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No.351〜No.375までの25件

375. 萌える雑誌(2009/3/5)
 萌え系雑誌の代表格「電撃萌王」が今月の4月号でリニューアル
したそうなので、久々に買ってみましたよ。これは隔月(偶数月)
発売の雑誌。中身は萌え系の美少女イラストで埋め尽くされてて、
ちょっとしたアンソロ画集とも言えますな。

 近場の本屋に買いに行って驚いたのは「なんかでかい付録が……」
という外形で、付録はなんと「抱き枕カバー」でした(笑)。絵師
「七尾奈留」のオリキャラ「萌々(もも)ちゃん」が悩殺ポーズを
キメてくれてます。サイズは155×50センチで、ほぼ等身大。
私はづねづね「等身大モノには手を出さない」と心に誓っていたの
だが、ついにそれが破られました(笑)。しかも次号にはこの絵師
の「萌えキャラタオル」が付録につくという……こんなコスト高で
大丈夫なんだろうか? この雑誌の価格で?(1980円) でも
超人気らしくて、残り1冊でしたよ(驚愕)。

 ちなみに、掲載されている絵師で私がチェックを入れているのは
七尾奈留、トモセシュンサク、和馬村正、きみづか葵、てぃんくる、
さくら小春、松竜、加茂、大槍葦人……といったところ。
 この中で「加茂」はプレステの「キミキス」などにも参加してた
絵師で、眼鏡っ娘が好きなんだそうです。ナイス!(笑) それと
「大槍葦人」は以前「NOCCHI」のネームで今は亡きDC(ドリーム
キャスト)のゲーム「北へ。」のキャラデザを担当していた人物。
同人時代から知ってますけど、今号のイラスト特集は2回目か?
こりゃイカン! 同人ショップにGO!

 で、前号(2月号)も購入(笑)。バックナンバーを買いました。
こちらでは表紙も描いてます。この大槍葦人は現在HなPCゲーム
メーカー「リトルウィッチ」を主催してますけど、画集を同人誌で
出すとか、入手困難な絵師の一人なんです。最近ではHコミック誌
「メガストアH」の表紙を描いてたのは知っていたのだが、こちら
の特集には気付かなかった……アブナイところでしたね。ちなみに、
この2月号の付録は電撃萌王の歴代表紙イラスト(別冊)。ただ、
掲載されていたイラストの画集「おとなの萌王」が出るという告知
を発見。これも買わねばならなくなった……こうしてイモヅル式に
深みにハマっていくんですな(笑)。しかしさすが同人ショップ。
この店では最新号が山と積まれてました。ニーズに合わせた品揃え
には感服します。

 さて次は竹書房のムック本「萌え☆ぬりえ」を購入。これはほぼ
ジャケ買いです。塗り絵イラストを萌え絵師が描くという、いわば
「大人のぬりえ」ですね。すばらしい企画だ(笑)。参加している
絵師は、卓太郎、ごまさとし、C−Wing、安藤智也、MyKe、
浦瀬しおじ、の6名……全員知ってる私は一体ナニ様?(笑)
 内容はカラー・イラストの見本と、モノクロ線画ページの構成。
驚くのは「色トレス線」が裏面に印刷されてて、蛍光灯を分解した
「トレス台製作講座」があったこと。ページを透かしてみればスグ
解ると思うが、通常の印刷で裏表の線を寸分違いもなく一致させる
のは大変な手間。マニアック過ぎる一冊です。お気に入りの一枚は、
ごまさとし「スク水エプロン」でしたね。普通なら「裸エプロン」
ですけど、スク水の方が萌えるんですな(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが2作追加。書籍は4冊追加。

 コミックの最初の1作は、888「彼女的な彼女」です。本作は
「コミックマーブル」に掲載された作品。ちなみに、作者の名前は
「はちはちはち」と読むそうな。内容ですが、ラブコメ短編集です。
前後編1作を含む全8作は、各話でストーリーのつながりは無いも
のの、全体テーマが「彼女がちょいと変なラブコメ」となっている。
第5話「彼氏的な彼女」は百合モノで、表紙にもなっている第7話
「やつあたり的な彼女」ではツンデレ彼女からお約束のグーパンチ
(&ケリ)を喰らってました(笑)。私個人的には第2話「僕的な
彼女」が超お気に入りです。ぜひ「姉妹10人ハーレム」の続編を
描いてほしい(笑)。絵的にもスゲェ巧いので、見応えがあります。
今後の作品にも超期待。

 2作目は、梅宮あいこ「PINKな私のないしょ話(はぁと)」
です。本作は「爆笑4コマ魂」に掲載された「投稿4コマ」作品。
内容は投稿作だけにバラエティに富んでいて、水商売の失敗談やら
バカップルの赤っ恥、だまされ体験、ダイエット苦労話、などです。
この作者は前にも「本当にあった笑える話 お水のオシゴト 編」を
描いてますけど、ノリはそのまんま、ちゅうか爆笑ネタ満載ですね。
個人的には「赤っ恥編」が最も笑えました。他人の失敗談はホント、
面白いです(笑)。ちなみに、本誌は「愉快で笑える本当の話」と
いう誌名にリニューアルされてます。

 書籍は全てH系。最初はフランス書院・ナポレオンXXノベルズ
「時計城の淫猟歌」です。内容ですが、舞台は昭和七十四年の帝都・
大東京。主人公・神崎毬絵は16歳。名探偵だった父の後を継ぎ、
学業そっちのけで探偵活動をしていた。今回の事件は、雛小路伯爵
家のお嬢様・幸代を殺人者の魔の手から守ることだが……という、
時代ロマン風の探偵モノ。
 本作は確か3〜4作ほど続いた「少女探偵の事件簿」シリーズの
第1作目。伯爵令嬢とか歌劇団とか、探偵物のノリをよく研究して
いる一品ですな。Hシーン以外でも充分楽しめますね。個人的には
自由奔放な毬絵の母・彩華のエロさに超萌えです(笑)。ちなみに
絵師の百済内創(くだらないぞう)はHマンガ家で、前は「ポプリ
クラブ」で「SEX CRIME(セックスクライム)」を描いてました。

 2冊目もフランス書院・ナポレオンXXノベルズ。内容ですが、
主人公・石原可奈は私立城山高校の二年生。担任の体育教師・湯沢
大介に密かに想いを寄せていたが、彼は姉の石原有香の恋人だった。
傷心の可奈は、痴漢に襲われそうになったところを救ってくれた、
クラスメイトの佐伯徹と付き合うことにするが……というちょっと
センチな恋愛物語。
 コレ実は前にも(だべり・357)リニューアル再発行の文庫版
を紹介したんですが、そのおくづけで「加筆修正して書きおろしを
加えたもの」とあったため、元の新書版を探し出してきたんですよ。
リニューアルした文庫版では後日談が書き足されていると判明しま
した。ラブラブ度がアップしてていい感じですね。そういや物語は
同じでも、絵師が違うとずいぶん印象が違ってきますよ。でも文庫
版と新書版で、最初の挿絵カットのポーズが全く一緒なのには驚き!
これは文庫版の絵師「みついまな」が「狙ってやった」んじゃない
だろうか? マニアックすぎる……しかし私自身も相当マニアック
な読書姿勢ですな(笑)。
 ちなみに本作は「わかつきひかる」のデビュー作で、ナポレオン
大賞新人賞を受賞している。丸6年以上経ってから絶版本が再発行
されるとは、相当な人気作家ですな。

 3冊目もゲームの小説版「Machine Maiden(マシンメイデン)」
です。本作は「evolution (エヴォリューション)」が製作したH
PCゲームの第1作目。内容ですが、主人公・坂田は工学研究所の
新人研修生。人間そっくりの試作ロボット娘(DOLL)アルシア
の教育係を任されることになった。彼女がどういう性格に育つかは、
全て彼の教育いかんにかかっている……という、SF物。
 これはキャラデザの「CARNELIAN(カーネリアン)」の絵と共に、
大ヒットしたHPCゲーム。この「ロボ娘にHな教育をしていく」
というネタは同人界でも流行して、このパターンのジャンルが形成
されたほどです。私個人的には眼鏡っ娘のスタッフ・大沢由美子に
萌えましたけど(笑)、自由度が高く隙の無い作り込みは今見ても
斬新ですな。

 最後は「人形の館」です。本作は「アトリエかぐや」が製作した
HPCゲーム。内容は、主人公・相良崇は大富豪・葛城家の使用人。
メイド達と共に令嬢・沙英香と子息・悠人に使えていたが、ある日、
屋根裏部屋の「ドールハウス」に迷い込んだことから、事態はHな
展開へと……という、お館メイド物。
 このメイド物というジャンルでは定番とでも言いますか、非常に
雰囲気のある舞台設定です。こうした富豪の屋敷には、どっかしら
謎な部分があってしかるべき(笑)。他にも家庭教師・樹里とか、
後妻・十羽子の熟れっぷりもナイスでしたよ。しかしここでも私は
主たるメイドではなく、亡き兄へのトラウマを抱える令嬢・沙英香
が超お気に入りなんですけど、なにか?(笑)

374. マニアックな雑誌(2009/2/26)
 今週も引き続き購入したアイテムをご紹介する。最初は「グッド・
アフタヌーン」第2号です。これは1月には出ていたんですけど、
すっかり忘れていて慌てて購入しました。隔月の増刊のため、次の
号はもう3月7日発売です。作家陣は掲載順で以下の通り。

 高橋ツトム(&表紙)、石川雅之、太田モアレ、藤島康介、
香月日輪+みもり、ハグキ、吉田基已、風呂前 有、深山和香、
Ryp、釣巻 和、大城ようこう、岡崎二郎、
麻生みこと、
野中英次、若宮弘明、板羽 皆、本田 透+銅☆萬福、秋山はる、
虎哉孝征、うみたまこ、都築和彦、平井 清+篠崎 司、木村 紺、
千田有紀+カラスヤサトシ、駒井 悠(おくづけ)。

 この中で太字の作家6名が新連載というスゲェ面子。深山和香は
「若山晴司」のペンネームで「素敵探偵ラビリンス」を描いていた
人物で、こちらのネームでは主に小説の挿絵を描いてます。しかし
こんなに大勢のマンガ家を集められるのは、隔月連載だと執筆する
方も楽だからなのかな? でも沙村広明は原稿を落として「おわび
コメント」がありましたよ(笑)。なんでも単行本作業と年末進行
が重なったため、とても手が回らなかったとか。その他で私の注目
している作家では吉田基已「夏の前日」と、大城ようこう「こはる
の日々」ですね。どちらも恋愛物のため、ちょいと続きが気になる
ところです。

 さて次は芳文社の季刊「つぼみ」(Vol.1)です。本書は百合物
アンソロジーで、300ページ超の大容量。全てが読み切り作品と
なっている。作家陣は掲載順だと以下の通り。

 森永みるく、宇河弘樹、久遠あき、小川ひだり、きづきあきら+
サトウナンキ、きぎたつみ、はっとりみつる、釣巻和、大朋めがね、
宮内由香、吉田美紀子(3作品)、星逢ひろ、泉結基、水谷フーカ、
吉富昭仁(&表紙)。

 この中で釣巻和はグッド・アフタヌーンでも「水面座高校文化祭」
という連載を始めてますね。私が注目しているのは表紙も描いてる
吉富昭仁「しまいずむ」です。その他の作家さんでは、大朋めがね
「ついでのはなし。」がセンチな感じでとても良かった。今後にも
期待してます……とはいえ季刊のため、2・5・8・11月に発売
の予定。今回と同じ作家が掲載されるかどうかは不明です。

 ちなみに、本書をネットで検索してみたところ、スゲェ大人気で
どこのショップでも売り切れ続出でしたよ。どうやら「百合姫」の
対抗馬と目されているようです。ご購入はお早めに。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作追加。書籍は4冊ほど追加
されましたが、それぞれ続巻のため累計には2件の加算。

 さてコミックの1作目は、新谷かおる「砂の薔薇」第15巻です。
これはその昔ヤングアニマルで連載していたマンガ。で内容ですが、
主人公の真理子・ローズバンク(通称・薔薇のマリー)は、テロに
よって夫と子供を奪われ、胸に薔薇型の傷を負った。民間の対テロ
組織「CAT」の隊長となって、テロ撲滅に執念を燃やしている。
ある日、仇のテロリスト「グリフォン」が活動を始めたという情報
が入って……という展開で、今巻が最終巻。
 この最終巻は前々から探していたんですが、やっと入手できたよ。
前に紹介したのは「だべり・078」だったので5年半ぶりかな?
私もかなり執念深いな(笑)いやほんとに。全巻揃ったので、最初
から読み直してしまった。1巻30分で読んでも15巻で7時間半
です……丸一日つぶれちゃいましたよ。

 次2作目は、たつねこ「そにょもにょ」第2巻です。これは雑誌
「月刊 ZERO-SUM」で連載していた作品。内容は、主人公・弓削工平
(ゆげこうへい)はロボット大好きのオタク少年。その元に、未来
世界から猫耳娘ロボがやってきた。猫耳娘は「グフ」と名乗って、
奇妙な同居生活が始まる。幼馴染の鈴宮美穂や、海外からの転校生・
御堂浅葱が登場し、恋のバトルが……という、SF学園ラブコメ。
 本作は隔月ぐらいのとびとび掲載で、1回8ページの連載マンガ。
ちょいと調べてみたら、1巻1話の初出が平成14年6月。2巻の
ラストが平成19年4月なので、5年弱も連載していたのだ。この
作者もベテランの部類に入りますが、ちゃんと完結してたんですな。
ちょいとオドロキましたよ。しかし丸5年で単行本2冊の発売で、
生活していけるんでしょうか?

 書籍の最初は「大悪司 調教の館 編」と「大悪司 欲望の街 編」
です。本作はアリスソフト製作のHPCゲームの小説。内容ですが、
主人公・山本悪司は地域管理組合「わかめ組」の跡取り。だが女性
上位主義を掲げる「ウィミィ」との戦争に敗れて、地元オオサカも
征服されてしまった。祖父の愛人・市橋蘭が「わかめ組」の組長と
なったが、悪司は組とオオサカの覇権を取り戻すため「悪司組」を
結成。娼館の経営をはじめる……というのが1巻。2巻では悪司は
「わかめ組」との抗争に打ち勝ち、オオサカでは中心勢力となって
いる。婚約者の白民華と平和を楽しんでいたのも束の間、新興勢力
の「那古教」と一戦交えることに……という展開。

 1巻は古巣の「わかめ組」との縄張り争いがメインとなっている。
脇役ではニンジン・タマネギ兄弟の娼婦調教っぷりもナイスな見せ
場になってます。しかも歴史パロディとしても秀逸な作品ですね。
次の巻では「那古教」との抗争がメインですけど、一方では婚約者・
民華とラブラブ・デートをしたりと、悪司も純な一面を見せてます。
まあ元はプレイヤー・キャラなだけに、物語の登場人物として行動
させるのは難しいところでしょう。しかも本作はとにかく登場人物
が多く、細かい設定の説明が多いのも難点です。おそらく元のPC
ゲームをやったことがないと、この小説だけで内容を理解するのは
ツライものがあるのではないだろうか。ちなみに、PCゲームでの
私のお気に入りキャラは「岳画殺(たけがさつ・通称さっちゃん)」
だったんですけど、ここではあんまり活躍していなかった。それが
ちょいと残念でしたね。

 次の3・4冊目は「プレゼンス -愛欲の迷宮-」と「プレゼンス2
-永遠の刹那-」です。これは「CLOCK UP」が製作したHPCゲーム
の小説版。1巻目では、主人公・山崎亨は兄・亮の恋人で国語教師
の木下柚美花に想いをよせていた。兄との結婚が決まり、柚美花が
家にやってくるまであと一週間。そんな日は来なければいいのに。
そして、その日はこなくなった……という展開。2巻でも主人公の
時間軸が狂っている設定は変わらず、3章構成で別キャラの一週間
を書いていく……という、時間パラレル作品。

 本作では一週間が繰り返され、主人公の亨だけがそれを認識して
いる、という設定でお話が展開する。正にゲームのやりこみ感覚で
「次の彼女は誰にしようか?」てな感じである。ネタ的にパラレル
SFとしては今一歩かと思われましたが、文章担当の「とんび」は
凝った設定が好きらしく、あちこちに伏線を張ってました。オチも
秀逸でしたよ。
 2巻は続編というか、別キャラの展開を書いた作品。文章担当は
「池かなた」に変わってますけど、凝った設定は変わってません。
オチはまとめて第4章でしたが、私的には第2章「天城七音」編が
良かったですね。兄から木下柚美花を奪い取って、親友で保険医の
天城七音と共に女教師&女医のハーレムを構築するという結末です。
たぶん私が自分で元のゲームをやったとしたら、このオチを目指す
でしょう……二人とも眼鏡っ娘だし(笑)。

373. 未読の本がヤバイ量に(2009/2/19)
 年明けからこっち、休日になると古書店巡りを続けてましたが、
前から探していた書籍をかなり入手できましたよ。しかしいい気に
なって大量に買ってたら、読んでない書籍がまた100冊を超えて
しまいまった……またですよ、お兄たま(笑)。

 とりあえずコミックならスグ読めるからいいんですけど、純粋な
書籍、ハードカバーの単行本とか学術系の書籍はそれなりに時間が
かかる。それ以外の、ノベルズ系の新書と文庫本だけで100冊を
超えてしまった……それらは机の横にまとめて積んであるのだが、
1メートルくらいの高さで、3つほど山が出来ております。かなり
減ったと思ってたけど、また逆戻り(笑)。
 ちょいと内訳を書いておくと、ノベルズ系の新書と文庫が3対2
ぐらいの割合で、70冊対40冊といったところか? 新書版には
全6巻・全10巻なんてシリーズ物も含まれる。しかもほとんどが
絶版のため「見つけたらソク買い」が必要なアイテムばかりなのが
イタイところだ。大人買い(セレブ買い?)もほどほどにしないと
いけませんな……いやほんとに(泣)。

 さて、今週も読書リストに掲載されないムック本を2冊ご紹介。
最初のは冬目景の画集「イエスタデイをうたって(YESTERDAYS)」
です。本書は冬目景が「ビジネスジャンプ」に掲載したフルカラー・
イラストを集めたもの。右ページにラフ画、左ページにカラー画が
掲載され、コミックスのカバーも収録されている。初回特典として
はヒロイン・晴のバイト先「ミルクホール」のペーパークラフトが
ついてます。あと「オリジナル・ステッカー」は、晴の飼っている
カラスのデザインでした。おそらくファンの方々には「メイド服」
が人気と思われますが、私個人的には和服が萌えますね(笑)。
 しかしこれは昨年末(08.11.24 初版)に出ていたハズなのだが、
どこの書店でも売り切れだった。私は郊外型書店に一冊だけ残って
いたのをゲットしましたよ。本書は初回特典付きのため、あぶない
とこでしたね。

 2冊目は、季刊「GELATIN(ゼラチン)」(2009・春号)です。
本書は「鳴子ハナハル」のカバーにつられて購入しました。季刊の
ため、次号の発行は夏ごろだという。で内容ですが、フルカラー・
アンソロジーで、収録作家陣は掲載順だと以下の通り。

 鳴子ハナハル(カバー&ポスター)、たかみち、文倉+、toi8、
KEI、モタ、ぼっしぃ、極楽院櫻子、放電映像、huke、森山
大輔、鈴見敦、John Hathway、ミギー、SABE、前嶋重機。

 この16名中、放電映像「ストロー」と前嶋重機「DRAGON FLY」
の2作品は、同じワニマガジン社発行のアンソロジー「robot」から
移転してきた作品。前回までの解説ページがあった。これとは別に、
村田蓮爾と前嶋重機のインタビュー記事もありました。スゲェ作家
ばかりで解説も追いつきませんけど、個人的には「ミズギノセカイ」
(ぼっしぃ)に爆笑です。水没した世界での学園ドラマで、学校の
制服がぜんぶ水着!(笑) お話的にはフツーに、水着の制服には
何のツッコミもないままにラブコメが展開していく……という全く
普通でない作品(笑)。この人はHマンガ家と認識してますけど、
どうやらジョークの素質があるようですね。

 しかし古本以外に新刊もフツーに買ってるから、ほんとシャレに
なってませんな(泣)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に2作追加。書籍は2冊追加。

 コミックの1作目は、山本貴嗣「戦闘女神アヌンガ」第1巻です。
これはケータイ配信マンガのコミックス版。内容ですが、主人公・
卜部巧馬は平凡な高校生。ある日の下校途中、巨人の女(アヌンガ)
と怪物の戦闘を目撃。事件に巻き込まれた女の子を助けるが、その
子が「神蔵アンヌ」として転校してきて……という、巨大ヒーロー
(ヒロイン)もの。
 山本貴嗣のマンガを読むのは久しぶりですが、今度の題材は古代
アフリカです。アヌンガは古代女神の名をもじったもので、飼い猫
の名前にも爆笑しました。私はこの作者はデビュー当時から知って
ますけど、いつも非常にマニアックな設定の作品を描いてますね。
しかし読者はついていけてるのだろうか?

