽しい絵が多い
のが良かったですね。

 2冊目は必勝本「戦場のヴァルキュリア・コンプリートガイド」
です。私は先に出た「最速ガイドブック」も買ってますよ。元々の
ゲームは架空のヨーロッパが舞台で、架空の国々の戦争をテーマに
したもの。各マップの攻略がメインとなるため、侵攻ルートの解説
が豊富ですね。設定でちょっと驚いたのは、第7小隊のマスコット、
というかペットのハネブタ「ハンス」でしょうか。なぜブタに羽が
生えている? これってファンタジーゲームだったんだ!?(笑)
そんな感じ。私は本格FSPと思っていた……いやほんとに。
 それと、キャラ・データには笑かしてもらいました。特に狙撃兵
マリーナ・ウルフスタンのデータに大ウケです。特徴として「夜目
が利く」とか「一匹狼」ならまだ解るけど「花粉症(HP減)」は
ねぇだろう?(笑) この花粉症の設定は女性兵士に多く、他にも
「砂塵アレルギー」なんてのがあった。アレルギーで兵士が務まる
のだろうか? セガもおかしなとこに遊び心を発揮してますね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が3冊追加。それと今回、書籍の
データを50件ほど「以前のデータ」に移動した。ほんとは先週に
やろうと思っていたのだが、400件もあるので整理するのも大変
なのである。おまけにデータ・ミスを多数発見したので、修正して
おきましたよ(泣)。

 コミック続巻、最初は安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」
第17巻です。今巻は「ララァ編」の前編。物語もいよいよ大詰め
ですな。アムロ、ララァ、シャアの三人の運命がからみだすのは、
この時からですからねぇ……あとアムロの父親の話は、何度見ても
悲惨ですな。日本のアニメ全体を見回しても、こんなひどい家庭の
主人公というのは、そうそうないですよ。

 次は川原正敏「海皇紀」第36巻です。いよいよロナルディアと
の海戦に突入の巻。ファンの奇策というか驚策が炸裂してますね。
私は本誌もチェックしてるのでオチは知ってるんですけど、改めて
続けて読むとすごいことやってます。しかし相手のおバカっぷりが
今ひとつな気もしないではありません……「なんとかフォレスト」
が出てくると「三国志」のノリになるんだろうか?

 最後は、聖悠紀「超人ロック 凍てついた星座」第2巻です。この
エピソードはロックがハンターに狙われるものですが、敵ボス格の
レオノーラとの因縁対決でもあります。その謎も判明しましたね。
しかし途中から出てきたマーヤさん。作品世界とキャラ設定の間に、
すごい違和感があるんですけどぉ(笑)。

341. 風もふるえるヘアピンカーブ(2008/7/10)
 久々の休日に映画を観に行ってきましたよ。で今週はその話題。
見てきたのは「スピード・レーサー」です。本作は竜の子のアニメ
「マッハ、GoGoGo」のリメイク版。とはいえアニメではなく、
CGバリバリの実写作品です。

 内容ですが、主人公のスピード・レーサーはレーサー家の次男。
事故で亡くなった兄レックスの遺志を継ぎ、レーシングドライバー
となる。しかし大企業のスポンサーを断ったことから、レース中に
妨害行為を受けることになってしまう……という、アクション物。
監督は「マトリックス」で有名なウォシャウスキー兄弟。マシンが
走るコースもジェットコースターのようなループコースや、自然の
ままのラリーコースなどさまざま。あのボタン一発でジャンプする
ギミック(7種類)も忠実に再現されてます。マシン自体を含め、
最新CGをふんだんに使用したSFX仕上げの作品。

 この映画で驚くのは、レーサー家のメンバーも原作アニメに忠実
だということ。元の主人公「三船剛」が「スピード・レーサー」と
名前こそ変わってますが、役柄設定はそのまんま。俳優のエミール・
マーシュは衣装も、顔もアニメとそっくりなんですよ(笑)。他に
恋人とかメカニック、末っ子ですとか、おサルまでちゃんといる。
脇役ではレーサーXとディテクター警部(六郷警部)も登場して、
えらいマニアックですな。しかも、音楽は当時の「マッハGo」を
リミックスした曲があって、劇場で聴いた瞬間、トリ肌ものでした。
今週の「だべり」の表題はその元の歌詞の歌い出し部分で、これを
一発で解る人は、相当なアニメ通と言えるでしょう……私が言うの
も何ですけど(笑)。

 手元の資料によれば、原作アニメはフジTVの放送。昭和42年
4月2日から翌43年3月31日までの全53回。我が国では初の
レース・アニメである。竜の子プロとしては「宇宙エース」に次ぐ
2作目の製作作品。北米では音楽もそのまま放送されていたため、
原曲のファンも多いという。私も思わずサントラCDを買っちゃい
ましたよ。しかも映画館にて即買い(笑)。音楽担当のマイケル・
ジアッチーノも、原曲の作曲家「越部信義」の大ファンだそうで、
テーマ曲の「SPEED RACER」はリミックスの名曲ですね。

 しかし、近年の竜の子プロの躍進は目覚しいものがありますな。
この「マッハGo」の北米での大ヒットもそうですが、国内ですと
「キャシャーン」も実写化されている。押井守の「攻殻機動隊」や
ガイナックス、ハリウッド映画でアニメCGの製作を担当している
「プロダクションI・G」は、竜の子プロの下請け部門が独立した
会社だ。最新作ではリメイク新作の「ヤッターマン」もTV放映中。
亡き吉田竜夫の原作コミックも次々と再版されている。これからも
がんばってほしいものです。私も微力ながら応援してますよ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が5冊追加。

 さて、書籍5冊は全てSF作品。最初は創元SF文庫、野田昌宏
「風前の灯! 冥王星ドーム都市」です。本作は先頃お亡くなりに
なった著者が、原作のエドモンド・ハミルトンの遺族に許可を得て
書いた公式の続編。初出は「SFマガジン」1983年7月増刊号
のため、もう二十五年前になります。私も読んだ記憶はあるものの、
本書が出るまですっかり忘れてましたよ。もちろん、内容も記憶に
ありません(泣)。創元文庫「キャプテン・フューチャー」全集の
別巻という扱いですが、全11巻と、この別巻にて完結。
 で内容ですが、キャプテン達は冥王星でおこった連続爆破事件の
調査に向かう、というもの。さすがに文章表現は古臭い感じがしま
すけど、著者は原作本編の翻訳家でもあるため、作品のノリをよく
理解してますね。スペース・オペラといったら本作を第一に挙げる
人も多いでしょう。ヒーロー物で、冒険活劇でないといけません。
アンドロイド、ロボットに加え「プロトン砲」ですとか「サイクロ
トロン」なんていう固有名詞にワクワクする人には、絶対オススメ
の一冊ですよ。私個人的には鶴田謙二の画いたジョオンやヌララが
超お気に入りです(笑)。

 2冊目は河出文庫からシオドア・スタージョン「海を失った男」
です。本作は表題作を含む全8作の短編集で、海外では短編全集も
刊行されているとか。国内版は若島正が編集していて、晶文社から
発行されていた単行本を元にしている。以下続巻の予定だそうな。
 で表題作の内容ですが、砂浜に埋まった男が見ている世界のお話。
SFというよりファンタジックな内容ですね。収録作品中での私の
お気に入りは第2作の「ビアンカの手」でした。少女の「白い手」
が題材のため、フェチっぽい内容ですな。ちょっと好味が分かれる
テーマと思われますが「このお話はどうなるのか?」という期待感
では抜群だったと思います。

 3冊目は、ちくま文庫からレイ・ブラッドベリ「火星の笛吹き」
です。本書も二十作の短編集で、元は徳間書店から発行されていた
単行本に、新たに三作を加えて再編集発行したもの。私はブラッド
ベリの作品はほとんど翻訳されていると思ってたんですけど、本邦
初訳「ホラーボッケンのジレンマ」には驚きましたね。これは著者
の処女作です。他の収録作も初期作品ばかりのため、超マニアック
な一冊となっている。
 表題作の「火星の笛吹き」は、木星人が支配する火星でのお話。
偶然に戦禍を生き残った火星人・ケラックは木星人を撃退するため、
ある計画を実行に移そうとするが……という、復讐もの。収録作の
執筆年代が1938〜51年と古いためか、第二次世界大戦を彷彿
とさせる暗いテーマが多いのが特徴です。

 4冊目はハヤカワ文庫SF、オラフ・ステープルドン「シリウス」
です。表紙だけ見ると「惑星モノなのかな?」と思われますけど、
内容は心理劇なので、まぎらわしいです(笑)。物語は「私(官史
ロバート)」の体験談から始まる。生理学者トロレーンの研究は、
人間に匹敵する高等知能を持つ犬「シリウス」を誕生させた。だが
娘のプラクシーがそのシリウスと恋仲になってしまう……という、
SF作品としては重厚な人間ドラマが展開される。
 作者ステープルドンはSF揺籃期に活躍した人物で、ジュール・
ヴェルヌやH・G・ウェルズと並び、SFを文学として確立させた
功労者のひとり。他には「最後の、そして最初の人間たち」などの
傑作があるという。私は買ってから気がつきましたが、本書の文庫
ナンバーも191番です。初版は1976年4月30日で、三十年
も前ですよ。しかも2004年の時点で、たったの六刷りしかして
いません……早川書房の再版方針には頭が下がる思いです。

 最後5冊目は岩波文庫。カレル・チャペック「ロボット」です。
本作は戯曲仕立てのSF作品で、著者はチェコスロバキアの作家。
「ロボット」の単語はチェコ語「ロボタ(賦役・ふえき)」からの
造語で、原典は1920年の初版。プラハ国立劇場での初演は、翌
21年である。このため「近代SFの創始者」とも呼ばれている。
インテリのクリスチャンで、本作の内容にもその知識がちりばめら
れてますね。内容は、人間の労働を肩代わりするロボットのお話。
舞台はロボット工場から始まり、人間を抹殺しようと反乱を起こす、
というもの。かなり政治色が濃い内容でもある。
 本作での「ロボット」は人造人間で、現代SFの感覚からすると
アンドロイドに近い設定ですね。ちなみに、私が本作を読んだのは
講談社の海外SF傑作選「華麗なる幻想」(1977年)でしたが、
今回の岩波版と読み比べてみると、宗教的な台詞がカットされてる
ことに気づきました。そのため本書はちょっと説明がくどい感じも
しましたけど、原典そのままの雰囲気を大切にしたいなら、こちら
がオススメです。ちゅうか、本作はいくつかの版がありますけど、
この岩波版が最も入手し易く、お手軽に読めます。

340. 創作小説の執筆状況(2008/7/3)
 今週はほぼ恒例となりつつある、創作小説の中間報告です。この
「だべり」ページの5周目ごと、番号の1桁台が「0か5」の時に
執筆状況を報告する、ということですな。

 今回(夏ぶん)掲載する予定の「修道士マルコ」第二部・第三章
ですけど、実はほとんどできてます。原稿用紙だと260枚くらい
になりましたか? 我ながらよく書いたなぁ、と自画自賛(笑)。
で今回のサブタイトルは「小さな奇跡」となりました。掲載予定日
も8月14日に決めましたよ。その旨「そうさく」ページにも告知
を出しときました。
 現在は続く第四章との整合性を確認する作業をしているところで、
各エピソードの時系列のチェックがメイン。もちろん、誤字脱字・
誤変換などの修正もしてます。ちゅうか1日に書き終わったばかり
なので、ほんとに今やってる最中なんだよな(泣)。まあ誤字脱字
くらいならスグ直せますけどね、時系列の狂いは話の流れからして
致命的ですから、ちょいと注意が必要です。しかしまだあと一ヶ月
あるので、重大ミスが発覚したとしてもなんとかなるでしょう。

 さてこの「修道士マルコ」ですが、次々回(第四章・冬ぶん)で
第二部が終って、来年からは第三部となります。その第三・四部の
ネタ(プロット)も考え中ですけど、前回の第二章「善人と悪人」
で、マルコが麓のロギン教会で修行することになったので、そこら
へんのエピソードになる予定。夏から冬にかけての話が第三部で、
冬から春にかけてが第四部になりそうです。ここまで夏だけで丸々
2部ぶん書いてるから、二千枚近い文量になりそうだ……しっかし
長い話だよな、いやほんとに(笑)。おつきあいしてくださってる
読者の方々には感謝感激ですよ。

 それと、未完成だった長編も同時進行で執筆中ですが、こちらは
完成してから掲載となるため、それがいつになるかは作者にも解り
ません(泣)。他に短編のネタがいくつか煮詰まってきてるので、
来年には何か掲載できるでしょう。ちょうど第二部が終った春ごろ
を目指してますけど……なんか、やることいっぱいあるなぁ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。コミックは新作が1作、続巻
が4作追加。

 DVDの1本目は「レディホーク」です。本作は中世時代劇調の
ファンタジー作品。ミシェル・ファイファーとルドガー・ハウアー
共演の意欲作……だったんですけど、脚本がマズかったため「駄作」
と評され、人気もさっぱり。唯一、アカデミー音楽賞にノミネート
されたのが明るい話題でしたか。もちろん、受賞は逃しましたけど。
で内容は、悪い司教に呪いを掛けられてしまったカップルのお話。
騎士ナバールは夜になると狼に変身。逆にヒロインのイザボーは、
日中は鷹になってしまう。二人は呪いを解くため、協力して司教と
対決することに……という、ラブストーリー物。

 さて、どこがマズかったのか、というと、主役の二人は昼と夜で
鷹と狼に変身してしまうため、濡れ場が全く無かったことですね。
恋愛モノでこれは致命的ではないでしょうか? 変身シーンの特殊
効果はよくできてましたけど、普通の場面の演出が稚拙すぎます。
お話がなかなか進まないのもイライラさせられる。呪いがあったに
しても、恋人同士のふれあいシーンがもっとあれば良かったんじゃ
ないかな……まあ見所としては、ラストの悪い司教との対決シーン
ぐらいでしょうか? 本作は「そこまで間が持たない」という印象
でしたね。ううむ、もったいないなぁ。

 2本目は「ハリー・ポッターと賢者の石」です。本作はシリーズ
1作目。絶大な売れ行きのためか、中古では2枚組でも250円で
売られてました……なんだかなぁ(笑)。有名すぎてお話の説明は
不要かと思われますが、いちおう説明しておきましょうか(笑)。
主人公のハリー・ポッターは、人間に育てられた魔法使いの子供。
本当の子供ではないため、家ではひどい扱いを受けていた。そんな
彼の11歳の誕生日に、ホグワーツ魔法学校から入学許可の通知が
届く。勇んで入学した彼の運命は……という、ちょいと古臭い感じ
のする現代劇ながら、立派なファンタジー物となっている。

 本作の製作は原作の通りに進行していて、ハリー役のダニエル・
ラドクリフや学友たちも、1作毎にリアルタイムで歳を取っていく。
この製作方式はすごいですよ。ヒロイン、ハーマイオニー役のエマ・
ワトソンは製作会社と契約を結び、このシリーズが終わるまで他の
映画への出演は一切しない方針だという……気合入ってるなぁ。
 ええと、現在の最新作は6作目? ですが、私は最初のコレしか
見たことがないため、以降のお話はさっぱりなんです(笑)。本作
に限って言うと「つまらない毎日を抜け出して冒険に出発」という
王道パターンです。これはウケるでしょうね。SFXとかも今では
安っぽい感じがしますけど、ソツのない演出でした。初公開はもう
7年前になりますからね。でも現代劇で魔法使いといったら、私は
「奥様は魔女」が真っ先に思い浮かぶんですけど……平成も二十年、
昭和は遠くなりましたねぇ(笑)。

 さてコミックの新作は、藤島真ノ介「AIKa R−16」です。
本作はスタジオ・ファンタジア原作のOVAをマンガ化したもの。
著者は本書が初単行本の新人で、オリジナル短編1本も収録されて
ます。相変わらずパンチラのオンパレードでして、これは原作通り
と言えるでしょう。もっとも、私は以前の「AIKa」シリーズは
観てましたが、新作の「R−16」の方は観てないため、なんとも
言えません。キャラデザの山内則康のファンなので、機会があれば
観てみようと思ってます。ノベライズもされたそうですよ。

 続編4作の最初は伊藤明弘「ジオブリーダーズ」第14巻です。
今巻は婆ちゃんの昔話です。神楽の設立にまつわる謎が丸々1巻分
語られてました。バケ猫の正体は謎のままでしたが、国家間の陰謀
まで話が大きくなってます。まあ、米軍が出てきたトコで途中から
なんとなしに予測はできましたけど、ちょいと話がでかすぎるよう
に思うのは、私だけでしょうか? 現在の神楽の連中は、ラストで
逃げ出しただけ。私的にはギャグが極端に減ったので、今イチなん
ですけど……こんな調子で、読者はついてくるのかな?
 2作目は技来静也「拳闘暗黒伝セスタス」第14巻です。これも
長い話ですな。今巻はローマ帝国の威信を賭けた格闘試合がメイン。
タイトル・ロールのセスタスは回想シーンの1カットのみの出演と
いうていたらくですけど、私的にはカサンドーラが活躍してるので
ぜんぜんOK(笑)。私は強い女性が好きなんですよ。もっと活躍
してほしいなぁ。