 2作目はマガジンZから、間部正志「マスター・オブ・サンダー
決戦!!封魔龍虎伝」です。これは講談社のネット「ミチャオ!」で
配信されていた作品のコミックス版。同名映画のマンガ化で、監督
の谷垣健治が監修をしている。内容ですが、ヒロイン「木下あゆ美」
はアイドルタレント。グラビア撮影中に異様な邪気を感じ、故郷の
修行寺・桔梗院に帰ってきた。そこに謎の男が現れ、修行僧が次々
と襲われていく……という、拳法アクション物。
 私は元の映画を見てないので比較できませんが、拳法ヒロインの
職業がアイドルタレントとはナイスな設定ですな!(笑) それに
この作者、かなり絵が巧いですね。シンプルな線画なんですけど、
個々のポージングが凝った角度から描かれている。映画を意識して
のものなんでしょうか? まあ拳法アクションを描くくらいだから
当然なのかもしれませんけど、滅多にいませんね、こういう人は。
しかしコミック・レーベル元のマガジンZが休刊してしまったため、
本書も絶版となってしまった……非常に残念ですな。

 書籍の2冊はHPCゲームの小説版。最初の1冊は「Angel Halo
(エンジェル・ハイロウ)」です。本書はアクティブ原作のHPC
ゲーム。内容ですが、時は世紀末の1999年。主人公・日下部真
は嵯峨高校二年生。ある日、ドイツの姉妹校から二人の交換留学生
がやってくる。ソフィア・ハーランドウルフとリリス・イリード。
ソフィアは天使、一方のリリスは悪魔と名乗り、真に積極的に近づ
いてきたが……という、オカルトなお話。
 ストーリー展開が非常に凝っていて、元のPCゲームでは主人公
(プレイヤー)が二人のどちらを選択するかによって展開が違って
くる。世紀末ネタということで、なにかちょっと「エヴァな感じ」
がしないでもありませんが、よくできてます。
 このアクティブというソフトハウスは、今では老舗の部類に入り
ますね。でもこの頃はOSの移行期(DOSからウィンドウズ)に
あたっていたため、各社は大変な苦労をしていた時期です。本作は
同社の17作目のソフトになりますが、おくづけを見たら5インチ
と3.5インチのフロッピー、ウィンドウズ(NEC−98)用と
FMタウンズ用のCD−ROMを製作していた……計4種類とは、
スゲェ手間ですよ。

 もう1冊もアクティブ原作「GUN BLAZE(ガンブレイズ)」です。
本作はアクティブ原作のHPCゲームでは第12作目となります。
内容ですが、時は1867年のロンドン。主人公マーク・フリント
は貧乏私立探偵。暴漢に襲われていた少女を助けたところ、それは
自分の従姉妹、ジュエル・フリント。彼女は秘密結社・薔薇十字団
から脱出してきたのだった……という、英国調伝奇作。
 設定が英国で、しかも飛行船やガンベルトといった小道具も出て
くるとあっては平野耕太のマンガ「ヘルシング」を思い出しますね。
私個人的には薔薇十字団に捕らえられてしまう少女・パトリシアに
萌えました。マークを慕ってくる妹キャラです。ちなみに、挿絵を
担当した「アップルトン」はHマンガ家で、要所の見せ場を心得て
ますね(笑)。しかし少々風呂敷を広げすぎたためか、お話が切れ
ぎれのような印象を受けるのがちょっと残念でした。

372. B級グルメ道(2009/2/12)
 先日、コンビニでカップめんを買いましたよ。たぶん丸1年ぶり
ぐらいだと思われますが、もう前に食べた記憶が頭からも舌からも
消えているため、本当にそうだか解りませんね。購入したのは日清
食品の「出前一丁」です……なんちゅうか、スゲェ懐かしい。コレ
その昔84円の袋の乾麺が消えてから食べてないので、軽く十年は
経っている……と思う。

 で早速、自宅で食してみた……スゲェ旨い!(笑) カップ麺を
こんなにも旨いと感じたのは、学生時代以来かもしれない(笑)。
そういや若い頃はラーメン屋巡りとかよくやってたな。確か「ごま
ラー油」をラーメンに使ったのは、浅草の「天津」が最初だったと
思うが……どうだろう? でもこのカップ麺は「受験生用」だから、
この時期だけの期間限定商品。それが非常に残念。ずっと生産して
くれればいいのに……って、そうなったらなったで食べなくなるに
決まってる(笑)。

 ちょいと思案して、試しに近所のスーパーで生麺を買い、自分で
味を再現してみることにした。用意したのは何の変哲も無い普通の
「生ラーメン・しょうゆスープ付」と「ごま油」と「ラー油」です。
これまた説明書き通りにフツーに作って、ごま油とラー油を加えて
食べてみた……スゲェ旨い!(笑) 私はこの味が好きだったんだ!
しかもこれでいつでも喰えるワケだ! ラッキー……ちゅうか、今
まで試さなかった私がアホなんですね(笑)。

 しかし、若かりし頃に食べた味の記憶というのは、後々まで残る
もんなんですな……思わず沁みじみしちゃいましたよ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に4作追加。

 最初1作目は、真田鈴「森口織人の帝王学」第1巻です。本作は
電撃大王で連載中で「おかゆまさき」の原作付。小説も出てますね。
内容は、主人公・森口織人は吝華(やぶさか)高校に転校してきた
初日に謎の美少女・遥奈原初雪(はるなばらはつき)と出会った。
不必要と思えるほど怯えている彼女は、接触した相手に自分の想像
を見せてしまうという能力があって……という、エロコメ作品。
 ヒロイン・初雪は黒髪ロングな美少女で、大富豪のお嬢様である。
パニックに陥りやすく「ありえない」ほどの妄想を炸裂させるのが
見所です。その奇癖のためか、とても恥ずかしがり屋なのもナイス
ですね。ちなみに原作はあの「撲殺天使ドクロちゃん」を書いてた
人物。作画はHマンガ家の真田鈴(・りん)で「すきなんていって
あげない」が代表作というコンビ。小説版はストーリー展開が違う
そうですよ。

 2作目は、松山せいじ「奥サマは小学生」です。本作は「チャン
ピオンREDいちご」で連載していた作品。内容は、主人公・安住
ナオト(24歳)は小学校の先生をしている。しかし政府の少子化
対策のプロジェクトに抜擢され、教え子の一ノ瀬ハル(12歳)と
極秘結婚していた……という、妄想エロコメ。
 ヒロイン・一ノ瀬ハルは黒髪ロングな美少女で、学校ではツイン
テールの髪型。自宅では懸命に奥さんらしく振舞うのだが、それが
また妄想を呼ぶという悪循環(笑)が見所となる。ついに妄想Hも
ここまできたか、というくらいの設定ですな。すごい内容ですけど、
ちゃんと青年誌のコミックなので成人指定は無し。しかし単行本に
まとまるのに丸二年もかかったというのは、いろいろ問題があった
ものと思われる……圧力にめげず、我が国の表現の自由を守るため
今後もがんばってほしい。

 次の3作目は、スエカネクミコ「プリティ・マニア」です。本作
は「ヤングキング」で連載していた作品。で内容ですが、ヒロイン・
谷中都はキャンパスライフをエンジョイする女子大生。やっとキラ
キラする青年・五所川原実朝(・さねとも)に出会ったはいいが、
彼は自分を「パラス様」と呼んで崇拝する、超のつくオタクだった。
ミヤコは五所川原を更正させるため、合コンに誘うが……という、
オタク系ラブコメ作品。
 しかし私個人的にはパラス様(ミヤコ)より、五所川原の婚約者・
九条梨華の方に萌えてるんですが、なにか?(笑) 婚約者の座を
懸命に死守しようとする姿勢に胸キュンですね。今時こんな健気な
お嬢サマいませんよ? しかしそんなシチュに酔っているだけで、
実際に付き合うのはどうかと思いますけど(笑)。ちゅうか、この
作者は毎度こんな話ばっかり描いてますね。ちなみに、タイトル中
にある点はもちろん「はぁと」のマーク(笑)。

 最後の4作目は、AM−DVL「できたらいいな」です。本作は
ちょいとHな雑誌「えつ」で連載していた作品。内容は、主人公・
「奄美裕輔」は高校二年生。1ページ目で学園のアイドル「横須賀
まりん」に告白するも大玉砕。幼馴染の眼鏡っ娘「入間さやか」が
その恋の成就に協力を申し出るが、実は裕輔を「発明部(びっくり
エイティ部)」の実験台にしようと画策していた……という、学園
エロコメ物。
 この作者は前はHPCゲームの製作・キャラデザをしていたため、
美少女キャラはお手のモノ。パンモロのサービス・カットが満載で、
ブルマも水着もコスプレも満載です。ですが私はここでも幼馴染の
「入間さやか」の方がお気に入りです……なんちゅうか、ヒロイン
の性格設定って、どの作品でも似てるんですよ。で、幼馴染が黒髪
ロングな眼鏡っ娘でツンデレ属性だったら、そりゃヒロインを押し
退けちゃうでしょう?(笑) ちなみに、現在の雑誌連載は前作の
続編「ネクロマリア 花菖蒲」なんですけど、1巻のコミックスは
どこにもありません(泣)。

371. 伝奇と時代劇(2009/2/5)
 今週も読書リストには追加されない大型ムック本を2冊ご紹介。
最初は「百歌絵巻 塵骸魔京 公式読本」です。本書はソフトハウス
「ニトロプラス」が製作したHなPCゲーム「塵骸魔京(じんがい
まきょう)」のオフィシャル・ブック。元ゲームの内容は、日本の
地方都市・狭祭市が舞台。主人公・九門克綺は、身体に魔力が集結
する特殊な性質があり、人外と呼ばれる魔物から命を狙われていた。
その前に突如として現れた美女・イグニスは、克綺を鍛え上げて魔
物と戦わせる。もし克綺が魔物側に組することになれば、その命を
断つのもイグニスの使命だった……という、伝奇ストーリー。

 本作は「和風ゴシック」とも言うべきデザイン・センスがナイス
なゲームです。キャラデザを担当した Ni^θ(にしー)は、ニトロ
プラスの看板絵師で、個人の仕事ですと対戦ゲーム本「クイーンズ
ブレイド」などにも参加しているマルチ絵師。本書には描き下ろし
ポスターも3枚ついてます。私のお気に入りキャラですと、やはり
管理人ロボ「花輪黄葉(はなわもみじ)」ですか。普段は主人公が
下宿しているメゾン・フォレゾーの管理人をしている、眼鏡っ娘の
お姉さん。しかしてその実体は「最も古き祈り」の宿る最強の自動
人形……このギャップがたまりませんな(笑)。

 ちなみに、本書のカバーは小説版でも挿絵を担当した「なまにく
ATK」が描いている。その挿絵やテレカなどのグッズ・イラスト
も収録され、かなりお得な仕上がりですね。ちゅうか、本書は元々
コミケの企業ブースで売られていた原画集の「解體(かいたい)・
塵骸魔京」がベースとなっている。それは同人誌扱いのため、一般
書店には流通していないのだ。私も気がついたときには既に遅く、
同人ショップでも売り切れた後でしたよ(泣)。ですので、本書が
出てくれたのはウレシイ限りですね。

 さて2冊目もHPCゲームのムック本「超昂閃忍ハルカ」です。
これは「アリスソフト」が製作したHなPCゲームのビジュアル・
ファンブック。元ゲームの内容ですが、その昔「ノロイ党」と呼ば
れる恐怖政治を企む一派があった。彼等は「時渡りの鐘」の秘儀を
使って、現代にまでその魔の手を伸ばしてくる。主人公・戦部鷹丸
(いくさべタカマル)は、ノロイ党を追って時空を超えてきた閃忍・
鷹守ハルカと共に、彼等と対決する……という超伝奇モノ。

 本作のキモは、主人公タカマルが持つ特殊能力「龍論功」である。
この能力は、すげぇHな「淫力」で閃忍に超絶パワーを与えること
ができる、というもの。ヒロイン・鷹守ハルカはその淫力によって
超昂閃忍ハルカへと変身する!(笑) これは非常にナイスな設定
ですな(笑)。いや、笑っちゃいけません(笑)。
 アリスソフトは老舗のソフトハウスですけど、とにかくサービス
精神が旺盛ですね。本作でもヒロインは三人いて、タカマルの監視
役をしている美少女「四方堂ナリカ」はローリー系。鷹守ハルカの
戦友「スバル」は黒髪のお姉サマ系となってます。敵にも女忍者が
いるため、バトル勝利の後にはHシーンになるのがお約束。

 しかし本書はどこでも売り切れで、入手するのに苦労しましたよ。
ネット書店には商品ページすら無いという有様で、ゲットできたの
はラッキーでしたね。ちなみに、アリスソフトは前にも「超昂天使
エスカレイヤー」を製作してますけど、この「超昂」はシリーズ化
するんでしょうか? 次回作には「超昂銃姫カラミティー」なんて
のはどうだろう?(笑)

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に1作追加。続巻が3作の追加。
書籍は3冊の追加。

 コミックの新規1作は続巻との2冊組。隅田かずあさ「ウィッチ
ブレイド丈流」の第1・2巻です。本作は元々はアメコミが原作で、
アニメ化を機にジャパン・オリジナルのストーリーを構成したもの。
内容は、主人公・茨木丈流は女子高生。幼馴染の水元綱(コウ)や
同級生たちと楽しく暮らしていた。だがある日、住んでいた秋明寺
が鬼たちに襲われる。秘蔵されていた「鬼の手」を装着した丈流は
ウィッチブレイドの適合者として、凄まじい破壊力を使えるように
なったが……という、伝奇モノ。
 私はアメコミ原作(トップカウ・プロダクション)もTVアニメ
も見ていないため、コミックの絵面だけで購入してみた。シナリオ
を担当したのは「小林靖子」ですが、2巻の長さでは書き切れない
部分の方が多かったのではないだろうか? そこらへんがちょいと
中途ハンパな印象でしたね。作画の「隅田かずあさ」の画力は満点
なので「黒髪ロングなセーラー女子高生が鬼の怪物と肉弾戦をする
アクション作品」としては充分楽しめます。しかもヒロイン・丈流
がスゲェ爆乳ですから(笑)。

 続巻の2作目は、大島やすいち「剣客商売」第2巻です。本作は
池波正太郎の原作を漫画化したもの。主人公・秋山大治郎は無外流
の道場主だが、まだ弟子は一人もいない。そんなある日、父・秋山
小兵衛のもとに、大治郎が何者かに狙われているという情報が……
という、本格時代劇です。
 私は原作を読んでいないのでなんとも言えませんけど、庶民的と
いうかリアル系の背景設定が渋い雰囲気の作品です。いわゆる剣戟、
チャンバラ・シーンもあるにはあるんですが、剣客としての生き方
を描く方に主眼が置かれてますね。親子ドラマと言った方がいいで
しょう。男装の美麗剣士・佐々木三冬との関係が今後どうなるかが、
ちょいと気になるところですな。

 続巻の3作目は、小島剛夕「首斬り朝」(刀哭編)です。本作は
小池書院のペーパーバックで、小池一夫の原作。内容は、主人公・
山田朝右衛門は、将軍家・御佩刀の切れ味を吟味する「斬首御様し
御用」役を務めていた。奉行所から依頼された時に限り、死罪人の
首を斬って刀の切れ味を確かめる、首斬り執行人である……という、
首筋が寒くなる作品。
 実は前に(だべり・360)紹介した「残心編」は2巻で、この
「刀哭編」が1巻だった。2巻の目次が一話から始まっていたため、
しばらく気づきませんでした(泣)。でもお陰で全巻揃えることを
決意したよ(笑)。今巻では朝右衛門が父から首斬り役を引き継ぐ
お話がメインで、全7話収録。2巻では4話収録でしたが、3巻は
十二話から始まるのだろうか? それとも、目次だけは一話目から
なのだろうか? ちなみに、裏表紙記載の雑誌コード「50624-71」
が1巻で「-72」が2巻となっている。

 書籍は3冊の追加ですけど、続巻を含むため「らいぶらり」には
2件の加算。最初はその鳴海丈「乱華八犬伝」(天の巻・地の巻)
の2冊。本作は「問題小説」に連載された伝奇時代劇。内容ですが、
主人公・出雲京四郎は二十三歳の青年。安房里見家の末裔であり、
御家再興のため三百万両の埋蔵金を探す旅に出る。その手掛かりは
「犬」に関わりのある八人の生娘が持つ秘宝珠だった……という、
里見八犬伝を元とする作品。
 この「なんとか八犬伝」という作品はよくあるパターンですが、
本作はちょいとHな展開が見所となっている。八人の生娘が破瓜の
儀式を終えると、宝珠が埋蔵金の在処を教えてくれるのだ。随所に
原作のパロディが盛り込まれているので、知っている人はニヤリと
するに違いない。でもこれって、時代劇でもかなりマニアな部類に
入りますね(笑)。それと「地の巻」には「兇女復活」という書き
下ろしの短編が収録されてますけど、これは続編「凶華八犬伝」の
プレ・ストーリーなのだそうだ。
 ちなみに、表紙を描いている絵師「笠井あゆみ」は、鳴海丈とは
お馴染みのコンビ。何作もカバーを描いてますね。このノベルズ版
では2巻分割のカバー・イラストになっている。しかし驚いたのは、
挿絵を描いているのがHマンガ家の「八月薫」だったことですか。
これはちょっと、ファンでも気付かないですよ。文庫版も出ている
ハズですけど、挿絵がどうなったのか気になるところですな。

 最後は二次元ドリーム・ノベルズ、さかき傘「式神戦巫女 水輝
呪淫の生贄」です。本作もHな伝奇時代劇。内容ですが、主人公・
水輝は臥雲(ふくも)神社の巫女で、陰陽術の使い手である。義妹
の美少女くノ一・茜と共に、悪の術師を狩ることを生業としていた。
だがその茜が淫術を使う妖姫・夜巳(やみ)に囚われ、水輝は服従
を強いられることに……という、H小説。
 このレーベルでは「ヒロイン凌辱」がお約束なので、水輝と茜の
姉妹もとんでもなく恥ずかしい目に遭わされる。一風変わっている
のは、式神が触手状や液体になって姉妹を責め立てるシーンですか。
形状を自由に変形されては、屈強なヒロインも昇天です。ヒネリの
利いた設定で、ただの触手でないところがミソですな。挿絵を担当
した「ごまさとし」も人気の絵師で、他にも何冊か描いてますね。

370. せいふくもの(2009/1/29)
 今週もゲットしたマニアックなアイテムをご紹介していきます。
最初はCDで、可憐Girl's「MY WINGS」です。これはシングルCD
ですけど、PV(プロモーション・ビデオ)収録DVD付きの初回
限定版。内容は「MY WINGS」と「とっぷし〜くれっと」の2曲で、
TVアニメ「絶対可憐チルドレン」のオープニング・テーマです。
初回のみ可憐ガールズのジャケですが、アニメのカバーもついてる
ため差し替えが可能となっている。

 いやあ、この小学生トリオの歌声を聴いていると、昔の「SPEED」
を思い出しますよ。もう何年前だろう?(笑) 当時も思ったけど、
この年頃の娘さんの声は、ミョ〜に耳に残りますね。ハマっている
ファンが多いのも肯けます。PVではジャケでも着ているブレザー
制服のままで、バリバリ踊ってくれてます……しかし、この激しい
振り付けではコンサートは無理ですな。パンモロですから(笑)。
このCDは昨年末に発売されたそうですけど、まだ残っている店も
あるので、ファンの方は即ゲットするのがよろしいでしょう。

 次は写真集で「高山侑子in空へ -救いの翼 RESCUE WINGS-」です。
本書は昨年12月から公開されている映画のヒロイン写真集。主演
した高山侑子は16歳ですが、撮影当時はまだ15歳。救難ヘリの
女性パイロットを好演してます。女性自衛官の制服を着たアイドル
のコスプレ写真集とも言うべき内容で、制服ファンなら是非ゲット
しておきたい一冊ですな。自衛隊の小松基地で撮影されて、ヘリ内
コクピットの貴重な写真もありました。
 でこの高山侑子ですが、解説を読んでちょっとオドロキ。父親が
自衛官で、自身の役柄と同じく救難ヘリのパイロットだったのだ。
残念ながらその父は殉職してしまい、葬儀の場でこの役にスカウト
されたという……超サラブレット? 正にこの役にピッタリ!

 最近、自衛隊というと不祥事のニュースばかりでしたが、なんか
久しぶりにいい話を聞いた気がします。このような事情ではファン
ならずとも、応援してあげたくなりますよ。きっとお父様も天国で
喜んでいるのではないでしょうか……ご冥福をお祈りします。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に2作追加。続巻が2作の追加。
書籍は3冊の追加。

 コミックの新作は、春輝「放課後ドロップ」です。本作は春輝の
フルカラー・コミック。内容は、前作「秘書課ドロップ」の外伝が
2作と、表題作を含む短編7本の計9作品。他に「ドキッ! SP」
の表紙イラストが8ページあって、非常にお得感のある一冊です。
収録作で一番のお気に入りは、往診に来た女医がそこの奥さんとH
してしまう「ケモノ医者」でしたね。
 この作者はヤングチャンピオンでも「センセ。」というマンガを
描いてますけど、本書のタイトルを見た瞬間「コラボ作品か?」と
思ったのは、私だけではないハズだ(笑)。でも実際は全く無関係。
かなりエロエロな短編集となってます。

 さて新作2作目は続巻1作目と一緒の2冊組みで、隅田かずあさ
「月光のカルネヴァーレ」の第1・2巻。本作はHなPCゲームの
ソフトハウス「ニトロプラス」の原作。同名のエロゲーをコミック
化したものです。脚本は同ソフトのシナリオライター・下倉バイオ。
内容ですが、舞台はゴシック様式の残る古都ベルモント。主人公・
ロメオはタクシー運転手で、拾った自動機械人形(オートマタ)の
アンナと同居している。ある日、正体不明の敵の襲撃を受けるが、
実はその理由は……という、サスペンス含みの作品。2巻完結です
けど、ゲーム版とはストーリーが違ってます。
 この作品、私は前にビジュアルファンブックも小説も買っている。
オートマタのメイド服がイイ感じで、ゴシック調のHゲームです。
元のゲームのキャラデザは「大崎シンヤ」で、小説の挿絵もそうで
したけど、この「隅田かずあさ」も非常に絵の巧い人ですな。確か
以前はエロ漫画を描いていたと記憶してます。ネット検索してみた
ところ、小説の挿絵も描いてるマルチな絵師でした。今後ちょいと
集めてみようかと思ってますよ。

 続巻2作目は、玉越博幸「ケ・セラ・セラ」第3巻です。本作は
スーパージャンプで連載中のラブコメ物。で内容ですが、主人公・
坂本陸はH漫画家で、血の繋がらない妹・空がいる。その坂本家に
アシスタントの岡田海が同居することになり……という、まったく
王道をひた走っている作品です(笑)。
 今巻では漫画家のライバルが登場したり、空の同級生・ミハルが
新キャラになるなど、盛り沢山の展開。兄の妄想は止まるところを
知らずに暴走してます(笑)。前出・春輝の「センセ。」といい、
この「妄想えっち」が最近の流行りなのだろうか?

 書籍もHな系統で、1冊目は蕪木統文「ホワイトブレス」です。
本書は同名のHなPCゲームの小説版。内容は、主人公「相模司」
は高校二年生でひとり暮らし。従姉の「遠藤凪沙」が家事の世話を
しにやってくる。元・義理の妹「浅葉ののか」も頻繁に様子を見に
来ていた。彼女は父親が再婚・離婚した先の娘である。そこに司の
同級生「一ノ瀬未緒」もやってきて……という、恋愛モノ。
 元ゲームのキャラデザは「橋本タカシ(ハッシー)」でしたが、
ゲーム版のイラストがピンナップとしてついてました。この小説版
では「椎野唯」と「いぶもいな」がカバーと口絵を担当し、挿絵は
「きりがみやび」が描いています。橋本タカシと比べてみると微妙
に眼が大きく、タレ目でないところが相違点。執筆担当の蕪木統文
(ぶぎとうもん)は様々な作品のノベライズをしていて、そういや
「スカイガールズ」も書いてましたね。
 率直な感想を述べると、元のゲームでは神奈川県藤沢市の背景が
リアルだったのに、小説ではその雰囲気がちょっと……そこが残念
だったように思われます。それとレーベルがファミ通文庫のためか、
Hシーンは無しでした(笑)。恋愛ストーリーの部分に焦点があり、
ふつうに恋愛ドラマしてましたよ。

 2冊目は、渡辺真澄「瀬里奈」です。本書もまたHPCゲームの
小説版で、アトリエかぐや・原作、原画はM&Mです。内容ですが、
主人公・高坂直人は大学三年生。失踪した田中京一教授の代わりに、
上森村で民族学の調査を続けることになった。向かう途中で一緒に
なった周防瀬里奈は大学一年生。実の母と姉に会うため、上森村へ
行くという。だが到着した上森村では、村人たちが瀬里奈を好奇の
眼で見ていた……という、田舎の村でのHなお話。
 なんと言いますか、この寒村、辺鄙な村、というシチュに萌える
のは私だけではないでしょう。江戸川乱歩や横溝正史が好んで使う
背景設定ですな。HPCゲームではなかなか採用してくれないので、
出るとどうしてもチェックしちゃいますね。私個人的にはヒロイン
より、その母・周防多香子がお気に入り。和服美人のうえ、熟れた
身体を持て余しております(笑)。
 そういや前には「たかみち」が原画を描いた「果てしなく青い、
この空の下で…。」というHPCゲームが大ヒットして、プレステ
にも移植されたほどです。このムラ社会の閉鎖的な空間の淫靡さが
たまりませんな(笑)。ちなみに、元のPCソフトはDVD−PG
(DVDプレーヤーで可動するゲーム)にもなってます。

 最後3冊目は、前園はるか「Queenボンジョルの!」です。
本作もHPCゲームの小説版。原作「G.J?」、佐野俊英が原画
を描いている。で内容ですが、主人公・ルクスは帝国の平民剣士。
この帝国の豊かさは「天恵」と呼ばれる女王の恵によって保たれて
いる。しかしルクスが謁見した女王・ジュリエットは、幼いころに
一緒に遊んだ少女だった……という、ファンタジーもの。
 ただしこの物語は二部構成になっていて、登場人物たちが現代に
生まれ変わってからは、学園ドラマが展開する。女王だったジュリ
エットは「桜坂めぐる」となり、主人公の「風祭十也」に転校して
きた初日から猛烈なアタックを開始する……という、一風変わった
お話です。この小説版では現代編が短縮されているので道筋は1本
ですが、4人いる女性キャラの攻略パターンはそれぞれに現代人の
容姿が設定されているため、8人分となります。
 最近のHゲーは突拍子もない設定のものが多いが、これはかなり
まともな方だと思われる。しかし、よくこんな複雑なストーリーを
思いつくものだ。ところで、私のお気に入りは、属国エリマイスの
女王フレアですね。強引なところがいかにも女王らしくてイイ感じ。
現代編では風紀委員・綾之丞麗子となる。ヒロインのライバル的な
存在だ。ちなみに、次回作は「姫とボイン」だそうですが、本作の
キャラとは関係無いそうな。

369. レアもの探索行(2009/1/22)
 年も改まって、世間様もようやく平常運転、いつもの日常生活が
戻ってまいりました。私はというと、ヒマを見つけては古書店巡り
をしております。特に年末は古本が出回る時期のため、思わぬお宝
アイテムがゲットできることが多いんですな。

 今週は大判本を2冊ご紹介。最初は鶴田謙二の画集「水素」です。
本書は鶴田謙二の漫画・イラスト仕事集で、初版の1997年当時
で4500円(税別)もしたハードカバー本。別に箱入りの愛蔵版
も出てました。約十年ぶん(87〜97年の仕事)の初画集という
ことなんですが、実はそれは商業誌ベースでの話。本当の初画集は
同人誌で、92年ごろに出してました。
 で内容ですが、約250ページの内訳は以下の通り。

「ベネチア」「ポンペイ」「上海」フルカラー・コミック
 (辰巳出版「まんがジャパンダ」95〜96年)
「水の惑星」(1・2)フルカラー・コミック
 (講談社「モーニング」90年35・37号)
「水素/Hydrogen」(イラスト集・100ページ)
「Ring the World」(未完のコミック・100ページ)
「破壊王の逆襲」フルカラー・コミック
 (講談社「パーティ増刊」87年13号)

 私が鶴田謙二の絵を見たのは、おそらく「水の惑星」の1話目が
最初だったように思う……既に二十年近く前のことなので、記憶も
あやふやです(泣)。イラスト集では「チャイナさん」を中心に、
富士見の「導士リジィオ」の挿し絵や、ガイナックスから出ていた
CD−ROM壁紙集「ふしぎの壁のアリス」などが収録されてます。
これは懐かしいですね。しかしこの作者はえらく寡作な絵師のため、
十年分といっても作品点数は非常に少ない。細かい仕事が多いから、
追っかけてるファンは大変ですな。

 2冊目は「robot」第1巻です。本書は村田蓮爾が責任編集
したアンソロジー・コミックの第1号目。フルカラー漫画を描いて
いる絵師が多く、以後続巻で出てます。
 でその執筆作家陣は、掲載順で以下の通り。

 村田蓮爾、鳴子ハナハル、浅田弘幸、田島昭宇、伊藤真美、
安倍吉俊、SABE、YUG、OKAMA、前嶋重機、ミギー、
三浦靖人、長澤真、ヤスダスズヒト、白亜右月、HACCAN、
小林誠、衣谷遊、猫井ミィ、三部けい……の20名。

 私は鳴子ハナハルの「Picnic」がお気に入り。廃墟にやってきた
セーラー服の女子高生ふたりのお話です。ちょいとノスタルジック
な雰囲気がイイですね。本全体としてはスゲェ絵師の集まりのため、
非常に見応えがあります。とってもゴージャスな一冊ですな。

 ただひとつ問題としては、作家の名前がPCの漢字一覧表に無い
場合があることか。例を挙げると「吉」の「士」が「土」だったり、
「靖」の「月」が「円」だったり……あってもフォントによっては
表示できなかったりする。そういや「品」も木へんの「こまい」と
読む文字が無い。オー、ニポンの漢字はムツカシイネ(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作追加。

 で最初は冬目景「イエスタデイをうたって」第6巻です。本作は
冬目景がビジネスジャンプで連載してる作品。で内容は、主人公・
魚住陸生はコンビニのバイトを辞め、写真スタジオに正社員として
務めることになった。想いを寄せる品子や、追っかけ娘・晴の周囲
には新たな恋人の影が……という恋愛ドラマ。
 この作者もずいぶんゆっくりとしたペースの作家ですね。お話の
展開もゆっくりですけど(笑)。まあそれは作風なので仕方があり
ません。ビジネスジャンプでの連載も短期集中型のため、単行本が
出るのは1年半〜2年に1巻ぐらいでしょうか? ちなみに、前巻
の5巻の初版は07年4月。4巻は04年7月でしたよ。そういや
本作は画集が出たハズなのだが、実物を一度も見たことがない……
ナゼにして? 発売「即・売り切れ」ですかぁ?

 2作目は八月薫「お願いサプリマン My Pure Lady」第4巻です。
本作は八月薫が漫画アクションで連載中の作品で、とみさわ千夏の
原作つき。で内容ですが、主人公の田上は、想い人・愛子の依頼で
「女性に癒しを与える男=サプリマン」として生きている。彼女の
娘・ユミを救うために骨折してしまうが、入院中でも女医の栗本や
ナースの小川と関係を持っていた。そこにユミの学校の先生・沢井
詩織が現れて「私の処女を奪って!」と……という、Hなマンガ。
 この作品、病院編になってから益々ヒートアップしてきましたね。
やはり「女医・看護婦・女教師」という三種の美神が人気の秘ケツ
なんでしょうか? ああ、今では「看護師」と呼ばなければいけな
かったんです……よね?(泣) まあ、今巻は女教師編ですけど、
私的には「女医・栗本」が一番です。それはツリ眼の黒髪に加えて
「メガネっ娘」だからだ!(笑)

368. 東京オートサロン(2009/1/15)
 今週の連休は、千葉の幕張メッセまでオートサロンを見に行って
きましたよ。前回は東京モーターショー(だべり・306)だった
ので、1年ちょっとぶりですかね? しかし日曜日は雲ひとつ無い
冬晴れの晴天で、めっちゃ寒かったです(泣)。しかも幕張周辺は
開けた土地だから、遮蔽物も無かったハズ……ふう。

 当日は朝7時に友人の車で三人して出発。ナビがPSP(釘宮)
のままになっていた(笑)。車積DVDも「アルプスの少女ハイジ
(TV)」だったため、朝からオタク度全開です。
 だがその時、我々取材班は見た!

「ガッシャーン!」

 スゲェ事故。我々のま横で追突。あれは全損コースだったかも?
他にも退避車線に止まってる車があったり、人力で押している車が
あったりと、事故が多かった。高速を降りたところの交差点では、
一面にガラスの破片が散らばってたよ。

「なんか、今日は事故が多いな……」
「TASは改造車のショーだから、そのせいもあるんだろ」
「あうっ。シャレになってない……」

 幕張メッセの駐車場は、その改造車のオンパレード状態でした。
ここが「野外会場」と言ってもいいくらいに集結してました。でも
めっちゃ寒かったので、ここでやったら誰も来ないでしょう(笑)。
しかし車の改造もいいんですけど、ドライブは安全運転が基本です。
どっかのブログにスクープ写真を掲載されたりしないように、注意
しましょうね。我々も首都高をゲーム感覚でカッ飛ばすのはやめて
おきました。

 で本来のTASですけど、そこらじゅうがGT−Rだらけです。
新車価格で880万円もするのに、売ってるフルチューン・キット
が560万円だよ! それで計1440万円ですかい? いったい
誰が買うんでしょうか? 他の新商品も軒並み高価でしたね。

「うう、サスだけで20万円もする。オレ様の車は……」
「そりゃねぇ……まあGT−Rは別としても、ランエボやSTiの
パーツはそれくらいするって。トップクラスなんだから」
「やっぱスポーツカーは金がかかるなぁ」
「いっそこのハコスカ(展示車)一生乗ったら? しぶいよ?」
「その方がよっぽど金かかるわ!(笑)」

 とかいう笑い話をしながら、会場をぐるぐる見物していたところ、
とあるブースでは事件が起きていた。

「混雑解消のため、次回のショーは中止になりま〜す……」

 ひでぇ!(笑) 待ってたカメラ君たちの立場は?(笑) 笑い
ごとじゃないって? なんちゅうか、キャンギャル取材もほどほど
にしといた方がよろしい様子。いやほんとに(笑)。

 そういやギャルがいないブースにもかかわらず、なぜかカメラが
集まっているところもあった。そこには最近流行のイタ車(痛い車)
が展示されていた。これは美少女ゲームのキャラですな。

「ちゃんとギャルいるじゃん、二次元だけどな(笑)」
「そうなんだ!(笑) シートカバーにもいるよ」
「おう!? 写真とっとこっと(笑)」

 確かこのブースは、前にもキャラ物カーを作ってたとこですな。
レース車とかのスポンサー・デカール車も派手だけど、痛車の方が
目立ちますね(笑)。宣伝にはピッタリなのかもしんない。他には
TVドラマ「ナイトライダー」の声優さん(ナイト2000・車の
AI役)がトークショーに出てたりと、オート界もオタク化が進行
してる様子でした。

 しかし世の中は不景気一直線ですが、けっこうな来場者でしたね。
前回の「東京モーターショー」とは違って、身近な車のせいなんで
しょうか? 改造車の「はっちゃけ」っぷりもイイ感じでしたよ。
ヤンキー系の人も多かったですね。しかもこの混雑ぶりは帰り道で
渋滞を発生させるほどで、やっと自宅に帰りついた時には午前1時
を過ぎてました(泣)。

 ところで、ネット検索したところキャンギャル写真が大量にUP
されていたため、10枚ほど画像掲示板の方に載せときましたよ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に3作追加。

 でその1作目は、佐野妙「Smile すいーつ」第1巻です。本作は
まんがタイム系で連載中の四コマ漫画です。内容ですが、主人公は
園原塔子・果歩の仲良し姉妹。妹の果歩は喰いしん坊の女子高生。
姉の塔子はOLで、呑んべえさん。最近、妹に彼氏ができたことを
心配する姉だったが……という、ほんわか日常ストーリーです。
 この系統(仲良し姉妹モノ)はジャンルができつつある様子で、
前には東屋めめ「L16」も読んでます。最近はひとりっ子が多い
から、姉妹の設定は珍しいのかもしれない。でも最初はなんだった
んだろう? かずといずみ「貧乏姉妹物語」のヒットからかな? 
微妙に百合モノ感がしますけど、内容は健全そのものです。