 3・4作目は竹本泉。最初は「てけてけマイハート」第7巻です。
本作はリアルタイムで歳を取るため、ヒロイン・のぞみも三十歳を
越えてます。最近はコーヒーより、晩酌シーンが多くなってますね。
これも歳のせいなんでしょうか?(笑) 今巻のメインは早坂家と
吉田家のW引っ越しエピソード。読んで納得ですけど、最近の建築
速度はほんとに速いよ。近所でもアッという間に家が建っている。
作者の体験を元にしているそうなので、リアルなお話でした。
 最後は「バラエティも〜にん」第2巻です……ちゅうかコレまだ
続いてたんだ?(笑) 私は本誌(まんがタイムきららキャラット)
を読んでないので、全く気づかなかったよ。こんなことではファン
失格ですな。今巻もいつも通り、摩訶不思議な方々が丘崎家の居間
に出現してます。しかし、ヒロイン・やすみの眠たそうなカットが
多かったように思いましたけど……表紙もパジャマですから、統一
されてましたね(笑)。

339. 画集でたぁ!(2008/6/26)
 さて今週も最初はやっと出た画集をご紹介。山下しゅんや作品集
第2弾「WILD FLOWER」です。この人は「ディプスファンタジア」で
見てからファンになりましたね。アメコミ調の画風がナイスな絵師
です。もちろん第1弾の「Sweet Dreams」もゲットしてますよ。

 前回は宙(おおぞら)出版からの発売でしたが、今回は新紀元社
となってます。フィギュア原画が多いためか、発行はコトブキヤ。
中でも綾波レイのイラストが秀逸でしたね。眼力というか、目力と
いうか、この目線はけっこうきてます(笑)。ちなみに「しゅんや
といったらニーソックスでしょう!」という掟が存在するのは初耳
でした(笑)。いや確かに、イラストには膝上ソックスが多いよ。
脚フェチなんでしょうか?(笑) 私的にはとにかく眼がイイので、
今後もキッツイ目線の娘さんを量産してもらいたいものです。
 しかしこの作者、以前に出た「ディプスファンタジア」の画集が
どこにも無いのはどうしてだろう? やっぱヤフオクとかに賭ける
しかないのだろうか?(泣)

 それと今週は、雑誌「華漫ゴールド」を買ってみた。これはワニ
マガジン社から発行されているH雑誌なんですけど、執筆陣の中に
「JUNNY」の名前を見つけたから。この人は前にエロ小説の挿し絵を
画いていて発見した絵師で、こちらも画風はアメコミ調でリアル系。
昨今の萌え系とは対極に位置する絵柄ですね。
 他では春輝や、西安(にしいおり)が画いてましたね……って、
この人は新刊コミックス出てたんだ!? ヤバイ、ぜんぜん知らな
かったよ。これは即、買いに行かねばならんな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。コミックが5作追加。

 DVDは久々にアニメが2本。最初は「スチームボーイ」です。
本作は2枚組みですが、これが通常版。劇場公開の時にも観に行き
ましたけど、製作に丸7年もかかったスゲェ作品。大友克洋監督は
前作「アキラ」の直後から製作を始めたそうですが、ちょいと時間
が掛かりすぎましたね。で内容は、英国の少年レイの元に、発明家
の祖父・ロイドからの小包が届く。謎の金属球は「スチームボール」
という蒸気エネルギーを発生させる発明品。レイはそれを奪おうと
する黒服軍団の追跡を逃れるが……というSF作品。舞台が英国の
ロンドン万博ということもあってか、IF戦記モノみたいな雰囲気
があります。これは「スチームパンク」というジャンルになるな。
前に村田蓮爾が参加したセガサターンのゲーム「バッケンローダー」
を思い出しましたよ。

 本作はアニメ表現の限界に挑戦しただけあって、画面の情報量が
ハンパでない。劇場で一回観ただけではやっていることがよく解ら
ないくらいでした。アニメとCGの合成では「美女と野獣」とかが
最初にやってましたけど、本作もそれに迫る勢いです。英国の田園
風景は宮崎駿ばりに画き込まれていて、メカものでは機関車とかが
3Dで構築され、手書きでは不可能なくらい動き回る。それが自然
すぎて、実感が無いのがスゴイですな。反面、明らかにCGと判明
してしまうメカはマイナスでしたね。
 ストーリー的には主人公レイの冒険活劇なんですけど、ツンデレ
ヒロインの魅力は今ひとつだったかも?(笑) それと周囲の大人
のセリフが新劇調でやたらと大時代なのが気になりました。これが
「大友調」と言ってしまえばそうなんだろうけど、このグダグタと
した台詞回しは好味が分かれる部分でしょう。

 2本目は「メトロポリス」です。こちらは手塚治虫の原作マンガ
をアニメ化した作品。りんたろう監督ですけど、脚本を大友克洋が
担当してます。自分の映画を製作してる間に他の映画の脚本もやる
とは、かなり大変ですな。で内容ですが、主人公のケンイチ少年は
私立探偵ヒゲオヤジと共に、ロボットと人間が共に暮らす巨大都市
「メトロポリス」にやってくる。火災現場でヒロインのロボット娘
「ティマ」を発見するが、彼女は記憶を無くしていた……という、
SF作品。キャラデザの名倉靖博は雑誌「ぱふ」のイラストで有名
ですね。丸っこいキャラが手塚作品にピッタリですよ。

 本作でもCGが要所に使用されてましたけど、画面との整合性は
今ひとつ。日本のアニメ絵にCGを合わせるのは、ほんとに難しい。
内容がホロ苦系のラブストーリーだっただけに、もっとケンイチと
ティマとのエピソードに注力した方が良かったんじゃなかろうか。
それと、レイ・チャールズの挿入歌「I CANT STOP LOVING YOU」に
は私も驚きましたよ。よく使用許可とれたものです。もっともこの
歌はあまりにも有名な歌なので、特別な思い入れのある人にとって
は評価が分かれるところでしょうね。

 コミック5作のうち3作は「もやしもん」でお馴染みの石川雅之
の作品です。最初の1作目は「週刊石川雅之」です。モーニングに
掲載された短編11本を収録したものですけど、なぜかイブニング・
コミックスでの発刊……きっともやしもん関係なんでしょう(笑)。
収録作はギャグ中心でしたが、私のお気に入りは第4週め(4話)
「ただそれだけで」ですね。唯一のシリアスな作品で、空しい毎日
をおくるOLに新しい女友達ができる、という話。淡々とページが
進むんですが、心暖まる読後感がとても良かったです。

 2作目は「カタリベ」です。古代の日本海を舞台とする時代劇で、
リイド社のSPコミックス。カラーページを再現した豪華版です。
主人公となる少年・カタリベは、江西にあった大漢国の生き残りで、
明国打倒を悲願とする「九姓漁戸」の御曹司だった。しかし一族の
島に倭寇が攻め込み、囚われの身となってしまう……というお話。
倭寇とは、古代日本人の海賊のことをいう。最近、安彦良和もこの
テーマの作品を雑誌リュウで描いてますけど、とても狭いところを
突いてます。しかもこの作品、スクリーントーンがほとんど貼って
ない。全部手書きかいな? けっこうスゴイよな。また主要キャラ
の他にも明国の海商とか北朝軍とか、村上水軍も登場しますけど、
中でも謎の海神・バハン様がほんとに謎のキャラ(笑)。私的には
村上水軍を束ねる姫・吏英(りえ)がお気に入り。ちょいとトボケ
た顔がカワイイですね。

 3作目は「人斬り龍馬」です。こちらもSPコミックスで、確か
「コミック乱」に掲載された作品。表題作を含む連作短編が2作と、
短編2作の計4作を収録。そういや前出の「週刊〜」にも時代劇の
ギャグ作品がありましたけど、こちらは全編シリアス作品。表題作
は不殺の聖人・坂本龍馬が実は暗殺者だった、という珍しい解釈の
時代劇。それと、最後4作目の「神の棲む山」にはバハン様らしき
キャラが登場して、伝奇風の作品となってました。これはちょっと、
続きが気になるような終り方でしたね。

 さて4作目は鬼頭莫宏「殻都市の夢」です。本作はマンガ・エロ
ティクス「エフ」に掲載された連作短編をまとめたもの。タイトル
にある殻都市とは未来都市のことだが、その下層には廃墟となった
都市が延々と続いている、というSFな設定。一応主人公は殻都市
管理官のカップルで、毎回様々な事件が起こる。ほとんどの事件は
ローリー関係というか美少女がらみの事件で、ちょいエロな作品が
多いのが特徴ですね。でもこの本、やっと見つけたと想ったら既に
四刷りでしたよ。初版発行は05年の年末ですけど、この系統では
スゲェ売れてる方ですな。この作者は短編作品の方がお話づくりが
巧い気がしますね。

 最後の5作目は、篠房六郎「百舌谷さん逆上する」第1巻です。
本作は作者が久々にアフタヌーンに復帰して始めた作品で、テーマ
は「ツンデレ」というギャグ作品。しかし、全体的にはブラックな
味付けのため、読者を選ぶ作品です。主人公の百舌谷小音(もずや・
こと)はツンデレ病を罹った美少女小学生。最初は百舌谷の反応を
面白がっていたクラスメイトも彼女の毒舌に愛想を尽かしはじめ、
クラスでは無視されるが……というお話だ。読んでいても百舌谷の
毒舌がけっこうキッチーなので、本来のツンデレや萌えはほとんど
存在しない(笑)。しかし、これはある意味、現状の巷のツンデレ・
ブームを逆手に取った風刺マンガとも言えるだろう。カバー裏まで
続く「あとがき」が一番ウケましたよ、というのは言い過ぎか?
ちなみにこの作者、女性だったんですね……私は全く存じませんで、
ちょっとオドロキです。

338. DVDでたぁ!(2008/6/19)
 ずいぶんとはっちゃけた表題ですが、それは後述。今週も最初は
ムック本のご紹介。学研ムー謎シリーズ「失われた文明の謎」です。
かなり以前から出ていた本ですけど、増補改訂版となってました。
私は古代遺跡モノが大好きなので、この類の本はかなり買ってます。
内容は七不思議をメインに、世界各地の古代文明・遺跡を紹介して
いる。一般に七不思議というのは「フィロンの七不思議」のことで、
フィロンは2世紀ごろのギリシャの数学者。その七つとは……

 1.エジプトの大ピラミッド
 2.バビロンの空中庭園
 3.エフェソスのアルテミス神殿
 4.オリンピアのゼウス像
 5.ハリカナッソスのマウソレウム(マウソロス王の霊廟)
 6.ロードス島のヘリオス巨像
 7.アレクサンドリアの大灯台

 ……というところ。しかし、現存するのはエジプトのピラミッド
のみとなってしまってます。ただ「アレクサンドリアの大灯台」に
関しては最近になって遺物が多数発見され、非常に注目されている
のだ。私もその記事につられて本書を購入したほどですよ。

 問題のアレクサンドリアの大灯台は、エジプトの都市ラコティス
の沖合い1キロほどにある「ファロス島」に建てられていたという。
高さが120メートルもあったとされ、別名を「ファロスの大灯台」
ともいう。大灯台が実在した信憑性が高まったのは、防波堤工事の
ために海底の調査をおこなったところ、巨大な石材や石像が次々と
発見されたためである。1994年から始められたこの調査では、
海底から2000個以上の遺物が発見された。最大の石の柱は長さ
11.5メートル、重量は74トンもある。ヒエログリフが刻まれた
石碑や、スフィンクス像もあった。様式などから製作年代は紀元前
六世紀ごろと推測されてます。この大灯台の謎が解明される日も、
そう遠くないのかもしれませんね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが2本追加。コミックが1作追加。書籍が
2冊追加。

 さて「でたぁ!」と喜んだDVDとは、1968年製作の西部劇
「シャラコ」です。ショーン・コネリーとブリジット・バルドーが
共演したマニアックな作品で、今までDVD化されていなかったの
が不思議なくらい。内容は、ハンティングを楽しむ貴族の一行が、
アパッチ族との不可侵条約を破ったため襲撃される、というお話。
伯爵と婚約中のイリナ(B・バルドー)が、アパッチ族に襲われた
窮地を救うのがシャラコ(S・コネリー)です。
 私はずいぶん昔にローカルTVで見たきりでしたが、改めて見て
ほとんどのシーンを記憶してたことに驚愕しましたね……そのくせ、
話のスジはうろ覚え、というていたらく(笑)。集団リンチとか、
決闘シーンばかり注目してたんでしょう。あと、お色気とか(笑)。
S・コネリーが渋いシャラコ役に見事にハマっているのに対して、
ヒロインのB・バルドーはずば抜けて美人のためか、少々違和感が
ある印象でしたよ。西部劇のヒロインは、ちょっと泥臭い方がいい
気もしましたね……にしても本作を記憶してる人って、どれくらい
いるんでしょうか? 主役二人の出演作リストに本作が無いことも
ありますからね。マニアックすぎるのかな?

 もう1本はジェニファー・コネリー出演「ダークシティ」です。
本作は前にも六千円ぐらいのDVDが出てました。今回は初回限定
ながら1980円で再版。前は買えなくてラッキーでしたか?(笑)
で内容ですけど、主人公ジョン・マードックは、目覚めたら記憶を
失っていた。謎の黒服軍団に追われて暗い街中をさまよううちに、
自分には奥さんのエマがいることを知る。舞台は古風な40年代の
アメリカの都市で、街中は常に夜。このダークシティにはいかなる
秘密があるのか……という、サスペンスSF。
 アレックス・プロヤス監督がオーストラリア出身のためか、画面
全体がイギリス映画の雰囲気ですね。スタッフもイギリス人が多い。
ハリウッド作品とはちょいと違った感じだ。ジェニファーは前にも
「ラビリンス」などに出演してますけど、英国調の暗い画面の方が
色白のお顔が一層映えますね(笑)。ファンなら持っていなくては
ならない1本でしょう。ちなみに98年製作なので、28歳の時の
出演作ですな。前出の「シャラコ」の時は、まだ生まれていません。
そう考えると親子二代で俳優というのはすごいよな。共演はしない
んでしょうかね?

 コミックの1作は、桂明日香の「ハニカム」第1巻です。本作は
「週刊アスキー」で連載中の4ページ漫画。主人公・御手洗勉は、
叔父が支店長を務めるファミレス「ハニカム」でバイトすることに
なった。ホールスタッフに摩訶不思議な女の子が勢揃いしていて、
とっても面白い。ガンオタで「シャア命」の天然ボケ娘、湧水萌。
ツーテールの巨乳で、デブ専の音節舞。ナイ乳で貧乏性の鐘成律子。
これはキャラが立ってますね(笑)。私個人的にはナイ乳の鐘成が
お気に入りです。貧乏性で「かねなり」という名字にも爆笑です。
オマケの巻末マンガでは主役(?)に抜擢されてましたよ。
 ちなみに、本作は電撃コミックスとして出てますけど、どこでも
売り切れの様子。初版が買えた私は超ラッキーでしたか?