 2作目は春輝「センセ。」第1巻です。本作はウェブコミック界
の覇者・春輝の作品。秋田書店のヤングチャンピオンにて、月イチ
連載中の作品です。主人公・佐藤真は新卒の新米教師。母校の私立
明神学園は元々は名門女子校で、共学となっても男女の校舎は別々
である。その母校に就職した主人公だったが、女子校舎の方に配属
されたが……というHな学園ドラマ。
 でこのマンガ、Hなシーンは主人公の「妄想」となっているため、
青年誌であってもギリギリセーフ(笑)。しかし私の好味で言うと
校長先生(スゲェ美女)の方が良かったりもする(笑)。ちなみに
この作者のHコミックは、携帯でのダウンロードが1500万件を
超えております。

 最後3作目はアンソロジー。集英社「JC.COM(ジェイシー
ドットコム)」第1巻です。本書は前に2巻ほど出ていたアンソロ
「ULTRAJUMP MEGAMIX」の後継と思われる一冊。隔月発売ということ
なので、次の第2巻は2月下旬の予定。作家陣は、表紙は村田蓮爾。
このカバーイラストのピンナップが目次になってました。マンガは
佐藤ショウジ、竹内桜、上山徹郎、藤原カムイ、D.J.モルヴァン
&寺田亨、という5名の作家。巻頭・巻末カラーもあって、かなり
ゴージャスです。
 いや藤原カムイの作品を久々に見た気がしますね。私は「この人
はエニックスの専属作家になったハズでは?」と思ってたんですが、
どうやらちゃんとフリー活動もしている様子。ドラクエがとっても
長かったせいか、もう十年ぶりくらいに読みましたよ。掲載作品の
「ROOTS(ルーツ)」は、同名の海外TVドラマから取ったと
いう。舞台は60年代の東京・荒川。和菓子飲食店・秀仙堂の一人
息子・光貴(みっちゃん)が主人公です。当時の世相と共に、時代
は流れていく……えらいマニアックな作品ですな。

367. 初詣は秋葉原?(2009/1/8)
 なんちゅうか、年末年始はずうっと仕事に明け暮れていたため、
初詣にも行かず終いでした。勤め先以外の外出では3日の土曜日が
最初というヒキコモリの状態。しかも出向いた先が秋葉原という、
今年も見事にオタッキーなスタートでしたよ(笑)。

 ゲットしたアイテムは後述するとして、ちょいと驚いたのは箱根
駅伝です。我が家では毎年正月は駅伝を見ることに決まってるので、
もちろん元旦の実業団駅伝も見てます。箱根駅伝は初日の往路では
東洋大が逆転で優勝してましたね。山登りのスペシャリスト誕生の
瞬間を見てビックリですよ。順大の山の神・今井の区間記録を更新
した柏原はまだ一年生。これからの3年間は東洋大の天下になるん
だろうな、とか思いつつ、3日は友人二人と秋葉原やってきた……
復路でも優勝するとはまたまたビックリ。実はコレ、秋葉原で一服
していた場所のTVニュースで知った。しまった、録画しておけば
良かった(泣)。

 さて、秋葉原では家電量販店群をひと巡りした後、本屋コースを
回るのがいつものパターン。ここでちょいと気分を変えて、某有名
ラーメン店で遅い朝食(早い昼食とも言う)を喰って、中古のPC
ショップや古書店をぐ〜るぐるしてました。
 で、以下の会話はその量販店でのこと。

友人N・「某歌手のライブDVD発見!(即ゲット)」
私MK・「おおう? そりゃ良ござんした」
そのY・「MKは何か探しモノがあるのかね?」
私MK・「うん。日本の歌手で『高田梢枝』を探してるんだが……
 ああ、あったよ。この『雨天決行』が最新のハズだ」
友人N・「誰だ? それ?」
そのY・「私は知ってる。エウレカ7の最初のEDを歌ってたね」
私MK・「そう。これがベスト盤という位置付けなのかな? ほら、
 尾崎豊の『卒業』もカバーしてるよ」
友人N・「なるほど……DVDの探し物はあるのか?」
私MK・「あるよ。東宝の『竹取物語』を探してる」
友人N・「えっ? あれDVD化してたっけ?」
私MK・「うん。してたハズなんだけど……」
そのY・「またマニアックな……これかね?」
私MK・「はうっ!? 現物見たの初めて!」
友人N・「本当に出てたんだ……これ小高恵美も出てたよな?」
私MK・「そう。東宝ガール、だっけ?」
友人N・「ちぎゃあう! 東宝シンデレラだよ(笑)」
私MK・「そっか(笑)。確か主題歌を外人が歌ってたな」
友人N・「ああそれ、元シカゴのボーカル、ピーター・セテラ」
私MK・「えっ? そうだったんだ!?」
友人N・「確か85年に脱退した直後に引っ張ってきたんだよ」
私MK・「本当だ! 公開87年だし!」

 探している本人より友人の方が内容に詳しかったりするのは……
ナゼでしょう?(笑) みんなオタクだから?(笑) すんません、
我が家のシカゴのCDは1枚しかないため、すっかり名前を忘れて
おりましたよ。
 しかしこのような友人たちのご協力の甲斐もあって、私のコレク
ションも充実していくんですな(笑)。

 でそのCDのご紹介ですが、高田梢枝「雨天決行」です。これは
昨年・07年6月に出ていたアルバム。尾崎豊の「卒業」をカバー
していたのを街中の有線で聴いて、ちょいと買ってみようと思って
いたのだ。全12曲で、タイトルは以下の通り。

1.トンネルぬけたよ  7.グッピー
2.メダカが見た虹   8.渋滞ぬけみちなし
3.レッドタイツ    9.非常階段
4.5年3組     10.卒業
5.世界の果てまで  11.秘密基地
6.BIG BIN  12.せーの

 聴いてみるとスグ解ると思うが、女の子なのにボーイソプラノの
声質のため、非常に透明感があります。11曲目の「秘密基地」が
エウレカセブンのED曲。なんか「卒業」と続けて聴くとA面B面
のように思えるのは……私だけですか?

 話は戻りますが、アキバでいつも利用してるビル駐車場があるん
ですけど、500円値上がりして2000円になってました。これ
以上値上がりしなけりゃいいんだけどな……って、終日2000円
なら都心部では激安の部類ですね。
 ところで、帰りには前にも紹介(だべり・293)した店で寿司
を喰ったんですけど、いつの間にかカウンターがくるくる回らなく
なっていて、そのぶん職人さんが増えてましたよ。ここ気合い入り
すぎとちゃうか? でもまた来よっと(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが新規に2作追加。

 そのDVDの1本は前述の通り「竹取物語」です。東宝が特撮の
威信を賭けて放った超大作。二十年前(87年)で製作費が二十億
円というからスゲェ。で内容ですが、時は西暦790年。京の都の
近く。その竹林に轟音とともに巨大な光りが落下する。竹取の造は
竹林で赤ん坊を発見するが、それは亡くなった娘「加耶(かや)」
とそっくりだった……という日本最古の昔話「竹取物語」を題材に
したもの。
 ちなみに、主題歌の「STAY WITH ME − Song for KAGUYA 姫」を
歌ったピーター・セテラは、元シカゴのボーカル。1967〜85
年の間は、このバンドの牽引役として活躍した人物。名曲「素直に
なれなくて〜ゲット・アウェイ」もこの人が歌ってます。

 主役の沢口靖子(かぐや姫)がえらいフレッシュ!(笑) まあ
20年以上前なので、これは当然ですかね。フレッシュと言ったら
石坂浩二(帝)も若いですよ。逆に三船敏郎(竹取の造)はかなり
お爺さん。かぐや姫は娘というより孫という感じ。全編のトーンが
舞台劇のような口調で統一されているため、映画としてはちょいと
違和感があるかもしれません。
 でもって本作は以前77年に公開された「未知との遭遇」に対抗
する形で製作されたもの。正に「日本の特撮は東宝にアリ」ってな
意気込みだったんですけど、その特撮は中野昭慶……宇宙船はよく
撮れていたように思う。平安朝のオープンセットは「できたて」感
があり、舞台としてはイイ感じでしたね。しかし、この人は元から
「ツメが甘い」のが特徴なので、細かいツッコミは無用です(笑)。
市川崑監督もこんな映画を撮っていたんだなぁ、と懐かしく感じる
作品ですな。

 続いてコミックの1作目は、ながやす巧「壬生義士伝」第1巻。
浅田次郎の原作小説を漫画化した作品。このコンビでは映画化した
「鉄道員(ぽっぽや)」もありましたね。で内容ですが、時は慶応
四年一月七日。鳥羽伏見の戦いで傷ついた新選組・吉村貫一郎は、
脱藩元である主家・南部の屋敷に助けを求める。しかし旧知の組頭・
大野次郎右衛門からは切腹を申し付けられ……という、幕末時代劇。
お話は、後の生き証人などの回想を交えながら続いていく。

 本作は角川の「コミック・チャージ」で連載中ですが、この作者
ながやす巧のマンガを読むのはすごい久しぶり。かなり前に、大友
克洋・原作の「沙流羅」を読もうとしたんですけど、いつ終わるか
解らなかったので、やめた記憶があります(笑)。一番有名なのは
やはり「愛と誠」あたりかと思われますが、私は「リングの鷲」の
頃から知っている……もう30年前ですかね? 我ながらちょっち
驚きです。しかしこの人も絵柄が変化しない作家だよなぁ。

 2作目も「コミック・チャージ」から。矢上裕「打撃女医サオリ」
第1巻です。作者は「エルフを狩るモノたち」も描いてましたね。
本作の内容ですが、主人公・二宮直人は新米看護師。ある日、謎の
バット女から襲撃(告白)を受けるが、それは「殴って治す」打撃
療法を行う女医・坂上沙織だった……という、医療ギャグ作品。

 でこのサオリ女史、黒下着&黒キャミの上に白衣をはおっただけ、
という悩殺ファッションです。私はモロ好味です(笑)。ツリ眼の
眼鏡っ娘で、惜しいのはロングな黒髪じゃないことですか……って、
そんな自分本位の理由で単行本を買ってみましたよ(笑)。内容は
ギャグですけど、このサオリ女史はバットで殴ると、どんな病気も
治してしまう超能力者。1話目から「神」扱いされてました。昨今
これほどハチャメチャな作品も珍しいと思われます。
 ちょいと気になったのは、本の表記が「コミックA(エース)」
になっていたこと。前出の「壬生義士伝」はちゃんと「チャージ・
コミックス」なんですけどね……なんででしょう?

366. 謹賀新年(2009/1/1)
 新年、あけましておめでとうございます。昨年中は様々な方々に
お世話になりっぱでしたが、今年ものんびりとマイペースでやって
いきたいと思っておりますので、見捨てないでやってくださいな。

 冗談はさておき(笑)昨年は連載中の創作小説「修道士マルコ」
も第二部が終了しました。今後は新展開を考えております……とは
いえ「マリエル篇」からの続きネタをやるつもりなんですけどね。
このマリエル、当初はWeb用の新キャラとして登場させたんです
けど、設定を煮詰めていくうちに、すっかり「この世界」の住人に
なっちゃったみたいです。創作をしていると登場人物が勝手に話を
進めてくれるような錯覚に陥ることがありますけど、そのパターン
ですね。

 ところで昨年は原稿用紙換算で568枚ほど書けたので、今年も
それくらいは書きたいですね。と今年の目標を掲げておきましょう。
これからも細く長く、マニアックに活動していく所存です。本年も
どうぞよろしく。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が2作追加。

 1作目は石川雅之「もやしもん」第7巻です。本作の主人公は、
菌が見える男・沢木直保なんですけど、今巻ではほとんど活躍して
ませんね(笑)。樹ゼミでは醗酵蔵が本格的に始動したため、麹菌
たちが大活躍してます。そういや、決めゼリフも「かもすぞ」から
「はぜるぞ」になってました。個人的には沖縄の金城さんが再登場
してくれたので、ちょっと嬉しい。ソックリさん三人の中では一番
まともな娘さんです(笑)。フランスの白ゴスロリ・マリーと三人
揃う時は来るんでしょうか? ちなみにこのマンガ「平成20年度
醤油文化賞」を受賞したそうな……そんな賞あったんだ!?(笑)

 2作目は、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第18巻。
今巻は「ララァ編・後」となってますけど、ほとんどが戦闘シーン
だった。シャリア・ブル大尉のブラウ・ブロがここで出てくるとは、
ちょっと意外でしたよ。個人的にはララァ編というより、セイラと
シャアの邂逅の方が気になりましたけどね……どうしても、声優の
井上瑤さんが亡くなったことを思い出す。そういやブライトさんも
お亡くなりなんだよなぁ。TV放映はもう四半世紀以上前になるん
だから仕方が無いのかもしれないが、寂しいですよね。

365. 連載小説の第四章を上梓!(2008/12/25)
 もお〜い〜くつね〜る〜と〜お〜しょお〜がぁつってな感じで、
ただいまコレを書いている時刻は……朝9時ですかい? 昨日から
徹夜の作業で、やっと連載小説の第四章が完成しましたよ。かなり
脳みそがハイになっているため「なんかもうどうでもいい気分」に
なっております(笑)。まあ今日は仕事がお休みだからいいんです
けど、その代わり年末年始の休みがありません。私の正月は年明け
三日から……ふう(泣)。

 さてその連載小説「修道士マルコ」ですが、今回掲載分の第四章
「輝く明日」で、第二部完結となりました。この第二部と第一部は
新キャラの「マリエル篇」だったんですけど、いかがなものだった
でしょうか? でもまあ今回が初めて読むという人、まだ第四章を
読んでない人、もいるかと思われますので、ネタバレにならんよう
解説しときましょう。この「修道士マルコ」のお話は、元々同人誌
に書いた短編小説「小さな奇跡」が最初でした。もう軽く十年以上
前になりますけどね。以後「小さな幸福」と「小さな秘密」を発表
して、同人活動は中断。媒体をWebに移して、再出発したのが約
七年前。完結篇として発表したのが「小さな約束」(Web掲載で
4作目)となります。

 再出発にあたって、当初は「〜約束」で完結させた作品だったん
ですけど、前の3作をリニューアル再構成して書き始めたのがこの
「修道士マルコ」(Web掲載・8作目)となった。従って元々は
「小さな修道士」という連作短編シリーズだったんです。ちなみに
前の3作はサブタイトルを見れば解るとおり、既に本編に折り込み
済です。このため完結させた「〜約束」は、単独でも読める作品と
なってます。でも前3作は同人誌に発表した順序とは逆になって、
再構成にはかなり苦労しましたよ。今回はWeb掲載では新キャラ
となる「マリエル」のエピソードをメインに書いた第一部・第二部
が完結した、というワケ。ずいぶんと長いエピソードになっちゃい
ましたが、合計8章の内で3章分は旧作ですし、最初の2章が初期
設定の説明に費やされてることを考えると、それほどでも……いや、
じゅうぶん長いよな(笑)。

 でこれからの展開ですが、今後は「第三部・第四部」を執筆する
予定になってます。ここまでは「修道士マルコ・華麗なる日常篇」
とでも申しましょうか、まだマルコが母親探しに旅立つ前のお話に
なります。その後、旅立ってから最初のエピソードが「小さな英雄」
(Web掲載済み6作目)となります。これは「書きたかったエピ
ソードを先に書いちゃった」という、超いいかげんな理由(笑)に
よるものなんですけど、一応、こちらも単独で読める作品となって
いるため、先に読んだとしても特に支障はございません。計画では
「第三部・第四部」の後に「〜英雄」へ「つなげる」ことになって
おりまして、こちらは「冒険活劇篇」とでも申せましょう……けど、
こっちの方がずっと長いんだよな、これが(泣)。

 冒険活劇篇のエピソードは、ネタの量から計算して「20部超」
にもなるため、現在の執筆ペースではいつ書き終わるのか作者にも
さっぱり解りません(泣)。どうか読者の皆様も、気を長〜くして
おつきあい下さいませ……以上、解説終わり。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が1作追加。それと、トップ絵を
来年の干支「うし」にしました。描いた本人が言うのもなんですが、
マルコにはかぶりモノが似合いますね(笑)。

 続巻の1作は、川原正敏「海皇紀」第38巻です。今巻の表紙は
ファンの母・マリシーユ。このお母さま、イイ味出してます。特に
婚約者とか花嫁候補の娘さんの乳揉みしてるところがイイ(笑)。
それと本誌でチラッと読んだ時には気付かなかったが、暗闇の海戦
シーンでは、敵船がちゃんと描いてあったんですな。これはきっと
雑誌の紙の粒子が粗いせいで、黒くつぶれていたのだと思われる。
なんかちょっと得した気分ですね。

 さて、本年の更新も最後となりました。今週で「365回目」と
いうのは偶然ですけど、キリがよろしいですな。ちなみに、来年の
初更新は元旦の予定となっております。まあ、ブログ版は毎日更新
してますので、そちらでもご挨拶はできるかと思います。
 それでは皆様、よいお年をおとりくださいませ〜。

364. 祝・7周年!(2008/12/18)
 思えば遠くに来たもので、本サイトも開設から丸七年が経過しま
したよ。私、主幹のEMUKEIと申します。改めてのご挨拶です。
本来ならば今週は小説が掲載されてもいいハズだったんですけど、
やはりというか当然というか間に合ってない(泣)ので、来週まで
お待ちください。

 ちゅうかね、小説全体のストーリー進行上、時間軸のミスが発覚
したため、いま修正してるところなんです。これがけっこう大変な
作業でして、過去のプロットをチェックした限りでは間違ってない
ことが判明してます。じゃいつ間違ったんだ? ただの感違いか?
という原因不明な状況なんですわ、これが……とりあえず本文だけ
は修正して、友人大先生様に毎度の校正をお願いしておいた。
 どうもパズルみたいな執筆状況が、こういうミスを誘発してるの
かもしれない。本来はカットしたエピソードを「全て書く」という
方針に従って再挿入した結果、生じたミスのような気がする。長く
するのも考えものですな(笑)。

 でこの小説「修道士マルコ」ですが、今回の第四章で一応「マリ
エル篇」は終了する……ハズだったんですけど、ちょいと出っ張り
まして、次の第三部の前半までかかります。まあ、その方が私的に
書くのが楽なんで、ケガの功名といったところでしょうか? でも
来年はもうちょっと執筆時間に余裕が欲しいところ。他にもしたい
ことが山ほどあるんですが……この先どこまでいくのやら?

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が1作追加。

 で今週の続巻1作は、東屋めめ「すいーとるーむ?」第2巻です。
本作は芳文社の「まんがタイム」系の雑誌に掲載されている4コマ
漫画。で内容ですが、主人公・永井が就職した建設会社のオフィス
にいる「ゆかり」さんは、会社に寝泊りしている「住み込みOL」
だった……という、不思議系のギャグ作品。
 私この作者の作品にかなりハマってまして、本作ではゆかりさん
の設定が最高です。どう考えても異常な状態なんですけど、ナゼか
納得しちゃうんですよね。永井君のやられキャラっぷりもナイスで、
いいコンビです。彼の想いが成就する日は来るんでしょうか?