 続きまして書籍は2冊とも「ムー」関係で「超古代文明 FILE」と
「超古代オーパーツ FILE」です。これらはコンビニ発売の500円
(ワンコイン)シリーズ。最近いろいろなジャンルの本がこの形態
で出てますね。本書はそれぞれ150件の記事が解説されていて、
写真も300点も収録。かなり見応えがありますよ。ちょいと注目
したのは「Google Earth」での検索用に、全ての記事にマップ表示
があること。これは非常に便利ですな。

 古代遺跡では、トルコの「チャタル・ヒュユク(ホユック)」が
面白い。紀元前7200年ごろの世界最古の都市遺跡だ。家屋には
窓やドアが無く密集型で、天井からはしごで出入りしたと考えられ
ている。黒曜石の加工技術に優れていた人々らしいのだが、盛衰は
謎のまま。しかし遺跡には破壊された様子が無いため、今後の発掘
調査には期待が持てるという。
 オーパーツではレバノンの都市バールベックにある巨石がスゲェ。
高さ4.2m、幅4.8m、長さ21mで、重量は約2000トン。
この巨石がすごいのは、現代の技術でも「持ち上げられない」から
である。世界最強と言われているNASAのロケット運搬クレーン
の耐久限界は700トンしかない。仮に4基を完全にシンクロさせ
たとしても、1基にかかる重量がホンの少しでも狂うと失敗する。
しかも2000年前には、そんな技術は存在しない……現代科学は
「石ひとつ運べない」という、非常に頼りないものなのだ。

337. 萌える海兵隊員(2008/6/12)
 さて、今週も読書リストには記載されないムック本をご紹介して
おきます。それは「まりたん集中ドリル・かいへい3ねんせいよう」
です。本書は「アームズマガジン」で連載中のイラスト・コラム。
米国海兵隊のスラング(隠語や悪口)を解説する、絶対に使っては
ならない英語の解説本。全くもって非・実用的な一冊です(笑)。
今回はヒアリングCDの他に「ののしりCD」が付属して、2枚に
なってパワーアップしてました。だがこれも3冊目とは……世の中、
なにが流行るか解りません(笑)。

 今巻では新たな海兵魔法少女「てぃんくる・ありす」が登場した。
もちろん、点は星マークです(笑)。主役の「まりたん」の出身が
「魔法の国・ぱりすあいらんど王国」なのに対して、このありすは
「ぺんでるとん王国」国王から魔法力を授かったという設定。実は
この王国名、マニアなら一発で解ると思うが、米海兵隊の新兵訓練
キャンプの所在地(笑)。バリス・アイランドはサウスカロライナ
州にあって、ペンデルトンはカリフォルニア州のサンディエゴだ。
ちなみに、女性隊員の訓練施設はバリス・アイランドにしかなく、
このありすは王国「出身」ではないことに注意。マニアックな設定
ですな(笑)。

 新人ありすのエピソードは「てぃんくる」ネタでしたね。この語
は「きらきら星」でも有名な、星の輝きを表わす語だ。だがそれは
「トウィンクル」である。単に「てぃんくる」と言うと「鈴の音」
の意味になるが、スラングでは「ちろちろ(おしっこ)」のこと。
英会話でこれを間違うと、本当に笑えない。本書のルビは親切にも
「てぃんこー」となっているので、不安な人は一度辞書などで発音
記号を確認した方がよろしいでしょう。しかしこのありす、まさか
このネタのためだけに登場させたんじゃないだろうな?(笑)

 英語テキスト以外の記事では、まりたんのキャラボイス担当声優・
徳永愛が、米国海兵隊創設記念日に正式招待されていた。もちろん
全員正装で、ドレスで出席……これはスゲェ。それと、じえいたん
役の門脇舞以が、74式戦車に試乗してました。訪問した第1戦車
大隊は第1師団(関東)の部隊。俗に怪獣と闘う「東宝自衛隊」が
そのモデルとしているのがここだ(笑)。
 アフレコでは声優さんがミリメシ(造語・ミリタリー + めし)
を試食してましたね。ミリメシは携行食料のことですが、自衛隊の
ミリメシは災害用の保存食として、スゲェ売れてるんですよ。今回
食べていたのは米軍の「MREレーション」でしたが、私もグルメ
としては一度挑戦してみたいものです。

〜今週の更新情報〜
 この「だべり」ページの「かころぐ」が13ページ目に突入した。
いつもの「らいぶらり」にはコミックが1作追加。

 コミックの1冊は「まりたん」のヒライユキオが画いた「せな・
せな」第1巻です。もちろん、点は星マーク(笑)。本作はウェブ
サイト「せなか:オタロード Blog」の企画が元になっていて、原作
も「せな・せな委員会」となってます。参加者は「いとうのいぢ」
や「ごとP」など、売れっ子が多数集結。マンガがヒライユキオの
担当で「コミック・ガム」にて連載中。

 内容は、主人公・空木彼方の部屋に突如としてやってきた美少女
異星人(身長10センチくらい)は、自らをワーニャ姫と名乗り、
この部屋は宇宙船の娯楽室だと言い張った。空木を奴隷扱いするわ、
食事とデザートを要求するわ、好き勝手し放題である……という、
コメディSF作品です。ワーニャ姫の知り合いが次々と登場して、
とんでもワールドが展開されます。ギャクのネタがディープにオタ
なので、それについていける人には超おすすめ(笑)。ちなみに、
初回限定版にはポストカードが2枚(ヒライユキオ&ごとP)付い
てます。購入時にはしっかりと確認しましょうね。

336. やりたいゲームとは?(2008/6/5)
 今週はゲームガイドを3冊ほどご紹介しましょう。ちなみに3冊
ともファミ通・エンターブレインのものですけど、現在では他社の
ガイド本を見つける方がむずかしい。つまり選択肢はコレしかない、
という情勢です。ゲーム業界の不況も如実に出版物に現れるという
ところでしょうか……なんだかなぁ。

 最初はPS3「戦場のヴァルキュリア・最速ガイドブック」です。
かなり薄い本ですけど1100円+税もしやがりました。いつもの
分厚い攻略本も近々でるそうです。でこの「戦ヴァル」ですけど、
架空のヨーロッパを舞台にした、架空の国々の戦争をテーマにした
ゲーム。主人公はガリア公国義勇軍第7小隊の隊長・ウェルキン。
ヒロインのアリシアはその偵察兵である。ガリア公国は、現実なら
デンマーク辺りに位置する小国で、大西洋連邦機構と東ヨーロッパ
帝国連合の「第二次ヨーロッパ大戦」に巻き込まれてしまう。

 本ゲームは「キャンバス描画システム」を使用した、非常に絵が
美しいゲーム。3D構成の画面を水彩絵の具で塗りつぶしたような
感じ。ジャンル的には戦術級FPSという印象ですね。このFPS
とはファースト・パーソン・シューター(First Person Shooter)
の略で、シューティング・ゲームの分類になります。主人公の視点
(一人称視点 First Person view)でゲームの中を移動し、拳銃や
剣とかの武器、素手などを用いて戦うアクション・ゲームのこと。
しかし戦術級と言ったのは、第7小隊を指揮するシュミレーション
要素もあるからですな。う〜む、けっこうめんどくさいゲームかも
しれない。他の登場人物にも性格設定などがあるため、場面クリア
ごとにストーリー・モードが変化していきます。

 私個人的にはクールな狙撃兵、マリーナ・ウルフスタンがお気に
入りです。たぶん、お気に入りキャラばかりレベルが上がってくん
だろうな(笑)。一応、戦闘訓練モードでキャラのバランスどりも
できるみたいで、そこらへんは親切設計ですね。ちょいとPS3が
欲しくなってきましたよ。しかしこのソフトのためだけにゲーム機
本体を買うというのもアレだよな。しかもFPSって欧米ならとも
かく、日本では全く人気がないジャンルなんですよ。セガの明日は
どっちだろう?

 次いで2冊目は「グランツーリスモ4 公式ガイドブック」です。
本書は4センチ強もある分厚い一冊。秋葉原で見つけて新刊で購入。
1750円+税もした(泣)。しかし古書店では一度も見たことが
なかったので、ラッキーなのかもしれない。再版でしたけど。
 でこのGT4ですが、現在でも「レースゲームの最高峰」と言わ
れているゲーム。710車種もの車が登場するゲームは、他にあり
ません。本書でもコース攻略とかはもちろんですけど、半分以上は
車のデータ。これが見ているだけでもかなり面白い。私が注目した
のはダイムラー・ベンツ。1886年、世界初の原動機付き三輪車
「パテントモーターワーゲン」のモデル化はスゲェ。時速16キロ
だから、けっこう速い車だったんですね。

 最後の3冊目は「マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜 公式パー
フェクトガイド」です。本ゲームは(株)ガストの製作。アトリエ・
シリーズから派生したもので、RPG要素がより強くなっている。
材料を集めて様々なアイテムを合成するシステムは健在ですけど、
モンスターとのバトルやダンジョン攻略も重要です。錬金術士たち
の通うアルレビス学園の一室には「だれかのアトリエ」なんていう
部屋もあって、ちょいとニヤリとさせられますね。
 私の個人的なお気に入りキャラは、学園の食堂で料理番をしてる
美少女「ミチヨ」です。和服で白い割烹着、黒髪のおかっぱ頭には
ドングリの帽子を被っている。これはハマリすぎでしょう?(笑)
キャラデザインを担当した芳住和之(よしずみ・かずゆき)は小説
の挿絵とかもやっているフリー絵師です。ちょいと他のアイテムも
集めてみようと思ってますよ。

 最近のゲームはほとんんどが3Dバリバリのアクション・ゲーム
となってしまったが、私の好味はかなりマニアックのため、今イチ
やる気がおきませんね……ちまちまゲームがDSで出ているので、
こんど本体を購入してやってみようかと計画中。ちゅうか、にゅう
PCを買うつもりの資金があるので、ゲーム機本体を買っちゃうと
すげぇハマリそうな予感が大なんですけど(泣)。

〜今週の更新情報〜
 「らいぶらり」にコミックの続巻が1作、新規に2作追加。

 コミックスの続巻1作目は、みずしな孝之「いい電子」第8巻。
本誌連載も10年目ということで、かなりの長期連載になりますね。
今巻ではイベント・リポートが見所でした。アイドル・マスターの
会場は男ばかりで、コルダ(ネオロマ)の会場は女ばかり……これ
ほどハッキリしてると、逆に清々しいですよ。俺アシのフジイさん
のコスプレも素晴らしいですね……って、先生自身の話はいつもの
自虐ネタで、とってもマイペースでした(笑)。

 新規1冊目は、鶴田謙二「おもいでエマノン」です。本作は月刊
リュウに連載され、同名の小説をマンガ化したもの。一部に「SF
Japan」掲載の原稿もあって、作者にとっては5年ぶりの単行本と
なりました……えっと、前は「Forget-me-not」の1巻だったから、
2003年でしたね。ううむ、ほんとに5年ぶりだよ。追いかけて
いる私が言うのもなんですけど、この作者を追いかけるのは至難と
思われる。ちなみに、原作者の梶尾真治に言わせると「遅筆だけど、
魅力的な絵の鶴田さんを信頼している」とのこと。こうした理解が
ない限り、この超スロー・ペースについていくのは無理でしょう。
前述の「Forget〜」ですけど、2巻が出る予定は全くナシですから。
でも絵的には確かに素晴らしいので、超オススメです。

 最後は、秋風白雲「いいんちょ。」第1巻です。本作はコミック・
ガム連載の学園マンガ。タイトル通り、登場する主要キャラの6人
全員が委員長で、しかも全員がメガネっ娘(笑)。かつてこれほど
直球ストレートな作品が存在しただろうか? いや、ない。ただ、
各キャラの性格設定はツンデレ風なので、これから描き分けるのが
大変そうですな。私個人的な好味としては1年D組の委員長・篠宮
初乃(しのみや・はつの)がお気に入り。黒髪ロングな長身の美女。
怪獣女王と呼ばれているのは、カポエラの達人だからだ。主人公で
1年A組委員長・一橋はるかはテコンドー使いのため、二人揃うと
パンチラ大戦となってしまう(笑)。パンチラ好きにもオススメな
一冊ですね。

335. 創作小説の途中経過(2008/5/29)
 東京地方はまた雨が降っております。よく降るな……ちゅうか、
もう梅雨入りしたんです、よね? 最近は新聞もTVもロクに見て
いないため季節感がさっぱりです。でも今週は暑かったのでウナギ
を食べてみた。やっぱ夏はウナギだよな……って、食べたのは台湾
産の養殖物だったので、いつ食べてもそれほど味は変わりません。
でも、もしかで中国産は輸入ストップなのかな? 近所のスーパー
巡ってみたけど、どこにも置いてなかったよ。

 で今週は創作小説恒例の一ヶ月報告。正確には5週ごとの報告に
なりますか。連載中の「修道士マルコ」第二部・第三章の執筆状況
ですが、前回(だべり・330)では半分まで書いてストップして
ましたけど、また書き始めましたよ。今回の三章と、次の四章共に
プロットをまとめておいたので、あとは書くだけです。この第二部
は「マリエル篇」の後半ですけど、なんとか第二部の範囲内で終了
できそうです。執筆ペースから計算して、八月頃には掲載できると
思われます。今しばらくお待ち下さい。

 しかしこの作品、どうやら第三部の終了時点でも「小さな英雄」
につなげることは不可能の情勢となりました。続いて第四部に突入
する予定です。第四部終了時に「小さな英雄」につなげるつもり。
長い話が更に長くなりますが、まあ気長にお付合い下さい。しかし
今年中に第二部が終了したとしても、年2章のペースだと第四部の
終了は4年後となります。はっはっは……ふう(泣)。執筆のため
に今年の後半は書籍紹介などのペースも落ちると思われます。でも
サボってるワケじゃないんで、ごかんべんください。

 ところで、新たに開始した「ブログ版」ですけど、アクセス数が
既に1500を突破してます。やはりブログは回転が速いですな。
ブログ版はここで紹介した書籍の「楽天アフィリエイト・ページ」
となっておりますので、気が向いたら買ってやって下さい。

〜今週の更新情報〜
 久々にトップ絵を更新しました。今回は「もやしもん」で人気の
麹菌・オリゼーです。なんかマルコとのツーショットがハマリすぎ
ていて不思議な感じ(笑)。いつもの「らいぶらり」にはコミック
の続巻が3作追加です。

 最初は門井亜矢「天然女子高物語」第2巻です。本作は芳文社の
「まんがタイムきららMAX」掲載。この雑誌はとにかく姉妹誌が
多いので注意が必要です(笑)。さて今巻では、主役の三人娘より
阿佐ヶ谷先生がぶっちぎりで天然でした。年齢や婚期ネタでは女性
作家には敵いません(笑)。個人的には四谷さんがナイスバディな
ことが判明したので、かなり嬉しいですな。本編のカラー扉は必見
ですね。ところで、このマンガの「天然」の英訳は「Natural」じゃ
ないような気がするのだが……「Naked」ならどうよ?(笑)

 2作目は、さんりようこ「B型H系」第5巻です。今巻は「金城
セレブXマスパーティー篇」とでも申しましょうか(笑)。主人公
カップルの仲も急接近で見応え(笑い応え)がありましたね。私は
個人的に赤井先生のファンなんですが、ガツガツしているワリには
真面目なところがお気に入り。今後も活躍してもらいたいところ。
しかしこのお話、スレ違いネタで5巻まで引っ張れるのはさすが。
4コマの漫画家って、どうしてこんなに大量の4コマが画けるんで
しょうかね? Hマンガの王者と言うべきか? いや、女性だから
女王でしょうか?(笑) ちなみに今巻には、ヤンジャンの増刊と
ケータイ版コミックも収録されてます。

 3作目は、玉越博幸「ケ・セラ・セラ」第2巻です。この作者も
エロコメがすっかり板についてきましたね(笑)。いや、前巻での
買収劇はどんな展開になるのか予測不能でしたけど、どうやら軌道
修正されたようです。で今巻でのイチオシはなんと言っても初詣。
和服! 黒髪! ナゼ話数の表紙はカラーじゃないんでしょうか?
チアガールのカラー口絵も大変よろしかったんですけど、次巻では
和服をカラーでお願いします、ぜひとも(笑)。

334. 紀元前って、なに?(2008/5/22)
 今週はGW中に観た映画「紀元前1万年」をご紹介しときます。
本作はタイトル通り、紀元前1万年が舞台のファンタジー映画です。
ここで注意してもらいたいのは「時代劇や歴史モノではありません」
ということ。ホメロスの「歴史」にあって、最古の記述と思われる
トロイ戦争でも紀元前750年ごろのことである。紀元前1万年の
記録はどこにも無いから、ファンタジーにしかならない。

 で内容ですが、主人公はヤガル族の青年デレー(スティーブン・
ストレイト)。彼はマンモス猟をする狩人だった。唯一のヒロイン、
エバレット(カミーラ・ベル)との婚約を夢見ていたが、村は謎の
騎馬隊により襲撃され、仲間やエバレットも連れ去られてしまう。
後を追う追跡隊は、騎馬隊と敵対する各地の部族と協力し、ついに
その本拠地をつきとめたが……という、冒険譚です。
 こっからネタバレになりますけど、騎馬隊の本拠地はエジプトの
ギザ台地。騎馬隊はピラミッドを建設する奴隷を集めるため、奴隷
狩りを請け負っていた一団だったのだ。本作の見どころは、CGで
画かれた巨大なピラミッド。マンモスやサーベルタイガーなんかも
登場してます。よく出来ていた方ですが「いかにもCG」っぷりが
目につきましたね。お話は恋愛モノの部分があるので、気楽に観る
のがよろしいかと思われます。

 ところで本作の監督ローランド・エメリッヒは、海外版ゴジラを
撮った人でした。観終わった後に、パンフを見て気づきましたよ。
他に「デイ・アフター・トゥモロー」や「インデペンデンス・デイ」
も撮ってますが……なんちゅうか「うまくまとめてるな」的な作風
の人ですね(笑)。ちなみに、紀元前を表す略記号「B.C.」とは
「Before Christ」(キリスト前)のことで、紀元の「A.D.」なら
「Anno Domini」(我らの主の年)という意味。西暦はキリスト教が
基準点になってるんです。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。コミックが新規に1作、続巻
1作が追加されましたが……続巻を計14冊読んでます。

 DVDの最初は「スモーキン・エース」です。最近(2007年)
公開された作品ですけど、後評がさっぱりだったのでちょっと気に
なって購入してみましたよ。もちろん半額セールの1本です(笑)。
物語は、マフィア幹部のイズラエルの裏切りから始まる。彼は通称
「エース」と呼ばれるマジシャンで、FBIに協力し、組織の内情
を暴露することで身柄の保護を求めていた。彼を抹殺しようとする
マフィアの殺し屋とFBI捜査官との間で銃撃戦が展開される、と
いうもの。

 本作のキーマンは「エース」なんですが……ホテルに軟禁状態の
ため、ほとんど活躍の場がありません(笑)。その周囲で起こって
いるドタバタ劇が見所。私のお気に入りキャラはヒットウーマン・
ジョージア(アリシア・キーズ)です。女二人組の殺し屋の前衛を
していて、後衛の相棒は対戦車ライフルを使用する長距離狙撃手。
標的のエースに接近するためホステスに変装するが、ちょっとした
手違いから窮地に負い込まれる。この女優がちょいとキツい顔立ち
の美女で、スタイルもかなりよろしいです。もちょっと活躍の場が
あっても良かったような気がする……「オチ」は拍子抜けでしたね。
B級アクションと思って観れば、それなりに楽しめます。

 2本目は「Mr.&Mrs.スミス」です。本作は紙カバー付きの
2枚組みプレミアム・エディションを買った。もちろん中古(笑)。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが「夢の共演」した
映画だったが、これまた後評はさっぱりでしたね(笑)。内容は、
運命的な出会いで結婚した二人、ジョンとジェーンはお互い相手に
話せない秘密を持っていた。それは本職が「殺し屋」ということ。
それがバレた途端、夫婦喧嘩は銃撃戦となってしまう。

 本作はコメディ・タッチを「ねらった」映画なハズなんですけど、
見事にスベってます。ちゅうか「寒いギャグ」満載のため、笑うに
笑えないというところ。ネタ的にはとても面白くなる要素があった
んですけど、脚本が悪すぎましたね。監督の音声解説を聞いてても
「それはナイだろう?」みたいな、ツッコミを入れたくなります。
おそらくブラピ出演作では「最も駄作」の一本であることは間違い
ありません……えらく評価が辛いんですけど、ほんとですよ。逆に
反面教師として必見の作品かもしれません。

 3本目は「カリフォルニア」です。本作もブラピ出演ですけど、
1992年の公開。主役級でブラピが出演した初の作品だそうで、
長らくDVD化が待たれていた1本。私もやっと見つけて買った。
内容は、主人公のブライアンは殺人事件の本を書くため、写真家の
恋人キャリーとカリフォルニアへ向かう。旅費節約のため同乗者を
募集して、アーリーとアデールのカップル四人で行くことになる。
だがアーリーは連続殺人鬼だった……というサスペンスもの。

 なんちゅうか、初主役ながらこちらの方がずっと面白い。ブラピ
がアーリー役で連続殺人鬼を演じてますが、見事にハマってます。
それと恋人役のアデール(ジュリエット・ルイス)ですけど、この
女優は非常に演技がウマイ。天才じゃなかろうか? 特典の解説で
アカデミー賞助演女優賞を受賞していることが判明……やっぱり。
他の出演者の誰よりも演技がうまかった。一見の価値アリですよ。
お話的にはそれほど凝っているという印象は無かったので、淡々と
観れました。下手に派手なアクションするより、この方がリアルで
良かったですよ。

 コミックの続巻は、森薫「エマ」第2〜10巻までの9冊です。
本作は以前に1巻だけで止まってたものを、古本屋で2〜7巻まで
購入した。8〜10巻は一般の書店で定価で購入。ネット評などを
見ると散々なことを書かれてましたが、さすがに全巻一気に読むと
面白いですね。内容は、ジョーンズ家のお坊ちゃまウイリアムと、
元家庭教師宅のメイド・エマとの恋愛モノ。

 この作品、本編は7巻で終了して、8・9巻は外伝のショート・
ストーリーが展開してました。最新刊の10巻では「その後」とも
いうべき二人の結婚式のエピソードが画かれ、見事に完結してます。
今度はネット評も上々でしたよ(笑)。ただこの作者は、長編より
短編の方がお話作りが巧い気がしましたね。10巻に収録の四コマ
漫画は絶品です。間の取り方とか、かなりウケましたよ。ちなみに
私は主役の二人よりも、脇役で登場したドロテアが超お気に入り。
もちろんそれは黒髪だからだ!(笑)

 コミックの新規1作は、石川雅之「もやしもん」第1〜6巻です。
こちらは1〜4巻を古書店で購入し、5・6巻を一般書店で購入。
全巻大人買い……ちゅうか今は「セレブ買い」と言うそうな(笑)。
内容は、主人公・沢木惣右衛門直保(さわきそうえもん・ただやす)
は「細菌が見える」という特殊能力を持っていた。幼馴染の結城蛍
(ゆうき・けい)と共に、東京の農大に入学するところから物語は
始まる。一応、学園ドラマです。

 本作は「細菌」の擬人化キャラが爆発的な人気。ストラップなど
のキャラクター・グッズにされてるほどです。コミカルというか、
細菌にも性格設定があるのが面白い。麹菌のA・オリゼーの口癖は
「かもすぞ」です。麹菌ならそりゃ香ばしいだろうな(笑)。ただ
O−157やボツリヌス菌といった病原菌も登場します。その場合
「かもして、ころすぞ」となってしまう……シャレになりません。

 私は当初、このマンガは「菌の漫画」だと思っていた。いやまあ
その通りなのだが(笑)最初から読んでみると、ヒロインも見逃せ
ないことが判明しました。農大教授樹慶蔵(いつき・けいぞう)の
研究室にいる院生、長谷川遥(はせがわ・はるか)が超お気に入り。
普段からボンテージ風のスタイルで、お酒を呑むと人格が変わって
しまう。最新の第6巻では、フランスでの縁談話でした。もしかで、
この漫画の主役は彼女なのではないだろうか?(笑)

333. ブログをはじめた(2008/5/15)
 東京は日曜からずっと雨続きで寒いのなんのって……また長袖を
着てますよ。5月になっても長袖とは、春は一体ドコへいったんで
しょうか? スルーしていきなり梅雨に突入ですかい? お天気が
回復するのは週末になってからだそうだ。
 ところで、雨のためヒキコモリしていた私ですけど、ようやく本
サイトのブログ版を開始。もちろん、料金タダのブログです(笑)。
この「光子力研究室」では設置サーバーも無料なら、Avi-Ban 画像
掲示板も無料で借りているという「全てをタダでやる方式」を採用
しております(笑)。

 ブログについては前々から計画してたんですが、やるキッカケと
いうか、この「だべり」と平行してブログも更新するというのは、
ちょっと時間的にムリかな? と思っていたのだ。ところが、先月
末ごろから画像掲示板のサーバーでトラブルが発生し、全ての画像
が見れなくなってしまったのである。これはマズイ……というか、
投稿画像自体はマイPCに保存してあるからいいんですけど、この
サイトのビジュアル面をカバーするモノが何も無くなってしまった
のだ。これは画像サーバーも別に予備を作っておく必要があるな、
と考えて、ブログを始めることにした次第。ちなみに画像掲示板の
トラブルは既に復旧しております。

 でそのブログですが「楽天ブログ」を申し込んで設置しました。
私は以前から楽天の会員なので、すぐに開始できたよ。本サイトの
設置サーバーは「インフォシーク」ですけど、ここも楽天グループ
の一員なんです。つまりお隣さんではじめたというワケ。
 楽天ブログは基本的に無料ですが、そのため商業利用はできない
ことになっている……なっているのだが「楽天アフィリエイト」は
別です(笑)。この「楽天アフィリエイト」とは、楽天市場の商品
へのリンクを掲載し、他人がそのリンクをクリックして商品を購入
すると、リンクの掲載者に楽天からポイントが還元されるシステム
なのである。このポイントはウェブマネーと同様に、楽天市場での
買い物に使用できるポイントです。楽天は「Tポイント」にも加盟
しているので、互換性があるのが非常に便利ですね。

 このためブログ版は、本サイトで紹介した作品の「お買いもの用」
という位置づけにする方針です。ここの作品紹介コーナーをブログ
にも掲載していくのだ。これならそれほど手間もかからない。
 とはいえ「楽天アフィリエイト」でまじめにポイントを稼ごうと
思ったら、とてつもなく手間が掛かる。ここのページで紹介してる
作品はコミックや本一般が主体で、あとDVDとかもありますけど、
仮に商品価格の1パーセントがポイントとして還元されたとしても
「1万円で100ポイント(100円)」にしかなりませんから。
文庫で500円の本が1冊売れても5ポイントだよ(笑)。真剣に
稼ぎたい人には、高額ブランド商品の紹介がオススメだ。それなら
10万円のバッグが売れると1000ポイントになります。

 でもまあ、私は稼ぐことなど気にせずに、のんびりやっていこう
と思ってます。ブログには別に画像フォルダ(フォトアルバム)も
あるため、お気に入りの画像とか Avi-Ban 画像掲示板だけでなく、
そちらにも投稿できるのだ。この点で、画像サーバーの予備として
利用できますからね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が3作、新作が2作追加。書籍は
5冊の追加。

 コミックスの続巻1作目は、ISUTOSHI「愛気」第6巻です。今巻
では修行に出ていた蓬明(ホーメイ)が復帰。やる気の無い主人公・
國俊に代わってアクション・シーンを盛り上げてくれてます(笑)。
敵とのバトルは激しくなってきてますが、首領の烏丸もいまひとつ
目的がハッキリせずピリッとしません。まあそれがこの作品の味と
いえばそうなんでしょうけどね。ちなみに、前回紹介した谷川史子
「くらしのいずみ」は、この本と一緒に見つけたモノです。
 続巻2作目は太田垣康男「MOONLIGHT MILE」第16巻です。今巻
では、ついに吾郎とロストマンの関係に決着がつきました。しかし
物語は「それから10年後」からの再開とは……どんなもんだろ?
SFとしてはその方が時代設定的にいいんでしょうけど、新キャラ
(吾郎の息子?)はどうなるのかなぁ。

 続巻の3作目は、さとう輝「寿司魂」第2巻です。本作は「別冊
漫画ゴラク」に掲載の寿司マンガ。九十九森の原作付き。主人公・
柳葉鱒之介は銀座・柳寿司の二代目。本誌では本編の「江戸前の旬」
を連載してますが、そちらの主人公・柳葉旬はこの鱒之介の息子で
三代目になる。2作同時進行とは、かなりのヒット作でしょう。
 今巻では東京五輪開催のお話が良かったです。本編の時代設定が
昭和三十九年というのも、それが東京オリンピックの開催年だった
からでしょうね。その証拠にこの回の後、時はちょいと流れて昭和
四十一年になった。ここでは「深川の親方」と出会うエピソードが
描かれてます。しかしこの作品、この調子でずっと進めて、本編の
「江戸前の旬」につなげるつもりなんでしょうか?(笑)

 新規1作目は本庄敬「蒼太の包丁・特選集」です。本作は「漫画
サンデー」で連載中の日本料理のマンガ。末田雄一郎の原作付き。
本書はペーパーバックで再編集・再版された一冊。サブタイトルに
「心暖まる冬の旬味編」とありますが、本編最初のエピソードから
収録されているため、お話は最初から読んだように理解できます。
 主人公「北丘蒼太」は板前になるため、銀座の名店「富み久」で
修行中。厳しい親方・冨田久五郎がイイ味を出している。料理漫画
だけにイイ味は必要だ(笑)。それと、娘さんの「富田さつき」が
かなりカワイイ。今巻では和服姿で店のお手伝いしてましたよ。
 ちなみに、私が買ったのはアンコール再版した二刷だったんです
けど、元の1巻はどこの書店にも置いていない。古書店にも滅多に
ないので、全巻再版してくれないだろうか?

 新規2冊目は、片瀬優「アオイシロ」第1巻です。本作はゲーム
のマンガ化で、雑誌「月刊コミック・ラッシュ」連載中。麓川智之
(ふもとがわともゆき)の原作付きです。作画の片瀬優はよく小説
の挿絵を描いているのを見かけますが、マンガも描けるんですな。
 で本作の内容ですが、青城女学院の剣道部は、咲森寺に夏合宿に
やって来た。部長の小山内梢子は、近くの浜辺で和服姿の美少女を
発見するが……という、ちょっとミステリアスなお話。咲森寺には
鬼退治の剣法が伝承されてたり、沖にある卯良島では鬼退治の祭事
をやってたりもする。1巻ではまだ謎ばかりですな。私は個人的に
副部長の桜井綾代に萌えてます。黒髪ロングなツリ眼の美少女だ。
まあ片瀬優の描くキャラは全体的にツリ眼がちですけど、番外編の
おまけページでは主役に抜擢されてましたよ。

 続いて書籍の1冊目は、野尻抱介「魔法使いとランデヴー」です。
富士見ファンタジア文庫「ロケットガール」の第4巻……ちゅうか
コレまだ続いてたんだ!?(笑) ふと発見してビックリですよ。
まあOVAも出たことですし、その関係で刊行されたんでしょう。
本書は3巻以降、ドラゴンマガジンの掲載分で未収録の短編3本と
描き下ろしを収録。絵師の「むっちりむうにい」は「十兵衛ちゃん」
のマンガを描いてた人物です。小説の挿絵では「楽園の魔女たち」
(樹川さとみ・集英社コバルト文庫)のシリーズが有名ですな。
 で内容ですが、主人公「森田ゆかり」は女子高生で宇宙飛行士。
今回のミッションは、故障した小惑星探査機「はちどり」の修理と
救出だった。飛行士の「マツリ」と「三浦茜」の三人で行くことに
なったが、マツリには魔法使い(シャーマン)として、やらなけれ
ばならないことがあった……(表題作)というもの。本作は飛行士
や作業の描写のリアルさに定評がありますが、今回のネタも現実の
探査機「はやぶさ」で発生した事故をモデルにしている。

 ちなみにこの作品、前巻の1〜3巻は全て復刻再版されてます。
それも昨年(だべり・290)購入済みですけど、旧版・第1巻の
「ロケットガール」の発行は、我が家の蔵書を確認してみたところ
平成7年3月25日ですよ。当時の絵師は「山内則康」でした……
かるく十年前ですね。

 2冊目は、電撃文庫「世界平和は一家団欒のあとに」です。作者
「橋本和也」は本作で第13回電撃小説大賞を受賞した。以下続巻
でもある。挿絵を担当した「さめだ小判」は本来はHマンガ家で、
雑誌「快楽天ビースト」などで描いています。非常に絵が巧い人。
もちろん本書もジャケ買いした一冊(笑)。
 で内容ですが、星弓家の6人兄弟姉妹は特殊な魔法使い。しかも
「世界の危機的事件に巻き込まれる」という星の下に生まれており、
否応無くその事件を解決しなければならない宿命を背負っていた。
主人公は長男(第三子)の軋人(・きしと)で、この「オレ様」の
一人称で話が進む。トラブルが向こうからやって来る人物のため、
災難には事欠かない(笑)。全体的にグチっぽい描写が多いのだが、
それがまたけっこう笑えます。しかし現代が舞台にもかかわらず、
父親が元・勇者、母親が元・お姫様という家庭はどうよ?(笑)

 3冊目も電撃文庫からで「ぜふぁがるど」です。作者の柴村仁の
名前は「ひとし」でなく「じん」なんだそうだ。この人は別の作品
「我が家のお稲荷さま。」がアニメ化するそうで、売れっ子ですな。
本作もシリーズ化を前提にしているそうです。絵師の「ふゆの春秋」
は少女マンガみたいな絵柄ですが、ロボットなどのメカデザインも
こなせる人物。かなり珍しいですね。
 で内容ですが、主人公の菅沼宙(・ひろ)はごく普通の高校生。
しかし突如として現れた謎の生命体により「牙臣ゼファガルド」に
変身できるようになった。その理由とは、幼馴染でヒロインのメイ
(安芸野鳴)が、そっちの(謎の生命体の)世界では重要人物で、
襲ってくる怪人からメイを守ることになったのだった……この作品、
三人称と一人称もごちゃまぜです。文章がちょっと読みにくい部分
もありましたけど、面白く読めましたよ。

 4冊目は学研メグミ文庫から「がんばれ! 鉄道むすめ」です。
本書はトミーテックが発売したフィギアの公式ノベル。この「鉄道
むすめ」では各キャラごとに名前や勤め先の設定が決まっていて、
各キャラごとにCDまで出ている。原作はトミーテック・明科実祐。
文章は村木晧一。絵師はフィギアのキャラデザ担当の「みぶなつき」
である。ただ本文の挿絵は「宙花こより」が描いていた。この人は
同じトミーテックが発売しているフィギア「バスむすめ」のキャラ
デザを担当した人ですな。
 今巻は「奮闘編」として、船橋ちとせ&石田あいこ(小田急)、
八木沢まい(上田電鉄)、春日部しあ(東部商事)の全3話。私は
特に小田急の「船橋ちとせ」がお気に入り。いや、小田急はちょく
ちょく利用してるもんですから(笑)。あったか系のエピソードで、
身近な感じがしました。非常にイイですね。

 ところで「学研」というと、通信学習システムの「新研ゼミ」が
有名ですね。でもこの学習システム、終了する予定なんだそうだ。
子供が少なくなったせいで、受講者が全盛期の2割にまで落ち込ん
でるとか……こんなところに少子化の波がきてるんですな。

 最後5冊目は、メディアファクトリー・MF文庫から「ジャンク
フォース」(第1巻)です。著者の「柿沼秀樹」は、その昔OVA
「ガルフォース」をやっていた人物で、非常に懐かしい気がする。
絵師の「駒都えーじ」は、PCゲーム「蒼い海のトリスティア」の
キャラデザを担当。こちらも懐かしいですな。
 内容ですが、時は西暦2136年。最終戦争により荒廃した地球
が舞台。主人公ライザは16歳の少女。仲間のウーティ(14歳)、
ミル(13歳)と一緒に、安息の地を求めて旅をしている。愛車の
浮揚戦車「スコルピオン」は、先の大戦の生き残りだ。そんな彼女
たちの一行は、ルイという14歳の少年を拾う。彼はメカオタクで、
こいつは「パシリ」に使えそうだ……というお話です。SF物とは
いえ、普通にラブコメです。ちなみに、本作は2001年にウェブ
上での連載から始まったものだそうです。

332. 秋葉原めぐり(2008/5/8)
 ゴールデンウィークも明けて、またいつもの日常が戻ってまいり
ました。私はGWには映画を観たり、秋葉原に出向いたりしてまし
たよ。しかし、アキバのメインストリートでは「自称アイドル」が
逮捕されたこともあってか、目立つ人々はいなくなってましたね。
ちょっと拍子抜けでした。

 アイテムは本を中心に購入したんですが、ヨドバシでは最近流行
している「むげんプチプチ」を買ってみました。袋をプチプチ潰す
(押す)玩具。50回ごとに音声が出る。全4種類ありましたけど、
私が買ったのは「ツンデレ編」です。なぜかこれだけが売れていて、
残り3個でしたよ。ちなみに、音声を担当してる声優は釘宮理恵。
この人は「灼眼のシャナ」の主人公・シャナ役で有名ですね。音声
パターンは4つですけど、押してから少し放っておくと「おねだり
ボイス」も聞けるので、全5パターンです。

「触んないでよ!」/「大ッ嫌い!」/「ヘンタイ!」/
「あ、ありがとう…」/「別に…寂しくないわよ!」

 しかしこれで萌えるのだろうか? 確かにシャナが言っていると
思えばそれなりに……なんだかなぁ(笑)。
 でもこの「ツンデレ編」ネットで調べてみたところ、ほとんどの
サイトで売り切れだった。ヤフオク出品もあった様子なので、私は
楽に買えてラッキーだったんですかね?