363. 新刊チェッカー(2008/12/11)
 東京地方はここ数日、ものすごく暑いです。既に12月だという
のに、この昼間の暑さはいったいなんなのだろう? 昼間ちょっと
外に出たら、紫外線が強くて日焼けするかと思いましたよ(笑)。
まあ、書店に新刊チェックに行っただけだったんですけどね。道を
歩いている人々にも薄着が目立ちました。確か数年前にもこんな事
あったよなぁ。

 さて今週はその近場の書店で買ったアイテムのご紹介です。読書
リストに掲載されない雑誌が2冊。最初はテックジャイアンの本誌
1月号。本書は「闘神都市 III」の記事につられて購入したもの。
いやコレは懐かしいですな! 確認してみたら、前作「II」が出た
のはもう14年前になるんだとか……月日の経つのは早いものです。
あの頃、ドキドキしながらエロRPGをしていた高校生も、今では
立派な三十路過ぎのオッサンです(笑)。
 でこのゲームですが、主人公は「闘神都市」で開催される闘技会
に出場する、というもの。互いのパートナーを賭けることになって
いるため、勝ち進むとHなシーンが見れるのだ。アリスソフトでは
「ランス」シリーズと並ぶ代表作のひとつで、他のゲームのキャラ
もチョイ役で出てます。システム自体は「II」を踏襲したものです
けど、14年も経ってるので画質は各段に上がってますね。付録の
DVDには壁紙もあるので、かなりお得な感じ。

 2冊目は「Good! アフタヌーン」初号です。本書はアフタヌーン
の増刊で、奇数月の発売。2号目は来年1月19日の発売となる。
作家陣は本誌アフタヌーンからと、講談社に縁のある人々。目玉は
「もやしもん」が大人気の石川雅之ですね。西洋歴史ファンタジー
「純潔のマリア」は、英仏戦争に割り込んだ魔女のマリア(処女)
のお話。表紙もこのマリアなら付録のフィギュアもそうで、スゲェ
人気ですな。この作者は日本の歴史物や時代劇も描いてますね。
 その他の掲載作家は、高橋ツトム、木村紺、藤島康介、都築和彦、
沙村広明、というところ。四季賞出身の新人も多数参加していて、
これからちょいと楽しみな雑誌ですな。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が1作追加。

 でその続編1作は、聖悠紀「超人ロック エピタフ」第2巻です。
本作は超人ロックへのインタビューという形で、昔話が語られると
いう構成。銀河帝国宰相ブリアン・ド・ラージュの物語。今巻での
ブリアン(アンリ・バイロン)は、テレーズ・マイノック公と共に
銀河コンピューター内部への侵入作戦を敢行する。
 このエピソードは超人ロックの本編、少年画報社版のコミックス
だと16〜17巻「流浪」あたりを読んでおくと、理解できるかと
思われます。ブリアン本人は21巻「魔術師の鏡」に登場している。
メグ・コミックス版の「メヌエット」はこの直前で、銀河帝国皇帝
の皇位継承権問題の部分。ナガト帝から息子のアルマ、トレス上皇。
初代カール・ダームと続き、その後がテレーズという系譜になって
いる……ハズです。

362. 古本ゲッター(2008/12/4)
 今週も相変わらず忙しい毎日が続いておりますけど、その間隙を
突いて古書店に出向きましたよ。本当はこの時期は一年のうちでも
出物が多い時期にあたっているため、もっとマメに巡回しなければ
いけないんですが、そうもいってられません(泣)。

 とりあえず、ゲットしたムック本を3冊ご紹介しておきましょう。
すべてゲーム・ガイドになりますけど、最初は「ステラデウス ザ・
マスターガイド」です。元のゲームはアトラス製作のスクウェア・
タイプのシュミレーション・RPG。で内容ですが、レーバ大陸は
虚霧の海に侵食され、滅びつつあった。この世界を憎んでいる覇王
ディグニスは各地を侵略、虐殺を繰り返している。ポルタ村に住ん
でいた主人公・スフィーダ少年は覇王軍に敗れ、その一員となって
精霊狩りをするとこになるが……という、一風変わったお話。
 本作はペルソナ・シリーズの金子一馬とはまた違った雰囲気です
けど、副島成記のキャラデザも秀逸ですな。私は表紙にもなってる
精霊使いの「リーン」がお気に入り。この髪型って「三つ編み」で
いいんだよな?(笑) ちなみに本書の内容は第二章までの解説と
なっているため、できれば「コンプリートガイド」が欲しいところ
ですね。

 2冊目は「ディプス ファンタジア 公式ガイド 〜黄昏の王国〜
対応版」です。これはエニックスが主催していたネット・ゲームの
ガイド本。ネトゲでは期間を置いてバージョンアップするのが常で、
最初の更新がこの「黄昏の王国」でした。2回目の更新は「ダロス
への帰還」でしたが、サービスは既に終了してます。
 私はキャラデザを担当していた「山下しゅんや」のファンなので、
関連するアイテムを集めているところ。一部のイラストはご本人の
画集に収録されてますね。でもガイド本は計3冊出ているハズなの
だが、他の2冊は古書店でもまったく見たことがない。ディプスの
公式画集もそうですな。

 最後3冊目は「大戦略V パーフェクトガイド」です。これはPC
ゲームのガイド本。元のゲームは「SYSTEM SOFT」が開発した日本を
代表するシュミレーション・ゲーム。現在でもバージョンアップを
繰り返して発売されていて、古いタイプは廉価版も出てます。この
ようなPCゲームのガイド本は発行部数が少ないうえ、買った人も
滅多に売らないので見つけたら即ゲットですね。私はちょいと前に
「大戦略WIN II」をプレイしましたけど、15年以上前のゲーム
とは思えないデキの良さでした。
 ちなみにセガの「アドバンスド大戦略」は、この「SYSTEM SOFT」
版をご家庭用ゲーム機に移植する段階で出来たモノ。メガドラ版が
最初と記憶してますけど、それも「セガ エイジス」シリーズで復刻
されたので、プレステ2でもプレイできますよ。

 その昔、ゲームと言えばPCゲームが主流でした。私がハマって
いたのはこの「大戦略」と「A列車でいこう」のシリーズだったな。
どちらもまだ新作が出ているのはスゴイことですよ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が1作追加。

 ううっ……ゲットした書籍が山積み状態なのに、読んでるヒマが
ありません(泣)。で続巻の1作ですが、河合克敏「とめはねっ!」
第4巻です。今巻は掲載誌がヤングサンデーからスピリッツに移籍
した部分を収録してます。主人公・大江緑は蕎麦屋のバイトをはじ
めるが、その店の看板娘・宮田麻衣は、合同合宿をした鵠沼学園の
書道部員だった……本人があまり活発でないだけに、恋のライバル
登場は自然な流れかもしれない。しかし見所はヒロイン・望月結希
の浴衣姿でしょうか?(笑) 鈴高書道部が「書の甲子園」に出す
作品を完成させたところ(四十七話)までがヤンサン掲載分。この
つなぎ部分には作者も苦労した様子です。掲載誌の休刊にめげずに、
これからもがんばってほしいですね。

361. ネコの手も借りたい?(2008/11/27)
 今月は何かと忙しく、どうにもヒマ無しの状態が続いております。
ブログ版の方でも、今週から少しペースを落とすことにした。そう
しないとマジで本を読むヒマも無いので、これは仕方がないところ
ですな。それでも連休も2週あったし、創作小説の執筆はなんとか
なっている……と思う(泣)。

 そういや昨日のネット・ニュースで、年末の紅白の出場者を発表
していた。最近はすっかり世情に疎くなってたけど、紅白と聞くと
「年の瀬」も実感できますよ。でも、私は最近の歌手の名前を全然
知らないことに気がつきました(笑)。まあ中島美嘉ぐらいですか、
ちゃんと聴いたことがあるのは……ポニョの「大橋のぞみ」の出場
にはちょいとオドロキ。9歳での出場は紅白史上最年少だそうな。
藤岡藤巻の片われ(藤岡孝章)は体調不良のため、出場は難しいと
いう……一生に一度の事になるやも知れんのに、なんという不運。
たぶん急に人気が出たから、働き過ぎが原因じゃないのかな?

 それと「水谷豊」って初出場だったんだ!? これにもちょっち
驚きましたね。でも、何を歌うんだろう? 私は昨年のこの時期に
「熱血先生グラフィティ」のアルバムを買って(だべり・308)
「熱中時代・2」のテーマ「やさしさ紙芝居」を聴きましたけど、
う〜む……やはりここは「カリフォルニア・コネクション」とかに
なるんでしょうか? これは「熱中時代・刑事編」のテーマです。
手元の資料によるとTV放送が1979〜80年だから、約30年
ぶりになりますね。確かこの人も熱中シリーズの後に、体調不良で
休業してたんだよな……すごい時代の流れを感じるなぁ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが1作追加。

 えっと、ぜんぜん本が読めてませんね(泣)。その唯一作ですが、
木村紺「からん」第1巻です。作者はアフタヌーンの「神戸在住」
が代表作ですけど、本作はその後を受けて始まった女子柔道マンガ。
別に「巨娘」とかの単発作品も描いてますけど、そちらも増刊での
掲載が決まったので嬉しい限り。でこちらの内容ですが、主人公は
高瀬雅(〜みやび)と、九条京(〜みやこ)のふたり。京都の名門
お嬢様高校・望月女学院に入学した高瀬は、中学柔道では京都2位
の強者だ。高校でも同級生を誘って柔道部に入る。女子高だけに、
柔道部は当然全て女の子。九条の方は柔道は素人だったが、高瀬の
試合にトキメキ(?)を感じたのか、メキメキ上達していく……と
いう、スポ根マンガです。

 この作品、先輩の大石萌(〜めぐみ)がブッチギリでマイペース
な人で非常に面白い。「巨娘」の「ジョー」さんにも似てる感じだ。
ただ全国ベスト4の実力者のため、本当に強い人である。そういや
河合克敏の書道マンガ「とめはねっ!」の望月結希(〜ゆき)も、
高校柔道では全国2位である……女子柔道、また流行ってるのか?
前は「YAWARA!」でしたけど、それ以来の女子柔道マンガ。ちょっち
期待してます。

360. 小説冬季分の執筆状況(2008/11/20)
 今年も残り少なくなってきましたが、私は目が回るほどの忙しさ
にダウン寸前でございます。さすが師走といったところですけど、
本業の仕事が山積みなのに加え、ブログの記事を毎日更新し、創作
小説の第二部・第四章を執筆中……もう連日タイピング三昧ですよ。
これじゃ肩こりが治らないワケだ(泣)。

 でその小説ですけども、先月からカゼで体調を崩しながらも書き
続けた甲斐あって、3/4ほど、7〜8割方まで進んでおります。
現在は最後の「オチ」の部分を書いてるところで、このペースなら
なんとか一ヶ月後には完成しそう……です。たぶん、あと二十日で
書き終わると思われますが、18日では校正とかのチェック時間が
ありません。そのころには掲載とか言ってましたけど、18日では
絶対ムリですな。25日にしておこっと。そのように「そうさく」
ページにも告知を出しときました。

 いやしかし、8月から四ヶ月でこの量(約280枚)はちょっと
キツイな……来年、夏季分は時間的に余裕があるからいいんだけど、
冬季分はまた大変そうだなぁ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが1本追加。コミックが3作追加。それと、
この「だべり」ページの「かころぐ」が14ページ目に突入した。
1ページが25回(週)なので、350回は約7年分ですな。

 DVDの1本は、邦画の「SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ」です。
本作は劇場にも観に行きましたけど、監督の三池崇史がぶっとんだ
演出をしている娯楽作品。で内容ですが、埋蔵金をめぐって源氏と
平家の抗争があり、黒澤明の「用心棒」と似たような展開。舞台は
根畑(ネバダ)の湯多(ユタ)村。この村はギャングの二大勢力、
源義経(伊勢谷友介)の源氏と、平清盛(佐藤浩市)の平家に二分
され、荒廃しきっていた。ここにさすらいのガンマン(伊藤英明)
がやってくる。どちらに味方しようか迷っているところに、謎の女・
ルリ子(桃井かおり)が、少し様子を見てから決めるように薦める
……という無国籍アクション。本作はスペシャル・エディション版
も出てますけど、私が入手したのは通常版。

 最も笑えたのは無宿人・ピリンゴ(Q・タランティーノ)です。
彼は映画の冒頭、大ウソの日本を背景に銃の腕前を見せつけていた。
超B級のノリで非常に笑えますね。しかも劇中では「オレはアニメ
オタクだ」宣言も飛び出すなど、毒がありすぎ(笑)。毒と言えば、
とんねるずの石橋貴明が演じた弁慶(源氏の手下役)もかなり毒が
あった。ガンファイトばかりが見どころでないところが、超B級の
味と言うべきでしょう。でも一番カッコ良かったのは主役ではなく
伊勢谷友介(源義経)だと思う。ニヒルさがいいですね。
 でもこの作品、出演者全員が英語で喋っているところからして、
明らかに海外を意識してますな。それと本作の主題歌「さすらいの
ジャンゴ」は原曲の日本語版だったけど、歌手はなんと北島三郎。
このひと歌ウマすぎだよ! 原曲より巧いって……まあ、彼は誰が
見てもJ・ソウルの第一人者ですから、当然なのかもしれません。
これ以後、海外から仕事の依頼がきているというのも肯けますね。
私も思わずCD買おうかと思いましたよ。

 今週紹介するコミックも全て時代劇。最初は小池書院のペーパー
バック「首斬り朝」(残心編)です。これはコンビニで買ったもの。
原作・小池一夫、画・小島剛夕(〜ごうせき)の名作がこの形態で
読めるとはオドロキです。この二人の作者コンビで最も有名なのは
「子連れ狼」なんでしょうけど、私が最初に読んだマンガはたぶん
こっちですね。で内容ですが、主人公・山田朝右衛門は、将軍家・
佩刀の切れ味を吟味する「斬首御様し御用」の役を務めていた。
奉行所から依頼された時に限り、死罪人の首を斬って刀の切れ味を
確かめる死刑執行人である……という、首筋が寒くなる作品。
 この残心編は全4話の収録で、第1話は朝右衛門に妖刀・村正の
「お様し依頼」がくるお話。この依頼人の小名木綾ですが、これが
スゲェ美女です。いや、これは剛夕さんの画力がすごいんですな。
私の女性の好味を形成する一因となった作品かと思われます。 まだ
読んだことがない方には、この機会に超オススメ。

 2作目もPB版。さいとう・たかを「仕掛人藤枝梅安」第1巻、
「殺しの四人」です。これもコンビニで買ったもので、既に何巻も
出てますけど、アンコール発売の再版本。2年で四刷もしてました。
本作は池波正太郎の原作小説を「さいとうプロ」が劇画化した作品。
元のコミックスは22巻も出ている大ヒット作です。で内容ですが、
主人公・藤枝梅安は、品川台町で医(鍼灸医)をしている。だが
その裏では金で人殺しを請け負う仕掛人だった……という、暗殺者
が主役の時代劇です。
 ちゅうかコレ、説明が必要なのか?(笑)TVの必殺シリーズは
映画にもなったし、超有名ですね。私は一番最初の「仕掛人」から
見てましたけど、梅安役は先頃お亡くなりになった緒形拳でしたよ。
「一掛け、二掛け、三掛けて、仕掛けて、殺して、はめられて」の
セリフをご記憶の方もいるでしょう。でも私は実は原作もマンガも
読んだことがなかったんですな。いや、これは面白いわ。ちょいと
集めたくなりましたよ。

 最後3作目は新刊。大島やすいち「剣客商売」第1巻です。本作
も原作は池波正太郎ですが、前に「さいとうプロ」でも劇画化して
ましたね。内容は、主人公・秋山大治郎は二十四歳の若者。浅草に
無外流の道場を構える剣客である。ある人を襲撃してほしいという
依頼を断った大治郎は、父・小兵衛の元に相談にいく……という、
事件簿タイプの作品。
 私は作者の「大島やすいち」の大ファンで、少年サンデー連載の
「おやこ刑事」から知っている。コミックスも当時のを全巻持って
ますし、たぶん全作品でも八割方持ってると思う。画力がしっかり
していて場面の構成が巧く、非常に読みやすい作家なのだ。最近は
ちょっと線が細くなったような気がしますが、女性キャラが綺麗に
見えるのでイイ感じ(笑)。

359. レア物ゲッター(2008/11/13)
 先週は連休がありましたので、久々に書店巡りを敢行しましたよ。
しばらく見にいってなかった古書店にお宝がゴロゴロしてて嬉しい
限りでしたね。しかしまた散財するハメになってしまい、果たして
良かったのか悪かったのか微妙なところ(笑)。

 さて最初は読書リストに掲載されないムック本を3冊ほどご紹介。
1冊目は「島田フミカネ ART WORKS」です。この絵師はフィギュア
の「メカ娘」シリーズやアニメ「ストライクウィッチーズ」のメカ
&キャラデザインを担当している。本書もその2作品のイラストが
中心となってます。コンセプトは「メカ装備の美少女が、パンツ丸
出しで大空を飛び回る」というもの。これはスゲェ……正にヲタク
の萌えるハートを直撃です(笑)。また、本書には過去に同人誌で
発表したイラストも収録されてるため、これはファンならば泣いて
喜ぶ仕様です。同人誌はごく希にヤフオクに出回ることもあります
けど、いつもトンでもない落札価格になってますから。実は本書も
ほとんどの書店で売り切れ続出、私が購入したのもラス1だった。
これはほんと、ラッキーでしたね。

 2冊目は萌え系の雑誌「えつ(E☆2)」Vol.17です。これは
表紙絵師の「Tony」につられて購入した。今号で3周年だそうで、
おめでとうございます。本書は両開き形態で、左はカラーページの
「イラストサイド」。右からはマンガ連載の「コミックサイド」と
なっている。その右から見てちょっと驚いたのは絵師「AM-DVL」が
「ネクロマリア」という漫画を描いていたことか。この人はかなり
前に「ZONE(ゾーン)」というソフトハウスの原画家だった人物。
最近すっかり見なくなったと思ってたら、Hコミックを描いていた
とは知らなかった。絵的には「うたたねひろゆき」に似た、頭身の
高いスレンダー美女を描く人である。
 左からのカラー特集が絵師の「Tony」で、表紙のイラストが描き
あがるまでの行程と、インタビュー記事を掲載。しかし、ヲタクに
とって最も有用なのはフルカラー4ページの「Tony・グッズリスト」
だろう。テレカやフィギュアも発売日などのデータ付きですから、
コレクターは必見ですね。

 3冊目は「ペルソナ倶楽部P3」です。本書は元ゲームのファン
ブックで、キャラクターの設定資料とファンからの投稿イラストで
構成されている。改めて見て思うのは、キャラデザの「金子一馬」
の絵は素晴らしいですな! いやもうほんとに……対シャドウ兵器
「アイギス」の存在感がバツグンです。それとちょいと気になった
のが高ビーお嬢様「桐条美鶴」。赤白黒を基調とするファッション・
センスもナイスですが、女子高生が10センチもあるヒールブーツ
履いてていいんでしょうか? いや、イイ(笑)。しかしできれば
フェンサーでなく「ムチ」を使ってほしかった(爆)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが5作追加。書籍は5冊の追加ですが、
3巻組みがあるので累計数には3件の加算。

 コミック5作は全部エロです、すんません(笑)。でそのうちの
3作品は「まぐろ帝國」の単行本。1・2作目は既に絶版となって
いる本で、前に「コミック零式」(シュベール出版)から出ていた
もの。その1作目は「独身者の科学」です。本書は作者の初単行本。
ファンタジー物やボンテージを含む全10作の作品集となっている。
収録作中で秀逸なのは、描き下ろしの「NOBLESSE OBLIGE(ノブレス
オブリージュ)」だろう。中世サバトの一夜を描いた作品で、当時
(2000年)このテーマを採用する作者はほとんど皆無だった。
しかしカバー裏の作品解説によると「ボツ作品」で、デビュー前に
描いてあったのだが、掲載してもらえなかったのだそうだ。

 2作目は「みんなといっしょ(はぁと)」です。本書ではSFや
時代劇まで描いている。収録全10作の中では巻頭カラーの「楽園」
が背徳感一杯でよろしいかと。この頃からエロ中にギャグを混ぜた
独自の作風が全開となっていくが、アンケートでは芳しくなかった
らしい。この作者は毎回カバー裏で作品解説をしてくれるのだが、
ほとんど暴露ネタのため非常に笑える。ちなみに、作者名を英語で
書くと「TUNA EMPIRE」となり、親しい人からは「ツナ定食」と呼ば
れているらしい。ゲストページに描いていた「電光石火轟」もそう
呼んでいた。しかしこの人、安彦良和のアニメ「アリオン」の原画
マンだったとは知らなかった。どおりで絵がクリソツなワケだよ。
もう一人のゲストは「大島永遠」で、この人はアクションで「女子
高生」を描いてましたね。

 3作目は新刊の「LUST TRAIN」です。本書にはドラマCD付きの
限定版と、通常版がある。私が購入したのは通常版で、カバー絵が
違うためスグ見分けがつくと思われる。本書は「コミック シグマ」
と「ペンギンクラブ」に掲載された全12作の作品集。またゲスト
ページには「飛龍乱」や「唯登詩樹」がいて、かなり豪華ですね。
表題作は痴漢電車モノですけど、それは2作のみ。他はエロギャグ
というか、某有名漫画のパロディ作がほとんど。いや正直「こんな
ことやってて大丈夫なのか?」と、不安になるほどですよ。特に8
作目の「パラダイス☆ビーチ」は「ねじ式」だったし、11作目の
「かわいそうなメイド」に至っては舞台劇にもなった「象の花子」
でしたが……この元ネタを知ってる人って(私以外に)どれくらい
いるんでしょうかね?