 それと「変身ラーメン」なるものも買ってきた。これは秋葉原の
インスタントラーメン専門店「Akiba Noodle さくら」で販売してる
オリジナル商品で、定価180円です。私が購入したのはコンビニ
でしたが、本店以外で買えるのはそこだけらしい。中身の湯で麺は
生タイプで、スープは「とんこつ」味。後から「しょうゆ」タレを
加えても食べられる、2通り味わえる優れモノ。インスタントでは
けっこう旨い部類だと思われます。

 ところでこの変身ラーメン、普段から食べている私のお気に入り
インスタント麺「北海道ラーメン 旭川醤油」と製造元が同じだ!
これはビックリ……こちらは全国のコンビニで100円で買える。
皆様もおひとついかが?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。コミックの続巻が2作、新作
が3作追加。

 DVDの1本目は「怪獣大戦争」です。東宝のシリーズもやっと
廉価版が出てくれました。本作は1965年のゴジラ映画6作目。
私はちょっと前まで、このタイトルを別の作品の「宇宙大戦争」と
カン違いしていた。友人から指摘されるまでは……こんなことでは
オタク失格です(笑)。
 で内容ですが、主人公は地球連合宇宙局の富士隊員(宝田明)と
グレン(ニック・アダムス)。惑星の調査でX星人と遭遇するが、
彼らはキングギドラの驚異にさらされていた。キングギドラを倒す
ため、ゴジラとラドンがX星に運ばれる。しかし、それはX星人の
地球侵略の罠だった……というもの。

 本作はゴジラが「シェー」をすることで有名だ(笑)。主人公の
宝田明よりも、X星人の土屋嘉男と水野久美の方が人気があったり
する、ちょいと毛色の違う作品でもある。しかし今見ても水野久美
はすごい美人だ。黒い髪に赤い唇……当時としてもズバ抜けた美人
だったんじゃないだろうか? 今でもフィギア化されたりしてます
からね。それと音声解説では土屋嘉男のコメントが聞ける。これは
必聴ですよ。昔の思い出話が多く、非常にマニアックだ。ちょいと
驚いたのはニック・アダムス。お亡くなりになった原因は自殺した
からだそうだ……ナゼにして?

 DVDの2本目は「マッハ '78」です。本作は故・梶原一騎が
製作したカー・スタントの映画。一応ストーリーらしきものはある
のだが、それは付け足しのようなモノで、見所はスタント・シーン。
日本のカー・スタントマンが、アメリカでスタント・チームと対決
するという設定で、各地を巡ってのスタント対戦が非常に面白い。
今では当たり前にやっているスタント・テクニックは、この時代に
完成された技術が多いのだ。バスに横から突っ込んだり、並べた車
の上にダイブしたり、ドリフト、追突、片輪走行も披露してくれる。
ラストのポルシェによる水上ダイブは圧巻。CGではない、実写の
迫力があります……ストーリー設定は無用でしたね。

 最後3本目は「続・丹下左膳」です。前作同様1000円版です
けど、こちらはちゃんと1953年の製作。左膳役の大河内傳次郎
もかなり歳をとって貫禄が出てます。内容は、呪われた妖刀を捜し
求めるというお話。続編となってますけど、前作とストーリー的な
つながりはありません。全体に暗い雰囲気で、どうやら戦前の丹下
左膳を意識して作られたらしい。大河内傳次郎の立ち回りはさすが
の一言ですね。クレーンを使った俯瞰での大殺陣など、今でも斬新
な演出と思える……この頃の時代劇、もっと出してほしいよ。

 コミックの続巻1作目は、ひかわきょうこ「お伽もよう綾にしき」
第4巻です。今巻では現世に戻った新九郎と、悪霊・八重の対決。
しかし私は十年ぶりに再会したヒロイン・鈴音との関係の方が気に
なりますね……学園恋愛モノとか、もう描かないのかなぁ。
 2作目は、竹本泉「よみきりものの…やわらかくて グ」です。
これは通巻で4巻目。巻数が書いて無いので間違えるかも、と作者
本人も言ってました(笑)。今巻には「てきぱきワーキン・ラ」も
入っていて、お得かもしんない。この調子で「あおいちゃん」とか
「さよりな」のお話も描いてくれないものだろうか?

 新規1作目は榛野なな恵「Papa told me 〜街を歩けば〜」です。
本作は「ヤングユー」で連載していたが2005年末で中断して、
2007年に復活したのは「別冊コーラス」だった。この巻は通巻
の表示こそ無いものの、連載(27巻)の続きから読めます。実質
的には28巻ですが、リストには新作として加えておきましょう。
今巻は社会派のエピソードより御伽噺の方がメインで、原点回帰と
いったところ……これからも続けて描いてほしいものです。

 2作目は、谷川史子「くらしのいずみ」です。この作者、前から
「りぼん」で描いていたのだが、今回は「アワーズ」ですよ。少年
画報社のコミックスです。作者本人も「少年誌は初めて」と言って
ますね。内容はいつも通りの恋愛物でしたが、登場人物はちょいと
大人向けになってます。ほんわかノリも変わらず、少年誌であって
も独自の個性は健在でしたね。しかしこの本、少年誌コミックスの
コーナーに置いてあったら、気がつかないだろう? まあ、ファン
なら気がつくだろうけど、私もオドロキましたよ。

 最後の3作目は、アサミ・マート「木造迷宮」です。本作は復活
した「リュウ」に掲載された純和風モノ。木造の家に住む小説家・
コーイチと、女中(メイド)のヤイさんの物語。コレなんちゅうか、
戦後の昭和の雰囲気まるだしでして、かなり狭いとこを突いている
作品ですが……ヤイさんがカワイイ! 黒髪! 和服! 割烹着!
しかも猫と昼寝! ああっ! 私は素晴らしくお気に入り(笑)。
ヤイさんのような女中さんから「ダンナさん」と呼ばれたいです。
いやほんとに……次回作にもすっごく期待してます。

331. 創作談議(2008/5/1)
 今年も早五月となりました。みなさまはGWはどのようにお過し
になる予定でしょうか? とりあえず私は映画でも観に行こうかと
思ってますけど、その他に遠出する計画は全くございません。ええ、
全く無いんでございますよ(泣)。

 ところで、ちょいと前に「とめはねっ!」第3巻を読んだ感想で
「もの知り爺さんが出てくる作品も少なくなったな」と述べました
(だべり・328)が、この件で友人と創作談議をしましたよ。

「もの知りキャラが少なくなったのは、まあ当然かもな」
「へっ? なんで?」
「作者自身もの知りでないと、キャラを動かせないからだ」
「なるほど! ちゅうか、ソレ今の作者をバカにしすぎでないの?」
「ハハ。でなきゃ、話を引き延ばすために出さないんだよ」
「ほう? それはナゼにして?」
「もの知りがいると、問題が解決しちゃうだろ?」
「そうか! 連載を続けるのには、解決しない方がいいんだ!」
「最近のアニメとか漫画には、そんなキャラ出てないよ」
「ふむ。その方が都合がいいからだったとは……」

 なんちゅうか、あまりに的を得たご意見のため、反論するスキも
ございません(笑)。そういや青春群像を「続けていく」ためには、
教師役はジャマなだけだよなぁ。

「でもそれって、見ててイライラしませんか?」
「するな。だからオレは見て無いし」
「そりゃそうだ……最近の出版不況って、そんなところが原因なの
かもね。反面マニュアル本とか、うんちく系の新書が売れてる」
「小説には期待されてないんだろ、問題解決の」
「そだね。読んで面白かった、だけじゃもう売れないし」
「出版不況は、単に出てる本がつまらないだけだと思うが、売れる
本には共通点がある」
「それどんな?」
「ベストセラーになってるのは、本を読まない人向けに書かれた本
なんだよ」
「そうだ! 素人向けの解説本もそうですな!」
「今は本を読む人より読まない人の方が圧倒的に多いから、そっち
向けに商売した方が儲かるんだろ」
「それ商業的には正しいんだろうけど……創作的に正しいのか?」
「まず売れないと生活できないから。プロとはそういうものだ」

 かなり穿ったご意見でしたが、私も全くその通りに思えましたよ。
今は商業的には萌え系ライトノベル全盛期になってますが、きっと
ここからまともな作家が出てくるんでしょうね。

「まあ、出てこなきゃ本当に終わりだろうな。ライト・ミステリー
全盛期からも本格推理が出てきたが……」
「……今は結局、その読者を受け止めきれてませんね」
「飽きられちゃって、趣味が他に向かったんだろ。アニメも同様。
一部のマニア作品だけが元気で、ゴールデン・タイムに放送できる
作品なんか無いし。エヴァが最後だったんじゃないか?」
「そだね。今また映画やってるくらいだから……」

 現状を考えると暗澹とした気分でしたが、ここ十年エヴァ以上の
ヒット作が無いことを考えると、どうやらそのようです……創作者
の明日はどっちだろう?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作、新規に3作追加。書籍は
5冊の追加……今週はまた全てエロ系統です(笑)。

 コミックの続巻1作目は、八月薫「お願いサプリマン マイピュア
レディー」第2巻です。この作品は、主人公の田上が異性との関係
に悩む女性を救うもので、毎回違ったシチュエーションが展開する
のが見所です。今巻でのイチオシはやはりナースでしょう!(笑)
表紙にもなってるし、エピソードは次巻にも続いている。ナースの
人気は侮り難いですな(笑)。しかし改めて思ったが、この作家は
すごいハイペースで描いている。雑誌のカラー表紙もやってるし、
ウェブサイトも持っている……画集も出してくれないかな。
 続巻の2作目は春輝「秘書課ドロップ」第3巻です。これで完結
だったが「性急にまとめた」感があった。今巻は主人公後台大輔が
ヒロイン・沙織のマンションに引っ越してきたところで、秘書課の
お姉サマ方とのHシーンもノリノリ。それは良かったんですけど、
会社の乗っ取り計画は慌てて決着させたような気がした。ちょっと
まとめ方に問題がありましたね。まあ、話はイマイチでしたけど、
絵的には充分楽しめました。次回作に期待しましょう。

 新規の1作目は沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」です。この
作者はアフタヌーンで「無限の住人」を連載中。本作は連作短編の
形式で「マンガ・エロティクス・エフ」に掲載されたもの。内容は、
孤児院で暮らしている少女達のお話。彼女達は慈善劇団を主催する
ブラッドハーレー家の養女となるべく、孤児ながらも希望を持って
生きていた。だがその一方で劇団に入れない娘は、刑務所の囚人の
暴動を防ぐため、使い捨ての慰安婦にされていたのだ……ええと、
全く救い様の無いお話。時代設定は1900年頃の、ヨーロッパの
小国ということになってます。特にどこが舞台というワケではない
らしいのですが、モロ英国調です。作者は前に「人でなしの恋」と
いうSM画集を出してますが、そっちの系統ですね。間違って購入
すると、痛い目を見ることは確実。ちなみに、私の友人も購入して
ましたけど、感想はまだ聞いてません……どうだったんだろ?

 2作目は SASAYUKI「快楽の白と黒」です。これはコミックメガ
ストアに掲載された作品を収録。ジャンル的にはローリーですが、
内容ではゴシック調というか、時代風の作品が多いのが特徴です。
教会に引き取られた姉妹が神父に凌辱されまくり、とか。お嬢様と
奴隷家庭教師、とか。フタナリや近親相姦モノもある。個人的には
最終話「お嬢様の父と冬の夜」がお気に入り。ツンデレ娘が父親を
誘惑する、という定番モノ。この作者は絵が巧いのに加えて、背景
とかドレスもしっかり描き込んであります。カバー絵もカバー裏に
続くイラストの一部だったりする。本書は3刷りでしたが、三ヶ月
でこのペース。かなり人気があるようです。次回作にも期待が持て
そうですよ。

 最後3冊目は、いぬぶろ「いぬみみずかん」です。最初見た時に
どっちが作者名だ? とか思いましたけど(笑)この作者は小説の
挿絵も描いてます。内容は、タイトル通り犬耳娘のお話。主人公・
山川三夏は犬耳娘好きが昂じて、最も犬耳娘が多い街に越してきた。
街で出会った犬耳娘たちとHな(妄想の)生活となる。ローリー物
が多く、頭身の描き分けがしっかりしてるのが特徴です。絵の巧さ
もさることながら、ポージングも非常に凝ってますね。巻頭カラー
16頁に、全280頁のぶ厚い一冊……これは人気が出るだろう。
私はやっと捜し出しましたけど、半月で再版されてました。

 書籍の1冊目はパラダイム・ノベルズから「Harem Racer」です。
これは同名ゲームのノベライズで、絵師の「キリヤマ太一」につら
れて購入。私は「メイド・イン・ヘブン」と「セックスフレンド」
しか知らなかったので、こんな作品もやってたんだな、という印象
ですね。内容は、主人公・片木野島信悟之介(かたきのしま・しん
ごのすけ)はレースドライバー。F1/2に参戦することになるが、
チームオーナーやメカニックは全て女性だった。レースクィーンや
おっかけファンも登場して、転戦する生活が始まる。しかしレース
描写はそっちのけで、Hシーンばかりに頁数を割いているところに
は好感が持てます(笑)。それと、おっかけ娘の「本田せな」には
爆笑しました。2000年の発行のためか、時代を感じさせます。

 2冊目はハーヴェスト・ノベルズ「牝奴隷(メドレイ)」です。
これはソフトハウス「アトリエかぐや」が製作したゲームの小説版。
内容は、主人公・高宮遼は重症のシスコン。その姉・沙月の依頼に
より辰陵学園を陰で支配する片棒を担ぐことになった。ライバルの
神崎明日香や、担任教師・長谷部留美を毒牙にかけていく、という
学園物。本作は何と言っても姉・沙月の存在感に尽きてます。学園
支配という設定はまあいいとして(笑)、明日香の母親・慶子まで
牝奴隷にしてしまう。この策士っぷりが最高でしたね。原画担当は
「M&M」で、巨乳っぷりも最高です。今後「M&M」が担当した
本を集めようと思ってますよ。

 3冊目は桜桃書房のゼロ・ノベルズから「由香 −喪失−」です。
挿絵の亜朧麗はH漫画家。著者の「池かなた」は前にもH漫画家の
鬼ノ仁とコンビを組んでましたね。内容ですが、由香は母親を亡く
したばかりの13歳の美少女。しかし実の父が生きていて、由香は
その屋敷に引き取られることになる。だがそれは凌辱の罠だった、
という近親相姦モノ。本作は、う〜ん、設定は良かったんですが、
演出が少々凝りすぎだったかもしれません。200頁ほどの作品で
23も場面転換があると、場面あたりの頁数が10頁前後になって
しまうからだ。もっとネチネチしていた方が良かったと思われます。
それに比べてオチはあっさりでしたからね。ただ、各場面の実用性
には問題ありません(笑)。