 4・5作目は「北河トウタ」で、最初のは「あれふぇち」です。
この作者は普通の(エロでない)マンガも描いてますけど、本書は
「快楽天」に連載された連作短編18本を集めた一冊。各4〜16
ページとばらつきがあり、表題作は「童貞&処女カップルの妄想H」
がメインです。フルカラーもそのまま収録(22ページ)されてる
ので、かなりお買い得です。ローリー諸兄好みのツーテールも登場
しますが、私的には黒髪率が高いのでその点に超萌えです(笑)。
また、少年画報社の雑誌「ヤングコミック」の表紙も描いてますね。

 最後5作目は「ポルノスタルジィ」です。本書は作者が休業から
復活した時期のコミックスで、コアマガジン系から「ドルフィン」
に移籍した部分を収録。この空白が開いているため、絵柄がかなり
違ってますね。全10作品中、コアマガジンの作品はローリーつる
ぺた系が多いので、そのスジの諸兄にはオススメですな。私的には
「看護婦エレジー」がお気に入り。黒髪ロングなお姉さんナースで、
しかも眼鏡っ娘でした(笑)。

 さて書籍ですが、1・2冊目はハーヴェスト・ノベルズの新書。
最初のは「ダンジョンクルセイダーズ」です。本書は同名のHPC
ゲームの小説版で、原作「アトリエかぐや TEAM HEARTBEAT」、原画
「M&M」のコンビ作品。で内容ですが、主人公の剣士・クリフは
幼馴染の聖騎士・セシリアと共に、ルーレブルグの地下迷宮を調査
することになった。そこにライバルとなるグレイスや女盗賊カミラ
が現れて……というHな冒険モノ。
 この作品、注目なのは謎の美少女魔法使い・イリスだろう。前作
「マジカルウィッチアカデミー」にも登場し、魔法学院を設立する
ことになっている……このお話、つながってるのかよ!? ああっ、
最初からチェックしておけば(泣)。しかもゲームは「2」が出る
予定で、ストーリーは更なる広がりを見せている。本書の結末でも
新たな冒険に出発してるし、完全に乗り遅れた気分ですよ。この本
もどこの書店にも無くて、やっと見つけたモノ。挿絵はCGシーン
で構成されているため、ゲームの雰囲気たっぷりです。

 次は「幻夢館 〜愛欲と凌辱の淫罪〜」です。本書もHPCゲーム
の小説版。原作「アイアス」、原画は「TONY」です。で内容ですが、
主人公・木戸悟は私立探偵。令嬢の身辺警護の依頼を受けて中小路
の館に出向くが、そこではHな光景が……という、Hなサスペンス・
ドラマです。
 本作はゲームの発売元が「Ciel」に移って「真章 幻夢館」として
復活したもの。DVD−PG(DVD−プレイヤーズ・ゲーム)に
もなっている人気作品です。本書の発行時(2002年)にはまだ
「メイド萌え」はマイナーな存在だったが、絵師「Tony」の人気に
後押しされる形で人気が急上昇。設定資料集も当初は同人誌でしか
発行されていなかったのに、後になって「そらのいろ、みずのいろ」
とのカップリングで再録されたくらいです。しかし、この小説版は
私が知る限り再版されておらず、もうドコにもありません。挿絵は
CGシーンと「Tony」直筆の線画というダブル構成になっていて、
ファンならぜひ持っていたい一冊でしょう。

 さて残り3冊は続きモノ。ゆうきりん「めがねノこころ」です。
本作は絵師「いぬぶろ」のカバーにつられて購入した3冊だ(笑)。
この絵師は「いぬみみずかん」というHコミックスも出してます。
作者の方は「オーパーツ・ラブ」を書いてた人物。で内容ですが、
主人公・高幡瞳はごく普通の高校生。突然ロシィと名乗る美少女が
ボディガードをしにやってくる。そして美少女の敵も……という、
アレな学園ドラマ(笑)。
 このロシィ、黒髪ロングの美少女で、タイトル通りの眼鏡っ娘だ。
真っ赤なコートに黒いブーツ。おまけにサブマシンガンを装備して
「この×××野郎!」などと暴言を吐く。しかも、敵は金髪碧眼の
ゴスロリ美少女だ……こんな直球な設定でいいのだろうか?(笑)
また本書のシリーズ3冊には全てフルカラー折り込みピンナップが
ついていて、それには各キャラのデータ(3サイズ)も書いてある。
ヲタクには超人気のためか、どこでも売り切れです。

358. グルメにも不況の波(2008/11/6)
 月日の経つのは早いもので、もう今年もあと二ヶ月となりました。
なんか急激に寒くなった気がしたので、あったかい食べ物を喰べて
みようと思い立ちましたよ。近所の高級食材店で「おでんの具」を
大量に買い込んで、自宅のでかいナベが一杯に……約三千円もする
おでん鍋(笑)。しかもこの量では三食おでんだよ(笑)。

 とまあ、おでん鍋までは良かったのですが、その煮汁で「うどん」
を作ったんですよ。そしたら、いつも買ってた「うどん玉」の味が
違うんだな、これが……なんかネットリしてて、非常にまずい。

「あうっ! こんなところに不況の影響が!?」

 うどんも小麦粉だからこれも仕方がないんでしょう。値段は同じ
だったんですが、明らかに質が落ちました。値上げをしてまで味を
維持しなかった様子。これも企業努力ってヤツですかね? しかし
ついこの間も、お気に入りでいつも買っていた「ラーメン玉」の味
が落ちてガックリしたばかりなのだが、今度はうどん玉ですかい?
また食材を探すことになるのか……なんだかなぁ。

 そういえば、中国産の食材もスーパーから消えちゃいましたよ。
冷凍食品は相変わらず投げ売り状態だし、この混乱はいつまで続く
のだろう? 原油価格はやっと元に戻ったみたいですが、この調子
だと、まだまだ続くんでしょうねぇ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続巻が3作、新規に2作追加。書籍が
5冊の追加。

 コミックの続巻1作目は、竹本泉「さくらの境」第4巻。本作は
これで最終巻となりましたね。内容は、ええと……主人公・さくら
が浪人生となるお話。主人公だけでなく、一子も二子も浪人生だ。
この作品、フラッパーで連載してたんですが「MAGI×ES」が
同時連載のため、ページ数が6ページに減ってしまった。それから
も「ぼんより」と続いていたのだが、今巻で「ぼんより」と終了。
作者らしい(?)雰囲気のまま終わりましたけど、きっとまたどこ
かで続編を描くつもりなんでしょう(笑)。

 2作目も竹本泉「よみきりものの…北国楽園」です。本作は同名
作品の第5巻。毎回タイトルが違うのだが、一応続いてます(笑)。
しかし続いているといっても妙な続き方をしてて、「てきぱき」や
「ヴィーナス」とかの続きが入っているため、竹本ファン以外には
よく解らない「よみきりもの」になってしまっている。私はここに
「さくら」が加わると予想しているのだが、どんなもんだろう?
ちなみに、タイトルは「きたぐに〜」ではなく「ほくごく〜」で、
表紙の女の子二人の名前は「ガー」と「ピー」なんだそうな(笑)。

 3作目は、ISUTOSHI「愛気」第7巻です。今巻ではブルくんが大
活躍でしたね(笑)。しかしこの作品、ツッパリをバカにしまくり
なのは流石ですな。ヤングキングってヤンキー系じゃなかったか?
最近はそうでないのかも? まあ私は格闘メインでなく美女目当て
で読んでるので、どっちでもいいんですけど(笑)。その女性陣の
中では今巻の表紙にもなってる「景安」がお気に入り。それはもち
ろん、ロングな黒髪だからだ!(笑) ちなみにこの作者、18禁
エロ漫画のコミックスが出るという。これは久々ですな。

 新規1作目は、こやま基夫「おざなりダンジョン Special」です。
これは特別編集された作品集。前に「コミック ノーラ」で連載して
いた「ギルドの街編」、新しく「コミック ラッシュ」に掲載された
「虚脱の勇者編」、おまけで「Megu COMICS」に収録のデフォルメ版
「わりこみダンジョン」(1・2)を一冊にまとめたもの。本作も
ずいぶんと息の長いマンガですな。最初のノーラ版コミックスの第
1巻が1989年4月24日初版ですから、もう20年続いてます。
今回のスペシャルでは特に「虚脱の勇者キートン」に爆笑でしたね。
「こいつアフロだったんだ!」そんな感じ(笑)。できたらアフロ
でなくなったエピソードも知りたいものです。

 2作目は復刊物で、胃之上奇嘉郎「BLACK MARKET +PLUS」です。
これは十年ほど前に出ていた作者の初単行本。今回の復刊では6年
ぶりとなる新作「車窓姫」を加え、カバー絵も新装。他の収録作は
旧版と同じ9作品。中でも「BITCH(牝犬)」はエヴァンゲリ
オンのパクリ作品ですし、「慟哭(どうこく)」は「桂正和」に絵
がクリソツです。同人誌風の作品が多いのが特徴ですね。さすがに
執筆間隔が開いているためか、各作品で絵柄が大きく違ってます。
でも私は今の(表紙の)絵柄もワリと好きですよ。この作者はH系
の仕事を再開するそうなので、これから期待大ですな。

 書籍の1冊目は、竹書房文庫の「秘書課ドロップ」です。本書は
同名マンガの小説版で、電子版では1000万ダウンロードを達成
した怪物マンガ。で本書の内容ですが、元のマンガからの続きモノ。
新体制でスタートした福富商事。主人公・大輔は秘書課でHな先輩
と共に仕事に勤しんでいた。そこに新たな美女・桃川鳳(〜あげは)
がやってくる……という、オリジナル・ストーリーとなってます。
文章担当の「竹内けん」は、二次元ドリームでもH小説を書いてる
人物。作者の春輝は原作とイラストをやってますね。ちなみにこの
作者のHマンガは累計1300万DLというから凄まじい。

 2・3冊目は学研500円シリーズ。最初は「図説 聖書の世界」
です。本書は旧約・新約聖書の解説。カラー口絵も8ページあって、
全体の半分(左ページ・約125頁)が図版という豪華版。内容は
天地創造からソロモンの栄華、イエスの誕生から磔刑までと、その
ほとんどを詳しく説明してます。コンビニ流通がメインのため一般
書店では見かけないと思われますが、入門用には最適な一冊と言え
ますね。著者の月本昭男は立教大学文学部キリスト教学科の教授。
共著の二人も立教系です。
 次は「天皇家の謎」です。本書の内容は歴代天皇をピックアップ
して解説した本。天皇家の起源「万世一系」の解説に始まり、神話
や古代日本の実情についても解説している。これは非常に解り易い
ですね。ちょいと注目なのは明治・大正の「後宮制度廃止」ですか。
天皇は男系の継承のため、現代ではこの体制の維持に苦労している
一面があります。しかも「Y染色体の継承」という遺伝学の解説も
している。これはかなり興味深いですね。

 4・5冊目は、宝島社の500円シリーズ。最初は「太平洋戦争
秘録 日本・秘密兵器大全」です。本書は旧・日本軍が開発していた
兵器の解説です。一例を挙げると、重爆撃機「富嶽」、局地戦闘機
「秋水」など。他に「もしも」系の空想兵器や、IF戦記での戦局
予想などもあって非常に面白い。ただし、本書には「決戦兵器」は
含まれていない。いわゆる「特攻用兵器」は除外されているので、
純粋に当時の科学力を堪能してほしいそうだ。そうした編集方針が
潔い一冊ですよ。
 次は「第二次世界大戦秘録 世界・秘密兵器大全」です。本書では
題名こそ「世界」となっているものの、大半はドイツ軍兵器の解説。
一例では超重戦車「マウス」、巨大列車砲「ドーラ」など、実際に
完成して戦線に投入された兵器も多い。中でも「88ミリ高射砲」
などは傑作のひとつですね。トンデモ兵器の部類だと、全長35m
もの巨大戦車「移動要塞ラーテ」ですか。重量1000t、主砲は
戦艦と同じ28センチ砲2門というからオドロキだ。もっとも計画
のみで、企画倒れの部類だったそうな。

357. ウツを吹き飛ばすアイテム(2008/10/30)
 最近「ツイてない」などと愚痴っていた私ですが、ようやく体も
本調子を取り戻したので一安心ですよ。そこでこの不運、というか
ユーウツさを吹き飛ばすべく、Hパワーを充填してみました(笑)。
今週紹介するアイテムは全10本。全てがH系統です。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にDVDが4本追加。コミックは続巻が1作、新規
に1作追加。書籍は4冊の追加。

 DVDの最初は邦画。新東宝「スージー明日香 緊縛の舞」です。
本作は緊縛と刺青がテーマのピンク映画。主人公・久子(スージー
明日香)は、夫の安夫に彫り師・清治の元に金で売り飛ばされる。
いい素材を手に入れた清治は刺青作業に勤しむものの、肝心の朱色
がうまく乗らなかった。男としては不能の清治は、久子の肌を潤す
ため、緊縛師を呼ぶことにするが……という全編Hな作品。
 新東宝といえばポルノ映画の代名詞的存在ですね。まだVシネも
無い1986年。レンタルビデオ屋が一般に浸透しだした頃。私が
最初に観たピンク映画が本作だったように記憶している。もう軽く
二十年前になりますか。ここから団鬼六の小説「花と蛇」とかにも
ハマリましたよ。懐かしいなぁ……って、改めて観てみると、この
頃の女優さんはみんなキレイですな! ちょっとビックリですよ。
本作主演のスージー明日香は「ポルノの女王」と呼ばれた美人女優。
他に「菊地エリ」や「林由美香」もいましたね。今後ちょいとこの
系統にハマリそうな予感がしてます。

 2本目は「プリティ・ベビー」です。本作はブルック・シールズ
の代表作。で内容ですが、1917年のニューオーリンズが舞台。
写真家のベロック(キース・キャラダイン)は、売春宿の娼婦たち
をモデルにしていた。だが次第にハティ(スーザン・サランドン)
の娘バイオレット(シールズ)の魅力に引かれていく……という、
社会派の映画。国際的名監督ルイ・マルの、挑戦的な映像美が炸裂
している作品でもあります。特に娼婦館の実態を描いたリアルさに
は文句のつけようがありません。
 本作はアメリカではとっくにDVDが出てたんですが、日本でも
やっと出てくれました。やはり少女売春がテーマなだけに、昨今の
社会情勢では厳しいものがあったと思われます。しかし、今出して
おかないとブルーレイの時代になっちゃいますからね。ブルック・
シールズのファンなら泣いて喜ぶ1本でしょう。

 次3本目は「妖しき従姉妹 〜テンダー・カズン〜」です。本作は
写真家デビッド・ハミルトンが監督した「性春」映画。内容ですが、
主人公の少年・ジュリアンは、夏休みを別荘で過ごすことになる。
従姉のジュリアに想いを寄せるが、彼女には既に意中の男性が……
という「ひと夏の経験」ふうの作品。
 この監督は美少女写真家なだけあって、この種のテーマは得意と
するところ。しかし本作に限って言うなら、主役の二人より、その
周囲を取り巻く人々の人間模様の方が面白く描けてたように思える。
とりあえず、美女のおヌードがふんだんに盛り込まれているので、
その期待ならば観て損はないでしょう(笑)。

 最後の4本目は「小さな悪の華」です。本作は母国フランスでは
発禁を喰らって公開できなかったという映画。内容ですが、主人公
の二人の少女・アンヌとロールは、戒律の厳しい修道院で寄宿学校
生活をしていた。週末に家に帰るのだけが楽しみだったが、二人は
ボードレールやバタイユなどの背徳的な文学に傾倒しはじめ、つい
には悪行を実行するようになっていく……という、反社会モノ。
 特典の解説によると、主役のアンヌ役のジャンヌ・グーピルは、
全くの素人だったという。にしては全く物怖じしない、完成された
女優に見えますね。ご本人のインタビューでは「地でやっていた」
そうなので、役柄まんまの性格だったんですな……これはスゲェ。
次第にエスカレートしていく悪徳への逃避は、現代でも解決できて
ませんね。製作が70年ということもあるんでしょうけど、当時の
社会全体に漂う閉塞感も、厳格な教会をネタに巧に描かれてました。
実は発禁の主な理由はHシーンではなく、教会から猛反対にあった
からだそうな……時代を感じさせますねぇ。

 コミックの続巻は、野上武志「月の海のるあ」第2巻です。本作
はアワーズで連載中の架空戦記マンガ。今巻ではやっと物語の背景
が説明されましたが……ドイツ軍は大戦に勝利してたんだ!(笑)
世界の1/3を手中に収めて米国とは冷戦が始まってるし、日本の
海上自衛隊・終身司令長官が山本五十六だ! おまけに「インディ・
ジョーンズ」や「Uボート」そっくりなシーンが……もうなんでも
アリですよ、このマンガ(笑)。主役の「るあ」もナイスバディな
娘さんに成長しちゃってるし、これからどうなっていくんだろう?
これほど先の読めない作品も珍しいですな。
 それと、あとがきマンガにも爆笑させてもらった。エアレースの
漫画「アンリミテッド・ウィングス」を描いていた「松田未来」と
共に、米国までエアレース取材を敢行している。もうミリヲタ趣味
全開でしたね(笑)。またこれとは別に、いつものカバー裏マンガ
も健在でした。