 4冊目は、二見ブルーベリーから「眼鏡っ娘パラダイス」です。
本書は挿絵の「あるまじろう」につられて購入。これはH仕事用の
ペンネームで、この人はアフタヌーンの将棋漫画「しおんの王」を
描いてる「安藤慈朗」と同一人物なのだ。で内容ですが、主人公・
多丸浩史は眼鏡萌えの高校生。黒ぶち眼鏡の古文教師・児玉聡子を
手始めに、百合趣味の眼鏡っ娘二人も毒牙にかける、という学園物。
本作は眼鏡っ娘に特化した作品ですが、個人的に女教師の児玉先生
が超お気に入り。なんせ「ロングな黒髪の色情狂」という設定で、
すっかり浩史の言いなりになってしまうのだ。こんな先生なら一人
欲しいよな(笑)。作者の「開田あや」は、文体がちょっと古風な
気もしますが、他の作品も試しに読んでみようかと思ってます。

 最後は小学館ガガガ文庫「月光のカルネヴァーレ」第1巻です。
本書はニトロプラス製作のHゲームの小説版。全編がゴシック調で、
自動人形(オートマタ)も存在する異世界。主人公・アレッシオは
マフィアの一員で、子供ギャングを仕切っていた。自動人形である
ノヴェラの依頼を受け、妹のフォーラを探していたが……この作品、
元がHなゲームなだけに、そこかしこにエロ描写がちりばめられて
ます。フォーラは外見は人間の美少女そのものですからね。しかし
小学館もよく出す気になったよな(笑)。ちなみに、ガガガ文庫は
男の子向けのレーベルで、女の子向けにはラララ文庫を出している。
作品のラインナップからして、かなりマニアックだ。本作も小説版
はゲームとは違って、登場人物は完全オリジナルです。文章担当の
「J・さいろー」も当初は驚いていたという。挿絵はゲームと同様
「大崎シンヤ」が担当し、以下続巻だそうです。

 今週の5冊で、読書リストの累計数が400冊を突破しました。
この出版不況の時代に、我ながらよく読んでるなぁ、と改めて思い
ましたよ(笑)。でも6年ちょいで400冊なら5〜6日に1冊の
ペースです。そんなに大量とは言えませんよね? ちゅうか、紹介
してない作品もかなりあるので、実際にはこの1.5倍(600冊)
くらいにはなるハズ。それでも週に2冊ペースになるから、そんな
大量でもないですよね……って、ほんとに?(笑)

330. 創作小説の中間報告(2008/4/24)
 東京では暑かったり雨だったり、気まぐれなお天気が続いており
ます。もうすぐゴールデン・ウィークになりますが、連休中ぐらい
カラッと晴れてほしいものですな。

 さて今週は連載中の「修道士マルコ」第二部第三章の執筆状況に
ついてのご報告。ぶっちゃけ半分ぐらい書いて止まってます(泣)。
次の第四章で「マリエル篇」を終らせるつもりなんですが、どうも
プロットを全て消化できなくなりそうです。エピソードを詰め込み
過ぎというか、伏線が多すぎるのが原因……ちょっと反省。
 現在はプロットを再構成しているので、取捨選択が済めば何とか
なりそうですよ。捨てるというか、後々のためにストックしておく
ワケですけど、それが全体から見て、時系列に沿っているかどうか
チェックするのがややこしいんですな。パズルみたいなものです。

 ところで、未発表原稿のタイプ打ちはかなり進みました。最長の
作品だった「ローラン」の物語は既にテキスト化が終っているので、
もう本編を書き始めましたよ。現在は短編とか、その他のネタ帳に
あるプロットをいくつか草稿として書き始めている。これらの作品
は「完成したら掲載」の予定なので、気長にお待ちになって下さい。
連載中の「修道士マルコ」が「小さな英雄」につながるまでには、
何とかなってると思われます……たぶん。
 今後の予定としては、8月頃に夏季分の第二部第三章を掲載する。
12月には冬期分の第四章で、第二部を終らせる。来年の4月には
何か別の短編を掲載できるでしょう。なるべくこの年3回のペース
になるよう、鋭意努力いたしますです、ハイ。

 それと、ちょいと前に読んだ書籍の疑問点を調べたので、ご報告
しときましょう。「オーパーツ・ラブ」の挿絵を描いていた「酒井
ヒロヤス」ですが、以前はHマンガ家でした……やっぱり!(笑)
コミックスも何冊か出していたらしいのだが、そこらへんの詳細は
ちょっと不明。ま、健全なライトノベルの絵師となったからには、
過去は抹殺しといた方がよろしいんでしょう(笑)。
 あと「風水学園」ですけど、中途半端な終り方が不思議だったん
ですが、ちゃんと続編が出てましたね。確認したのは6巻でしたが、
以下続巻の様子。作者の「夏緑」も、この作品以外にもあちこちで
書いてました。絵師の「凪良」はプレステ2の「アルトネリコ」の
キャラデザもやってるのに、よく時間があるなぁ。

 ところで「鉄車帝国の女囚」の作者・吉田親司ですが、調べたら
IF戦記物を中心に、かなりの作品点数がありました。最近ですと
「血闘絶対国防圏」の設定を使って「その後の未来世界」を書いた
作品も出してるそうな……うっ。まだ「血闘〜」すら読んでいない。
G・W中にでも読破しましょうかね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。コミックの続巻が2作、新作
が3作追加。それと今週はコミックを50作ほど過去データに移動
しておきました。だいぶスッキリしましたね。

 DVDの1本目は「ザ・デイ・アフター」です。これは中古屋で
やっと見つけたCDケース版。既に普通のトールケース版も出てる
ハズなんですが、ショップでは一度も見かけたことがありません。
ありがとう、ブック・オフ!(笑)
 本作は1983年に公開されたTV映画で、全米で大変な騒ぎと
なった伝説の作品。日本での公開は翌84年だったが、ご記憶の方
も多いかと思われる。内容は、米ソがヨーロッパでの小規模な紛争
から、ついには核戦争が勃発するというものです。主人公は医師役
のシェイソン・ロバーズ。この俳優は「トラ!トラ!トラ!」とか
「大統領の陰謀」に出てた名優です。監督のニコラス・メイヤーは
「スタートレック2」ぐらいしか知らなかったが、それは82年。
本作の83年以降、ほとんど映画を撮ってない。やはり反響が大き
すぎたのだろうか?

 この映画、核戦争が始まるまではごく普通のドラマが展開する。
医師のラッセルと、その実家カンザス周辺の、のんびりしたドラマ
なのだ。だが随所に紛争の悪化を告げるシーンが挿入され、ついに
核戦争が勃発する。カンザスのICBM基地からもミサイルが発射
され、報復攻撃の核ミサイルが着弾すると、巨大なキノコ雲が……
これは恐ろしい映像だ。しかもこの核爆発シーンに使用された映像、
実際にネバダ州などで行われた核実験の資料映像が混ざっている。
合成映像がチャチなだけに、そっちがリアル過ぎて異様に恐ろしい。
核爆発以降、全土が放射能の死の灰につつまれ、生き残った人々は
放射線障害に苦しみながら死んでいくことになる。何の救いもない、
リアルそのもののラスト……現実にならないことを祈るしかない。
まだ見ていない人は必見ですね。

 2本目は「ハレルヤ」です。1929年のモノクロ映画。本作は
初のオール黒人キャストの作品。内容は、貧しい綿農家のジークが
イカサマ賭博で文無しになってしまい、信仰に救いを求めて伝道師
となるが……という、これまたリアルな映画。当時の黒人労働者の
惨めな暮らしぶりがよく解る。ところで、主演のジーク役を演じた
ダニエル・ヘインズを「どっかで見た顔だな?」と思ってたら、元
バスケ選手のO・J・シンプソンそっくりかも?(笑)。殺人疑惑
の特集で見た記憶があるが……改めて調べてみたら、あんまし似て
いなかった(笑)。これはヤな例えだったか。それと伝道師の公演
シーンで、マイケル・ジャクソンがよくやる「ムーンウォーク」を
やっていた! 前に歩くように見せながら後ろに退がっていく、と
いうトリック・ステップ。これには驚きましたね。ルーツはこんな
ところにあったのか。他にも随所にジャズやブルース、ゴスペルの
名曲が使われてて、マニアにはおすすめですよ。

 最後3本目は「快傑ゾロ」です。本作はタイロン・パワー主演の
モノクロ映画。1940の作品ですが、ゾロは何回も映画化されて
いる。最初はダグラス・フェアバンクス主演の「奇傑ゾロ」だった。
内容ですが、カリフォルニアが植民地でスペイン領だった頃のお話。
主役のディエゴ・ベガは市長の息子。スペインから帰国したところ、
街は新市長に乗っ取られていた。ディエゴはゾロとなって、庶民を
圧政から救うべく活躍する、という定番モノ。このゾロという作品
では、主人公がゾロとの二役を演じるのが面白い部分。ヒロインを
敵と取り合う駆け引きがナイスでした。観客はゾロの正体を知って
いるワケで、この演出が最も難しい。私が最初に観たのはアラン・
ドロン主演でしたが、本作もよくできてましたね。

 でコミックの続巻1作目は、萩原一至「BASTARD !!」第25巻。
今巻でもウリエルとのバトルが続いてます……丸ごと1巻ぶんです。
この作品もCG作画になってからというもの、書き込み量がハンパ
でなく増大してますけど、お話はちっとも進まなくなりましたね。
エウロペアの十賢者も呆れてます(笑)。
 続巻2作目は、吉富昭仁「BLUE DROP 〜天使の僕ら〜」第2巻。
だがこの2巻にして完結……やはりSFはウケないんでしょうか?
カワイイ女の子が盛り沢山の内容だったんですが、非常に残念です。
作者本人はまだこの世界設定を描くつもりだとのことなので、また
いつかに期待しましょう。

 コミックの新規1作目は聖悠紀「超人ロック エピタフ」第1巻。
今度はコミック・フラッパーにお引っ越し。ビブロスで発行された
コミックスも再版してますね。ずいぶんあっちこっち移動してます
けど、ちゃんと続いてる。新刊の通巻では76巻目になりますか。
新シリーズのお話は、銀河帝国の内情を語るエピソード。ブリアン
大臣の生涯を追うんだそうだ……長いお話が更に長くなりそうです。
とはいえ、超人ロック本人もちゃんと出てくるので、まだマシな方
かもしれません。

 2作目は鬼ノ仁「ラブホいこうよ・」第1巻です。点はもちろん
「はぁと」です(笑)。この作者は元々Hマンガ家ですが、本作は
青年誌での連載です。内容は、主人公・達也にやっとできた彼女・
可織の家は、なんとラブホテルだった……というラブコメ作品です。
ちゅうかエロコメになってますけど(笑)。従姉の朝子も登場して
「ああっ女神さま」状態になっている。この作者は画力はしっかり
してるんですが、果たしてまともなマンガは描けるのだろうか?
私は個人的に妹の沙織ちゃんに萌えてます。ただ、せっかくカラー
ページがあるのに姉妹バニーのイラストはナゼ白黒?(笑)

 最後3作目は野上武志「月の海のるあ」第1巻です。作者は戦車
マニアで既に有名ですが、今度は零式水上観測機(通称・ゼロカン)
ですよ。内容は、主人公・神月零はゼロカンのパイロット。輸送艦
「つきかげ」艦長の父と一緒に、沈没船の引き上げを生業とする。
ヒロインの「るあ」は彼の娘という扱いの謎の美少女。第二次大戦
の秘密作戦や、竹取物語にも関連している……のですが、本編では
サービスシーン満載のHアクションが展開されてます。特にるあが
天然キャラで萌えますね。ラストでもう一人、謎の美少女が登場。
次巻にも期待が持てそうです。それと、この作者のコミックスでは
必ずカバー裏を見ること。いつも「後書き」がある。今回も「萌戦」
のキャラが登場してましたよ。

329. エロいパワーでGo!(2008/4/17)
 さて今週はHなムック本をご紹介。HPCゲームのガイドブック
「テックジャイアン・ブリリアント」2007年の上・下半期です。
それぞれ本誌半年分の総集編。私はHゲームはほとんどやらないん
ですけど、絵師をチェックするために買ってます。今回は宣伝用の
ポスター・データも収録されていて、これがスゲェ巨大ファイル。
印刷できるクオリティだそうだ……でも、我が家にはフルカラー・
プリンターがありません(泣)。
 以下、気になっている絵師が担当したHゲームと製作ブランド。

「あなたの知らない看護婦」G.J?/佐野俊英
「七人のオンラインゲーマーズ Theアニメ」G.J?/佐野俊英
「双子ノ母性本能 Theアニメ」G.J?/佐野俊英
「虜ノ姫 〜淫魔の調律〜」アトリエかぐや/M&M
「ドラゴンナイト 4」エルフ/竹井正樹
「続・殺戮のジャンゴ〜地獄の賞金首」ニトロプラス/Ni^θ
「ロンド・リーフレット」リトルウィッチ/大槍蘆人
「ピリオド」リトルウィッチ/大槍蘆人
「Sweet Home」CODEPINK/キリヤマ太一
「超昂閃忍ハルカ」アリスソフト/おにぎりくん
「とらぶる!シスタールーム」UNDEAD/JOYRIDE
「きみはぐ」フロントウィング/INO、ヤマグチノボル
「やくchu!」SCORE/安藤智也
「夜姦診療」STRIKES/高橋レコード
「らぶデス 2」TEATIME/おんだ

 けっこうありましたね(笑)。ちょいと解説をしておきますと、
ブランド「G.J?」の「〜Theアニメ」の2本は再発売もので、
Hシーンにアニメが追加されたもの。廉価版になってもこのような
追加要素があるなら、顧客の新規開拓にもなるんでしょう。それと
「エルフ」の「ドラゴンナイト 4」もリニューアルして再版されて
ました。これは懐かしいゲームですなぁ。あと「やくchu!」の
絵師「安藤智也」ですが、前にフランス書院の美少女文庫で挿絵を
描いていた人物。Hゲームに進出です。Hゲームの絵師がH小説の
挿絵を描くのはよくあるんですけど、これは逆のパターンですな。
「夜姦診療」の「高橋レコード」は今回初めて発見した絵師ですが、
かなり絵が巧い人。次回作にも注目です。

 最後の「らぶデス 2」ですが、これは別の意味で注目のゲーム。
システムは3Dだが、アニメ調の彩色表現を採用している。これも
全てアイマスのお陰か?(笑) 3Dは人気が今ひとつですからね。
3Dと言ったらブランド「イリュージョン」の「人工少女 3」も
すごかった。見た目が益々DOAそっくりに(笑)。ビーチバレー
を出した時からそうでしたが、いつかテクモから苦情がくるんじゃ
ないんでしょうかね?(笑) しかも「すくぅ〜るメイト」という
新発売のゲームではアニメ調の彩色表現を採用し、こちらも負けて
いません。すごい戦いです(笑)。

 ところで、久々に雑誌「ゲーマガ」を買ってみたところ、セガの
PS3ゲーム「戦場のヴァルキュリア」に驚き。イラスト・タッチ
を表現する「キャンバス描画システム」を開発し、全画面に採用。
イラストがそのままぐるんぐるん動き回ってる……こいつはスゲェ。
バンダイの「ティルズ」シリーズもアニメ調の表現を採用してます
けど、これはそれを超えてます。ゲームがマンガを圧倒する時が、
ついにやってきたのだろうか? 開発スタッフのインタビューでも
「非常に贅沢なゲーム」と言っていた。これはちょっと、PS3が
欲しくなりましたね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが5作追加。書籍が5冊追加……今週は
全てがエロ系統です(笑)。

 コミックの1作目は、雨がっぱ症候群「小指でかきまぜて」です。
この人は変わったペンネームですけど、雑誌「LO」の「持ち込み
大賞」初代受賞者だそうです。やっと1冊ぶんになったんですな。
ジャンル的にはローリー本。片田舎の雰囲気が漂う作品ばかりです。
先生とか妹とか、ギャグの入りどころもいいですね。あと本書には
PNと同じ題名の作品もあった……なぜだろう? ナゼかしら?
この作品のタイトルをそのまんま自分のPNにしたんでしょうか?
私は本誌を読んでいないため、かなり謎です。