 新規1作は、あしか「ぐずぐずしてたらそだっちゃうよ?」です。
本作はローリー系というより、もうペド系のHマンガ。作者は前は
漢字の「海驢」というペンネームだったんですが、読み難いためか
ひらがなにしたようです。前巻からだと5年ぶりの作品集となりま
したが、半年に1作のペースですよ。ずいぶんと間が開きましたね。
それを追いかけてる私が言うのもなんですが(笑)。収録作9編中
では、最初1本目の「変身少女ウルトラすばる」が秀逸というか、
爆笑でした。主人公・霧島すばるは兄とHしまくりのローリー少女。
突然現れた異星人の力で、全長40メートルに巨大化する。しかも
敵キャラも9歳児限定という作品だ。実は作者本人もこれが一番の
お気に入りだとか……おそらく、ごく普通のHマンガ家とはどこか
違った脳を持ってるんでしょう(笑)。

 書籍の最初1冊目は、パラダイム・ノベルズ「魔女道 あの散り際
の美しさ」です。本作は「G.J?」原作のHPCゲームの小説版。
絵師の佐野俊英は原画の他、全体のビジュアル・チーフもしてます。
で内容ですが、主人公・青田大河はごく普通の高校生。しかし突然
魔女のワールドカップの試合場に迷い込んでしまい、掟により記憶
を消去されることになってしまう。だが大河が目覚めた時、記憶は
失われていなかった。その代わりに秘密を守るため、四人の魔女が
彼の監視役となる……という、魔女モノです。
 Hゲームでは設定が荒唐無稽なのは「お約束」といった感があり
ますけど、本作もかなりぶっとんだ設定ですね(笑)。私のお気に
入りは齢700年を数える魔女、マリー・マリーゴールド。銀髪の
美女で、世界征服を企んでいる(笑)。異常なほど積極的なエロっ
ぽさがいかにも魔女らしい。主人公もいいように扱われてました。
ひとつ残念なのは、本書ではヒロインの魔女「天乃川すばる」との
ロマンスがメインとなっているため、空戦のシーンがカットされて
しまったこと。文章担当の「布施はるか」も、残念がってましたよ。
つまり「バトルはゲームソフトで」というコトですか。

 2冊目は、二次元ドリームノベルズ「特捜天使シェルセイバー」
です。本作もHPCゲームの小説版。原作は「TinkerBell」、文章
は斐芝嘉和、さめだ小判がイラスト担当。この絵師は雑誌「快楽天
BEAST」でHマンガも描いてますね。内容は、主人公・佐々木裕一
は大学生。宇宙刑事シェルセイバー「ニコ」と犯罪組織ドオンとの
バトルに巻き込まれ、重傷を負ってしまう。ニコは先輩刑事である
フィルガンナー「上遠月千里(かどつきちり)」と共に、裕一の側
で暮らすことになった……という、宇宙刑事モノ。
 この作品、ニコは妹キャラで、千里は大学の同級生ですね。敵の
ミスシャーヌ「山田京子」も裕一のアパートの隣室に住んでいる。
明るいほんわか勧善懲悪ストーリーがナイスですよ。お約束の触手
凌辱シーンもちゃんとありました(笑)。

 3冊目は、フランス書院・美少女文庫「いもうと。SWEET&BITTER」
です。本作の主人公・石原可奈は私立城山高校二年生。担任の体育
教師・湯沢大介に密かに想いを寄せいてたが、彼は姉の有香の恋人
だった。傷心の可奈は、痴漢に襲われそうになったところを救って
くれたクラスメイトの佐伯徹と付き合うことにするが……という、
ちょいとおセンチな恋愛物語。
 この作品は「わかつきひかる」のデビュー作なんだそうで、以前
ナポレオンXXノベルズで出ていたもののリニューアル再版です。
サブタイトルの「スイート&ビター」の感じが良く描かれていて、
雰囲気のある作品。ただの妹ではなくて姉妹の妹、というところが
ミソです。恋人役の佐伯徹は幼馴染でクラス委員長。医大を目指す
秀才という設定なので、兄代わりには最適ですな。後半はラブラブ
全開のため、安心して読めます。この人はラブラブ得意ですね。

 最後4冊目もフランス書院。佐伯秋彦「狼の放課後 女教師レイプ
名簿」です。本作は女教師レイプ物8作品を収録した短編集。特に
第1作目の「夜の校舎に響いた絶叫」が秀逸でした。主人公・真木
涼輔は高校を中退し、少年院に入っていた。女教師へのレイプ未遂
事件がその罪状である。出所した涼輔はレイプ名簿を作成、それを
実行に移すことにしたのだ……というストーリー。現代の犯罪事件
を考えるとシャレにならん設定ですが、それだけに教育の問題点を
鋭く突いているとも言えます。ま、この系統では「お高くとまった
女教師を屈服させる」のが「お約束」なので、最後にはみな快楽の
底に堕ちていくことになります。女教師に思い入れのある諸兄には、
超オススメですな。

356. 肩こりは職業病?(2008/10/23)
 今週も体はバキバキでして、泣きながらタイピングしております。
なんか病み上がりに無理したツケが来たようで、首とか肩こりとか
ひどい状態になってます。同僚から「整体に行ったらどうよ?」と
言われました……マジです。長時間座ってると、腰まで痛くなって
きますよ。人間、健康が第一ですなぁ(遠い眼)。

 さて、まずは読書リストに掲載されないムック本を2冊ご紹介。
2冊とも必勝本の類で、最初は「スパイフィクション 公式コンプ
リートガイド」です。これはPS2のアクション・ゲーム。FPS
の部類に入ると思いますけど、特務機関の潜入捜査をゲーム化した
もの。民間の極秘諜報組織S.E.A.(Special Execution Agency)
のチーム「PHANTOM」は、テロ組織「エニグマ」への潜入ミッション
をしていく。姿が消える「光学迷彩」などのSFチックなアイテム
もありますが、銃機類はイングラムやグロッグなど、リアル調です。
メインのキャラはビリー・ビショップとシェーラ・クロフォード。
キャクター・デザイン担当は村田蓮爾で、衣装デザインもしている。
グレー調のスーツがいかにもスパイっぽい仕上がりですな。

 本書はソフトバンク発行のものですけど、前に角川発行の「最速
ミッションガイド」も買ってます。そちらは全10+1章のうち、
7章までしか解説が無いので、本書の方がオススメですね。でこの
ゲーム、売れ行きが今一歩だったためか、設定資料など他の書籍が
出てません。村田蓮爾の作品集には収録されてるのかなぁ? この
絵師も最初はゲームの仕事がメインだっただけに、できれば3Dで
なく、元絵を生かしたアニメ調のゲームを作ってもらいたいところ
ですね。ちなみに「エニグマ」とはギリシャ語で「謎」という意味
だそうな。

 次は「ペルソナ3 フェス 公式パーフェクトガイド」です。元の
ゲームは追加版(追加シナリオ)が出たため、必勝本も追加要素の
掲載されてる本がオススメです。月光館学園が舞台となり、影時間
に対応した「ペルソナ」を駆使して、敵のシャドウを倒すのが目的。
基本的に学園ドラマなんですけど、ストーリー分岐やバトルなどの
やり込み要素は満載ですな。私はキャラクター・デザインに惚れた
ので購入しました(笑)。特に対シャドウ人型兵器「アイギス」の
デザインが秀逸ですね。この存在感はスゴイですよ。似たような敵
メティスも気になるところですけど、元のゲームをやってないので
何とも言えませんな(笑)。しかしこのゲーム、追加版が出た時は
非難ゴウゴウでしたが、ゲーム自体は非常に面白いそうですので、
それが救いでしたね。既に4も出てます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが2作追加。書籍が3作追加。それと、
コミックを50作ほど過去データに移動しました。

 コミックは2作とも講談社。最初は永井豪「豪ちゃんマガジン」
です。これは永井豪の漫画家40周年を記念して発行された一冊。
掲載されている6作品の中では「デビルマン」に登場するシレーヌ
の物語「シレーヌ誕生編」が秀逸でした。トップモデルをしていた
神鳥リサが、偽パーティのサバトで妖獣シレーヌに取り憑かれると
いうお話……シレーヌの悲哀の原因が解った気がしましたね。私は
強い女性が好きなので、永井豪のキャラでは如月ハニーに次いで好
きなのがこのシレーヌなんですよ。それと、後書きマンガ4ページ
に書いてあったけど、週刊漫画誌5誌に同時連載の上に、アニメの
原作もやってたのはスゴ過ぎますね。月産700ページはトンでも
ない量です。

 次いで2作目は松本零士「ホタルナ妖」です。本作は「コミック
ボンボン」に掲載された子供向け作品。主人公の始(はじめ)と蛍
(けい)は、異星からきた「ホタルナ妖」に昆虫人の世界へと招か
れる。そこでは魔女ダーククイーンとの戦争が起こっていた……と
いうSFストーリーです。松本零士のファンなら既にご存知と思い
ますが「作者の描く世界は全てつながっている」ので、この作品も
地球の別の一面を描いたもの。時空間を超えたパラレルワールドの
設定です。ヤマトやハーロックの艦もチラッと登場してましたよ。

 書籍3冊は全てハヤカワ文庫。最初は高千穂遙「連帯惑星ピザン
の危機」です。これは「クラッシャージョウ」シリーズの第1巻。
元々は朝日ソノラマから出ていたシリーズですが、ソノラマ文庫の
レーベルが無くなってしまったため、ハヤカワ文庫(JA)から再
刊行中です。内容ですが、時は2161年の未来。宇宙の何でも屋
「クラッシャー」のジョウは、反乱が勃発した連帯惑星ピザンから
王女の依頼を受け、相棒のリッキーとタロスと共に向かったが……
という、SF作品です。でこの作品、作者のデビュー作なんですな。
確かソノラマ文庫では10巻くらいは出たと思われます。そういや
映画原作と外伝、上下巻でも出てたな。全部で13冊ですかね? 
今回は最初に出たソノラマ文庫の1巻とも読み比べてみたんですが、
文章がかなりリニューアルされてました。そこらへんは後書きにも
書いてありましたね。ちなみに、ソノラマ版はもう絶版ですけど、
初版は昭和52年11月30日……これってもう30年前ですか?
昭和も遠くなりましたねぇ。

 2冊目はアントニイ・バージェス「時計じかけのオレンジ」です。
これは最終章を加えた完全版で、ハヤカワepi文庫からの発行。
内容ですが、舞台は全体主義システムが構築された未来の管理社会。
主人公・アレックスは15歳にしてその退屈な毎日にうんざりして
いた。彼は仲間と共に、夜の街で暴力犯罪を繰り返していくが……
という、社会派ドラマです。本作はスタンリー・キューブリックが
映画化して一躍有名になった感がありますね。作者のバージェスは
英国人ですが、物語はロシア調のスラングで埋め尽くされてます。
60年ごろにソ連に旅行したのがキッカケだそうな。この作品には
最終章をはぶいた「新版」と、そのままの「旧版」があり、今回の
epi文庫は「旧版」の全訳です。以前の「新版」もハヤカワ文庫
(NV)から出ていたので、探して読み比べてみると面白いかも。
私は絶対「新版」の方がいいと思いますね。最終章は蛇足というか、
余計な感じがしました。

 最後はフレドリック・ブラウン「天の光はすべて星」です。これ
長らく絶版状態だったんですけど、新装版で復刊しました。旧版の
初版は82年ですから、26年ぶりですな。内容ですが、舞台は近
未来の1997年(もう過去だよ)。初老の宇宙飛行士マックスは
木星探査ロケット計画を実現させるために、ギャラハー上院議員に
近づく。議員選挙にも協力するものの、彼女は大事故に遭って……
というSF政治ドラマ。本作は確かにSFなんですけど、今読むと
政治ドラマの方が印象深いですね。発表当時から四半世紀も経てば、
どうしたって古臭くなる。その古臭さを別にしても、非常に優れた
作品ですね。ちょっとセンチメンタルなラブロマンスが展開される
ため、読後感は切なさいっぱいです。かなりオススメ。

355. 創作小説の執筆状況(2008/10/16)
 最近の私はどうもツイてないみたいです。先週は友人と出かける
約束があったのですが、前日になって凶悪なカゼをひいてしまい、
会社も休むという体たらく。もちろん、お出かけも中止。せっかく
連休だったのに、私は自宅でひたすら寝てましたよ(泣)。巷でも
カゼが流行ってるみたいなんで、皆様もお気をつけください。

 さて、病み上がりでバキバキの体にムチ打って、せっせと小説を
書いております。次回作「第四章」はマリエル篇を終わらせる予定
だったんですけど「第三部に出っぱり」そうですな。現在はやっと
100枚くらい書いたところ。まだ半分も進んでませんけど、もう
「そうさく」ページに告知を出しました。12月18日か、25日
には掲載するつもりです……って、ちゃんと間に合えばいいんです
けどねぇ(泣)。まあ、既にプロットは出来てるので、このペース
ならなんとかなる、でしょう……毎回こんなだな(笑)。

 でこの小説「修道士マルコ」ですけど、第四部の終わりで既出の
「小さな英雄」につなげる予定でおります。全体像は20部以上に
なると思われるので、これでもまだ2割ほどにしかなってません。
どうか皆様も気を長〜くして、お付合いくださいませ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが5作追加。

 最初は、森薫「エマ ヴィクトリアンガイド」です。本書はマンガ
「エマ」の副読本。作品の舞台になっている英国・ヴィクトリア朝
の生活風俗を解説したもので、文章担当の「村上リコ」との共著。
全5章の構成で、この時代の職業・職種の解説、ロンドン・シティ
ガイド、イギリス史の解説となっている。全てイラスト付きの解説
となっているため、とても見応えがありますね。他には作者のラフ
スケッチ、おすすめ関連書籍のコーナーもあります。それと、エマ
の特別編として「ある日の晩餐」8ページ漫画も収録されていて、
これには思わずニヤリとしました。本書は本編が3巻のころの発行
となりますが、その時点での話の展開予定がすごい大雑把(笑)。
後から読み返すと、竹本泉との対談が一番笑える部分でしょう。

 2作目は、宮原るり「恋愛ラボ」第1巻。本作は「まんがホーム」
にて連載中の4コマ漫画。内容は、私立藤崎女子中の学園マンガ。
男勝りの主人公・倉橋莉子は、生徒会長を務める優等生・真木夏緒
に気に入られ、生徒会役員をするハメになる。その真木の実態は、
アホなまでに「恋する乙女」だった……というギャグ作品。でこの
真木ですが「本当にアブナイ人物?」みたいな破壊力があります。
サブキャラも個性的な面々ですが、もしかして主人公・倉橋が一番
まともなのかもしれない(笑)。それと、この作者は「みそララ」
という会社マンガも描いてるんですが、本作にはそちらに登場する
キャラ「棚橋」の下の妹「鈴音」が登場してます……もしかして、
つながってる作品なのかな?

 3作目は、東屋めめ「L16」第1巻です。本作は年齢の離れた
仲良し姉妹を題材にした4コマ漫画。「まんがタイム オリジナル」
にて連載中で、タイトルは「レディー・シックスティーン」と読む。
主人公の宮城春香・奈々香は12才(干支が同じ)歳が離れている。
春香は奈々香の母代わりでもあり、優しいお姉さん。妹の奈々香は
その姉を将来の目標とする、元気すぎる女子高生。ともすると百合
モノになってしまう設定ですけど、見事な話の展開で仲良し姉妹が
描かれている。これは非常に良質な作品ですな。1巻ではまだまだ
設定に謎の部分もありますけど、16才・春香のセーラー服には超
萌えでした(笑)。かなりオススメですね。

 4作目も、東屋めめ「ご契約ください」第1巻です。本作は営業
ガール・吉田晴海と、社長・松野のドタバタ・ギャグ4コマ漫画。
「まんがライフ オリジナル」にて連載中。この作者は月刊誌3つで
4コマを連載している、超売れっ子ですね。内容は、主人公・吉田
晴海が執拗に仕掛けてくる契約攻勢に、訪問先の独身社長・松野が
どこまで抵抗できるかが見どころ。しかしその吉田晴海ですけど、
かなり妖しげな会社に勤めている様子。社長が黒装束だったりして、
これでは会社というか秘密結社、みたいな(笑)。

 最後の5作目は、後藤羽矢子「プアプアLIPS」第1巻です。
本作は「まんがライフ」で連載中の百合ネタ作品。主人公・大河岸
ナコは超貧乏な女の子。21歳ながら中学生くらいに幼く見える。
アルバイト先のアクセサリー・ショップの女性店長・大塚レンは、
超大金持ちのうえレズビアン。大河岸のことが気に入って、色々と
面倒を見ることになる……という、百合ネタ漫画。ちゅうかそっち
よりも貧乏ネタの方が面白かったりしますけど(笑)。この作者も
ベテランの域なので、安心して見てられます。安易な下ネタにふら
ないところは流石です。

354. 萌えるパワーで復活(2008/10/9)
 先週はケガが多かったです。最初は職場でだったんですが、床に
落ちたメモをしゃがんで取ろうとした時のこと。丁度ケツが下りた
部分にアルミのケースが置いてあって、臀部を痛打してしまった。
それがまた撮影機材のケースみたいな頑丈なヤツで、その角にある
黒くて硬い緩衝材? みたいな部分に、おもいきりケツを下ろして
しまったのだ……これにはさすがに私のケツも太刀打ちできません
でしたよ。イスに座るともうズキズキです(泣)。

 二度目は駅の階段でした。右足のクツに小石が入って、むっちゃ
気になって仕方がない。そこで踊り場の端に避けて取ろうとしたん
です。左手で手すりにつかまってから片足を上げたところ、なんか
左手にぬるりとした不気味な感触があって、滑ってよろけました。
あわてて右手を床についたんですけど、そこは床ではなく、階段の
段差の角です……親指の付け根あたりをしこたまぶつけましたよ。
しかもコレ三日経ってもまだ痛いので、かなりヤバそうな予感です。
タイピングするのも非常にツライんですが……やっぱ医者に行って
診てもらった方がいいんでしょうか? ちゅうかケツもまだ痛いし、
散々な目に遭ってますね、ほんとに(泣)。

 ではとりあえず、今週も買ったものを紹介しておこう。リストに
掲載されないムック本が2冊。最初は「カスタムメイド・ガール」
です。これは「みやま零」の画集。この絵師は主にフランス書院の
美少女文庫などのイラストで知ってました。しかし改めてまとめて
見ると、とってもマルチなお仕事ぶり。電撃姫やマジキューなどの
「萌え系」雑誌にもまんべんなくイラストを提供している。元はH
PCゲームの原画を描いてたんですな。絵的には「明るいエッチ」
な構図が多くて、エロでもソフト系の部類です。本書には160点
以上を収録し、巻末には各イラストの一言コメントがある。

 もう一冊は資料系で「クリエイターのための おんなのこデータ
ベース 2008 -ファッション編-」です。長いタイトルですな。
本書は「女の子」を描くための資料集。内容は、髪型や服の構造・
名称など、全てイラスト付きで解説。これはスゴイ量です。しかし
基本的な部分に重点がおかれているためか、メイド服やゴスロリ・
和服などはサラリと流してますね。まあこの系統を詳しく解説する
にはそれぞれ専門書が必要になりますから、仕方がないでしょう。
それと、巻頭のフルカラー部分44ページは圧巻で、多数の絵師に
よる共演がお見事。参加者は30人以上で、主だったところでは、
加茂、鬼ノ仁、しぐにゃん、Maruto!、たかみち、左、などでした。
萌えイラスト競作集としてもオススメです。

 紹介したこの2冊ですけど、かなり売れてるらしくて、どこでも
売り切れ続出だそうな。先週の紹介の「LO画集」といい、やはり
マニアは行動が素早いですね(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」に書籍が1冊追加。コミックの続巻が2作、新規に
1作が追加。

 さて、引き続き萌える系の本をご紹介。書籍の1冊は「萌えよ!
戦車学校」です。これは第1巻で、既に3巻ほど続いて出てます。
内容は、戦車の仕組み・用法をマジメに解説したもの。その途中に
萌えるイラスト・マンガのページが入っている。絵師の「野上武志」
は本書から大ブレイクして、たちまちメジャー作家の仲間入りです。
マンガの部分は巻頭フルカラーが2ページ、本文は見開き2ページ
ほどで12回、全26ページある。このネタも非常にマニアックで、
よほどの戦車好きでないとついてけないでしょう(笑)。モトロフ
カクテル(火炎ビン)攻撃って、現代人は知ってるんかいな?(笑)
でも、そこらへんも解り易く説明してくれてるので、初心者向けの
一冊となってますね。

 コミックの続巻、最初は野上武志「セーラー服と重戦車」第2巻
です。さてこの作品、タイトルそのまんまのため、内容はちょっと
アレ(笑)。野良中戦車同好会の面々は、セーラー服でパンターに
乗って通学している。今巻ではクリスマス宴会があったり、レース
大会があったり、夏合宿があったりします……夏といえば水着! 
そして浴衣! 正にツボな展開で、サービス精神旺盛です。しかし
これほど好き勝手なマンガも滅多に無いでしょう(笑)。

 で2作目は、鬼ノ仁「ラブホいこうよ(はあと)」第2巻です。
この作者は元はHマンガ家でして、本作は「ヤングアニマル増刊・
嵐」にて連載中のエロコメ作品。今巻ではクラス委員長の城戸崎渚
(きどさき・なぎさ)の欲望が爆発してました。百合モード全開で、
ついに妹・沙織ちゃんに衝撃の告白……というこのネタは、かなり
オイシイですね。主人公の達也が霞んで見えませんよ(笑)。

 新規の1作はHマンガ。鳴子ハナハル「少女マテリアル」です。
作者は「快楽天」で単発で作品を発表してましたが、やっと単行本
化されました。2003〜4年頃の作品集ですが、なんと2週間で
4刷りもしてましたよ。これじゃドコの本屋を探しても無いワケだ。
内容は、折り込みのフルカラー・ページも収録された豪華な一冊。
収録作では前後編の「蔵」が秀逸。短編の「紅の水(あかいみず)」
もそうでしたけど、大正ロマンというか昭和初期というか、そんな
背景が描き込まれていて、見事の一言……ちょっと冬目景の「幻影
博覧会」を思い出しましたよ。私的には黒髪率が高いのも二重マル
でした。かなりオススメですね。

353. 空前の一致?(2008/10/2)
 陽気もすっかり涼しくなって、過しやすくなりましたね。今年の
夏を振り返ってみると、カミナリばかり鳴ってたような印象があり
ます。私の創作小説でも雷雨シーンがあったんですが、こりゃまた
予言めいた作品を書いちゃたみたい。これで何度目だろう?

 で今週はリスト外となるムック本を2冊ご紹介。最初はイカロス
出版・タカラトミー・ピットロードのコラボレーションにより製作
された「それゆけ! 女性自衛官 公式ガイドブック」です。しかも
フィギュア付のムック。表紙の八雲千歳・3等空曹は、製品版とは
一部違う形のフィギュアがついてます。本誌はキャラのイラストと
インタビュー記事(業務解説)で、絵師のラフスケッチなども収録。
Vol.1、1.5、2、2.5の各シリーズの写真も掲載されている。
ちゅうかコレ41体も出てたんですな。しかもまだまだずっと続く
予定だそうで、我ながらちょっとオドロキ。ちなみに、私のお気に
入りキャラは「長門佳乃」でした。ツリ眼の2等海曹で「巨乳」と
いう設定。97・58・88のナイスバデーです(笑)。にしても
このシリーズの絵ですが、どことなくパチスロの「Rio」に似て
る気がすると思うのは、私だけですか?

 2冊目は「LO画集 -TAKAMICHI LOVE WORKS-」です。本書は雑誌
「LO」の表紙を描いている絵師「たかみち」の画集。この絵師は
PCゲームのキャラデザとか小説の挿絵とか、色々な事をやってる
マルチ絵師ですね。叙情派ナンバー1とも言われていて、前の画集
にはヤフオクでプレミアもついているほどです。私の個人的な印象
ですと「どこにでもいそうな女の子を、絶対どこにもいないような
完成度で描く絵師」ですか。実はLO本誌の表紙はほとんどヌード
が無いのだが、裸でなくてもカワイイ絵は描けるんですな。これは
すごい才能でしょう。

 でこの画集、大手ネット通販のアマゾンで注文しようと思ったら、
既に売り切れ……発売前に予約が殺到したらしく、注文受付が停止
されてました。仕方が無いので、発売日に某有名書店まで直行して
買うことにしました。私は丁度仕事がオフだったので、もちろん、
開店直後を狙って行きましたよ。

「あれ、EMUKEIさんじゃないすか?」
「はうあっ! なぜここにいる?」
 ちゅうか、勤め先の同僚と遭遇(笑)。
「アマゾンでは売り切れてたのに、ここには山積みですね」
「そうだな。私もいま来て見たトコだよ」
「じゃ、オレはこれから仕事なんで、お先に〜」
「おつかれ……」

 まったくオタクという者はよ(笑)。でも私もそうなんで、なん
ともフォローのしようがありません。しかもこれが実話だから困り
ますな……いやほんとに(笑)。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックが新規に5作追加。

 最初1作目は、よしづきくみち「君と僕のアシアト」です。本作
は短編集で、表題作2話分は「Oh SUPER JUMP」に掲載されたもの。
タイムトラベル風に「過去を見せてくれる」お話でした。ちょいと
ハートウォーミングです。この他には同人誌で発表した作品が収録
されている。作者は山田典枝・原作の「魔法使いに大切なこと」が
有名ですけど、絵的には叙情的な作風が「たかみち系」とでも申し
ましょうか。同人誌作品でのエンピツ線の画風もナイスでしたよ。
しかし本編の解説で「幼馴染に萌える!」とか宣言しちゃってます
けど、コレ大丈夫なのかなぁ(笑)。

 続いて2作目は、かずといずみ「小さな惑星の小さなお話」です。
本書は14作の短編集で、百合というか、女の子の友情物語が多い。
題名中の惑星には「ほし」のルビがあった。その通り小さなお話が
つまった一冊となってます。この作者は「貧乏姉妹物語」を描いて
いた人で、収録作の半分は同人誌で発表されたもの。今回は大幅に
描き直したそうな。ちなみに、作者本人は百合ではなく「制服+黒
タイツ萌え」だそうです(笑)。

 3作目は、桂明日香「螺子とランタン」です。本作は英国貴族の
少女・ココと、語学教師ニデルのお話。全編ラブラブな雰囲気なん
ですけど、階級社会のイビツさもちゃんと描かれてますね。作者も
この点にはかなり苦労したようです。また本書は2004年の初版
なんですが、新カバーとなって4年ぶりに再版されました。これも
週刊アスキー連載の「ハニカム」が人気のお陰なんでしょうかね?
それとも「ローリー男が幼女に癒される」というのが、テーマ的に
ヤバかったんでしょうか?

 次4作目は、宮原るり「みそララ」第1巻です。本作は「まんが
タイム」連載の4コマ漫画。主人公・麦田美苑(通称・麦みそ)は、
勤め先の倒産によりデザイン会社に再就職した。だがその会社には
超個性的な人々が……という、新入社員ドラマです。実は私、この
作品中では同僚のデザイナー「米原梨絵」がお気に入りなんですよ。
黒髪ツリ眼のツンデレで、ドジっ娘の麦田といいコンビになりそう
ですね。本誌をチラ見して購入を決めました。

 最後5作目は、東屋めめ「すいーとるーむ?」第1巻です。本作
も「まんがタイム」系の4コマ漫画。主人公・永井は建設会社の新
入社員。だがそのオフィスには「ゆかり」というOLが住み込んで
暮らしていた……という、ちょいと非現実なドラマ。でこのゆかり
さん、キャラが立っていて非常に面白い。制服を着ていると私服が
いらないとか、朝早くおきれないから血糖値を上げてみようとか、
このズレっぷりがたまりませんね(笑)。

352. 出版不況はとっても深刻(2008/9/25)
 世の中は連休が続いていた様子ですが、私にもやっと来週あたり
連休がやってくる予定です(泣)。これでなんとか積みっぱの書籍
やDVDとかを「多少は」減らすことができるでしょう。

 ところで、最近の出版不況は非常に深刻なようで、マンガ誌では
ヤングサンデーに続いて、マガジンZも休刊が決定しました。でも
これって私の感じているところでは、一般向けの雑誌の方が状況は
厳しいように見受けられます。おそらく、情報媒体がネットに移行
していったのが主な原因でしょう。一般の読者は熱心に作家を追い
かけたりしませんからねぇ。
 その反面、オタク系の雑誌ですとか、ネット上でのマニア向けの
コンテンツは大盛況となっている。Hコミックのダウンロード販売
が1000万件を超えてしまったり、人気ブログが単行本化されて、
その管理者が漫画家デビューといった事例が増えている。私がこの
サイトを運営しているのは6年半前からですが、その頃からすると
考えられない状況ですな。

 それともうひとつ。最近の読者、というか社会全体の傾向として
「短気な性格」が挙げられると思う。続きマンガを毎週ちまちまと
読むより単行本でドカッと読もうとか、週刊誌よりページ数の多い
月刊誌のマンガを読むとか、読者の「待てない」または「もっと」
という意思が明確になってきたような気がするのだ。最近の小説、
主にライトノベル系の活況もそのひとつだと思われる。マンガなら
10巻分の話を1冊でやってしまう小説は「話の展開がとても速い」
媒体なのだ。
 これとは別に、4コマ漫画など「一話完結型」ですぐ読める作品
も人気がありますね。その一方で、長期連載を続けている作品は、
固定読者が多く売り上げが安定しているものの、新規の読者を獲得
しにくい、という弱点がある。逆にひとつのエピソードが集中して
掲載される作品、例えば「ゴルゴ13」とか「超人ロック」などは、
途中からファンになった人も多いのではないだろうか。

 私の友人には書店に勤めている人がいますが、昔とは初版で刷る
量も違うという。10年前は初版2万部だったのが、今では五千部
しか刷らないこともあるというのだ。全盛期の1/4では出版界の
苦境も大変なものだろう。その代わり、人気の出た作品は二週間で
再版とか、そういうスピードになってきているそうな。
 なんにせよ、作品自体の構成にも左右されるかと思われますが、
この短気型の傾向は、これからも続くものと考えられます。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続編が2作、新規に3作追加。続巻も
1作あるため、計6冊読んでいる。

 コミック続編の最初は、さとう輝「寿司魂」第3巻です。本作は
漫画ゴラクで連載中の「江戸前の旬」の特別編。別冊ゴラクに掲載
されてます。ちなみにタイトルは「すしだましい」ではなく「すし
こん」と読む。内容は、昭和四十一年の銀座・柳寿司が舞台。この
年代にあった社会の出来事が織り込まれていて、ちょいと変わった
寿司マンガとなっている。今巻では二代目・鱒之助が柳寿司を出て、
修行に出ることになります。
 続編2作目は、川原正敏「海皇紀」第37巻です。今巻はナルド
海戦の続きからですが、どうやらトーマ海峡はおあずけの様子(笑)
なのでホッとしましたよ。しかし問題は後半、ファンのお母さま・
マリシーユ・ビゼン。単身で敵の本拠地・ロナルディア本国に乗り
込み、クラッサライと対決してます……って、この人は本当に何歳
なんでしょうね?(笑)

 コミック新作の最初は、あさりよしとお「少女探偵・金田はじめ
の事件簿」です。本作品は前にウルトラジャンプで連載されていた
ものですが、今回「最終話描き下ろし」でやっと単行本化された。
しかも集英社からではなく白泉社からの発行です。なぜでしょね?
連載は2000年前後だったんですが、いま見てもぜんぜん絵柄が
変わってないのは不思議です。で内容ですが、主人公「金田はじめ」
は「ぬえ高校」の女子高生探偵。有名な探偵の孫で、推理研究会の
部活で探偵をしているという変わり者。中年の少年探偵や、スケベ
椅子探偵エロキュール・ポルノも登場して、難事件を解決する……
ちゅうか「解決」はしてませんね(笑)。ギャグ作品なので細部は
あまり気にしない方がいいでしょう。
 ところで「ぬえ」の漢字は一般的に「夜鳥」ですけど、本作では
「空鳥」という別字が採用されてます。でもコレ漢字変換表にない
字なので、ウェブで紹介する時にはちょっと困りもの(笑)。

 2作目は、天蓬元帥「ラーメンの鳥・パコちゃん」第1巻です。
本作はコミック・ラッシュで連載中の4コマ漫画。この作者は別誌
「コミック・リュウ」でも4コマ漫画の「ちょいあ!」を連載して
ますけど、黒髪美少女キャラの顔が全く一緒です(笑)。で本作の
内容ですが、主人公・黒神姫子は中学二年生。彼女の部屋にある日
突然、人語を解する謎の鳥が現れ「パコちゃん」と名乗った。遠く
エメラルド星からやってきた怪鳥とのシュールな生活が始まる……
というもの。ギャグ作品なんですけど、口汚いパコちゃんは好味が
分かれるところでしょうね。私個人的にはもっとキレっぷりがよく
てもいいような気がしてますけど、一般の読者はどんなもんなんで
しょうか?

 最後の3作目は、COCO「今日の早川さん」の1〜2巻です。
元はブログ連載の4コマ漫画で、まんまフルカラー単行本化された。
内容は、本オタクな娘さんたちの日常ドラマ。主人公・早川量子は
SFをこよなく愛するSF者。友人の帆掛舟(フネちゃん)は恐怖
物が大好きなホラーマニア。岩波文子は純文学読みで、女子高生の
富士見延流はライトノベルのファン。レア本コレクターは国生寛子
……という、全てのキャラが出版社名をもじった名前をもっている。
解りにくいとこでは、帆掛はその昔創元文庫の背についていた宝船
マークのことで、国生は「国書刊行会」のことですな。
 本オタクにとっては非常に笑える作品で、キャラに親近感を覚え
ますね。これを読めば、オタクの生態がよ〜く解ると思われます。
ただ基本的に日常ドラマなんですけど、フネちゃんだけはちょっと
アレで、旧支配者を召喚したりもしてます(笑)。ちなみに本作の
キャラ達は、ハヤカワ文庫のパンフレットにも採用されてました。
私はそのパンフで知って、二冊同時に購入しましたよ。

351. 貧乏ヒマ無し(2008/9/18)
 先週は散財したと述べたが、買ったDVDもアレなゲームも全く
手付かずのまま、机の上に積んであります(泣)。取りあえず中古
商品の中身を確かめたくらいで、それっきり……これらを観たり、
プレイしたりする時間はいつになったらやってくるのか(泣)。

 で今週は、入手したムック本を2冊ご紹介。最初はHゲーム系で
「ホワイトブレス オフィシャルファンブック」です。本書はあち
こち探してやっと見つけた一冊。元はF&CのHなPCゲームで、
キャラデザ担当の「橋本タカシ(ハッシー)」は、この業界屈指の
人気絵師のひとりだ。前の「Pia・キャロット」の頃からとすると、
もうすっかりベテランですね。絵的には「たかみち」系とでも言い
ましょうか、ほんのりと癒し系です。また付録として、別の絵師が
描いた見開きサイズのポスターが6枚ついている。

 元のゲームの内容は学園物で、受験生が主人公となる恋愛ゲーム。
ひと夏ではなく「ひと冬の経験」というのがミソですね。しかも、
舞台となるのは神奈川県藤沢市。実在する街をロケして背景に取り
込んでしまったという、えらいマニアックなゲーム。確かアニメの
「びんちょうたん」もこのタイプ。本作から現地を訪ね歩く「巡礼」
が流行しはじめました。でも実は私、ゲーム自体やったことがない
んですよ(笑)。絵師につられて買ってしまった一冊。PS2にも
移植されているため、機会があればやってみようと思ってます。

 さて2冊目はマジメな本。新紀元社から出ている「オスプレイ・
メンアットアームズ・シリーズ」の一冊で「中世フランスの軍隊・
1000-1300 軍事大国の源流」です。長いタイトルだな(笑)。この
シリーズは写真やイラスト付きの歴史解説本。前々から出てるのは
知ってたんですけど、本書だけがどこにも無かった。やっと見つけ
ましたよ。
 内容ですが、中世フランス騎士の生活や、軍隊編成の変遷を解説
したもの。この頃は北フランスにカペー朝が興って、南北フランス
全土を支配していく戦乱期にあたっている。まだ甲冑自体が無くて、
騎士は鎖帷子(くさりかたびら)を主体とする騎兵スタイルだった。
次に鉄の小手が登場し、すね・むね・全身の甲冑へと進化していく
過渡期でもある。傭兵や戦術の変化も南北別に解説してあるので、
非常にマニアックですな。本書だけが売れて無くなる、というのも
解る気がしましたね。

 ちなみに、この11〜14世紀ごろという時代は、私が書いてる
創作小説「修道士マルコ」シリーズの舞台でもあるんですな。もう
めっちゃ参考になりましたよ。

〜今週の更新情報〜
「らいぶらり」にコミックの続編が1作、新規に1作追加。

 続巻の1冊は、遠藤海成「まりあ・ほりっく」第3巻です。この
3巻でも主人公の「宮前かなこ」は表紙になれませんでした(笑)。
こりゃこのネタでとことんいじめる気ですな(笑)。今巻の内容は
聖母祭と新キャラ「鼎(かなえ)神父」が登場。相変わらずのドS
ギャグが冴えてます。表紙のメガネっ娘はラストの話で活躍(?)
してましたよ。

 新規の1作は、秋山はる「オクターヴ」第1巻です。本作は月刊
アフタヌーンで連載中のマジメな百合マンガ。主人公・元アイドル
の宮下雪乃は、コインランドリーで出会った岩井節子とHな関係に。
しかし彼女の側には男の影が……元アイドル・ユニットのメンバー
の後日談などもからんで、百合モノ恋愛ドラマが進行していく。
 なんちゅうか、ふつうに恋愛ドラマしてます。題材が百合という
だけです。基本がしっかりしてる感じなので、安心して読めますね。
しかし、アフタヌーンもずいぶんと垢抜けたなぁ(笑)。


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めいん
だべり


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