 2・3作目は同じ作家で、月吉ヒロキ「夏蟲」と「独蛾」です。
これは「夏蟲」が初単行本だったんですが、表題作は痴漢電車モノ。
それで人気が爆発。セーラー服に黒タイツというスタイルがツボに
ハマった読者が多かったのか?(笑) LO編集長も帯で絶賛です。
私的には「ハーフ アンド ハーフ」の2篇がけっこうお気に入り。
ツンデレ娘がパパを手玉に取る、という定番モノ。しかし2冊目の
「独蛾」では2/3の量で痴漢電車がシリーズ化していた。すごい
人気です、痴漢電車(笑)。しかも今回は勝ち気なメガネっ娘で、
見るからに委員長キャラ。残念ながらセーラー服ではなくなりまし
たが、黒タイツは健在。ちょいとキツい「眼力」が非常にイイ感じ。
黒タイツ・フェチにもオススメな一冊です。
 それと2冊とも巻末に「CAUTION」の一文があり、実際の
痴漢行為について注意を促している。なかでも「お客さまの人生を
くだらないものにしてしまう危険があります」とは全くその通りで、
この類の作品は「YOUR脳内ONLY」に限りますね。

 4作目は、墓場「覚醒愛奴」です。この人も変わったPNですな。
ナゼに墓場? あとがきによると、ペン先を捨てるゴミ箱に墓場と
書いてあったので、それを付けたのだそうだ。本書は雑誌「パピポ」
に掲載された作品を収録したもので、内容はSMです。タイトルが
「愛奴」ときたら当然SM(笑)。表紙もまんまそうでした。覚醒
するのはロリ物でしたが、私的にはやはり教師物の「女王様は」が
ツンデレ属性全開でお気に入りです。それに「鼻フック」まで描く
作家はなかなかいませんね。次回作にも期待です。

 最後5作目は、ヒヂリレイ「淫牝(エロスケ)」です。この人の
PNは前はひらがなだったのだが、いつの間にかカタカナになって
いた。久々に買ったせいで、絵が上達していて驚き。しかし本書も
1998〜2004年頃の作品を集めて収録したものだった。ほぼ
全編が「Hなお姉さん」がテーマになっている。中でも私のお気に
入りは「虚戯(ウツロアソビ)」でしたね。家庭教師のお姉さんが
生徒を誘惑しちゃう、というお話。これも定番です。またベテラン
だけあって、ゲスト寄稿ページも超豪華です。水無月十三、甚六、
胃之上奇嘉郎、うたたねひろゆき、の面々でした。

 続いて書籍の1冊目はパラダイム・ノベルズ「あなたの知らない
看護婦」です。これは同名のHPCゲームの小説版。前出のブリリ
アントの解説によると「本格派ナース凌辱ADV」だそうだ。それ
がジャンルとして確立しているかどうかはともかく(笑)、内容は
その通りです。私的には患者にセクハラするのが趣味という赤峰玲
(あかみね・あきら)がお気に入り。白いナース服の胸元から黒い
下着が見えている巨乳ナース。もちろんタイツとガーターも黒だ。
ただ本書で惜しかったのは、カーディガン(黒)を着ているキャラ
がいなかったこと(笑)。もっとディティールにも凝ってほしい。
とはいえ夏場の半袖制服の設定なので、これは仕方がないところ。
それと、本書には作品イラストのしおりが付いていた。このしおり、
講談社BOXでも付いてたな。最近の流行りなんだろうか?

 2冊目はハーヴェスト・ノベルズ「虜ノ姫〜淫魔の調律〜」です。
これもHPCゲームの小説版。本書はページ最下段にゲーム場面の
背景画が掲載されている「+BG type」という本。背景というか、
場面カットですね。もちろん、ペン画の挿絵もちゃんとあります。
元ゲームは「姫調教ADV」で、主人公クロードの元には各国から
お姫様が送り込まれてくる。それは「傾国の姫」が追放されたもの
だったり、戦利品だったりする。主人公はお姫様を調教して性奴隷
を作り上げる、という内容。なかでも私のお気に入りは「ヒルダ」
ですね。ロングな黒髪ストレートに赤い瞳……見事にツボでした。
小説のオチはハッピーエンドでしたが、ゲームではダーク(バッド)
エンドもあるという。これはちょっち気になりますねぇ。

 3冊目はパンプキン・ノベルズ「鬼爪(ヲイツメ)〜凌辱の宴〜」
です。元は「Ponytallsoft」のHゲームですが、このポニーテール
ソフトは、スタッフを一新して新生した会社だそうだ。本書の文は
高端ショウ、絵師は原画のMaruto! が担当。本書の挿絵はその原画
でしたよ。で内容ですが、とある学園から拉致された美少女たちが、
無人島で鬼ごっこを強制される。主人公の厚木聡が鬼役となって、
彼女達を追いつめて凌辱しまくり、というもの。中にはフタナリ君
もいたりしますが、中途半端な印象です。しかしこれはどことなく
バトルロワイヤル……ちゅうか、まんまですか?(笑)

 4冊目はコアマガジン、メガヴィーナス・ノベルズ「学園ソドム
〜教室の牝奴隷達〜」です。これもHゲームが元の小説ですけど、
もう軽く十年前のもので、NEC98−DOS版のゲームでしたね。
古書店で見つけ、懐かしさで購入。原作はSM専門ソフトハウス・
PIL。文は翠川登志。原画と挿絵はH漫画家の末広雅里が担当。
で内容ですが、女子高の教室に猟銃を持った脱獄囚が乱入。女生徒
を次々と凌辱していく、という鬼畜なもの。現在似たような事件が
多発している状況を考えると、正に名作ですね。製作元のPILは
世界初のSM専門ゲーム・メーカーでしたが、新世紀になってから
脱皮したようです。やはりSMオンリーではやっていけなかったか。
とはいえ、今このネタをゲーム化するのは不可能でしょう。

 最後の5冊目は辰巳出版、ネオ・ノベルズ「Child Play」です。
こちらは普通のH小説ですけど、書いているのは雑破業。この人は
確か「おねがいティーチャー」の小説も書いていた。しかも絵師は
H漫画家の水無月十三。このコンビはフランス書院ナポレオン文庫
「おませでゴメン!」以来2度目。とはいえそれが95年、本作が
97年の発行なので、もう十年以上前ですね。内容は、メガネっ娘
委員長・氷川静貴の密かな楽しみとは、幼稚園児のコスプレをして
子供の頃の気分に浸ること。それが発覚して凌辱三昧の日々となる。
本書を読んで、作者は佐野タカシ、ひぢりれい、といった面々とも
コンビを組んでいることが判明した。今後それらも収集しようかと
思っている。

 ところで、最近またHマンガに対する表現規制が厳しくなろうと
している。今週紹介した作家さん達にも我が国の表現の自由を守る
ため、今後もがんばってほしい。微力ながら応援してますよ。

328. 閉じこもりの日々(2008/4/10)
 東京地方はここ数日ずっと雨降りで、満開だった桜も全て散って
しまった。どうやら先週見物しておいた私は正解だったようです。
まあ閉じこもって読書に勤しむぶんには晴れでも雨でもどっちでも
いいんですけどね。

 さて今週はまたムック本を3冊ほどご紹介。最初はゲーム関連本
「アイドルマスター プレシャスアルバム」です。本書はeb!が
発行する唯一のゲーム攻略本。イベント時の選択肢が全キャラぶん
掲載。加えてレア度の高い衣装やアクセサリーも全キャラぶん掲載。
隠れキャラ(性格)の星井美希は両パターンある。これはすごい量
ですな。巻末のXBOXフェイス・シールのために、2冊買う人も
いるかと思われます(笑)。
 次いで、2冊目も「アイドルマスター マスターブック」です。
こちらはゲーマガ(ソフトバンク)発行のファンブック。イベント
攻略に重点が置かれて解説されている。グッズのデータも豊富で、
コレクターには重宝するだろう。ちょいと驚いたのは、TVの出演
シーンでの「おすすめカメラアングル」が載っていること(笑)。
これはやりすぎではないか? 全16曲の楽譜まで巻末に収録して
あった……バカ?(笑) いや、愛なのか?(笑)
 私はこのゲーム、キャラデザの窪岡俊之の絵が単純に好きですね。
OVA「ジャイアント・ロボ」では「銀鈴」がアイマスのキャラに
そっくりですから。他にもグッズの絵を見ていると解りますけど、
様々な絵師が参加している様子。しかし3Dアニメの演出は大成功
だったように思われる。これが普通のCG映像だったら、ここまで
ヒットしなかったでしょう。

 で次ですが「ななついろ ドロップス pure!! 公式パーフェクト
ビジュアルブック」です。移植されたPS2版のファンブックで、
Hシーンは控えめ。スタッフ・インタビューではそこらへんの苦労
話も聞けます。攻略としてはキャラごとのイベント・ルート解説が
あるので、非常に実用的です。
 キャラデザ担当の「いとうのいぢ」は、本作以外に「涼宮ハルヒ」
や「灼眼のシャナ」の小説イラストで超売れっ子ですね。今現在の
「萌え系ナンバー1絵師」でしょう。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。コミックの続巻が2作追加。
書籍が5冊追加。

 先週からこっち、買いだめしてあったDVDを懸命に観ているの
ですが、週に3本観たとしても、紹介に13週かかることに気づき
ましたよ……アホなことをしたもんです(泣)。
 そのDVD1本目は「トランザム7000VS激突パトカー軍団
&トランザム7000 Part 3」です。これはトランザム7000
の2作目と3作目が1枚になったお得なDVD。そのぶん特典とか
何も無いんですが、本編だけ見たいならこれで充分でしょう。

 最初の「激突〜」編は前作からの続き物で、主人公バンディット
(バート・レイノルズ)は酒浸りの日々を送っていたが、親友から
儲かる仕事を請け負う。恋人のキャリー(サリー・フィールド)と
も再会して、天敵のジャスティス保安官(ジャッキー・グリーン)
との追い駈けっこが始まる。
 次の3作目ではこのジャスティス保安官が主役で、おジャマ者の
イーノス兄弟との追い駈けっこになる……バンディットはほとんど
登場しません。これじゃいくらトランザムのタイトルでも売れない
よな(笑)。本作でも親友スノーマン(ジェリー・リード)とかの
配役は全く一緒で、雰囲気だけはトランザムでした。
 しかしこのシリーズのお陰で、日本でも名車トランザムの人気は
すごいものがあったそうです。改めて見るとバート・レイノルズの
役所は「古き良き時代の男」ですね。酒と女と喧嘩、大金を賭けた
勝負、という定番の設定に見事にハマってます……でもこれって、
「本宮ひろし」の漫画もそうですよね?(笑)

 2本目は「バニシング IN 60」です。本作はリメイクされた
「60セカンズ」の元の映画。かなり前にDVD化されてたのが、
やっと再版してくれた。で内容ですが、車の窃盗団がパトカー軍団
から逃げ回る、というもの。冒頭、車を盗む手口がすごいリアル。
それがちょっとしたミスからバレてしまい、パトカー軍団から逃げ
回るハメになってしまう。後半は全てカーチェイスで、盗んだ名車
「マスタング」をカッ飛ばすのだ。街中が多重クラッシュの大混乱
に陥る。計93台もの車を破壊して伝説となった映画。
 大昔にTVで見たきりだったが、改めて見るとこれはスゲェ作品。
マスタングの爆音もすごいけど、スタントなどもCGナシなので、
全て実車を破壊している……これはバカ映画ですね。愛すべきカー
キチの映画と言えるでしょう。今でもコアなファンがいるというの
も頷けます。

 3作目は「レッド・サン」です。これもやっと再版してくれた。
日米欧の三大俳優が共演した記念碑的映画。三船敏郎、チャールズ・
ブロンソン、アラン・ドロン……今では絶対ありえないキャスト。
内容は、日米友好の使者が強盗団に襲われて、贈呈品の刀剣を取り
返すというお話。追跡の武士が三船敏郎で、ブロンソンとドロンは
強盗団一味なのだが、ブロンソンはドロンの裏切りにあう、という
凝った設定。三船敏郎と一緒に追跡するハメになったブロンソンが
武士のプライドを理解するにつれ、次第に硬派な役所になっていく
のがイイ感じ。ただ吹替え版では一部音声が無いため、ブロンソン
役の声優・大塚周夫が三船敏郎の声もあてている。

 コミックの1作目は桜場コハル「みなみけ」第5巻です。今巻の
ヒットはやはり93話の「クワガタ」でしょうか?(笑) しかし
私的には95話の「天使と悪魔」がお気に入りです。悪魔チアキは
けっこうナイスバディだ(笑)。大人になったらこうなるって感じ
のエピソードを描いてもらえないだろうか?
 コミックの2作目は河合克敏「とめはねっ!」第3巻です。今巻
は夏合宿のお話の続きからですが、やはり一番ウケるのは三浦先生
ですか。めちゃくちゃノリ気なじじい、最高ですね(笑)。年代の
違う者同士のギャップも面白い。しかし最近この類の定番キャラが
登場する漫画も少なくなった気がするなぁ。

 さて続いて書籍の5冊はゲーム関連。1冊目はファミ通文庫から
「ななついろ・ドロップス」です。もちろん・点は星マーク(笑)。
元の同名ゲームは恋愛ADV。文は市川環で、絵師はゲームと同様
「いとうのいぢ」が担当。内容は、主人公の石路正晴(つわぶき・)
は怪しいジュースを飲んで羊のぬいぐるみに変わってしまう。なん
とか元に戻ったものの、記憶喪失となる。ヒロインの秋姫すももは
彼の記憶を取り戻そうとするが……というお話。ノベライズされて
も恋愛学園物の設定は変わりません。ただ、う〜ん……文自体では
ないんですが「文の行間」が開きすぎのような気がした。あんまし
演出効果は無かったように思われます。

 2冊目は富士見文庫「デーモン・アゲイン」です。副題が長くて
「ソード・ワールドRPGリプレイ・アンソロジー」となっている。
テーブルトークRPG(TRPG)のリプレイ集で、アンソロジー。
表紙を中村博文が描いていたので「もしや?」と思って中を見たら、
8年ぶりにバブリーズの面々が集結していてビックリ。このキャラ
まだちゃんとプレイしてたんだ?(笑) みたいな感じ。ちなみに
初出は「Role & Roll」第3号で、その時点で8年が経過してます。
以前のリプレイ集「バブリーズ・フォーエバー」は平成7年11月
の初版……軽く十年前ですか。懐かしいなぁ。
 今回はドラゴンの依頼をこなすエピソードでしたね。相変わらず
清松みゆきGMのトークは面白かった。このメンバーだからという
こともあるんでしょうけど、ギャグも満載でした。私は今回、前の
リプレイ集(4冊)も読み直しちゃいましたよ。

 3冊目はホビージャパン・HJ文庫から「若獅子の戦賦」です。
タイトルは「〜いくさうた」と読みます。D&Dのリプレイ集で、
著者の柳田真坂樹がDMをしている。D&Dではゲーム・マスター
(GM)ではなくダンジョン・マスター(DM)が正しい呼び方。
絵師の井上純弌もプレイヤーとして参加していた。作成パーティで
唯一の男性キャラで、他は全員女性という……大丈夫なんかいな?
と思いながら読み進めていくと、スグに1名が死亡(笑)。さすが
はD&D、容赦がありません(笑)。洋モノはほとんどガチンコ系
ですからねぇ。でも本書もギャグの面白いメンバーが揃っていて、
楽しく読めましたよ。特にドンパチ戦闘シーンのことを「ジョン・
ウー時空」と形容するのには爆笑。映画マニアにしか通じないネタ
ですな。それと本書は続巻も出たハズなんだけど、どこのショップ
にも置いていない(泣)。ナゼにして?

 4冊目は角川スニーカー文庫から「斬魔大聖デモンベイン」です。
本書はニトロプラスのPCゲームを小説化したもので、プレステ2
にも移植されましたね。原作は鋼屋ジン、小説は涼風涼、カバーと
口絵は同ゲームのキャラデザ、 Ni^θ(にしー)が担当してます。
ただ本文の挿絵は洒乃渉が描いてました。内容は、主人公の探偵・
大十字九郎は、覇道瑠璃から魔道書「デモンベイン」を探す依頼を
受けた。その捜索中、九郎はアル・アジフと名乗る「美少女魔道書」
と契約することになってしまったが……という、クトゥルー神話を
モチーフにしたお話。小説版ではオリジナル設定もあるということ
なので、ちょっと期待して買ってみました。そういやこれ、アニメ
DVDも出てます。大ヒットですな。

 最後5冊目は小学館ガガガ文庫から「続々殺戮のジャンゴ害伝〜
地獄のビッチハイカー」です(笑)。念のために書いておきますが、
「害」伝のうえにビッチ(B)ですからねぇ(笑)。これも元々は
ニトロプラスのPCゲーム「続・殺戮のジャンゴ〜地獄の賞金首」
からです。挿絵も Ni^θ(にしー)が担当。作者の佐藤大はアニメ
の脚本家で超有名ですね。代表作は「カウボーイ・ビバップ」とか
「エウレカセブン」など……で最新の小説がコレですかい?(笑)
このアレな内容ですが、主人公はピンク映像専門のディレクター。
惑星スイートウォーターにまでやってきて「天国までイキたいの!
ビッチハイカーTV」を撮影することに……なんかもう(笑)。

「オレの脳内で、ご機嫌なモリコーネ独特の隙間だらけのサウンド
トラックが流れはじめた」
「それはデイヴィット・リンチ監督が、不条理な展開をしてみせる
前に挿入しがちなシーンだった」

 それはどんなBGMで、どんなシーンなのよ?(笑) これ以外
にも全編がキザっぽいセリフで埋め尽くされ、ギャグ満載でした。
かなりぶっ飛んだ文章ですね。でも、映画マニアには非常にウケる。
ただし、読者を選ぶ作品には違いありません(笑)。

327. この桜吹雪が眼に入らぬか(2008/4/3)
 休日の買い出しのついでに、近所の桜並木を見物してきましたよ。
なんかもう「超満開」って感じで、そこら中がピンク色に染まって
ましたね。中でも一番の見所は、桜並木沿いにある公園の池でした。
池があるということは、そこに水があるということです。桜の枝が
その水を求めて、下にのびていたのだ!

 その公園の池は並木道よりも低い位置にあるため、木の根よりも
低く枝が垂れ下がっている。こりゃスゴイ光景でしたね。並木道の
反対側は車道なので、枝は刈り込んであった。なんか桜の木が池の
方に「扇状に傾いて」見えるんだな、これが……その池も花びらが
敷き詰められて、水面がぜんぶピンク色でしたよ。でもこの池って
けっこうでかい池だけど、お魚はどうやって生息してるんだろう?
酸素不足で呼吸困難になったりしないんだろうか? 水面まで出て
きて口をパクパク……できないよ?

 次に買い物をしようと、遠回りで行きつけの高級食材店に行った。
そこではいつも醤油を買っている。リッター単価1500円もする
醤油である。コンビニで買える醤油は3〜400円と思われるので、
約4倍の値段。普段の食事にこんな醤油を使っていると、そんじょ
そこらの店では外食できなくなります……マズすぎるから。
 しかし、問題はその時だったのであります、教官殿。

「○○店は改装のため、今月はお休みさせていただきます」

 はうわ!? マジですかい? オレ様の醤油はドコへ?(笑)
 店には照明が灯いていたが、店内はガラーンとしていて、商品は
何もありません……さて、どうするか?

「ちっ……となり街まで買い出しだ!」

 この高級食材店、駅ひとつ隣にもある。電車賃は片道130円。
往復260円。リッター単価1760円の醤油に……こりゃ高いわ。
ガソリンだって今月から値下がりするんだよ?(笑) なんちゅう
かもう……これ話のネタと思われるかもしれないけど、本当なのだ。
いまどき隣家から醤油を借りる人もいないと思うが、醤油を買いに
電車に乗る人もいないだろうな。

 で、この話を友人にも話したところ、マジ爆笑されたよ(泣)。
しかも激しく同情されて、スイカのカードをもらいました。友人は
スイカ付き携帯を購入したため、もうカードは使わないんだそうだ。
これ買うと500円するんだよね? ラッキー! なのかなぁ?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが3本追加。コミックの続巻が2作追加。

 やっとDVDを観始めました。最近のDVDは別に特典映像とか
音声解説があるので、全部観てると軽く2〜3倍の時間がかかる。
本編2時間の映画を2回観れば4時間だ……前述の醤油事件が無け
ればもう1本ぐらい観れたハズなんだけど(笑)。しかも、今週の
3本は全てホラー物(笑)。

 DVDの最初は「エイリアンVS.プレデター」です。2枚組の
初回限定版。中古屋で千円で購入。本作は公開時には劇場にも観に
行きましたが、続編2作目のDVDも出ますね。もう出たのかな?
で内容ですけど、南極調査隊が発見した古代遺跡は、エイリアンの
巣窟だった。しかもプレデターの戦闘訓練場でもあり、調査隊員は
この二種族間の激しい戦いに巻き込まれる、というもの。
 私はこの類の作品(続編パロディ)にはあまり期待しないことに
しているのだが、なかなかどうしてよく出来ていた。戦闘シーンは
不気味な恐怖感が再現されてたし、古代遺跡内の狭い閉塞感もイイ
感じです。CGは……ちょっと多用し過ぎだったかも。クイーン・
エイリアンとのラスト・バトルに集中して使用されている。しかし
大量にエイリアンが出てくると、一体ごとの恐怖感は薄れてしまう
のは問題。これは「エイリアン」シリーズでもそうだった。

 どちらかというとエイリアンは「猛獣」で、フレデターが「狩人」
という役どころです。確か続編では、プレデターから生まれたプレ
デリアンが登場するハズなのだが、どんなもんなんだろ? それと
ヒロイン、レックス役のサナ・レイサンという女優さんがけっこう
イイ演技をしてます。続編にも登場したのかな?
 余談ですが「南極に古代遺跡がある」というのは、かなり信憑性
が高い話なんですな。これはボーリング調査で判明したそうです。
南極は一面ぶ厚い氷床に覆われてますけど、その地表面には山河が
あるそうです。淡水湖も確認済みで、飲み水が確保できる土地には
遺跡があってもおかしく無い……というワケ。

 さて2本目は「ザ・フォッグ」です。これは最近出たばかりなん
ですが、リメイクもされた元の作品。ジョン・カーペンター監督の
作品中でも1・2を争う人気作。やっとDVD化してくれましたね。
大昔にTVで見たきりでした。もちろん出た瞬間に即購入。で内容
ですが、100周年を迎えた港町で怪現象が発生し、海岸には光る
霧と共に幽霊船が出現。その原因は100年前の事件にあった……
という、怪談としては定番とも言えるお話。

 改めて観ると、えらく不気味。まあ幽霊船はアレですけれども、
主役は「霧(フォッグ)」ですから。特典の解説では、当初はこの
光る霧だけだったという。海賊船とかは後から付け足したシーンだ
そうで、私は「やっぱり」という気がした。なんか違和感があった
んですよね。ところでヒロイン、スティーヴィ役のエイドリアン・
バーボーですが、私は長いことシガニー・ウィーバー(エイリアン)
だと思ってました。すげぇカン違い(笑)。改めて確認すると全く
似ていなかった(笑)。たぶん、衣装だけ(タンクトップ)でそう
思ってたんでしょう。ちなみに1・2を争ってる人気作とは、当然
「遊星からの物体X」のことです。

 3本目は「フィアー・ドット・コム」です。これもマニアックな
作品です。本作はどこにも置いてなくて、やっと中古屋で探し出し
て購入した。しかし中古でも2500円もしやがりましたよ(泣)。
価値が解っている店ですなぁ。で内容ですが、ニューヨークで謎の
死亡事件が多発し、マイク刑事が調査を開始する。被害者は全員、
インターネットの「feardot-com」にアクセスしていた……という、
現代ホラーです。お話的にはホラーなんですが、ネタとなっている
サイトは幻覚を見てしまう恐怖サイト。捜査を始めたはいいものの、
次々と犠牲者が増えていく……けど、実はあんまし怖くなかったり
する(笑)。一風変わった刑事ドラマという雰囲気でしょうか?

 だが本作がマニアに人気がある理由とは、このお話自体ではなく、
チョイ役で出演している「アメリア・シャンクリー」にある。この
女優さんはコンピューター・エンジニアの役だが、元は「ドリーム
チャイルド」にアリス役で出演した美少女子役。芸名がアメリア・
カーティスに変わっているため、気がついていない人がほとんど。
本作では「巨乳のメガネっ娘」に成長したお姿が拝見できる。確か
「ドリーム〜」出演時(85年)13歳だったので、本作(02年)
では30歳になっているハズ。いや、とてもそんな歳には見えない。
撮影時は28か、9なんだろう。この女優は他に「赤ずきん」とか
「小公女」などの児童向けTVドラマに出演していたが、いずれも
日本では未放映。海外ではそれらのDVDも出てるのだが、たぶん
邦版は出ないでしょう……しかし、マニアとは侮れないものです。
自分で言うのもアレですけど(笑)。

 続いてコミック。続巻1作目は二ノ宮知子「のだめカンタービレ」
第20巻です。今巻ではカントナ国際コンクール予選の続きから。
ターニャは二次予選で敗退するも、清良は本選に進出して3位入賞。
一方ヒロインのだめは、千秋と共演するに相応しい素晴らしい曲に
出会ったが、その曲は既にルイとの共演予定が……というところ。
サイドストーリーも面白いですが、本筋の方も眼が離せなくなって
きました。千秋にしてものだめのレッスン・コーチかと思いきや、
ちゃんとラヴ・シーンもあったりします。今後の展開も非常に気に
なるところですな。

 続巻の2作目は、川原正敏「海皇記」第35巻です。ついこの前
34巻が出た気がしてたんですけど、それは錯覚。私が追いついて
いないだけでした(笑)。今巻ではロナルディアとの戦闘が本格化。
ファンの秘策を実行するハメになったニッカが超ウケます。たぶん
損な役回りキャラなんでしょうけど、口調がそれを相殺してますね。
右腕としては出過ぎず、相方としてツッコミを入れる、という役で
しょうか。でも地上戦が無いため、私がお気に入りのアグナが活躍
できないのは痛い。サリウの台詞じゃないけども、でか乳の色気に
負けてます(笑)。

326. 読書家はヒキコモリ(2008/3/27)
 アイテム収集もピークに達したかと思われる今日この頃ですが、
ばんばんご紹介していきます。えらく長文になりそうな気もします
けど、たぶん、その通りになるでしょう(泣)。

 では読書リストに記載されないムック本からまいります。最初は
プレステ2のゲーム「アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩
(メタフォリカ)設定資料集」です。タイトルからして長いですが、
内容もスゲェ濃いです。ほとんどのキャラ絵はもちろん、世界感の
解説文も豊富なため、読みどころが満載ですね。絵師の「凪良」も
イラスト付きコラムを描いてますが、やたらとマニアックなネタで
そのスジのハートを直撃(笑)。
 それと特筆すべきは、本書の厚さ1/3ほどもある付録のカード
ゲームですか。メインキャラの8人に加え、ゲーム内で救出される
女の子100人が全員カード化されている……これはスゲェ(笑)。
ただ欲を言えば、別冊にしてほしかった。実際に遊ぶためには本を
分解しなければならず、さすがに税抜き2800円の本を2冊買う
ワケにもいかない。これは「3」でもやるなら一考してもらいたい
ところです。

 次は3冊まとめて同一作品で「まりたん集中ドリル」の1・2巻。
「かいへい1ねんせいよう」と「かいへい2ねんせいよう」です。
最後は「まりたんと話そう! F×CK」で、この「話そう!」と
「2ねん」には、本文朗読(再現)CDが付いてます。
 本作は「月刊アームズマガジン」にて連載中の「魔法の海兵隊員
ぴくせる・まりたん」というイラスト・コラム。軍隊内で使われる
英語を萌えキャラ解説。主人公の「まりん(通称・まりたん)」は
米海兵隊仕込みの口汚い単語を連発する美少女三等軍曹。ある魔法
の国から自由と民主主義を守るためにやってきたお姫さま。仲間の
「ねいびーさん」は海軍の金髪娘。ただ白い制服は上だけで、下は
スク水という直球キャラ。部下の「あーみーさん」は出稼ぎの陸軍
二等兵。後方支援で協力するのは「じえいたん」という「けんぽー」
を背にくくられたメガネっ娘。

 登場キャラは間違いなく萌えキャラなのだが、英語の例文は差別
用語やスラング連発。通常の英会話では絶対に使わない(使えない)
文章ばかり。これが可愛らしい萌えキャラの口から発せられると、
かなりインパクトがありますね。
 一例を挙げると「タマ無し!」「ホモ野郎!」「どこのクソだ?」
「タマついてんのか?」「このうじ虫!」「ケツから元気出せ!」
……などである。この他にも、文中には笑うに笑えない軍事ネタが
満載で、思想的にもかなりヤバイ。まりたんは、自由と民主主義を
アカ(共産主義者)とファシスト(独裁者)の魔の手から守るため、
マシンガンを撃ちまくる……ブラック・ジョークもここまでくると、
もう何でもアリですな。CDの声優さんも苦労したという。
 主人公まりたんの母親で、魔法の国の女王様のセリフもすごい。

 まりん「女子供も殺したの?」
 女王様「簡単よ。のろいから」

 この女王様は、ベトナム従軍3回の英雄なんだそうだ。
 絵師の「ヒライユキオ」は本作で人気が爆発。他にPSゲームの
「フェイト/タイガーころしあむ」でもキャラデザを担当するなど、
新たな地平を開拓している。それと「2ねん」では、戦車マニアで
有名な「野上武志」も寄稿してました。戦車学校キャラとの共演は
最強のカップリングでしたね。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が6冊追加。そのうちの2冊は続巻のため、
累計には4件の加算。

 最初は続巻から。先週1巻だけ読んでいた島田荘司「Classical
Fantasy Within」の2〜3巻です。本作は3巻まとめ買いしたので、
ほぼ一気読みですね。内容は、主人公のシンちゃんは日本軍の秘密
兵器「怪力光線砲」の発射実験に立ち会うが、実験体となった母・
筆子の様子がおかしくなる。筆子はなんとか正気に戻ったものの、
3巻ではB29の爆撃が始まって、村が全焼。母とも離ればなれに
なったシンちゃんは、ミツグ伯父さんと共にジェット戦闘機「火龍」
に乗ってB29を撃墜する……えっと、なんちゅうか、未だに話が
見えてきませんけど、この3巻で第1部完結なんだそうです。次の
4巻は10月ごろの発売。しかも今度の舞台はオリエント・中東に
なるんだそうな……このお話、どこへいくのかなぁ?

 新規の1冊目は、メディアファクトリー(MF文庫)から。夏緑
「風水学園 逢魔が時の黒猫」です。作者名はまんま「なつみどり」
と読むそうで、私は一発で読めなかった。挿し絵はアルトネリコの
「凪良」が担当。内容は、主人公の榎小角(えのき・おづぬ)は、
風水術を学ぶ学校・草薙魔法建築専門学校の二年生。家相トラブル
を封じる「魔法建築士」を目指していた。留年している諫早東日流
(いさはや・つがる)にライバル視され、校外実習では彼とチーム
を組むハメになる……全体としては学園ドラマで、風水がテーマな
だけに巫女さん姉妹も登場。式神を従える者もいて、小角の式神は
白猫の化身「伽羅(きゃら)」。人間の姿に化けることもできるが、
その口調は当然「お風呂に入るにゃ」とかです(笑)。個人的には
厳しい女教師「天野探女(あまの・さくめ)」に萌えたのですが、
その他大勢キャラ止まりでした(泣)。全体としては学園ギャグ・
コメ作品ですね。しかし、この終り方は中途半端だったような気も
してます。もしかで「つづく」なのかな?

 2冊目は、ホビージャパン(HJ文庫)から。「魔法の海兵隊員
ぴくせる・まりたん」小説版です。作者は「L.B.ジョンソン」と
なってますけど、本家は絵師の「ヒライユキオ」ですね。小説版の
まりたんは高校生の主人公・九条護がいるという設定。じえいたん
は護の妹・九条しのぶ。ねいびーさんはセーラー服がお似合いの謎
の留学生で、これらは小説版だけの設定です。内容は、魔法の国の
プリンセス・まりたんが、海平高校に降臨するところから始まる。
ヨット部の九条護は、まりたん教官から厳しい訓練を受けることに
なる……これは、某ヨットスクールかいな?(笑) しかし、ラブ
コメの「ツンデレまりたん」には、ちょっと違和感がありましたね。
ネタ的には、中国・東シナ海の安全保証問題がからんできたりして、
かなりヤバイ(笑)。ライトノベルになっても、ブラックな部分は
変わってなかったです。

 3冊目は、KKベストセラーズ(ワニノベルズ)から。深闇文貴
「ヴァルハラの戦姫」です。一応IF戦記物となってますが、死亡
した兵士が天上の神話世界に集い、世界征服を始めるというお話。
蘇った戦士は全て女性に生まれ代わって、戦車エースも鄙には稀な
美少女に変身です(笑)。これはネタ的に非常にオイシイですね。
また本作の挿絵は「野上武志」が担当してますが、登場キャラには
「野上武子」なる人物もいて、前世は千葉戦車学校の教官。しかも
戦車マニアとう設定。これは楽屋ネタですかい?(笑)。
 ところで作者の深闇文貴(みやみふみたか)は専業作家ではない
そうで、過去に「ラストエクザイル」や「ストライクウィッチーズ」
などにスタッフとして参加し、SF・軍事考証を担当したという。
かなりマニアックな人物ですな。

 最後4冊目は二見書房(ブルーベリー)。吉田親司「鉄車帝国の
女囚」です。分類はH小説だが、こちらでも野上武志が挿絵を担当。
IF戦記モンゴル版で、主人公のシャミルはモンゴリアンの女戦士。
突如として中原に出現した鉄車帝国の女囚となってしまう。エロな
展開だけでなく、この時代設定は非常にマニアックです。また作者
の吉田親司ですけど、前に「血闘絶対国防圏」上・下(銀河出版)
を書いていた人ですね。私はそれもジャケ買いしてあったんですが、
実はまだ読んでいないことに気づきました(笑)。こちらの挿絵は
「でたまか」などでも人気の絵師「Chiyoko」が担当。すんません、
今度ちゃんと読みます。


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